閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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番外絵巻 出会いとは思いがけずしておきる時もある 後編

チェルシー、レイナとともに商店街に来ていた佐介は食べ歩きを楽しんでいた

 

 

そんな時、3人は突然背後から迫って来ていた謎の少女、飛彗とぶつかり

 

 

飛彗はそのまま走り去り、彼女がぶつかった衝撃でチェルシーがレイナから誕生日プレゼントとしてもらった大切なブローチが壊れてしまい

 

 

怒り狂ったチェルシーが飛彗の後を追って行き

 

 

佐介とレイナも慌ててチェルシーを追って行った

 

 

そしてとうとう飛彗に追いついた佐介たちが来た場所は彼女の通う学校なのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

「(ど、どうしましょう部長!?)」

 

 

『(これはマズイ状況(;゚Д゚))』

 

 

「(なんとかって言われても)」アセアセ

 

 

元親たち突然の事態に慌てふためいていた

 

 

「(あぁ~、「こんな時に相馬がいてくれたらな~」、とか思ってるんですよね先輩w)」

 

 

「(な、なんでそこで相馬の名前が出てくんのよ!?)」

 

 

不意に元親がつぶやいた相馬という言葉に楓が過剰な反応を示す

 

 

『(きっと楓がピンチなら助けに現れてくれるはず!)』

 

 

「(なんたって相馬さんは部長の彼氏さんなんですよね)」シュコ~

 

 

「(なっ///!?)」パァァ

 

 

彼氏という言葉が出た瞬間、楓の顔が火山が噴火したかのように真っ赤になる

 

 

「(ち、ちちち違うわよ!!べべべべ、べつにあんな奴彼氏でも何でもないし!それにそんなんで出てくるんなら今までさがす必要ないじゃない!!)」アセアセ

 

 

「(もう部長ってば~)」ニヤ

 

 

「(相馬さんのことになるとすぐこうなんだから)」シュコ~

 

 

『(楓ってばカワ(・∀・)イイ!!)』

 

 

「(うっ、うっさい!!)」アセアセ

 

 

仲間たちにひやかされ、楓は小声で怒鳴り散らした

 

 

「(と、ともかく!こうなったからには仕方ない、ここは慎重に、私たちが忍学生であることを悟られないようにするのよ!下手にバレてここに攻め込まれた日には私たち終わりよ!?)」

 

 

『(了解!(;`_´)ゞ)』

 

 

「(それが無難だろうな)」シュコー

 

 

「あっ、あの〜?どうかしましたか?」

 

 

先ほどからジロジロと見られていることが気になった佐介はコソコソしている4人に訪ねた

 

 

「いっ、いえいえなんでもないですよ」

 

 

「そ、そうよ、別になんでもないのよ!」

 

 

『その通り(^◇^;)』

 

 

「おかしなことなんてない!」シュコー

 

 

4人は慌ててそう告げた

 

 

佐介は少し困惑気味な顔をするも、それ以降は特に追求はしなかった

 

 

それを見てホッとする4人はこのままならなんとかなるだろうと思っていた

 

 

「オン♪オン♪オンオンオンオン♪heyみんな!飛彗は帰ってきたかYo!」

 

 

その時、学校から1人の男が現れた

 

 

「ラッパー先生、飛彗。ただいま帰ったっす!」

 

 

「Oh Yeah!よく頑張ったYo!これでまた立派な忍に一歩近づいたYES!」

 

 

「「「「っ!?」」」」

 

 

「ほんとっすか!おっしゃー!これからも頑張って一人前の忍べしヒーローになるっす!」

 

 

「忍?…ということはここは?」

 

 

「「「「っ!?」」」」

 

 

2人が地雷発言をしたせいで佐介が感づいてしまった

 

 

「…ラッパー先生」

 

 

「ん?どうしたYo、みんな?」

 

 

「ちょっとこっち来いや」ガシッ

 

 

「えっ?なに?WATS?」ズルズルズルズル

 

 

ラッパー先生は一瞬にして全員に拘束されて、学校の壁の片隅まで引きずられ、連れてかれて行った

 

 

そして次の瞬間

 

 

 

コンノアホォォォォォ!!

 

 

HIEEEEEE!!!

 

 

 

「「「っ!?」」」ビクッ

 

 

すると隅からものすごい怒鳴り声とともにラッパー先生の悲鳴が聞こえるのであった

 

 

 

 

 

 

「ぐう〜、せっかくうまくしらを切りとおせると思ったのに」

 

 

「ラッパー先生のせいで結局バレてしまいました」アセアセ

 

 

『これはマズイ_:(´ཀ`」 ∠):』グヌヌ

 

 

「こうなれば死ぬ気で戦うしかない!」シュコー

 

 

戻ってくるやいなや、忍とバレた以上は戦いは避けられないと言わんばかりに構える

 

 

「ちょ、ちょっと待ってください!僕らは別に何もしませんよ!」アタフタ

 

 

「そうですよ!」アタフタ

 

 

それを見た佐介たちは慌てて4人を宥める

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ本当にうちを攻めるつもりはないのね?」

 

 

「はい、僕らはただチェルシーちゃんを連れ戻しに来ただけですから」

 

 

自分たちがこの学校を攻めに来たわけでないことを伝え、警戒心を弱めることに成功した

 

 

「でも…なんだか佐介さんって霞先輩が見せてくれた情報と全然違いますね?」

 

 

「情報?」

 

 

『…これ□ヽ(´o`;』pppp

 

 

佐介が小首をかしげていると霞がサイトを開きパソコン画面を見せた

 

 

それは忍情報BBSのサイトであった

 

 

そして佐介たちが画面を見てみるとそこには

 

 

 

『佐介 半蔵学院に在学中の忍学生 危険度level7 その強さまさに叫び狂う獅子如く、立ちはだかる敵は全てなぎ倒すほど凶暴な男である』

 

 

 

本人とは似てもにつかないほど凶悪な顔で描かれた佐介のプロフィールとそのような内容が記述されていた

 

 

 

「…へぇぇ~」アセアセ

 

 

「な、なにこれ?」

 

 

「こ、これが佐介兄さま?」

 

 

それを見た佐介たちは唖然としていた

 

 

「だから私たちが忍だと知られでもしたらとんでもないことになりかねないかと思ったので…」ポリポリ

 

 

茶髪のポニーテールの少女、元親が申し訳なさそうに告げた

 

 

「僕って…僕ってみんなにこう見られてたの」ショボーン

 

 

「ぷふふふwww似ても似つかないなこれww」

 

 

「ぐふっ!?」グサ

 

 

「も、もうチェルシー!」プンプン

 

 

落ち込む佐介の傷口をチェルシーがえぐり、それをレイナが注意する

 

 

「佐介兄さま、落ち込まないでください。あんなの嘘っぱちなんですから、佐介兄さまが本当は心の優しい人だということは私たちがよく知ってますから」

 

 

「…あ、ありがとうございますレイナ」パァァ

 

 

レイナの優しい笑みを見て佐介は立ち直った

 

 

「レイナちゃんって優しいんですね~」

 

 

「そりゃ僕の"弟"だからね~」

 

 

「なるほど、それはそれはよくできたおとうt…」

 

 

「「「「弟!?!?!?」」」」

 

 

チェルシーの一言でレイナが女の子だと思っていた飛彗たちは驚きの声をあげた

 

 

「うそ!?この成りで男の子なんですか?」

 

 

「あ、ありえなさすぎっす!?」

 

 

『ビックリポンΣ(゚д゚lll)』

 

 

「世界広しとはまさにこのことか」シュコー

 

 

飛彗たちの驚きように佐介とレイナは苦笑いしていた

 

 

「ほうほ~う…ところで二人はどういった関係なのかしら?」キラーン

 

 

「「関係?」」

 

 

そんな中、唯一違う反応を示し、メモ帳とペンを手に二人の関係について興味深々な顔をする楓だった

 

 

「関係…って言われても~」ウーン

 

 

「さ、佐介兄さまは私にとっては…その、優しくて頼りになる憧れの存在ですかね?」アハハ

 

 

「それを言うならレイナだって」

 

 

「そう言ってもらえると嬉しいです」ニコ

 

 

二人は互いに自分たちをほめ称え、目には見えない二人だけの空間が出来ていた

 

 

それを見ていた楓は怪しい笑みを浮かべながらペンでメモ帳に何かを書いていた

 

 

 

 

 

 

 

「憧れか~、実はオレにも憧れの存在がいるんす」

 

 

「飛彗ちゃんにも?」

 

 

飛彗が唐突に自分にも憧れの存在がいると言い出した

 

 

「おうっす。オレは元から特撮ヒーローが大好きで、いつか怪獣が襲ってきても退治できるような存在になりたいって思ってたんす…そんな時、オレのその志しをさらに強固にしてくれた人が現れたんす!」

 

 

「へ~、どんな人なの?」

 

 

レイナが飛彗に自分の志しを強めた人について聞いた

 

 

「あれは今から数ヶ月前っす、オレは友達に誘われてミルキーポップのライブを見に行ったんす。そしてオレはその会場で正義のヒーローを目撃したんす!」

 

 

「っ!?」ビクッ

 

 

ミルキーポップのライブ、会場に現れたヒーローというキーワードを聞いた瞬間

 

 

佐介は大きく体をびくつかせた

 

 

「正義のヒーロー?」

 

 

「おうっす、会場に押し寄せた悪党どもを華麗にかつ豪快に倒したあの人を見た瞬間、オレの心は高まったっす!」

 

 

興奮を抑えられないと言わんばかりに飛彗は声を荒げる

 

 

「飛彗さん、その人のこと尊敬してるんですね。」

 

 

「当前っす!オレの憧れの存在であり、オレの道を示してくれた人っすからね!」

 

 

「そういえばそのヒーローさんってなんて名前なの?」

 

 

「ふふ~ん、知りたいのなら教えてあげるっす!オレの憧れのその人の名は!……仮面ライガー先輩っす!」

 

 

「」ビクビクビク~ン!

 

 

飛彗がとうとう名指しで呼んだため、佐介はさらに体をびくつかせた

 

 

「いつかはオレは誰よりも強い忍になって、仮面ライガー先輩と一緒に世界の平和を守ることっす!」

 

 

「へ~」

 

 

夢を追いかける飛彗の真っ直ぐさにレイナは感銘を受ける中、それとは逆に罪悪感を感じていた佐介であった

 

 

「ふ~ん、ヒーローね~?あんた女のくせにそんなの好きなんだ?口調もオレとか男みたいな感じだしさ~」

 

 

「っ!なんだよ、文句あるって言うんすか?」イラ

 

 

人を小馬鹿にすることをいうチェルシーに飛彗が怒りをあらわにする

 

 

「べっつに~、ただ女の子らしさのかけらもないなって思っただけだよ~、その点僕なんかキュートでセクシーで可愛さ満点な100人中100人は振り向くほどの女子力だもんね~」

 

 

「はっ、なにがキュートでセクシーな可愛さっすか?見るからにがさつで雑そうでおまけに口の悪いようなやつがそんなこと言っても説得力ないっすよ」フフ~ン

 

 

「な、なんだとぉ!」

 

 

「やるっすか!」

 

 

チェルシーと飛彗が互いににらみ合うとともに火花を散らす

 

 

「こんのぉぉぉ!!!」

 

 

「うりゃぁぁぁ!!!」

 

 

「「おりゃりゃりゃりゃりゃりゃ!!」」ボコボコボコ!

 

 

そしてさらにそこからもみ合いにまで発展してしまった

 

 

「やっ、やばい!兄さま手伝ってください!」

 

 

「うっ、うん!」

 

 

「私たちも飛彗を止めるわよ!」

 

 

「はいです!」

 

 

この状況を危険視した佐介たちは止めようと行動に出る

 

 

「チェルシーやめて!」

 

 

「ちょ、レイナ!?」

 

 

レイナと佐介は慌ててチェルシーを押さえ込む

 

 

「飛彗、あんたも落ち着きなさい!」

 

 

「そうですよ飛彗ちゃん!!」

 

 

「離してくれっす!オレは一発あいつにガツンと言ってやらなきゃ気がすまない!!」

 

 

楓たちも飛彗を押さえ込む

 

 

「あーもう!わかったよ!もうしないから離してよ!」

 

 

「オレももう大丈夫っすから!」

 

 

そう言い張るとともに抑え込んでいる手を振り払い、互いを見つめあう

 

 

「今日のところは引いてやるけど、覚えてろよ!この決着は必ずつけてやるからな!」

 

 

チェルシーは飛彗にむけてそう言い張る

 

 

「そっちこそ!逃げたら承知しねぇっす!!」

 

 

「「ぐぬぬぬぬぬ!!」」

 

 

「レイナ、リラックスリラックス〜」

 

 

「飛彗ちゃんも〜」

 

 

またもめそうな2人をレイナと元親がなだめる

 

 

こうしてチェルシーと飛彗は互いにライバル心を抱き、次こそはぎゃふんと言わせてやると心に誓うのだった

 

 

「では僕たちはこれにて」

 

 

「おさわがせしました」

 

 

なんだかんだあり、佐介とレイナは楓たちに頭を下げてその場から去ろうとする

 

 

「いいか!今度会ったら必ず決着つけるからな!約束だからな!破るなよ!」

 

 

「その言葉、そっくりそのまま返してやるっす!」

 

 

チェルシーと飛彗は互いに捨て台詞を吐き合うのだった

 

 

「はぁ〜、今日は飛彗ちゃんやあの人たちのおかげでくたびれ儲けです〜」

 

 

『迷惑千万!(*`へ´*)』

 

 

「同感!」シュコー

 

 

元親たちもまた振り回されの一日に愚痴をこぼすのであった

 

 

 

 

 

 

「約束、か……ねぇ、相馬。あんたは今どこでなにをしてるのよ?早く、帰ってきなさいよね……バカ」

 

 

そんな中、楓は1人。ポツンと何かを呟くのであった

 

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