閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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Kouga Dragon of the soul 10

敵の襲撃を退けることに成功するも愛花が拉致されるという事態に陥ってしまった焔紅蓮竜隊

 

 

かけがえのない仲間である愛花を助けるために

 

 

春花が発明した愛花を探知する機能を持った傀儡を頼りに捜索を開始してた

 

 

一方の愛花のほうも拉致された場所にてこの騒動を引き起こした黒幕と言える人物であり

 

 

彼らからマスターと呼ばれる女性神威との対面をはたしていた

 

 

そんな事になっているとは知らない紅蓮竜隊の面々はGPSを頼りに愛花が囚われている敵のアジトの前までたどり着いた

 

 

愛花を救おうと潜入を試みようとする光牙たちの前に風の竜の力を宿す風邪が立ちはだかる

 

 

ここで足止めを食らわせぬべく日影と未来がこの場に残り、彼女を食い止めるために戦闘を開始

 

 

残った光牙たちは2人にこの場を任せ、室内に潜入するのだった

 

 

 

 

 

 

 

まんまと光牙たちを行かせてしまったことに風邪は怒りを露わにする

 

 

「…ネズミどもが、なめた真似を……っ~~~!!」ギュィィィィィン

 

 

「「っ!?」」

 

 

次の瞬間、風が彼女を包み込むと直後、内側から発生した衝撃によって消し飛んだ

 

 

そしてその中から現れたのは風の竜の衣を纏った風邪の姿があった

 

 

「未来、気ぃつけや。奴さんご立腹みたいやからな」

 

 

「見ればわかるわ。でもやるっきゃないでしょ」

 

 

【「覚悟しな、跡形もないほどに消し飛ばしてやるんだから!」】

 

 

「「っ!」」

 

 

身構える日影と未来に風邪が襲い掛かるのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日影と未来が風邪と戦っている中、光牙たちは最上階に向かうべくエレベーターを使おうとしていた

 

 

「……日影さんたち大丈夫でしょうか?」

 

 

「…心配するな詠、あいつらがそう簡単にやられる奴じゃないことくらいお前も知ってるだろ?」

 

 

「焔ちゃんの言う通りよ、私たちがすべきことは一刻も早く愛花ちゃんを見つけて救い出すことなんだから」

 

 

「…えぇ、そうですわね」

 

 

不安そうにしている詠に光牙と春花がフォローを入れ

 

 

詠も2人のいう通りと気持ちを切り替えた

 

 

室内をかけてから少しの時間が経った

 

 

「おっ、みんなあれを見ろ。エレベーターだ!」

 

 

「本当ですわ!」

 

 

焔が指さす先にはエレベーターがあった

 

 

「あれに乗って最上階に向かいましょう」

 

 

エレベーターの前まで到着した一行はボタンを押し、エレベーターの到着を待つ

 

 

「待ってろよ愛花。私たちが助けに行くからな」

 

 

自分たちのいるフロアのランプが付き、エレベーターのドアが開く

 

 

一行がエレベーターに乗り込もうとしたその時だった

 

 

 

チャポン

 

 

「っ?」

 

 

 

バシュゥゥゥゥゥン!!

 

 

 

 

「っ、全員散開!!」

 

 

突然背後から水弾が飛んできた

 

 

光牙の一声で全員が一斉に回避する

 

 

「っ!」

 

 

回避を終え、すかさず水弾が飛んできた方を見ると

 

 

上の階からこちらに向けて指を差しながらこちらを見る者の姿が

 

 

「…っ!」スタッ!

 

 

するとその者はすっと上の階から飛び降り床に着地する

 

 

「あなたは誰ですか!」

 

 

「私の名は速水。侵入者であるお前たちを排除しに来た。この先の別館にはいかせない、そこの男以外、全員この場で殺す」

 

 

直後、速水と名乗る男は抜き身の刀のようなぎらついた目を向けながら身構える

 

 

「光牙くん、先に行って、ここは私が残るわ。エレベーターが行っちゃうわ」

 

 

「そうですわ光牙さん、行ってください。この方はわたくしたちが相手をします!」

 

 

「春花、詠」

 

 

速水を食い止めるべく春花と詠がこの場に残ることを告げる

 

 

「おいおいいいのか詠?」

 

 

「悔しいですがこれ以上同行してもお役に立てることは少ないでしょう。なればこそここでこの方を食い止めるくらいはして見せます。ですからお願いいたします光牙さん、焔ちゃん。愛花ちゃんを必ず助けてください」

 

 

「…あぁ、わかった。焔、先を行くぞ」

 

 

「あぁ、2人とも無理するなよ!」

 

 

2人にこの場を任せて光牙と焔が先を行く

 

 

「無駄なことを、僕を止めることなんてできるはずないことを簡単に引き受けるなんて」

 

 

「あら、随分と言ってくれるじゃない?これでも多くの修羅場をくぐり抜けてきてるのよ私たち」

 

 

「そう簡単にやられるほど軟ではありませんわ!」

 

 

「ふ~ん、あっそ。じゃあ見せてみなよ、無駄だろうけどね。はぁぁぁぁ!!」

 

 

そういうと速水は全身に力を込める

 

 

すると速水を取り巻くように水気のないところから水が沸き上がり彼の身を包み込んだ

 

 

発生した水柱から二つの目がギラリとこちらを覗き込んだと思いきや直後に四散する

 

 

消えた水柱から現れたのは水竜の姿に変化した速水の姿があった

 

 

【「さて、それじゃ始めるとしようか」】

 

 

「言われなくても」

 

 

「分かっておりますわ!!」

 

 

速水がかかってきなと言った態度をとり、春花と詠がすかさず彼に向かって突っ込んだのだった

 

 

 

 

 

詠と春花にあの場を託した光牙と焔はエレベーターで最上階に向かっていた

 

 

 

「春花、詠…」

 

 

「焔、今は一刻も早く愛花を救いに行くぞ。時間を稼いでくれているあいつらのためにもな」

 

 

「あぁ!」

 

 

皆のためにも愛花を助けると2人は意気込んだ

 

 

しかしその時だった

 

 

 

ギュゥゥゥゥゥン…

 

 

「っ?」

 

 

「な、なんだ?」

 

 

突然、エレベーター内の明かりが消え、動かなくなった

 

 

ボタンを押しても反応はない

 

 

「…やはりそう簡単には行かせてくれるわけもなしか」

 

 

「っち、あいつらめ」

 

 

この状況からして敵が仕掛けてことであると2人は察した

 

 

 

ザシュゥン…ゴトォォォン!

 

 

 

「よし、出るぞ」

 

 

「おう!」

 

 

2人は動かなくなったエレベーターのドアを切り裂き、脱出する

 

 

エレベーターから出た2人はフロアを確認し、最上階まであと少しのところにいることを確認する

 

 

「ここまでくれば後は階段を使えばいいだろう。行こう」

 

 

「分かった」

 

 

残りの階まではそんなにないので2人は階段でいくことにした

 

 

 

 

プクゥゥゥゥゥ!!

 

 

 

そうして階段に向かおうとした直前、突然上のほうからうるさい音が聞こえる

 

 

すると次の瞬間だった

 

 

 

ボオォォォォン!!

 

 

 

「「っ!?」」

 

 

天井が崩落し、落ちる瓦礫と共に降り立つ人影が

 

 

瓦礫と人影が降り立ち数秒、土煙が晴れ、徐々に人影の姿が露わになる

 

 

「…ふぅ~」ニヤリ

 

 

「お前は誰だ」

 

 

光牙たちの前に現れたのは炎を纏う男だった

 

 

「私は火歌。これ以上の狼藉はさせない」

 

 

「そこをどけ、貴様に構ってる暇は俺たちにはない」

 

 

現れた火歌に対し光牙はにらみを利かせながら告げる

 

 

「残念ながらそれはできない相談だ。俺はマスターの命によってあんたを連れていく……そこの君、我々の目的はあくまで彼だ。大人しく帰るというなら見逃すからさっさと消えな」

 

 

「っ、誰が貴様みたいなやつの言いなりになるか」

 

 

「同感だな」

 

 

男は光牙と焔にそう告げるも納得はできない

 

 

 

「仕方ない……ふん!」

 

 

 

ゴォォォォォォ!!

 

 

 

「な、入り口が!?」

 

 

「くっ…貴様!」

 

 

「…っ」

 

 

だが、2人よりも先に火歌が出入口を炎の壁で塞いでしまったことにより先に行く道が閉ざされてしまうのだった

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