閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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Sion the LIGHT&DARKNEES 15 

 

闇を解放した夜泉の前に雪泉以外の全てがやられてしまった

 

 

雪泉の目の前には夜泉の手によって無残な姿にされてしまった紫苑が横たわっていた

 

 

「…しおん、しおん…」

 

 

傷ついた体を引きずりながら雪泉は紫苑の元による

 

 

全身ボロボロになり、息をしてない

 

 

そんな紫苑の姿に雪泉は絶望しながらも紫苑に膝枕をしつつその手で優しく顔を摩る

 

 

「…もう、ダメなのですね。これ以上私たちにはなにもできないのですね…」

 

 

打つ手はすべて潰えたと雪泉の心に影が落ちるとともに彼女の瞳から一粒の涙がこぼれ落ち、紫苑の顔に滴り落ちる

 

 

するとその時だった

 

 

 

キュィィィィィィン!

 

 

 

「っ!?」

 

 

突如として紫苑の身体が光り輝きだす

 

 

さらに紫苑と雪泉の周囲にたくさんの光が渦巻く

 

 

渦巻く光は次第に紫苑の身体に取り込まれていく

 

 

そして沢山の光を吸収したことによって紫苑の身体がさらに眩い光を放つ

 

 

 

キュピィィィィィン!!

 

 

 

光が最高兆に高まったと同時に光の柱が発生、そしてその中心に佇む人影が

 

 

「………っ」

 

 

人影の正体、それは全身を輝かせ、神々しく宙を舞う紫苑の勇姿があった

 

 

「…しおん」

 

 

何が起こったかは定かではない、しかし目の前で起こった奇跡に雪泉は言葉が出なかった

 

 

【「ぬぅ~!この死にぞこないめぇぇぇぇぇ!!!」】

 

 

 

シャリリリリリリリリ!

 

 

 

蘇った紫苑を見て夜泉が攻撃を仕掛ける

 

 

再び槍状のエネルギー弾で紫苑をめった刺しにするために

 

 

「……っ」スッ

 

 

ギュゥゥゥン!

 

 

 

「っ!?」

 

 

【「なっ!?」】

 

 

しかし紫苑が手をかざした瞬間に停止してしまう

 

 

「…っ!」

 

 

さらに突きだした右手をぎゅっとすると槍状のエネルギー弾は跡形もなく消えてしまった

 

 

これには雪泉も夜泉もさらに驚く

 

 

そんな2人を他所に紫苑が行動にでる

 

 

自身の前に両手をかざし、手のひらに光を集め始める

 

 

光が集まって大きなエネルギー弾へと変化する

 

 

「っ!!」

 

 

次の瞬間、紫苑がそれを放つ

 

 

 

ボビュゥゥゥゥン!!

 

 

 

【「~~~~~っ!?」】

 

 

紫苑の放った光弾が直撃した瞬間、夜泉は大きく後方へと吹き飛ばされる

 

 

【「ぐ、ぐぅぅぅぅぅ!?」】

 

 

経った一撃にも関わらず夜泉は大ダメージを受けてしまった

 

 

【「ゆ、許さない…許さなぁぁぁぁぁぁい!!」】

 

 

怒りが頂点に達した夜泉は再び飛翔し、紫苑と対峙する

 

 

【「これで終わりにしてあげる!!」】

 

 

そういうと怪物が口を大きく開ける

 

 

すると周囲の闇を自身の口に集める

 

 

吸いこんだ闇がどんどんと大きくなり、闇のエネルギーの弾を生成する

 

 

「な、なんてすさまじい力、あんなものを受けてしまえば紫苑はおろか私たちもただでは…」

 

 

おそらく規模からしてもこの島が吹き飛ばされるほどの威力はあると予想できた

 

 

このままではおしまいだと雪泉が思っているとその様子を見ていた紫苑が再び行動にでる

 

 

紫苑が力を込めると今度は彼の後ろに4つの光の陣が現れた

 

 

「あっ、あれはもしや?」

 

 

雪泉がハッとした顔で声を上げる

 

 

力を溜める仕草、4つの陣、構え方

 

 

間違いなくそれは紫苑の大技「エレメンタル・レクイエム」の体制だった

 

 

【「ふっ、何かと思えば、その技で負けたことをもう忘れたの?でもね、これはさっきのとは比べ物にならないほどの威力なのよ。残念だったわね。その甘さもろとも…消えてなくなっちゃえ!!」】

 

 

そう言い放つとともに夜泉がエネルギー波を発射する

 

 

高出力のエネルギーが一直線に紫苑に迫る

 

 

まずいと雪泉が焦りを抱いたその時だった

 

 

「……っ!!」

 

 

 

ギュィン!ビュオォォォォォォ!!!

 

 

 

寸前に迫ったエネルギー波を前に紫苑も技を放つ

 

 

光と闇のエネルギーがぶつかり合う

 

 

【「ぐっ、ぐぅぅぅぅぅぅ!!」】

 

 

夜泉が渾身の力で紫苑を消し去ろうとする

 

 

「…~~~っ!!!」グィッ!!

 

 

 

キュィン!ゴオオオォォォォォォォ!!!

 

 

 

【「なっ、なぁっ!?」】

 

 

しかし紫苑がさらに力を込めた瞬間、それに好悪するように光のエネルギー波が勢いを増し

 

 

闇のエネルギー波を消し飛ばしながら進んでいく

 

 

予想だにしないことに驚きつつも抵抗を試みる夜泉だったがもう手遅れだった

 

 

追い込みを見せる光のエネルギー波がついに闇のエネルギー波を完全に消し去った

 

 

 

ギュオォォォォォォォォォォ!!!

 

 

 

【「うぅぅぅっ、うああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」】

 

 

防ぐ術を失った夜泉は融合した怪物ごと光の波に飲み込まれたのだった

 

 

「勝った?…紫苑が、紫苑が勝った!」

 

 

雪泉は紫苑の勝利に歓喜の声を上げる

 

 

紫苑のほうも全身から光が消え、ゆっくりと地に降り立つ

 

 

「っ…」クラッ

 

 

「あっ、紫苑!!」

 

 

降り立ったとともに前方に倒れこむ紫苑を見て急いで駆け付け、その身を支えた

 

 

「紫苑、大丈夫ですか!?」

 

 

「……あれ?ここは?ぼくは、いったい…雪泉?」

 

 

「…よかった。紫苑が無事で」

 

 

「…うん、ありがとう」

 

 

先のことを覚えてないのかどこか朧げな顔を浮かべている紫苑だったが、雪泉にとっては彼が無事でいたことが何より嬉しかった

 

 

「おーい、雪泉ちん、紫苑ちーん!」

 

 

「っ?」

 

 

「皆さん!」

 

 

声のする方を向くとそこにはやられてしまったと思っていた他の皆が駆けつけてきていた

 

 

「ご無事だったんですね」

 

 

「えぇ、なんとか。それにしてもすごかったですよ紫苑!」

 

 

「あの神々しい勇姿、思わず見惚れてしまったぞ」

 

 

「うんうん、紫苑ちゃんとっても強かったよ~!」

 

 

あの戦いを見ていたようで皆が紫苑を賞賛する

 

 

「……っ?」

 

 

「どうしました紫苑?」

 

 

すると突然紫苑が明後日の方向を向いた

 

 

雪泉たちはどうしたのだろうと小首をかしげる

 

 

「雪泉、すまないけど僕を向こうに連れて行ってくれないかな?」

 

 

紫苑が指さす方には奥へと続く通路の入り口らしき扉だった

 

 

「えぇ、構いませんよ」

 

 

「ありがとう、他のみんなはここで待ってて」

 

 

そういうと雪泉に手助けされながら紫苑は奥の方へと進んだ

 

 

扉を抜け、トンネルを数分歩いていく

 

 

するとその先から弱弱しく息を吐く音が

 

 

「…雪泉」

 

 

「はい、わかりました」

 

 

2人はその方へと向かう

 

 

たどり着いた二人の視界に映ったのは融合が解け、瀕死の重症を追っていると思われる夜泉だった

 

 

「し、紫苑!」

 

 

まだ夜泉が生きていたことに雪泉は慌てふためく

 

 

「…ありがとう雪泉、ちょっと待ってて」

 

 

「あっ、紫苑!?」

 

 

雪泉の制止を聞かず、紫苑が夜泉の元に歩み寄る

 

 

「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ……き、き、く…?」

 

 

「…うん」

 

 

「…うぅっ!?」

 

 

「っ!」

 

 

倒れそうになった夜泉をすかさず抱きかかえる

 

 

「き、く…わたしね、ほんとうは…あなたがうらやましかった…ほんとうは、わたしも、いっしょに…ひかりがほしかった…」

 

 

「うん…」

 

 

「あなたと…もっと、いっしょに……あいし、あいたかった……」

 

 

もう事切れそうにも関わらず最後の最後に己の内に秘めた思いを紫苑に告げる

 

 

「…っ」ギュッ

 

 

すると紫苑はそんな彼女を優しく抱きしめた

 

 

「…あったかい……やっぱり、あなたこそ…わたしの、ひかr・・・・・・…」シュ~

 

 

最後の言葉を呟くと夜泉の身体が光になって消滅した

 

 

その手には夜泉だった一滴の光が残されていた

 

 

紫苑は手にしたその光を自身の胸に押し当て冥福を祈った

 

 

「…紫苑?」

 

 

「……雪泉。帰ろう」

 

 

雪泉が声をかけると紫苑は振り返る

 

 

どこか寂しそうな、悲しそうな顔を浮かべながら

 

 

「…はい」

 

 

呼びかけに対し、雪泉はあえて何も言わず頷きながらそう答えるのだった

 

 




銀幕の章「第ニ弾」



「お前は…何者だ?」


「会いたかったぜ。”兄弟”」ニヤリ


謎の敵襲来!


「お前は何者だ!?」


「俺もお前と同じ「化け物」を持つものなのさ!」


竜の力を使い襲い来る!


「愛花さんが…愛花さんが連れていかれてしまいました!?」


「「「「「っ!?」」」」」


誘拐された愛花


「あなたは誰ですか?」


「私の名は神威。あなたたちを竜の脅威から救ってあげるわ」


謎に満ちた女性「神威」


「あなたはただの”少女”ではないのよ」


「えっ?」


明かされる愛花の謎


「待っていろ愛花!」


「「「「「っ!」」」」」


愛花を助けるために光牙たち紅蓮竜隊出撃!


「来な、返り討ちにしてやるよ!」


「「「っ!」」」


そんな光牙たちに襲い掛かる竜を宿すものたち


今ここに光牙たちと竜の力を使う者たちとの戦いが幕を開ける



銀幕の章「Kouga Dragon of the soul !」


2月23日より全19話毎日投稿…



「俺に力を貸せ、竜!」


『ふっ…今回ばかりは特別じゃぞ』


「……っ!」キュピン!


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