佐介たち忍、勇樹たちI・S・A・Bの活躍によって追い込まれたプロフェッサー・ペニーたちは最終手段として五つの城を合体させた超巨大ロボ「キングペニー」を完成させ圧倒的な力でねじ伏せようと襲い掛かる
だが、そんな暴力に屈する彼らではなく、反撃の狼煙を上げるかの如く勇樹たちが一か八かの賭けを成功させ未来から専用機を呼び寄せ
キングペニーに対抗するべく5機のメカを合体させた巨大ロボ「ウォンダー」を完成させた
二体の巨大ロボの対決が今まさに繰り広げられるのだった
佐介たちが見守る中、科学戦士ウォンダーに乗った勇樹たちがプロフェッサー・ペニーらが操るキングペニーと向かい合う
「ぬへへへ、いくらお前たちが合体しようと俺様には勝てん!!」
先生を仕掛けるべくキングペニーが迫りくる
「いくぜみんな!」
「「「「おー!」」」」
対する勇樹たちもウォンダーを操り、キングペニーと対峙する
「そりゃっ!」
バシン!
「ギャハハハ!!」
バコーン!!
「「「「「うわぁぁぁ(きゃぁぁぁ)!!」」」」」
だが、戦闘が始まり交戦が繰り広げられる中、キングペニーがウォンダーを圧倒していった
「つ、強いです」
「弱音吐くな!ここから巻き返すぞ!」
「そうだ。負けてたまるか!!」
劣勢だろうとあきらめるわけにはいかない、勇樹たちは自分たちに発破をかけ、再び相対する
「ほう、まだ立つか?」
「ここからは俺たちの番だ!!」
反撃開始と言わんばかりに全員が構える
「いっけー!【ミラクル・ライトビーム】!」
ビュィィィィ!!
胸部のペリカンメカの目から交戦が発射される
「ふん、効かんわそんなもの!」
しかしキングペニーの装甲には意味をなさない
「そんな」
「だったらこれだ【メガトンパンチ】!!」
ビームがだめならと接近して鉄の拳から繰り広げられるパンチを披露する
「だったらこっちも!【スクリュー・フィスト】!!」
バシン!
「ぐっ!?こいつ!?」
今度は拳を乱回転させたキングペニーの拳がウォンダーの拳を弾き飛ばしそのままダメージを与える
「だったらこれで!【サンダーソード】!」
負けじと雷を帯びた剣を使い、繰り出す
「甘いわ!!」
プロフェッサー・ペニーも右手の斬邪城を刀に変えて応戦する
キン、キンキン!カキィィン!
「そ、そんな!?」
「ぬへぇ…ふぅん!!」
「「「「「うわぁぁぁ(いやぁぁ)!!」」」」」
しかし剣劇もプロフェッサー・ペニーが勝り、そのまま追撃が繰り出された
「こいつで止めだ!」
ここでプロフェッサー・ペニーが銃邪城を砲台に変えてウォンダーを狙う
「まずい!【サンライト・シールド】!!」
バシュゥゥゥン!!
「「「「「ぐぅぅぅぅ!!??」」」」」ジジジジ
「悪あがきもここまでよ!」
バリィィィン!ボバァァン!
「「「「「ぬぁぁぁ(くぅぅぅぅ)!!??」」」」」
ドスゥゥゥン!
「勇樹くん!?」
銃邪城から放たれた砲撃がシールドを破壊してウォンダーを吹き飛ばす
ウォンダーは地に倒れた
「く、くそぉ~!?」
「わ、わたしたちの攻撃が全く通じない」
「ど、どうすんだよ?」
「も、もう打つ手が」
ことごとく攻撃を無力化され、返り討ちにあってもはや皆の士気はだだ下がり待ったなしだった
「ぬふふふ」
その様子を見てプロフェッサー・ペニーがあざ笑う
「…っ!」
「佐介、何をする気だ?」
「決まってます。勇樹君たちを助けに行くんです!」
「助けに行くって言っても闇雲に行っても無駄だぜ?」
確かに巨大ロボの合戦に割って入るのは危険が伴う
さらにはここまでの戦闘で皆も消耗していた
「ですがこのままでは勇樹くんたちが危ないんですよ!…彼らは命を懸けて自分たちの世界と僕らの世界を守ろうと頑張ってくれてるんです。そんな彼らをこのまま見殺しには出来ません」
「…佐介くん」
勇樹たちを助けたいという佐介の想いが皆の胸に響く
「…ふん、お前らしいな」
「ですね。…なら僕らもここで見てるだけではいけませんね」
「あぁ、っしゃぁ!いっちょやってやるか!」
「光牙くん、紫苑さん、相馬くん」
そして他の三人もまた佐介の想いに応えるべく立ち上がる
「お前たちここを頼む」
「ここは僕らがいきます」
「あとのことは任せたぜ!」
「皆さん…行ってきます」
佐介たちは仲間たちにそう伝えると一斉に倒れたウォンダーに飛び乗った
「勇樹くん!」
「佐介!?それにみんなも!?」
コックピットに現れた佐介たちに勇樹たちも驚く
「僕らも戦います。一緒にやりましょう!」
「佐介…ありがとう」
勇樹らの了承を経て佐介たちが空いているスペースに立つ
「何をしようと無駄なことだ。世界は俺様のものよ!!」
再び立ち上がるウォンダーを見てキングペニーが襲い掛かる
「来たぞ!」
『「っ!」』
襲い掛かるキングペニーとの交戦が再開される
「そらそらそら!!」
だが、やはりキングペニーの猛攻は凄まじいものだった
一気にウォンダーをねじ伏せにかかる
「く、くそぉ!」
「やっぱり力が違いすぎるのか!?」
キングペニーの猛攻の前に成すすべがないと絶望感に襲われる
「負けない、僕らは負けられない!」
「佐介?」
「今も未来も…僕らが守らなきゃいけないんだ!だから、絶対にあきらめない!」
そう短歌を切った瞬間、佐介がウォンダーに気を注ぎ込む
「はぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「…紫苑、相馬、俺たちもやるぞ!」
「はい!」
「おう!アオも手伝ってくれ!」
『言われずともやるさ!』
佐介に続くように光牙、紫苑、そして相馬と蒼馬がありったけの自分たちの力をウォンダーに注ぎ込む
「うわっ、なにこれ?こんな数値見たことないよ!?」
「うぉぉ!力がみなぎってくるみてぇだ!」
「これがこの人たちの力なの?」
「すごすぎなんですけど」
エネルギーが急激に上がってきたことに驚きを隠せない陽たち
「…お前ら、恩に着るぜ!やるぜみんな!」
「「「「っ!」」」」
4人の想いを受け取った勇樹たちの士気は最高潮に高まった
「これで…止めだ!!」
刹那、止めだを刺さんとするプロフェッサー・ペニーが攻撃を繰り出す
ガキィィィン!
「……ぬぁ!?」
だが、渾身の一撃はウォンダーの防御で防がれていた
「いっくぜー!!」
パシン!バキン!ドゴォォン!
「ぐぉっふぉ!?」
刀を弾き飛ばし、そこから一気呵成のラッシュが繰り出され、キングペニーを追い詰めていく
「な、なんだこの力は!?さっきまでとはまるで違う!?」
「当然さ。なんたって今のウォンダーには俺たちだけじゃなく佐介たちの想いも力も詰まってる。そう容易くやられたりなんかしねぇんだよ!!」
一気にラッシュは加速し、優勢だったキングペニーはあっという間に劣勢に立たされる
「お、おのれ、おのれおのれ!…こうなったら最終の手段だ!!」
怒り狂ったプロフェッサー・ペニーが最終兵器を発動させた
腹部部分がスライドし、中から巨大な大砲が出現する
『「っ!?」』
「ぬふふふ、この超絶破壊砲台「邪城砲」でお前らを木っ端みじんにしてやるぜ!」
その言葉を皮切りに砲塔にエネルギーがチャージされていく
「ど、どうしよう!防ごうにももうシールドがない!」
「このままじゃ!?」
万事休すな状況が押し寄せる
「諦めるな!佐介たちの頑張りで俺たちはここまでできたんだ!その思いを無下にすることはできない!何としてもここで奴を止める!」
「で、でもどうやって!?」
止めようにも手立てがないと陽が訴える
「それなら任せろ。残った俺たちの力を最後の一撃に注ぎ込む。こいつで奴を倒すんだ!」
「光牙…わかった。頼む!」
「聞いたなお前ら、やるぞ!」
「「「はい(おう)!」」」
光牙の言葉で全員が気を最大限まで最後の大技に注ぎ込む
「「「「はぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」」
「いくぜみんな!」
「「「「っ!」」」」
意を決し、ウォンダーが必殺の一撃を繰り出すべく構える
「死ねぇ!【邪城砲】発射ぁぁぁぁ!!」
ビュィィィィン!
ウォンダー目がけてプロフェッサー・ペニーの邪城砲が放たれた
「現未合撃!」
『「【Right now・Future・Stream】!!」』
邪城砲が迫り来た瞬間、ウォンダーから放たれた必殺の光線がぶつかり合う
ビュリリリリリ!!
「ぐ、ぐぅぅぅぅ!!」
『「はぁぁぁぁぁぁぁ!!」』
互いの光線が火花を散らし、押し合う
「負けない、僕たちは負けない!」
「たとえこの身がボロボロになっても!負けられないんだーーー!!」
『「いけぇぇぇぇぇぇ!!」』
佐介、勇樹、そして皆の想いが力に変わる
ググググ…ギュィン!
ビュォォォォン!!
最後の一撃が邪城砲の光線をかき消し、キングペニーの装甲を貫いた
「そ、そんな…俺様が…負け、うっそだぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
ジジジジ…ボバァァァァァァン!
プロフェッサー・ペニーの断末魔とともにキングペニーは怒号とともに大爆発し、崩れ去ったのだった
「か、勝った…佐介くんたちが勝った!!」
『「うぉぉぉぉ!!」』
勝利を勝ち取ったことで皆が歓喜に打ち震える
「やった~!勝ったんだ!」
「オレたちにかかればこんなもんだっての!」
ウォンダー内も皆が勝利に浸る
「はぁ…はぁ…はぁ…、や、やった」
「佐介」
「…勇樹くん」
「ありがとな。お前らのおかげだ」
2人は互いをたたえ合い拳を合わせるのだった
『…まずは無事に事態が収拾できたようで何よりね。でも、帰ったらわかってるわね?』
「「「「「は、はい」」」」」
あの後、プロフェッサー・ペニーらを倒した勇樹たちは赤城に連絡を取り、事態を収めたことを褒められるとともに命令を無視したことをとがめられていた
『ちょっと赤城さん、私にも話させてください…勇樹くん、それにみなさん』
「あ、百合子さん」
直後、通信に割り込んできたのは今回別行動中だった百合子と他の面々だった
『みなさんお疲れ様です。大変でしたわね?』
「えぇ、まぁ」
『それで事態のほうは収まりそうですの?』
「それなら問題ありません。ちょうど今、赤城さんが送ってくれたリセットボタンで街も元に戻しましたし人々からも記憶を消したんでこれ以上騒がれることはないです」
こちらに向かうことができないため、代わりにリセットボタンで街を復元し、人々からの記憶も消した
『百合子、そろそろいいかしら…ともかく、用が済んだことだし早く帰ってきなさい、戻ったらお説教です』
「そ、それは勘弁してほしいな~」汗
『ともかく帰ってらっしゃい…待ってるわよ。以上』
その言葉を最後に通信は途絶えた
「…さて、帰るか」
「でも残念だよ。今回はリセットボタンの影響で佐介さんたちも記憶をリセットしちゃったんだから」
「あぁ、そうだな」
リセットボタンの影響は佐介たちにも及んでおり、今回のみならず勇樹たちに関わる全ての記憶がリセットされてしまったのだ
「だが仕方ないことだ。あまり未来の世界のことを知られるのはよくないからな」
「…うん」
「元気出せって陽、あいつらはあいつらで頑張っていくんだからオレたちも負けじと頑張っていかなきゃだしよ」
「…伊江。そうだね」
落ち込みごみの陽に伊江が励ましの言葉をのべる
「さぁみんな、ボクらの世界に帰ろう!」
「「「「あぁ(うん)」」」」
全員が乗り込み、タイムマシンが起動し、未来に設定を決める
「(じゃあな佐介。元気でな)」
勇樹は心の中でささやく
「…うん?」
「どうしたの?佐介くん?」
「いや、誰かが僕を呼んだ気がしたもんで」
「…ふふっ、変な佐介くん。ほら、早く学校行こう。急がなきゃ遅刻しちゃうよ」
飛鳥が手を取り、学校に向かって佐介と駆け出すのだった
「座標設定完了、未来の世界にタイムワープ!」
次元の扉を発生させ、勇樹たちはタイムマシンで未来に戻っていった
その直後、別のタイムマシンが次元の扉に向かっていた
「おいお前らグズグズするな!帰ればくなっちまうぞ!」
「何を偉そうに!もとはといえばお前が我輩たちを!」
「そんな言い争いをしてる場合ではない!」
「左様、タイムワープが出来ん以上、あの扉を逃せば拙者たちは帰れなくなる!早くするでござる!?」
タイムワープ機能を失ったタイムマシンの中にはぎゅうぎゅう詰めのプロフェッサー・ペニーたちが乗っていた
「ちょ、ちょっと…押さないでよ!」
「うわっと!?」
「いたっ!」
「…あっ」
そんな時、押し合いの中、とあるものがマシンの外に
「ぬぁぁぁ!!??我輩の次元接続装置がぁぁ!?今すぐ戻る!」
「まてまてまて!どうせ壊れちまったんだからほっとけ!それよりも今は!」
「なにを~!あれを作るのに我輩がどれほど苦労したかもしれないで!ともかく戻る!」
「「「「させるかー!!」」」」
機内は荒れに荒れながらもなんとか次元の扉の中に入り、直後しまった
「あぁ~…わ、我輩の最高傑作が…」
「…ぬへへへ、これで終わったと思うなよI・S・A・B。俺様の野望はこんなことで潰えはいないのだー!あ~っはっはっは~~!!!」
プロフェッサー・ペニー、及び4人のヴィランの野望は止まることを知らないのだった
ヒュゥゥゥ~!!
プロフェッサー・ペニーらのタイムマシンから落下した装置が真っ逆さまに落ちていく
地面に落下した瞬間、衝撃を受けた影響なのか壊れていたはずの装置が起動してしまう
ギュィィィィン!!
刹那、ワームホールが開いたのだった