閃乱カグラ 忍たちの生き様   作:ダーク・リベリオン

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第十九章 煌めけ!聖剣クラウソラス!

佐介との戦いでボロボロに傷ついたはずの光牙が精神世界にて覇王光竜から力を受け取ったことで息を吹き返し佐介に対峙する

 

「さぁ、ここからが本当の勝負だ!」

 

「(先ほどまでもう立つのが精一杯だった光牙くんからとても大きな気が…いったい光牙くんに何が?)」

 

光牙の突然の復活に佐介は驚きを隠せない

 

「(行くぞ…力を貸してくれ聖剣よ!)」

 

 

内心そう呟くとともに右手を手前にかざす

 

 

その行動に佐介が小首を傾げていると

 

 

 

真・粒子変化(ネオ・フォトランス)!!」

 

 

そう叫び、右手を勢いよく振り下ろした瞬間、体から光が溢れ出し、光牙の体全体で包み込んだ

 

そして変身が完了し右手を払うと

 

姿的に黒や灰色を主体としていた忍装束は純白の白と青を強調した色に変わっていた

 

そして髪の毛のメッシュの部分がさらに範囲を広げていた

 

「これが…俺の新たな力?…すごい、すごい力だ」

 

「いっいったい何が?」

 

光牙の進化に佐介が驚いていた

 

「さぁ、いくぞ佐介!!」

 

「っ!来ませい!!」

 

先に仕掛けたのは光牙だった

 

「走れ、我が右手に宿りし聖剣、クラウソラス!!」

 

手刀を振るうと白く輝く斬撃を飛ばす

 

「なっ!?」

 

間一髪でよける佐介だったがその背後の壁や建造物は見事に一刀両断されてしまった

 

「なんて破壊力…!」

 

光牙は手刀をはらう

 

「っはあぁぁぁぁぁ!!!!」

 

「っ!!」

 

それを驚異と感じ取った佐介は早めに光牙を潰さんとし渾身の力をこめた正拳突きをかましてきた

 

 

ドスゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!

 

 

鈍い音が室内に響き渡る

 

決ったのか?

 

佐介はそう思っていた

 

しかし…

 

「なっ!?まさか僕の渾身の力をこめた正拳突きを右手の手の甲で受け止めた!?」グググ

 

「見事なものだ。その威力ならあらゆるものを粉砕できるだろうな。だが」グググ

 

その攻撃は光牙は聖剣クラウソラスとなった右手の手の甲で受け止められていた

 

さらに佐介が後ろに下がった瞬間

 

ピキキキキ… パリィィィン!!

 

「なっ!?」

 

正拳突きを行った右手につけていた篭手が跡形もなく砕け散った

 

「なぜ…!?」

 

「言ったはずだ。我が右手は聖剣クラウソラスだと、俺の中に宿りしものより受け継ぎし力、この世に斬れぬものはない!唸れ聖剣クラウソラス!!」

 

「うわあぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

光牙の斬撃が佐介の左肩から右のわきまでを切り裂いた

 

「ぐあぁぁっ!!?」

 

あまりの衝撃とダメージに耐えかね佐介は膝をつく

 

「こっ、攻撃力もさる事ながら僕の攻撃をも防ぐ防御力まで兼ね揃えているだなんて…恐るべし聖剣」グヌヌ

 

佐介は光牙のもつ聖剣の凄さに驚きを隠せない様子だった

 

「しかしそれでも僕は負けられない!みんなとの約束があるから!!」

 

屈せず光牙へと佐介は挑む

 

「はぁぁ!!えい!!たりゃあぁぁぁ!!!」

 

「甘い!!はぁぁぁ!!」

 

光牙が構えると右手を大きく振りかぶった瞬間、斬撃波が飛ぶ

 

「うわあぁぁぁぁぁ!!」

 

その勢いで吹き飛ばされた佐介はなんとか受けみをとる

 

「はあぁぁぁぁぁ!!!獣波拳!!!!!」

 

 

ガォォォォォォォ!!!!

 

 

獣波拳を放ち光牙に攻撃を仕掛ける

 

だが、光牙は怯まず聖剣に力を込める

 

「はあぁぁぁぁぁ!!!クラウソラス!!!」

 

そして聖剣の手刀を振りおろし獅子を象った獣波拳のエネルギー波を切り裂いた

 

「そっ、そんな!?」

 

「決める!!」

 

驚きのあまり隙を作ってしまった佐介を見た光牙は好奇と悟り、手刀を構えると佐介に急接近する

 

「っ!?うっ、うぉぉぉぉぉぉぉ!この佐介、最大の奥義!獣王拳!!!」

 

右手に全力を集中させ、纏った獅子の顔のエネルギーを正拳突きにのせてかます

 

「我が全力の聖剣、クラウソラスの力を見よ!!」

 

佐介の正拳突きに合わせ光牙もクラウソラスを突き立てた

 

 

ビリリリリリリリリリリリリリリリリ!!!!

 

 

両者の技が互いに火花を散らす

 

「「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」」

 

どちらも弾けをとらぬ程の凄まじい闘士で技をぶつけ合う

 

「負けられない、負けられません!!!!!」

 

願いの力か、佐介が少しずつ押し始めていく

 

「っ……佐介、お前の仲間たちへの思い、今の俺にはよく伝わってくる。だが、俺にも大切な仲間たちがいる。そして俺もまたあいつらと約束した。この蛇女子学園を取り戻してみんなを救うのだと、…だからこそ、俺もこんなところで終わるわけにはいかないんだぁぁぁぁ!!!!」

 

だが、その佐介の思いを打ち負かす程に今の光牙の仲間に対する思いは強固にして絶対なものとなっていた

 

そしてそれに答えるように先ほどまで佐介が押していたのに徐々に光牙の力が佐介の力を押していく

 

「おっ、おっ、押されぇぇ!?」

 

「これで……終わりだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

 

 

ジャキイイイィィィィィィィィィィィィィィィィィン!!!!!

 

 

 

「「っ……」」

 

沈黙が場を支配し

 

その直後ドスンという倒れる音が室内に響く

 

「っ……はぁ…」シュッ!

 

横たわるのは変身が解けた佐介の体、そう、勝ったのは光牙だった

 

光牙はひといきつくと聖剣の右手を薙ぎ払う

 

そして倒れた佐介を抱き上げる

 

「はぁ…はぁ…はぁ…まっ、負けてしまいました」

 

「いや、この力がなければ敗北していたのは俺だ。お前はすごいやつだな」

 

「…っふふ、ありがとうございます」

 

光牙と佐介は互いを湛えあった

 

こうして光牙たちの勝負は終わりを告げたのだった

 

「さぁ、後は焔が秘伝忍法書を取り返してくれば……っ!?」

 

「っ…これは?」

 

しかし光牙と佐介は気づいたこの蛇女で戦っていたであろう10のうち5つの反応が消えたことに、しかもそれは光牙たち選抜メンバーたちのものだった

 

「佐介くん大変だよ!!!」

 

「飛鳥ちゃん?」

 

天守閣に通じる階段から飛鳥が降りてきた

 

「飛鳥ちゃん、いったい何があったの?」

 

「それが、焔ちゃんが消えたの!?」

 

「「なっなんだって!?」」

 

飛鳥から聞かされた事実に驚く2人

 

「しかも焔ちゃんだけじゃなくて斑鳩さんたちに連絡をとったら次々と蛇女の子たちが消えたって」

 

「くそっ…!あいつらが!?」

 

「光牙くん…」

 

戦いに集中していたせいでこんな事態だったことに気づかなかったことを悔やむ光牙だった

 

だが、そんな時だった

 

「は~っはっはっはっは~!」

 

「「「!?」」」

 

再び天守閣に通じる階段から笑い声が

 

その声を光牙は知っていた

 

耳障りと言えるこの笑い声の主を

 

「道元!!」

 

「ふっ」ニヤ

 

そこに降り立ったのは光牙にとって憎き男、道元だった

 

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