閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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分断の結界陣 

里から都会に遊びにやってきた夕焼たち遠野天狗ノ忍衆たちと

 

 

那智より案内役を頼まれて合流した佐介を加えた6人で一緒に都会を回ることになった

 

 

佐介の案内によって里にはない都会の魅力などを満喫し、意気揚々としていた一行

 

 

だが、そんな彼女たちのつかの間の一時を邪魔するかのように突如として現れたのは

 

 

かつて里を去った那智の義理の姉である瑠璃奈だった

 

 

瑠璃奈の登場によって場の空気は一気に張り詰めたものとなり、一同に緊張が走る

 

 

ピリピリとした状況の中で那智が瑠璃奈になぜ自分たちの前に現れたのかその理由を問う

 

 

それに対して那智は自分がここに来た目的が夕焼であり

 

 

正確には夕焼の中に眠る妖魔であることを告げる

 

 

夕焼がその身に妖魔を宿していることを聞かされて

 

 

那智以外である当の本人である夕焼を含めた一同はその事実聞かされて驚いていた

 

 

驚きを隠せない一同を他所に瑠璃奈は話しを切り上げ、本来である目的を果たすことを宣告し佐介たちとの一触即発の事態に突入しようとしていた

 

 

 

 

 

 

夕焼を瑠璃奈から守るため、佐介たちは彼女がどんな手で来るのかを警戒していた

 

 

「さぁ、夕焼を渡してもらうぞ…」パチン

 

 

行動を開始せんとする瑠璃奈が指を鳴らす

 

 

ズゥゥゥゥゥゥゥン…!

 

 

「「「「「「っ!?」」」」」」

 

 

すると空間に歪みが生じだした

 

 

「これは?」

 

 

「まさか忍結界!?」

 

 

この状況を見るに自分たちが忍結界に入ったことを理解する

 

 

 

シュンシュンシュン!

 

 

 

「「「「「「っ!?」」」」」」

 

 

さらに次の瞬間、佐介たちを囲むかのように複数の忍の軍勢が現れた

 

 

「こ、これは!?」

 

 

「…っ、~~~っ!!」シャキン!

 

 

「ぐっ!?」

 

 

結界の発生と同時に現れた忍たちがすかさず佐介たちに攻撃を仕掛け、あっという間に事態は臨戦状態に突入した

 

 

「っ!!」

 

 

「ふっ!たあっ!」

 

 

「くそっ、なんなんだよこいつら!?」

 

 

いきなりの襲撃に驚きを隠せずにいた

 

 

「わかりませんがともかく今はこの人たちを何とかするのが先決です!」

 

 

佐介が敵からの攻撃をかわしつつも懐から巻物を手にする

 

 

さらに遠野天狗ノ忍衆の面々も後に続くように巻物を取り出す

 

 

「忍、転身!!」

 

 

「「「「「忍、転身!!」」」」」

 

 

開合を唱えると同時に巻物が佐介たちを包み込む

 

 

そして次の瞬間に現れたのは忍装束を身にまとった佐介たちと夕焼たちの姿だった

 

 

「しゃあ、反撃開始だぜ!」

 

 

ちょ、先走ってんじゃないわよ九魅!」

 

 

反撃開始と言わんばかりに九魅が先んじて先頭を行く追って深里も駆け出す

 

 

「おらっ!」

 

 

「やぁっ!」

 

 

そして2人が一斉に攻撃を繰り出していった

 

 

「いきますよ〜!えぇい!」

 

 

2人の後に続くように牛丸も自身の持つムチをしならせ相手を蹴散らして行く

 

 

各々が戦闘を開始する中、夕焼と那智の前には瑠璃奈が立ちはだかる

 

 

「ふふふっ」

 

 

「瑠璃奈義姉さん」

 

 

「那智さん。離れてください…」

 

 

「夕焼さん」

 

 

瑠璃奈と向かい合いながら夕焼は意を決したように刀を抜く

 

 

「…しゃあ!いくぜ!」

 

 

刹那、夕焼が豹変を果たし、好戦的になった

 

 

「現れたか…さぁ、今のお前の力をわらわに見せてみよ」

 

 

「へっ、余裕かましやがって、後で後悔したっておせぇぞ!」

 

 

言葉を終えると同時に夕焼は瑠璃奈目掛けて勢いよく走り出した

 

 

大した瑠璃奈は夕焼が迫りきているというのにその場から動く気配を見せないでいた

 

 

「はっ!どりゃぁぁぁあ!!」

 

 

間合いに入った夕焼が瑠璃奈に二刀の刀を振り下ろす

 

 

 

カキィィィイン!

 

 

 

次の瞬間、何故か金属音と金属音のぶつかり合う音が

 

 

「…なっ、なに!?」

 

 

「ふっ、たかがこれしきのことでわらわの首をとれるとでも?」

 

 

夕焼がハッとなった先には瑠璃奈が自分と同じように二刀の剣を両手に携えて先の攻撃を防いでいる姿だった

 

 

「っ、ふっ!」

 

 

「ぐあっ!?」

 

 

気を取られいる隙を突くように瑠璃奈が体当たりで夕焼を吹き飛ばす

 

 

「夕焼さん!大丈夫?」

 

 

「ぐっ、や、やろぉ!」

 

 

不意打ちを喰らわされ、夕焼は怒りに震える

 

 

「慌てるな。お前たちには特別な趣向を用意してある。……出番だぞ!」

 

 

意味深なことをいい、不適な笑みを浮かべながら瑠璃奈が声を高らかに叫ぶ

 

 

シュンシュンシュンシュン!

 

 

「「っ!?」」

 

 

その言葉に応じるかのように先の手下とは少し違う感じの4人の手下たちが瑠璃奈と夕焼と那智の四方を囲むかのように現れた

 

 

「やれ」

 

 

「「「「御意!」」」」

 

 

「「っ!?」」

 

 

瑠璃奈の命令を受けた4人が一斉に行動を開始した

 

 

「「「「忍結界!」」」」

 

 

ズゥゥゥゥン!

 

 

「な、なに!?」

 

 

「これは!?」

 

 

「…ふっ」

 

 

一瞬の合間に4人の手下たちが発生させた忍結界によって瑠璃奈と共に夕焼と那智は閉じ込められてしまった

 

 

「夕焼さん!那智さん!」

 

 

「そんな!?」

 

 

「ゆーちゃん!?」

 

 

「ちくしょう!やられた!?」

 

 

雑兵に手間取っている隙にまんまと分断されてしまった

 

 

「早く2人を助けないと!てい!やぁっ!」

 

 

結界に閉じ込められてしまった2人を助けなければと佐介は雑兵たちを蹴散らし、急ぎ結界の元に向かおうとする

 

 

「…っ!?」

 

 

ブオン!ドゴォォォォン!!

 

 

「佐介さん!?」

 

 

「「っ!?」」

 

 

しかし、そんな佐介の行手を阻むかのように突如、どこからともなく攻撃を仕掛けられ

 

 

発生した衝撃によって佐介は後方に後退した

 

 

「佐介さん。大丈夫ですか?」

 

 

「えぇ、なんとか…」

 

 

とりあえず佐介に怪我がないことに安堵した一同は目の前の方に視線を向ける

 

 

「おー、なかなか見事な回避術でごわすな?仕留められなかったとは驚きでごわす」

 

 

前方の視界に広がる土煙の向こうから独特な訛り声が聞こえる

 

 

やがて土煙が晴れていき、徐々にその姿が現になっていく

 

 

そうして佐介たちの前に現れたのは先の雑兵たちとは明らかに違い、強い力を感じられる3人の人物たちがいた

 

 

「お前ら、何者だ?」

 

 

「私たちは瑠璃奈様の親衛隊さ」

 

 

「瑠璃奈様は今大事な用の真っ最中。邪魔をされては困るのでね」

 

 

「げへへへ。悪いがここで足止めをさせてもらうぜ」

 

 

現れた3人衆は瑠璃奈の目的を邪魔しようとする佐介たちを排除することだと告げる

 

 

「上等だ!やれるもんならやってみやがれ!!」

 

 

「息のいいお嬢ちゃんだね!かかってきな!」

 

 

「余裕かましやがって!公開すんじゃねぇぞ!!」

 

 

九魅は尻尾から手繰り寄せた槍を手に突っ込む

 

 

「ふん!!」

 

 

 

カキィィィン!!

 

 

 

「な、なに!?」

 

 

しかしそんな九魅の攻撃を相手である女性が簡単に防ぐ

 

 

「くそっ!?」

 

 

「なんだい?この程度かい?もっと本気で来てほしいわね!」

 

 

「何だと!?」

 

 

「そら、今度はこっちから行くわよ!伸びろ、突槍!!」

 

 

 

ジュイィィィィィィン!!

 

 

 

「ぐぅぅ、ぬあぁぁぁぁ!?」

 

 

「九魅!?」

 

 

 

刀身の伸びる槍の一撃によって九魅は遠くまで吹き飛んだ

 

 

 

「他愛ないね!」

 

 

「「ぬふふふふ」」

 

 

槍使いに吹き飛ばされた九魅を見て他の3人もせせら笑う

 

 

「よくもやったわね!許さない!」

 

 

九魅を痛めつける奴らに深里は怒りを覚え、突っかかる

 

 

「今度はおいらが相手だ!」

 

 

「こいっ!」

 

 

深里の前に立ちはだかるのは背の小さい中年の男

 

 

その手には鎖鎌が装備されていた

 

 

「食らえ!」

 

 

先手を打つべく深里が風を巻き起こし、それを吹き付ける

 

 

「なかなかの風圧だな!…だが、キェェェェイ!!」

 

 

小人男が鎖鎌を投げつけ、深里を攻撃する

 

 

「そんなもの!」

 

 

迫りくる鎖鎌を見て深里は風を巻き起こし、これを防ぐ

 

 

「ちっ、やるじゃねぇか!」

 

 

「伊達に天才軍師を自称してないっての!」

 

 

 

攻撃をかわしてしてやったりというかのように深里は断言する

 

 

「だったら…がぶっ!」バリッ!

 

 

「ちょ、なにを!?」

 

 

「武器を食べた!?」

 

 

いきなり小人男が信じられないことをしたことに佐介たちは驚く

 

 

「ケハハハ、こいつがこの武器の力よ。そんでもってこいつを食らいな!!」

 

 

「っ!?」

 

 

武器を食べたということに気を取られている隙に

 

 

小人男が手のひらから刃物を生成し、それを放つ

 

 

「ぐっ!?あぁぁ!?」

 

 

「深里さん!?」

 

 

完全に意表を突かれ、深里も傷をおってしまう

 

 

「よそ見をしちゃいかんでごわす!!」

 

 

「っ!?」

 

 

「牛丸さん!」

 

 

 

バッ!! ドゴォォォォン!!

 

 

 

「危なかった…大丈夫牛丸さん?」

 

 

 

「はい、助かりました」

 

 

 

間一髪のところで牛丸を救うことに佐介は成功した

 

 

「…っ!?」

 

 

無事を確認し、再び視線を戻すと先ほど大男が繰り出した衝撃波が放たれた個所には壁が生成されていた

 

 

「見たでごわすか、これがおいどんたちの力でごわす」

 

 

3人は自分たちの力を誇示するようにそう言い放つ

 

 

「…厄介な」

 

 

手ごわい相手の登場に佐介たちは打つ手はあるのか?

 

 

そして結界に囚われてしまった夕焼と那智はどうなっているのか?

 

 

予期せぬ事態に焦りを覚える佐介たちだった

 

 

 

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