閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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菖蒲ちゃんと佐介くんの出会いの話しが見たいと言うリクエストがありましたので作りました


番外絵巻 菖蒲と佐介兄さまとの出会い 前編

太陽が昇り、ギラギラと眩しい

 

 

そんなある日、半蔵学院にて

 

 

「佐介兄さま〜♪待ってくださ〜い♫今日こそ菖蒲とセクハラという名の愛を育みましょう♪」

 

 

「ダレカタスケテー!」

 

 

今日もまた佐介を追いかけているのは半蔵学院一年生、選抜メンバー候補の1人。菖蒲である

 

 

「はわっ、はわわ!?」

 

 

菖蒲から逃げ回る佐介だったがその最中

 

 

不意に石に躓いてしまい、それによりバランスを崩してしまい倒れてしまった

 

 

「いたたた〜」

 

 

「ふふふふふふふ♪」

 

 

「っ!?」ガクブル

 

 

倒れた体を起き上がらせる佐介だったが

 

 

その際に後ろから不気味な笑い声と共にぞぉ〜っと寒いものが走り、壊れたおもちゃのように顔を後ろに向けると

 

 

「佐介兄さま〜♪もう逃がしませんよ〜♪」

 

 

「ひっ、ひぃぃぃ!?」アセアセ

 

 

手をわきわきさせ、よだれを垂らしながらゆっくりと菖蒲は佐介に近づいていく

 

 

「もう逃げられません。観念して菖蒲を思いっきりセクハラをーー!!!」

 

 

「そっ、そんなの僕たちにはまだ早いです〜!」バッ!

 

 

「なっ!?」

 

 

佐介を逃すまいと飛びかかる菖蒲だったが

 

 

好きにはさせじと瞬時に起き上がり、それをかわす

 

 

「ぎゃふん!?」ゴチーン

 

 

追い詰めたと思っていた菖蒲だったが、佐介がとっさに逃げたことで標的を失い

 

 

代わりに顔面から地面にごっつんこしてしまい

 

 

体をピクピクさせながらゆっくりと倒れた

 

 

「あっ、菖蒲ちゃん!?」

 

 

それを見た佐介は心配そうに慌てて彼女の元に戻った

 

 

「菖蒲ちゃん。大丈夫ですか!?」ソワソワ

 

 

佐介が声をかけると菖蒲がゆらりと上半身を起き上がらせる

 

 

しかし、起き上った彼女はなぜか無言のまま顔を見せない

 

 

「どうしました菖蒲ちゃん。どこか怪我しましたか?」

 

 

心配そうに佐介が尋ねると

 

 

「ぅぅ……うぅぅぅ〜」シクシク

 

 

なにやら顔から地面にポタリと落ちるものが……それは菖蒲の涙だ

 

 

そう、今。菖蒲は泣いている。悲しげな顔で泣いていた

 

 

「あっ、菖蒲ちゃん!?」

 

 

「きゅうぅ〜…佐介兄さま、酷いですぅ〜、菖蒲はこんなにも佐介兄さまのことを思ってますのに」シクシク

 

 

顔を手で隠しながら悲しげな声を上げる菖蒲の姿を見て佐介は青ざめたような顔をする

 

 

「ご、ごめんね菖蒲ちゃん、泣かないでください、僕にできることならなんでもしますから」

 

 

「……今、「なんでも」と言いましたね?」ピクッ

 

 

自責の念から菖蒲に機嫌を直してほしいと思った佐介がその言葉を述べた瞬間、菖蒲の体がびくつく

 

 

「うっうん、僕にできることなら…?」キョトン

 

 

佐介は菖蒲の反応にちょっと疑問を感じながらもそう言うと

 

 

「」ニヤ

 

 

 

バッ!

 

 

 

「ファ!?」

 

 

「ではこのまま菖蒲とレッツセクハラです〜♪」

 

 

「しまったぁぁぁぁ!!!???」

 

 

油断した佐介の隙を突き

 

 

菖蒲が佐介に飛びつくと共に押し倒す

 

 

「あっ、菖蒲ちゃん!?」

 

 

「えへへへ〜♪佐介兄さま〜♪」

 

 

「ちょ、ちょちょちょちょ!菖蒲ちゃんくっつきすぎですよ!?離れてください、いろいろ当たってますので!?」アセアセ

 

 

「いやです〜♪それに当たってるんじゃなくて当ててるんです〜♪」

 

 

離れるように説得しようとする佐介の努力もむなしく、菖蒲は言うことを聞いてはくれなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、ここから少し彼女、菖蒲についての話しを一席しましょうか

 

 

今でこそ佐介のことを葛城のことを「かつ姉さま」と呼ぶように「佐介兄さま」と呼び、愛を込めて慕っているが

 

 

しかし、最初の頃はそうではなかった。これから語られるのは菖蒲が佐介のことを慕うきっかけとなった物語である

 

 

というわけでよろしく頼むよ

 

 

 

 

 

 

 

菖蒲side

 

 

 

 

はい作者さん!

 

 

ここからはお任せください!

 

 

 

 

 

みなさまこんにちは、こんばんわ。既に何度か出てますが

 

 

改めて自己紹介します。菖蒲です

 

 

半蔵学院の一年生で善忍で選抜メンバー候補の1人であると同時に購買部に所属しています

 

 

ちなみに菖蒲の家系は他の先輩方や柳生ちゃんたちと違い、普通の一般の家系です

 

 

えっ?ではどうして菖蒲は忍になったかですか?

 

 

それはですねまだ菖蒲が中学の頃、菖蒲の運命を変える人と出会ったからです

 

 

そう、その人こそかつ姉さまです!

 

 

かつ姉さまの凛々しさ、勇ましさに菖蒲の心は奪われました

 

 

そしてかつ姉さまのことを調べるうちにかつ姉さまが忍であること、そして女子生徒たちにセクハラをしていると言う事実を知りました

 

 

これらを知った菖蒲はお慕いするかつ姉さまに追いつくために忍となることを決め

 

 

お慕いするかつ姉さまの好きなセクハラでかつ姉さまからたくさん愛情を貰おうと

 

 

かつ姉さまと同じく半蔵学院に入学してからありとあらゆる手を使ってかつ姉さまにセクハラしてもらおうとしたんですが……

 

 

なぜかかつ姉さまは菖蒲から逃げてばかりでちっとも菖蒲にセクハラしてくれません

 

 

でも菖蒲はこんなことでへこたれません!

 

 

絶対かつ姉さまにセクハラしてもらい仲を深めてみせます!

 

 

…………って、違いました!?

 

 

かつ姉さまとの話しも大事でしたが今は佐介兄さまとの出会いの話しでした!

 

 

コホン、ではここから佐介兄さまとの出会いの話しをさせていただきます

 

 

菖蒲が佐介兄さまと出会ったのはとある出来事でした

 

 

その日は販売部の仕事のため、部室に段ボールに詰めた荷物を運んぶ途中でのことです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ…今日は大荷物だけあって少々重いです〜」

 

 

この時は荷物の入った段ボールを三段に重ねて運んでいたため

 

 

そのあまりの重さに運ぶ途中で腕がしびれたり、ふらついたりしていました

 

 

そんな中、菖蒲が降り階段に差し掛かった時でした

 

 

「っ、しまっ!?きゃあぁ!?」ヒュ~

 

 

運悪く足が滑って階段からその下の廊下に向かって落ちてしまったのです

 

 

痛みに備えて目をぎゅっとつぶる

 

 

そんな時でした

 

 

 

 

 

 

 

 

ダキッ

 

 

 

 

 

 

 

 

「……あっ、あれ?」パチクリ

 

 

菖蒲は確かに落ちたはずなのにいくら待っても痛みが来ないことに疑問を感じると同時に

 

 

誰かが自分の体を支えでくれているということに気づいた

 

 

いったい誰が菖蒲を助けてくれたのかと目を向けると

 

 

「大丈夫ですか?」

 

 

「えっ?」キョトン

 

 

そう、廊下に転落しそうになった菖蒲を助けてくれた方こそ佐介兄さまでした

 

 

「怪我はありませんか?」

 

 

「はっ、……はい?」

 

 

この時の菖蒲は突然のことにより、頭が真っ白になり、状況が全く飲み込めませんでした

 

 

そしてそんな中、菖蒲はあることに気づきました

 

 

菖蒲は佐介兄さまにお姫様抱っこされていたのです

 

 

今なら喜んでいるとこですが、この頃の菖蒲はあまりの恥ずかしさで顔を真っ赤にしてあたふたしてしまいました

 

 

その後、佐介兄さまは落ちて散らばった荷物を一緒に拾ってくれたり

 

 

購買部に着くまでの間、荷物の半分を一緒に運んでくださいました

 

 

これが佐介兄さまと菖蒲の初めての出会いでした

 

 

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