閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

729 / 810
今回でトリロジーシリーズはラスト!


ではどうぞ!


KAGURTrilogy episodeライト 7

「ふっ、たあぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

「「「「「うぉぉぉぉぉ!!!」」」」」

 

 

光牙に続いて焔たちもアスクに向かって走り出した

 

 

【【「ふん。小賢しい!」】】

 

 

それに気づいたアスクが光牙たちを迎え撃つ

 

 

「喰らいなさい!」

 

 

「いっけーー!!」

 

 

詠と未来が砲弾と銃火器でアスクを撃つ

 

 

【【「うっとおしい!!」】】

 

 

「きゃああぁぁぁぁ!!」

 

 

「いやぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

槍をなぎ払うと同時に発生した真空波が詠と未来を吹き飛ばす

 

 

「行くで!!」

 

 

「詠ちゃんと未来のかたきよ!」

 

 

建物を足場にアスクの元へ飛んできた日影がナイフを構え、春花が傀儡で攻撃をしかける

 

 

【【「あまいわ!」】】

 

 

 

ブォン! ペシン!

 

 

 

「ぬあぁぁぁっ!」

 

 

「あぁぁぁぁぁ!」

 

 

しかし、アスクが蛇の尻尾のような触手を鞭のようにしならせ、日影と春花をなぎ払った

 

 

「くそっ!アスクーーー!!!」

 

 

焔がアスクの正面から炎月花をつきつけた

 

 

【【「そんなもの!」】】

 

 

 

シャアァァ! ガブッ!

 

 

 

「なっ!?」

 

 

攻撃が決まる前に下半身の蛇の頭部が炎月花に噛み付き、動きを止めた

 

 

「くそっ、離せ!この!」

 

 

何とかしてこの危機から抜け出そうと懸命にもがくも炎月花を加えた蛇の頭はびくともしなかった

 

 

【【「ふっ!」】】

 

 

「うわっ!うわぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

アスクが念じた瞬間、蛇の頭部が炎月花を加えたまま焔を投げつけ、地面に叩きつけた

 

 

【【「ふふふふ…っ?」】】

 

 

 

ギュイィィィィ

 

 

 

「焔、みんな。お前たちのおかげて時間が稼げた。礼を言う!」

 

 

仲間たちが戦っている中で光牙は弓を構え、矢尻にエネルギーを集中させていた

 

 

「くらえアスク!秘伝忍法・輝光迅!!」

 

 

 

ビイイイィィィィィィィ!!!!

 

 

 

弓から輝迅を越える威力の光波が放たれ、まっすぐにアスクに向かっていく

 

 

【【「なんの!!」】】

 

 

それに対してアスクはハワーで輝光迅を迎え撃つ

 

 

輝光迅がハワーに直撃し、その威力でアスクを押していく

 

 

「うぉぉぉぉぉぉ!」

 

 

【【「な、なめるなぁぁぁぁ!!!」】】

 

 

アスクが声を荒げたとともに全力の力で輝光迅を消し飛ばしてしまった

 

 

「な、なに!?」

 

 

【【「はぁぁっ!」】】

 

 

 

バキュンバキュン!

 

 

 

アスクが蛇の頭部から光弾を発射する

 

 

 

ボバアアァァン!

 

 

 

「うぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

爆発に巻き込まれ、光牙が地面を転がる

 

 

【【「人間風情がこの私をここまでコケにするとは…貴様らはただ殺すだけでは生ぬるいわね。絶望という名の恐怖をその身に抱いて魂すらも消し炭にしてやるわ!」】】ゴォォォォォ!

 

 

アスクが全身から凄まじい力を発生させる

 

 

傷ついた焔たちにはもはや立つ力も残ってはいなかった

 

 

【「シャシャシャシャ!これで終わらせてあげるわ!そして永遠に悔やむがいいわ。私を止めることができずこの世界を支配された自分たちの不甲斐なさをね!」】

 

 

勝ち誇ったかのように光牙たちを嘲笑う

 

 

「…黙れ」

 

 

【【「っ?」】】

 

 

「支配欲に刈られ、人間を見下し、利用するような貴様にこの世界を好きにさせてたまるか!」

 

 

光牙は立ち上がるとともにアスクにそう言い放つ

 

 

【【「くたばり損ないが!今のあんたに何ができるというのよ!」】】

 

 

「なら見せてやるよ。俺の本当の力を!」

 

 

そう言うと光牙は構えた

 

 

「…聖・粒子変化(エル・フォトランス)第二転身(セカンドアップ)!」

 

 

 

 

ギュイィィィィ!!!

 

 

 

 

光牙の全身が光りだし、即座に光りの渦が発生した

 

 

渦が激しく吹き荒れる

 

 

 

シュイィィィィィ! ボォォン!

 

 

 

すると渦が薙ぎ払われるとそこには全身に装甲を纏った光牙の進化形態「真・粒子変化(ネオ・フォトランス)第二転身(セカンドアップ)」またの名を「時竜の光牙」が佇んでいた

 

 

「あっ、あれはいったい?」

 

 

「へ、へへへ…光牙が真の力を発動させたんだ、この勝負。もうやつに勝ち目はないぜ」

 

 

光牙の変化を目の当たりにした銀嶺が驚いていると焔が光牙の勝利を確信しているのだった

 

 

 

 

 

 

「アスク…狩らせてもらおうか。貴様の魂ごと」

 

 

変身を完了させた光牙がアスクを睨みつける

 

 

【【「何を言っているのかしらこの虚仮威しがぁぁぁぁ!!」】】キュイィィ

 

 

アスクが光牙に向かって槍を突き出すと光牙の周囲の地面が次々と爆発し、やがて光牙が爆発に飲み込まれた

 

 

【【「ふふふふ、何が私の魂を狩るよ?逆に自分が狩られてしまったわね。シャシャシャシャシャ!」】】

 

 

「何を笑っている?」

 

 

【【「っ、なに!?」】】

 

 

バカ笑いをしていたアスクが背後からの声を聞き、振り返るといつのまにか触手の上に立つ光牙がいた

 

 

【【「う、嘘よ!あの爆発からどうやって!?」】】

 

 

「ふん。お前ごときではこの姿になった俺にはついてこれない」

 

 

先ほどの爆発の寸前、光牙は自身の能力である「タイム・ストリーム」を発動させ、アスクが追いつけない光速のスピードで触手の上に立ったのである

 

 

【【「き、貴様!!」】】

 

 

「はぁぁぁっ!粒子刃(フォトン・ブレード)!!」

 

 

 

ジュィィィィィ!!

 

 

 

【【「ぐっ!」】】

 

 

手刀を振るう光牙の攻撃を防ごうとアスクがハワーを構えた

 

 

 

 

ジャキィィィィィィィン! パァァァァン!!

 

 

 

 

しかし、パワーアップした光牙の手刀を防ぐことができずハワーは真っ二つに切られてしまった

 

 

【【「お、おのれ!!」】】

 

 

「襲い!秘伝忍法・螺旋粒子刃(スパイラル・フォトン・ブレード)!!」

 

 

反撃しようとしたアスクが動くよりも先に手刀に螺旋状の力を加えた技を発動させ、それを振るう

 

 

 

 

ジャキイン! ピキ…ピキキ…バリィィィィン!

 

 

 

【【「ぐあっ!?」】】

 

 

手刀がアスクの胸の宝石に命中する

 

 

「ふっ!」

 

 

光牙はその隙きを突き、囚われていた麗王を救出し、彼女を抱き抱えたまま地に降り立った

 

 

「麗王さま!」

 

 

それを見ていた銀嶺が慌てて麗王のもとに駆けつけた

 

 

「麗王さま!麗王さま!」

 

 

銀嶺が呼びかけるとともに体を揺らすと

 

 

「うっ、うぅぅん…ぎん、れい?」

 

 

「…麗王さま!」ギュ

 

 

ほどなくして麗王が目覚めたことに銀嶺は嬉しさのあまり抱きついた

 

 

「銀嶺…わたくしは今まで何を?」

 

 

「すべてあいつの、蛇遣い座の仕業なんです!」

 

 

麗王がどうして自分がこうなってるのかを尋ねると銀嶺は憎々しい顔で麗王や人々を苦しめたアスクを睨みつけた

 

 

「…っ?」

 

 

そんな中、麗王は目の前に立つ光牙に視線を向けた

 

 

【【「よくも、よくもやったな下等な人間が!許さないわぁぁぁぁぁ!!!」】】

 

 

怒りを顕にしたアスクが槍で光牙を貫こうとする

 

 

「光牙さん!」

 

 

それを見ていた銀嶺が声をあげる

 

 

「臆するな。俺の後ろでじっとしていろ」

 

 

「……はい」

 

 

銀嶺は光牙の言葉を信じ、同時に麗王も彼にかける

 

 

そして、光牙はゆっくりと弓を展開し構える

 

 

槍がどんどんと迫り来る中

 

 

光牙は右手に手刀の構えを取るとそれを弓に添え思いっきり引き、力を貯めた

 

 

【【「このまま刺し貫いてくれるわ!しねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」】】

 

 

槍の先端が目前に迫りくる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くらえ、いかなるものをも貫く聖なる矢……絶・秘伝忍法!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギュィィィィィィィィ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女神の聖矢(アルテミス)!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その刹那、矢がアスクの体を通り抜けた瞬間

 

 

 

 

 

 

 

バゴォォォォォォォォォン!!!

 

 

 

 

 

 

凄まじい衝撃の後、一瞬にしてアスクの身体に胸から腹にかけて巨大な風穴が出来ていた

 

 

 

「えぇぇぇぇっ!!!????」

 

 

「「「「「「っ!?」」」」」」

 

 

その光景を見ていた全員が驚きの顔を浮かべていた

 

 

【【「が…ガハッ!?」】】ドバッ

 

 

風穴を開けられたアスクが口から血を吐き散らす

 

 

【【「こ、このっ!」】】グヌヌ

 

 

アスクが抵抗を試みようとする

 

 

「これで終わらせる…」ギュイィィィィ

 

 

光牙が手刀に力を込める

 

 

「時空の彼方へ消え去れ、絶・秘伝忍法!」

 

 

 

 

シュン!ジャキィィィィィィイン!

 

 

 

 

【【「っ!?」】】ユラッ

 

 

「…時空刃(タキオンズ・ブレード)

 

 

切り裂くとともに小さく呟き軽く手刀を振った瞬間

 

 

アスクの体が粒子化し、消滅していく

 

 

【【「くそっ!くそぉぉぉぉ!後一歩で、後一歩で世界を私のものにできたのに…こんな、こんなやつにぃぃぃぃぃぃ!!!」】】シュゥゥゥゥゥ…

 

 

断末魔をあげながらアスクは消滅するとともに奪われていたコスモエナジーが次々と元の持ち主の元へ飛んでいった

 

 

空を舞うコスモエナジーはまるで夜空の星のようにキラキラしていて綺麗だった

 

 

「…」

 

 

それを眺めながら光牙たちは戦いの集結を確信したのであった

 

 

 

 

 

 

 

「光牙さん。みなさん。あなたたちには感謝してもしきれません。本当にありがとうございました」

 

 

あれからほどなくして、アスクの消滅によって人ならざる兵士たちも消滅し、コスモエナジーを奪われ意識を失っていた人たちも無事に元どおりになったとニュースで報道され

 

 

事件が解決したことへの感謝を銀嶺は述べた

 

 

「気にするな。俺たちはやりたいからやっただけだからな」

 

 

お礼を述べる銀嶺にそう光牙は申し出た

 

 

「いいえ、銀嶺の言うとおりです。あなたたちがいなければわたくしたちは愚かこの世界すらも危うかったんですから」

 

 

そこに麗王もやって来る

 

 

「もう動いていいのか?」

 

 

「はい、操られていたとは言えわたくしはとんでもないことをしてしまいました。わたくしには罪を償う責任があります。こんなところでのこのこしてるわけには参りませんから」

 

 

「そうか」

 

 

麗王の揺るぎないその罪への贖罪への志に光牙は感心した

 

 

「それにしても…光牙さまはお強いですね」

 

 

「っ?」

 

 

「あの時のあのお姿。まるで英雄ヘラクレスを思わせるほど凛々しかったです。あのお姿にわたくし、ほれぼれいたしました///」

 

 

光牙の勇敢な姿に麗王は心奪われた様子だった

 

 

「いかがでしょう?光牙様さえよければわたくしたちのもとにこられませんか?」

 

 

「っ?」

 

 

「もちろん。来て下されば相応の支援などもさせていただきますよ」

 

 

ぜひ仲間にしたいと麗王の目は語っていた

 

 

「…悪いが断らせてもらう」

 

 

「な、なんでですか?」

 

 

「誰かの施しを頼っていては強き忍にはなれない、おのれの道を貫き、おのれの力で生き抜く…それが真の忍への道だと俺は確信しているからだ」

 

 

光牙の目には迷いも狂いもなかった

 

 

「…そうですか、でしたら、いずれまたお会いできればその時は忍としてのご教授をお願いしますね」

 

 

「ふっ、気が向いたらな」

 

 

「おーい、光牙~そろそろいくぞ~!」

 

 

「あぁ、すぐに行く…ではな」

 

 

そう言い残すと光牙は焔たちのもとに駆けつけ、そのまま行ってしまった

 

 

「すごい方がいるもんですね」

 

 

「えぇ、…ふふっ、加入は諦めましたけど、あなた自身のことは諦めませんわよ」

 

 

「麗王さま?」

 

 

「なんでもありません。それよりもそろそろみんなも目を覚ましている頃でしょう。急ぎますわよ」

 

 

麗王は銀嶺とともに他の仲間たちの元へと向かうのだった

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。