閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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Sion the LIGHT&DARKNEES 11 

 

 

 

決意を込めた表情を見せながら紫苑が夜泉たちと対峙する

 

 

「たった一人で私たちと戦うつもりなの?」

 

 

「言ったはずだ。僕はお前たちを倒すと!」

 

 

「そう…残念ね」

 

 

どうしてもやるのかと夜桜は少し寂しそうな顔を浮かべるも、すぐさま鋭い視線へと目つきを変える

 

 

「夜泉様、ここはアタイに任せt「待って、ここは私がやる。さぁ…行こう!!」」

 

 

「っ!?」

 

 

先陣を切って戦おうと冥を静止しながら暗が飛び出す

 

 

「はあっ!!」ガシッ

 

 

「うわっ!?」

 

 

 

ドドン!!

 

 

 

瞬く間に接近されると共に突き出された手によって顔面を鷲掴みにされ、壁に叩きつけられる

 

 

「ふんっ!」

 

 

グニュニュニュニュ!

 

 

「~っ!?」

 

 

彼女が力むと壁が液状化したかのように柔らかくなり、どんどんと奥へ奥へと押し込まれていく

 

 

ねじ込まれるように押し込まれた紫苑と暗が壁をすり抜け、外へと出た

 

 

「~~っ、はあっ!」

 

 

「っ!」パッ

 

 

外に出るなりいい加減掴まれてばかりもいられぬと紫苑が反撃を繰り出し、その攻撃を避けるように暗が手を離して距離をとる

 

 

互いに相手の出方を伺う

 

 

「ふん、だあっ!!」

 

 

「っ…やあっ!」

 

 

先に動きを見せたのは暗のほうであり、力強く構えるとともに駆け出し、紫苑も続くように駆け出す

 

 

「でぇぇい!」

 

 

「はあぁぁっ!」

 

 

両者共に間合いに入るやその拳を突き出す

 

 

「ふん!」

 

 

「ぐっ!?うわぁぁ!?」

 

 

しかしパワーで押し負けた紫苑が大きく後方へと吹き飛ばされる

 

 

「まだまだ!」

 

 

「っ!?」

 

 

休む暇も与えまいと暗が攻め立てる

 

 

「はあっ!ふん!せぇい!」

 

 

「くっ!ぬぅぅっ!?」

 

 

見た目からは想像もつかない剛力が次々と振るわれる

 

 

力では完全に彼女の方が有利であり、紫苑はそれを受け流すか防ぐかが精一杯だった

 

 

「どうした!そんなものじゃなかったはずだ!もっと力を見せろ!」

 

 

「~~っ!?」

 

 

防戦一方で手が出せない紫苑を暗が挑発する

 

 

「はぁっ!」

 

 

刹那、その言葉に反応するかのように紫苑が暗に飛び蹴りを繰り出す

 

 

「ふん!」ガシッ

 

 

「なっ!?」

 

 

「ふぅぅん!」ドシン!

 

 

「ぐふっ!?」

 

 

しかしその蹴りも暗の剛腕に掴まれてしまい不発に終わり、地面に叩きつけられてしまう

 

 

「まだだ、こんなもんじゃ終わらない!ふぅん!!」

 

 

暗は続けざまに紫苑をぶんぶんと振り回し、何度も何度も地面に叩きつける

 

 

「が、がはっ!?」

 

 

幾多も全身を叩きつけられ、紫苑は地面に身を打たれる度に口から血を吐き、手痛いダメージを受けるのだった

 

 

 

 

 

一方そのころ、紫苑の臭いを忍狼たちに探らせていた雪泉たちはというと

 

 

「叢さん、あそこですか?」

 

 

「間違いない、小太郎たちがここで臭いが途絶えたと言っている。とすれば紫苑はあの島に向かったと思われる」

 

 

忍狼たちが臭いが海の前で途絶えたことを知らせる

 

 

それによって雪泉たちは紫苑があの島にいると推測する

 

 

だが、本当に紫苑があの島にいるのかと半信半疑でもあった

 

 

一同がこれからどうするかと考えている時だった

 

 

 

ギュィィィィィン!

 

 

 

「あっ、みんなあそこ見て!」

 

 

島のどこからか空に飛んでいく閃光が

 

 

見るからに何かあるとみて差し支えないとこの場にいる誰もが思った

 

 

「やはりあの島に紫苑がいるとみて間違いはなさそうですね?」

 

 

「…皆さん、善は急げです。なんとしてもあの島に行って紫苑を助けに行きましょう!」

 

 

「「「「おー!!」」」」

 

 

全員一丸となって紫苑を助けると誓うのだった

 

 

 

 

 

 

 

雪泉たちが一致団結をしている中、紫苑はというと暗によって危機的状況に追いやられていた

 

 

「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…ごふっ」

 

 

「…っ」

 

 

何度も地面が凹むほどに叩きつけられ、紫苑は苦しそうな息を吐いていた

 

 

「さようなら…」

 

 

そんな様子を眺めながら暗は背を向けながらぼそりと別れの言葉を呟き数歩距離をとる

 

 

「敬愛する我が友よ!」

 

 

 

ギュオォォォォォン!!

 

 

 

刹那、力を込めた拳を地面に叩きつけるとともにそこから衝撃波が発生し、紫苑に向かって飛んでいった

 

 

 

ボバァァァァァァァン!!

 

 

 

 

次の瞬間、逃げることもできなかった紫苑に衝撃波が直撃し、大爆発を起こした

 

 

爆発による煙が立ち込める様子を暗が眺める

 

 

やがて土煙が徐々に晴れていく

 

 

「…っ?」ピクッ

 

 

するとその時、暗が何かに気づく

 

 

その視線の先、土煙の向こうから現れたのは倒したと思っていた紫苑だった

 

 

しかもどういう訳か姿が変化しており、漆黒を思わせる衣に先ほどまでなかった白のラインが刻まれ

 

 

所々にも衣装に変化が見える

 

 

極めつけに褐色の肌が少し白さを纏っていた

 

 

 

ピキュン!

 

 

 

「っ!…この気配、まさか?」

 

 

紫苑に起こった変化の気配を夜泉は感じ取り、苦い顔を浮かべていた

 

 

 

 

 

舞台は戦いの場に戻る

 

 

「……っ」

 

 

「その姿は?いったい何をした?」アセアセ

 

 

暗は突然の紫苑の変化に戸惑いを見せる

 

 

「…ふんぬ!」

 

 

されど負けてなるものかと構えを取る

 

 

「でやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

咆哮を上げながら暗が紫苑に向かって突き進んでいく

 

 

「…っ!」スッ

 

 

迫りくる暗を前に紫苑は動きを見せる

 

 

念を送ると引力によって周囲の岩石が宙を舞う

 

 

さらに紫苑は念を送り続け、岩石たちを頭上に集め一つの岩として集合させる

 

 

「ふん~~~~~!!」

 

 

塊となった岩石に紫苑は新たな念を送る

 

 

すると岩石を覆うように炎が吹き上がる

 

 

高温の炎が瞬く間に岩石を溶岩にへと変える

 

 

「なっ!?」

 

 

これには暗も怖気ずき、歩みを止めてしまった

 

 

「~~っ、はあぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

動きが止まった隙を突くように紫苑が溶岩の球体を圧縮し、手のひらサイズにする

 

 

そしてその火球のエネルギー弾を暗めがけて勢いよく飛ばす

 

 

 

ビュオォォォォォォ!

 

 

 

「っ!?」

 

 

放たれたエネルギー弾が暗に着弾する

 

 

 

 

ボバァァァァァァァン!!

 

 

 

 

刹那、彼女を中心に凄まじい爆発が起こった

 

 

爆煙が徐々に晴れ、紫苑はゆっくりと歩み寄る

 

 

するとそこには苑の一撃によって倒れた暗の姿があった

 

 

「ごふっ…や、やはり…強い、な。わが友よ…わたしの…まけだよ」

 

 

焦げ焦げで弱り果てながらも必死に声を絞り出しているようだった

 

 

おもむろに突き出された手を紫苑が優しく握りしめる

 

 

「でも、まだ…だ、わたしが、やられても…ま、まだめいも、やみさまも…いる…しょうぶは…これから、だ…」しゅ~…

 

 

そう言い残すと彼女は灰化し、消滅した

 

 

「…っ」

 

 

紫苑は風に舞い上がる暗だった灰を見て複雑な表情を浮かべるのだった

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