閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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霊邪城のメンヘラ、猿邪城の科学者 

佐介たちと勇樹たちのプロフェッサー・ペニーを止めるための作戦が開始された

 

 

元凶であるプロフェッサー・ペニーを佐介たちに任せ、残りのメンバーは追加で四か所に出現した城を攻め落とすべく各地に飛んだ

 

 

だが、プロフェッサー・ペニーの言葉が彼らは甘さを物語ることになる

 

 

会津若松城崩壊現場についた光牙たちの前には未来の世界の忍「斬丸」が

 

 

熊本城崩壊現場に到着した紫苑と桜たちの前には未来の世界でヒットマンとして名高いと称される男「ガナー」が立ちはだかる

 

 

未来の技術を駆使するこの凶悪な者たちによって光牙たちと紫苑、桜たちは苦戦を強いられてしまうのだった

 

 

 

 

 

 

 

「姫路城跡地」

 

 

 

光牙や紫苑たちがそれぞれの城にて敵と交戦している中、相馬たちと小森は姫路城を倒壊させて現れた城を壊すべく姫路にやってきていた

 

 

【「「「「っ!!」」」」」】

 

 

「雑魚どもが!私が一気に蹴散らしてやる!はぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

【「「「「「っ!?」」」」」】ビュゥゥゥン!

 

 

押し寄せる敵たちを雅緋が一振りで一掃する

 

 

「ふん、この程度か?造作もないな」

 

 

「さすがだよ雅緋!凛々しいよ!勇ましいよ!!」

 

 

「お…おねえちゃん」アワワ

 

 

敵を一掃していく雅緋の勇ましさに忌夢が感極まった声を上げ、それを横で聞いてる紫は困ったようにしていた

 

 

雑兵たちを雅緋たちが足止めする一方、相馬と小森は…

 

 

「おらぁぁぁ!!」

 

 

シュゥゥン!

 

 

「なっ!?」

 

 

シュィン!

 

 

「っ!」

 

 

「っ!?」

 

 

「相馬!…っ!!」

 

 

前線で空中戦に発展し、相手と交戦している相馬が敵に背後を取られたのを見て小森が高性能の手袋「ハイパークラフト手袋」から精製した武器を投げつける

 

 

「っ!」スッ!

 

 

「なっ!?」

 

 

「っ!!」ブォン!

 

 

「ぐあぁぁぁっ!!」ドゴォォォン!

 

 

しかし敵は直撃をぎりぎりでかわしそのまま相馬に一撃を浴びせる

 

 

「いててて…」

 

 

「相馬、大丈夫?」

 

 

「あっ、あぁ…なんとかな」

 

 

急ぎ小森が相馬のもとに駆け付ける

 

 

幸い大したダメージではなかった

 

 

「ひ、ひひ、…ひひひひひ…」

 

 

「「っ!」」

 

 

「じゃ、邪魔が入ってしまったわ。も、もう少しだったのに」

 

 

小森が相馬のもとに駆け寄ってすぐに2人のもとに現れたのはボサボサした髪に不敵な笑みを浮かべる女性だった

 

 

「な、なんなんだよあいつ?パンチを食らわせようと思ったらすり抜けるは背後を取られるわ…てかなんだかすんげぇやな感じがするんですけど?」

 

 

「…にひっ♪」

 

 

「ひっ!?」ビクッ

 

 

気味悪がりながら相馬が彼女について話していると彼女も彼女でさらに不敵な笑みを浮かべるので怖さ倍増だった

 

 

「気を付けて、あいつ相当ヤバい奴だよ」

 

 

「どういうことだよ?」

 

 

「奴の名は「ネロフィア」ボクたちの世界では自分が気に入った男を何人も拉致、監禁、殺害などして死体となった男に愛情を持つという特殊性癖の持ち主、いわゆる「ネクロフィリア」なんだ」

 

 

「…えっ?な、なんじゃそりゃ!?」

 

 

にわかに信じられないという顔を相馬がしていると

 

 

「じゃ、邪魔をするな小娘。わ、わたしは早くその男を殺して、お、思う存分愛でるんだから…うへっ、うへへへ」

 

 

「…」ゾワゾワゾワ

 

 

彼女の発言からしてさっきの話が真実であることを確信した

 

 

「さ、さぁ、おとなしく、わ、わたしのコレクションの仲間入りをしろー!!」

 

 

「お、お断りだ!いくぜアオ!「双・転身」!!」

 

 

迫りくるネロフィアに対してヴァイザーに巻物をセットした瞬間、相馬の体が光り、ネロフィアの攻撃をかわす

 

 

一瞬、何が起こったのかわからずにいたネロフィアが視線を戻すと

 

 

「まったく、未来の世界にはとんだ厄介な奴がいるんだな」

 

 

「正直ドン引きだよ俺」アセアセ

 

 

「えっ?…そ、相馬が2人に!?」

 

 

「俺は蒼馬だ。ともかくその話は後にしろ、今はこいつを倒すぞ」

 

 

蒼馬が先頭に立ち、2人に指示を出し、それを受けた相馬と小森もまたネロフィアを迎え撃つべく構える

 

 

「うひ、うひひ、ま、まさか2人になるなんて…いい、すごくいい…じゃあ2人ともわたしが愛でてあげる!!」

 

 

「そんなの」

 

 

「絶対」

 

 

「「遠慮する!!」」

 

 

向かってくるネロフィアと蒼馬、相馬、小森の三人が迎え撃つのだった

 

 

 

 

 

 

「名古屋城跡地」

 

 

 

相馬たちがネロフィアと戦闘を繰り広げている中、4つの城の最後の一城である名古屋城を倒壊させて現れた城のもとに向かった陽、伊江、そして叢、両姉妹は…

 

 

 

「ちょ、ちょっと何なのよこの城は!?」

 

 

「まさかこんなだとは!?」

 

 

城に乗り込んで早々に両備と叢は襲い掛かる敵に手を焼いていた

 

 

…というのも両備たちが相手にしているのは他の城にいた亜の兵隊ではなかった

 

 

「ウッキー!」

 

 

「「「ウキウキ~!!」」」

 

 

「なんでこの城こんなにサルばっかりいるのよ!?」

 

 

「まったくちょこまかとうっとおしい!」

 

 

両備たちを苦戦させているのは城を訪れるや否やどこからともなく現れた無数のメカメカしいアーマーをつけたサルたちだったのだ

 

 

必携なしに襲い掛かるサルたちにほとほとに手を焼いていた

 

 

「はう~ん!」

 

 

「両奈?どうしたの両奈!?」

 

 

「見、見て両備ちゃ~ん、両奈ちゃんお猿さんにセクハラされちゃってるの~」

 

 

「なに阿保やってんのよあんたは!?」

 

 

サルの襲撃が止まないまま、両奈がサルたちに捕らえられ、いろいろされそうになっていた

 

 

「ウッキキ~!」

 

 

「なっ、しまった!?」

 

 

「っ!?」

 

 

その隙を突かれた両備と叢にサルたちが襲い掛かる

 

 

「このっ!離せ!「ウキッキ~!」な、ななななな、何をするんですか!?おおおお、お面を返して!?」

 

 

抵抗を試みるも一匹のサルにお面を取られ、抵抗力が弱まってしまい、あっという間に拘束されてしまう

 

 

「叢!この!ちょ、離しなさいよこのサル!」

 

 

「ウッキー!」ムニュ

 

 

「んな!?」

 

 

必死にもがこうとする中、サルが両備の胸を鷲掴みする

 

 

「ちょ、ど、どこ触って!?」

 

 

「ウッキ~…ウキッ?」

 

 

だが、数回の後胸を掴むサルの手が止まる

 

 

「ウキッ?ウキッキ?」

 

 

「ハァ~…ウッキウッキ」

 

 

「ウキッ!?…ウゥゥ~」ヒク~

 

 

「っ?…っ!」

 

 

何やらサルたちだけの会話があったようだが何を言ってるのかは人にはわからない、だがこの時両備は察してしまったのだ。サルたちが何を言っているのか直感して

 

 

「…す」

 

 

「「ウキッ?」」

 

 

「クソザル共ぶっころぉぉぉす!!」

 

 

突然の怒りの声と得体の知れない気迫によって彼女が拘束から解放された

 

 

「絶・秘伝忍法!」

 

 

直後、怒りの炎をバックに両備が絶・秘伝忍法を発動させる

 

 

「死にさらせ!【メヌエット・ミサイル】!!」

 

 

「「「「「ウッキ~~~!!????」」」」」

 

 

「お前ら全員、八つ裂きじゃぁぁあぁぁ!!」

 

 

両備の怒りの必殺技がサルたちを蹴散らしていった

 

 

 

 

 

一方、その様子は少し離れたところから見ていた陽たちも確認できていた

 

 

「す、すごい…というか両備さんなんか怖いんだけど?」

 

 

向こう側で暴れ狂う両備に陽は少し恐怖を覚えた

 

 

「おい陽、よそ見してる暇ねぇぞ。集中しろ!」

 

 

「ご、ごめん…っ!」

 

 

伊江に喝を入れられ、陽が再び視線を戻す

 

 

そして2人が向く視線の先には一人の人物がいた

 

 

「ウ~キキキキ、随分と派手に暴れているなあのお嬢さん、我輩の眷属たちを痛めつけ追ってからに許せんでモンキ~?」

 

 

2人の視線の先には人の言葉をしゃべるサル?…否、サルのような外見をした少々小さい形の男がいた

 

 

「陽、こいつって?」

 

 

「うん、間違いない」

 

 

伊江のアイコンタクトに陽も反応した

 

 

「これで納得がいきました。いくらかの大悪党プロフェッサー・ペニーであろうと一人でこんなことはできない、誰かバックについている者がいるとは思ってましたが、やはりあなたでしたか「Dr.SARU」!」

 

 

「ウキキキ、今更たどり着いたところでもうすでに遅いわ小僧ども」

 

 

「なぜあなたがプロフェッサー・ペニーの計画に賛同しているんですか?しかもさっき他のみんなからも報告が来ました。あなた以外にも名だたる悪党どもが他の城に配置されてるとか…普段手を組むことがないあなたたちがなぜ?」

 

 

陽たちが驚くのも無理はない、実は斬丸もガナーもネロフィアも元の世界では徒党を組むなんてことはしなかった

 

 

それどころか自分たちの手柄を横取りする輩は同じ悪党でも容赦しないほどの関係であるのにもかかわらずこの事件に関してはこうである

 

 

疑問を持たぬほうが不思議だった

 

 

「ウキキキ、知りたいか…答えは簡単、我輩が奴らを操っているからだっキ!」

 

 

「操ってるだと?」

 

 

「そう、わしの発明した試作のマインドコントロール装置を取り付けたのよ。結果は上々だったがな。効果は絶大であり、装置をつけられたものはその自覚すら感じず尚且つ命令に忠実に従うというすぐれものなんだモンキー!」

 

 

「…でもそれとあなたがプロフェッサー・ペニーに協力しているこの話とは関係ありませんよね?」

 

 

確かに今の話だけでは彼とプロフェッサー・ペニーとのかかわりに説明がつかなかった

 

 

「この装置を完成させる前に一度あ奴が我輩のところにやってきてこの計画の話を持ち掛け、我輩は支配後の世界の半分の実権を握らせることを条件にその誘いを受け、こうして今に至るんだモンキ」

 

 

「…私利私欲のために過去を塗り替えようとするなんて!」

 

 

「やっぱてめぇらどいつもこいつも腐ってやがるぜ!」

 

 

Dr.SARUの言葉に陽と伊江が怒りを見せる

 

 

「ふん、ならばどうするんだっキ~?」

 

 

「オレたちがお前ら全員ぶっ飛ばす!」

 

 

「そしてこの馬鹿げた計画を止めます!」

 

 

「ウキキキ。やれるもんならやってみろキッ!」

 

 

SARUが叫ぶとともに白衣をひらりと舞い上がらせると同時に光が差し

 

 

次の瞬間2人の前に現れたのはバナナをモチーフにしたマジックアームや走行をまとったマシーンを従えるSARUだった

 

 

「さぁ、かかってこいっキー!」

 

 

「陽!」

 

 

「うん、行くよ伊江!」

 

 

「あぁ!!」

 

 

それに臆することなく2人はSARUに戦いを挑むのだった

 

 

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