まぁ、感の言い方は気づいちゃいますよねw…いや、そうでなくても分かっちゃうかw私の作品風にリ・イマジネーションしてるからオマージュ感パナイもんねw
既にある程度は流れを知ってると思いますが暖かく見守ってくれると幸いです
では本編をどうぞ
謎の忍たちの襲撃によって琴羽を取り逃がしてしまった紫苑たちは月閃女学館に戻ってきていた
「…どうにもやるせませんね」
「わしらが目くらましを食らっている最中にそのようなことが」
「…うん」
あのあと、紫苑から詳しい話しを聞いた雪泉たちは追っていた抜忍たちが琴羽を除き全員死亡したことを聴かされる
雪泉たちは目前まで迫っていたのにまんまと目くらましをくらい取り逃がしてしまったがために琴羽以外の抜忍たちはどこからともなく現れた謎の集団の手にかけられてしまったのだから
「でも本当に何なんだろうね紫苑ちんが出くわしたっていうそいつ?」
「うん。僕もそこが気がかりなんだ」
突如として現れ、琴羽を含む抜忍たちを襲い、彼女以外はその襲撃によって殺されてしまった
紫苑が乱入した際には深追いはせず、その場を去るという徹底ぶりも見せていた
はたしてあの襲撃者は何者なのか、紫苑たちの謎は深まるばかりだった
「みんな~~!!」
「「「っ?」」」
「あれ?みのりちんにむらっち?」
そんな中、美野里と叢が少々慌てた様子で駆けつけてきた
「どうしたの2人とも?そんなに慌てて?」
「実は、来客が来たようなのだ」
「来客?」
「うん、今、入口の方で待ってるみたいだよ?」
美野里と叢の話に困惑の顔を浮かべる
「こんな時に来客とはどういうことなのでしょうか?」
「わからない、とりあえず一度会ってみるよしよう」
話しの真意を確かめるべく紫苑は来客が待っているという入口の方に向かうのだった
しばらく待っていると紫苑が戻ってきた
「おかえりなさい紫苑、それで来客とは誰だったの…ですか?」
訪ねようとした雪泉の口が徐々に固まる
理由は紫苑の後ろから見慣れない人たちがついてきたからだ
「こちらが私の仲間で同じく選抜メンバーの面々です」
「ほう、なるほど。そうですか」
紫苑が男たちに雪泉たちを紹介する
「…紫苑、こちらの方たちは?」
「うん、この人たちは」
「大丈夫大丈夫、自己紹介は自分たちでしますから」
自分たちで名乗るといい紫苑が紹介しようとするのを止めると男はニコッとした表情で雪泉たちに向かい合う
「月閃のみなさん御機嫌よう」
「えっ~と?」
「申し遅れました。私は抜忍の拘束や排除を目的とした抜忍対策組、第4支部支部長、影丘です。こちらは部下の阿道と小黒、北根」
ぶっきらぼうそうな顔を浮かべながら阿道は軽く礼をする
「…それでそろそろ説明を御願いしたいのですが、抜忍対策組の方々が我々にどういったご要件なのでしょうか?」
「えぇ、我々はこの地域に抜忍が出没しているという情報を嗅ぎつけましてね。こうして様々な善忍校を回ってお話しを伺っているわけです…こちらが指名手配中の抜忍のリストです」
紫苑は手渡された資料に目を通す。リストには様々な抜忍の情報と顔が載っていた
「こ、これは…」
そんな中、紫苑はある抜忍のページに目が止まる
なぜならそれは昨日忍たちに襲われていた琴羽だった
「どうかされましたか?」
「…この女性、昨夜僕たちの追っていた忍です」
影丘が尋ねると紫苑は琴羽のページを見せた
「…また奴か」
「また?…この人を知ってるのですか?」
なにやら阿道が彼女の事を知っているかのような言い回しをしているのに気づいた雪泉が問いただす
「あぁ、奴は琴羽と言って自身の所属していた組織を抜け出した元善忍の女だ」
「元…善忍?」
「もっとも今では抜忍になって剃りや強盗などを起こしている罪人だがな。…まったく善忍の顔に泥を塗るなど救いようのないゴミだ」
「ゴミ…?」
阿道の褒められるような台詞ではない言葉を聞きながら紫苑は再度マジマジと資料に映る彼女の顔を見た
「例えかつては善忍だったとしても一度落ちぶれればそれは所詮落ちこぼれ、善忍の面汚しでしかない、そんな奴はとっとと取っちめて罪を償わせてやる」
「こらこら阿道。口が過ぎるよ」
「…すみません」
尚も語り続ける阿道を影丘が注意する
「しかしそうか、よりによって奴か…支部長、奴となると我々だけで捕まえるには少し困難かと?」
「ふむ…」
考え込む体制をとりながら影丘は少し考えると再び紫苑達の方に目を向ける
「月閃の諸君、少し頼みを聞いてはもらえないだろうか?」
「頼みと言いますと?」
「我々としても少々予想外なものでね。応援を頼もうにも到着までに時間がかかる。そこで彼女を捕まえるために君たちに一時応援が来るまでの間、我々に協力してはもらえないだろうか?」
「わ、わしらが?」
思わぬ事態に皆、困惑する中、紫苑は1人考えていた
彼女が言ったあの言葉の意味、それを知りたいと
「…わかりました。僕たちで良ければ協力します」
「紫苑?」
善は急げと言わんばかりに早速紫苑はその提案を引き受けた
「そうか、それは大助かりだ。…ではよろしく頼むよ」
こうして紫苑たちと抜忍対策組の合同捜査が開始されたのだった
急遽、影丘たちに協力することとなった紫苑たちは消息をけしてしまった琴羽の行方を追っていた
そんな中、捜索対しょうである琴羽は行くあてもなく商店街をぶらりぶらりとしていた
「……みんな、ごめんね私のせいで」
たった一夜で大切な仲間たちを失った脱力感によって足取りもおぼつかない様子だった
「っ?」ガシッ!
突然後ろから肩を掴まれ、半ば強引に振り向かされるとそこには自分を探すべく捜査に出ていた紫苑がいた
「あ、あんたは昨日の!」
「見つけたぞ、この抜忍が」
「阿道!」
さらにすぐ後に一緒に行動していた夜桜と阿道が歩み寄ってきた
阿道を見た琴羽の目が一気に険しくなった
「離しなさいよ!…この人殺しども!」
「…また。昨日も同じようなことを言ってましたよね善忍は人殺しだって…それはどういう?」
「ふん。多方ホラ話にすぎんよ」
「ホラ話?」
琴羽に言葉の意味を尋ねていると阿道がそんなことを言い出す
「こいつには父親がいてな。優秀な善忍だったんだがある事件で事故に遭って亡くなったんだ」
「違う!あれは事故なんかじゃない!」
「ほらまた始まった。…そんでもってこいつはあろう事か父親を殺したのは善忍だなどと言ってるのさ」
「嘘じゃない!私ははっきりと見たんだ!」
阿道の言葉に琴羽は必死に反論する
その様子を見ていた紫苑は彼女がとても嘘を言ってるようにおもえなかった
「ともかく、そんな戯言に付き合うほどこっちも暇じゃないんだ。さっさと来てもらうぞ」
痺れを切らした阿道が手を伸ばした時だった
「…っ!!」ガジッ
「ぬあっ!?こ、こいつ!?」
「えいっ!」
「ぬあっ!?」
隙をついて阿道の腕に齧り付き、同時に彼を紫苑たちの方に突き出すと同時に逃走を図る
「阿道さん!」
「くそっ!逃がさんぞ!」
ここで取り逃がすわけには行かないという思いが阿道の目からひしひしと感じ取れた
「…待ちなさい!」
紫苑は再び阿道とともに琴羽の後を追うのだった