今回は友希那の誕生日回となります!
「ん……♪」
「今日のゆき、猫みたいだね」
「誕生日なのだから、今日は我儘を全て聞いて貰うわよ」
「わかってるよ」
猫みたいに竜騎にベッタリとくっ付く友希那。誕生日を良い理由にし、竜騎にお願いしているのだ。
「リサにバレたら大変だけどなぁ……」
「ねぇ……」
「!?」
友希那がくっ付いたまま竜騎にジト目を向ける。
「今日の主役は私よ? リサや他の女子の名前を出さないで」
「ごめん……」
「次に出したら、お仕置きね」
「……」
友希那の圧に黙ったまま頷く竜騎だった。
「にゃー」
「あ、ムート」
「む、ムート……!」
「にゃー?」
竜騎から離れた友希那は、やって来たムートを抱き上げる。
「ふふ……可愛い♪」
「にゃー」
「ホントに猫好きだよね~」
「可愛いもの……猫カフェに行きたいわ」
ムートを抱きながら友希那は口にする。
「決めたわ竜騎。今年は二人で猫カフェで祝って貰うわ」
「いいの?」
「私が行きたいのだから、問題ないはずよ? ほら、ムーナちゃんも連れて行くわよ」
「分かった、連れて来るから急かさない」
友希那の強引な決定で、猫カフェで祝うことに決まった。
――――
「ふふ……♪ にゃーんちゃん……♪」
「にゃー」
「にー」
ムートとムーナも連れて猫カフェを堪能しご機嫌な友希那。
「喜んでるところ、聞きたいんだけど……」
「何かしら?」
「ゆきは兎も角、何で俺まで猫耳を着ける必要があるわけ?」
「いいじゃない、似合ってるわよ……♪」
友希那と一緒にレンタルした猫耳を着けている竜騎は、少し顔を赤める。
「さて、一番値段の高いケーキは……!?」
「どした? 万越え?」
「か、可愛い……! 竜騎、見て……!!」
「えっと……値段は兎も角、大きいなぁ」
友希那が持ってるメニューを竜騎にみせると、可愛い猫のマジパンがたくさん載った大きなケーキだ。
「食べきれるの?」
「食べきるわ、早く注文してちょうだい」
「わ、分かったから……すみませ~ん」
友希那のリクエストで、猫のマジパンが乗ってる大きなケーキを注文した。
暫くして……
「お待たせしました。『巨大な可愛いニャーケーキ』になります!」
「わお……想像以上に、デカい」
「可愛い……♡」
想像以上の大きさに竜騎は空いた口が塞がらず、友希那は目を輝かせて写真を撮る。
「そうだ、ゆき」
「なに……?」
「はい、プレゼント」
「あ……」
『巨大な可愛いニャーケーキ』に夢中で誕生日のことをすっかり忘れてた友希那は、竜騎から箱を渡されて中を空ける。
「可愛い……薔薇と猫のチャーム。手作りかしら?」
「うん、誕生日おめでとう……ゆき」
「ありがとう竜騎、大事にするわ」
「にゃー」
「にー」
「ムート、ムーナもありがとう」
プレゼントと受け取った友希那は、今まで以上に笑顔をみせて二匹を撫でる。
「さて、ケーキも食べよっか」
「ダメ……!!」
「え? どうして?」
「だって……崩したらにゃーんちゃんが……」
「あ~……」
『巨大な可愛いニャーケーキ』の可愛さに、食べることを迷う友希那だった。
FIN
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
また思い付き次第、更新して行く所存です!
次回もお付き合い頂ければ幸いです!