ある人が出てきます
佐介side
みなさん。どうもこんにちは佐介です
今僕は個人的なご用で1人お出かけ中です
ちなみにそれは何かとおっしゃいますとちょっと食材を集めです
というのもこれにはわけがあります
以前、飛鳥ちゃんたちからチョコを頂いた僕はなにかお礼をと思っておりまして
クラスメイトの男子のみんなから聞いたところ、なんでも3月14日はホワイトデーというものがあると、なんでもバレンタインにチョコをもらった人がお返しといてホワイトチョコや花などを送ると聞きました
でもそれらを聞いてた時、というか前回のバレンタインの時もみんなが僕を恨めし顔で見てました
ミステリーです
ともかく、そう言うことでお礼の品をなにを何にしようか悩んでいた時
「そこの少年、何を悩んでいる?」
1人の豆腐を片手に持った人が僕に話しかけて来のです
「えっ?」
「目を見れば分かる。何か悩んでいるなら相談にのってやらないこともないぞ?」
僕はその人に悩んでいたことを話すとその人は空を指さし言いました
「…おばあちゃんが言っていた。大切な人に何かを送るなら心を込め全身全霊を尽くせと」
そう言うとその人はまるで風の如く去って行きました
「全身全霊を尽くす…」
その時僕は思いついた。飛鳥ちゃんたちは僕のために手作りでチョコを作ってくれた
だとするなら僕も同じように手作りの品を送ろうと
そして悩んだ末に僕はクッキーを作ることに決めました
「そうと決まれば食材探しです!!」
飛鳥ちゃんたちのために最高に美味しいクッキーを作ってみせます!
という訳で僕はクッキーの材料を手に入れるためのお出かけに行きました
食材の情報を求めてグルメが盛んな地方の街にて情報を集めて
僕は今、漁師さんの協力の元、とある海に来ています
「この海の中に濃厚なバターがのった貝。バタテ貝があるのですね?」
「あぁそうだけど、お前さん本当に1人で大丈夫かい?ここには並みの美食屋たちが手を焼くほどすんげ~猛獣どもがうようよしてるんだぞ?」
この地方の動物たちは通常とは異なった進化を遂げた物が多く食に関係する物ばかりです
僕が求めるバタテ貝もその一つです
「心配いりませんよ。師匠と修行時代はよく猛獣と戦いましたから」
「ほへ~…若いのにすげ~な」
「えへへ…では行ってきます!」
「生きて帰れよ」
小型の酸素ボンベを咥えて、いざ出発!
ドボン! プカプカプカ……
海の中はとっても神秘的です
お魚さんたちが周りを泳いでいきます
僕はバタテ貝を探しにどんどん奥に潜っていくと
「(見つけた。バタテ貝)」
海中の奥底にお目当てのバタテ貝を見つけました
僕がバタテ貝を撮りに行こうとした時
突然どこからかこちらに迫り来る何者かの気配が
僕は気配のする方に目を向けるとそこには巨大なサメがその鋭い歯をむきだしにしながら迫りきました
シャアァァァァァァ!!!
【ワーナシャーク 捕獲レベル53】
ものすごいスピードでその大きな口を開けながら僕に突進してきました
「(ぐっ!!)」
僕はなんとか食べられまいと閉じようとするサメの口をこじ開け続ける
思うようにできぬ苛立ちからかサメが暴れる
「(はあぁぁぁ…はあああ!!)」
僕はサメの口内に拳をぶつけサメが怯んだ隙に脱出しました
怒ったサメは再び襲いかかってきました
でも、そうなんども同じ手は食いません
「(はぁぁぁぁ……)」
僕は構えると右手に気を溜めます
そして十分に溜めたその気を放ちます
「(海轟拳!!)」
右手から圧力ののった水中衝撃波を放ちました
これは水中戦において使用する天轟拳の亜種技の「海轟拳」という技です
そしてそれは見事にサメにヒットしました
これぞ好気と見た僕は連続で海轟拳を放ちました
シャアァァァァァァ
さすがにたまらなくなったのかサメはど事もなく去って行きました
「(はぁ…びっくりしました)」
まさかサメが襲って来るなんて、正直今は水のなので動きがしづらかったです
まぁなにはともあれ……
「(よし、バタテ貝ゲットです!)」
僕はバタテ貝を抱きしめと海上に向かっていきました
「ぷはぁ~」
「おっ、お帰りあんちゃん」
「はい、ありがとうございます」
こうしてバタテ貝を手に入れた僕は次の食材を手に入れに出かけました
次に僕はそのまま漁師さんの船に乗ってミルクジラが生息する海域に足を踏み入れました
ミルクジラさんのミルクは哺乳類の1000倍も脂肪を含んでいるらしく竜さんも満足するんだとか……飲んでみたいです
そんな海域にてミルクジラさんを待つこと数時間
「………っ!きたです!」
ホエェェェェ〜
【ミルクジラ 捕獲レベル21】
待ち続けた甲斐がありました
ミルクジラさんが海上に姿を見せてくれました
「さぁ、後はクジラさんがミルクを噴き出し…あれ?」
どうしたんでしょう?ミルクジラさんがミルクを噴き出しません
疑問を抱いていた僕ですがその謎はすぐに解けました
「あれは!」
「バクンウニにエビフライだ!まじいぞあれじゃミルクジラがミルクを出せないぞ!?」
見た先には海の暴れん坊のバクンウニとエビフライが喧嘩しているのです
クジラさんは少しばかりのストレスでさえミルクを出してはくれません
ここですべきことはあの二匹に消えてもらうことです
「おじさん。ここは任せます!」
「気をつけろよ!」
海上へと僕は飛び巻きものを手にした
「
そして気配を放つ二匹は案の定こっちに近づいてくる
「秘伝忍法・薙ぎ払う足!!」
秘伝忍法技でイカの足を召喚し、二匹を捕まえた
「吹き飛べぇぇぇ!!!」
俺は二匹を捕まえた足に命じ遠くまで吹き飛ばした
「よし、これで大丈夫だ。…さぁミルクジラ。邪魔者はもういない、思う存分吹き出せ」
ホエェェェェ~♪
ミルクジラは喜んでいるように体量のミルクを噴き出した
「さぁ採取だな」
見とれるだけにあらず
ちゃんと食事も回収するのだった
次に僕はIGOという機関が所有する牧場に来ています
目的はここの牧場で飼育されている鶏さんからとれる材料をもらいに
「怖がらなくていいよ~。少しだけ卵を分けてくださいね」
ココココ コケ~♪
次に一生に一度しか生まない十黄卵を生む鶏、十羽大鶏さんからその卵をいくつかいただきました
そして最後にとある、この地方でも有名な方に、ほんのりとした甘みを持つ砂糖。 雪砂糖をいただきました
しかしそれもまたたくさんの猛獣との壮絶な戦いの連続でした
「はぁ…はぁ…はぁ…あぁ…なっ、なんとか必要な数は揃いましたね」
これにて食材を集め終えた僕は居場所へとに帰ってきました
思いのほかつかれました~
「これでみんなに美味しいクッキーを食べてもらいましょう♪」
帰国し、手に入れた食材を背負って寮へと向かっていると
「よう」
「うん?」
「また会ったな」
「あっ、あなたはいつぞやの」
僕の目の前にまたあの豆腐をもったお兄さんが現れました
「ほ~う、随分と珍しい食材だな」
「あぁ、はい。これで美味しいクッキーを作ろうと思いまして…これでみんなが笑顔になれるクッキーを作りたいんです」ニコ
「…おばあちゃんが言っていた。本当に美味しい料理は食べたものの人生すら変える。お前が作るクッキーなら食べたものたちを幸せにするかもしれないな」
お兄さんはそう言って僕を励ましてくれました
「ありがとうございますお兄さん…ってあれ?」
頭を下げてお礼を言って再び顔を上げるとお兄さんがいつの間にか僕の後ろをあるいていた
「あっ、あの!」
僕はお兄さんを呼び止めた
「最後に教えてください、お兄さんの名前を!」
「…ふっ」
お兄さんは振り向くと空を指さし名乗った
「俺は天の道を往き、全てを司る男、天道総司」
そう言って笑みを向けると再びお兄さんは歩いて行きました
「ありがとうございます天道お兄さん」
「では、早速。調理開始です!」
まずはバタテ貝からバターを取り出しボウルに入れてゴムべらで柔らかくなめらかにしていきます
次に雪砂糖をいれ、一緒に混ぜていきます
その次にあらかじめかきまぜていた十黄卵を二回に分けて足してこれもまたかき回します
薄力粉をふるいにかけまして、かき回し
生地ができたら形をとり
その他の作業もこなし
オーブンで焼き上げれば……
「出来た~♪」
完成しました
特製ホワイトデークッキー
ちなみに旅の途中で立ち寄った地域にココアパウダースノーと言うものがあったのでそれも回収し、チョコレートクッキーも作ってみました
「みなさん。いつもいつもありがとうございます。これ、僕からの贈りものです。受け取ってください」
僕は袋に詰めたクッキーをみんなに渡しました
「わ~ありがとね佐介くん♪」
「とっても嬉しいですわ~♪」
「うぉ!うめぇ!?こんなクッキーアタイ今まで食べたことねぇや」
「まっ、まぁ…せっかく作ってくれたんだからもらってやらないこともないぞ」テレ
「佐介くんのクッキーとっても美味しい~♪」
みんなが喜んでくれて僕も幸せです
こうして僕のホワイトデー大作戦は素晴らしい形で終わりを迎えたのでした
とっところでなんですが・・・・・・・・・
「みなさん。いつも僕たちを応援してくれてありがとうございます…それで、ですね。ホワイトデーとは意味が違うんですが、日頃の感謝の気持ちで…その…よければ」
「…僕の作ったクッキー。受け取っていただけませんか?」
こうして佐介のホワイトデーは真の意味で終わりを告げるのだった