バンドリ-バンド界の漆黒竜- 外伝   作:D・MAKER

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 作者のD.MAKERです!
 今回は友希那の誕生日回となります!


湊友希那①

「ん……♪」

「今日のゆき、猫みたいだね」

「誕生日なのだから、今日は我儘を全て聞いて貰うわよ」

「わかってるよ」

 

 猫みたいに竜騎にベッタリとくっ付く友希那。誕生日を良い理由にし、竜騎にお願いしているのだ。

 

「リサにバレたら大変だけどなぁ……」

「ねぇ……」

「!?」

 

 友希那がくっ付いたまま竜騎にジト目を向ける。

 

「今日の主役は私よ? リサや他の女子の名前を出さないで」

「ごめん……」

「次に出したら、お仕置きね」

「……」

 

 友希那の圧に黙ったまま頷く竜騎だった。

 

「にゃー」

「あ、ムート」

「む、ムート……!」

「にゃー?」

 

 竜騎から離れた友希那は、やって来たムートを抱き上げる。

 

「ふふ……可愛い♪」

「にゃー」

「ホントに猫好きだよね~」

「可愛いもの……猫カフェに行きたいわ」

 

 ムートを抱きながら友希那は口にする。

 

「決めたわ竜騎。今年は二人で猫カフェで祝って貰うわ」

「いいの?」

「私が行きたいのだから、問題ないはずよ? ほら、ムーナちゃんも連れて行くわよ」

「分かった、連れて来るから急かさない」

 

 友希那の強引な決定で、猫カフェで祝うことに決まった。

 

――――

 

「ふふ……♪ にゃーんちゃん……♪」

「にゃー」

「にー」

 

 ムートとムーナも連れて猫カフェを堪能しご機嫌な友希那。

 

「喜んでるところ、聞きたいんだけど……」

「何かしら?」

「ゆきは兎も角、何で俺まで猫耳を着ける必要があるわけ?」

「いいじゃない、似合ってるわよ……♪」

 

 友希那と一緒にレンタルした猫耳を着けている竜騎は、少し顔を赤める。

 

「さて、一番値段の高いケーキは……!?」

「どした? 万越え?」

「か、可愛い……! 竜騎、見て……!!」

「えっと……値段は兎も角、大きいなぁ」

 

 友希那が持ってるメニューを竜騎にみせると、可愛い猫のマジパンがたくさん載った大きなケーキだ。

 

「食べきれるの?」

「食べきるわ、早く注文してちょうだい」

「わ、分かったから……すみませ~ん」

 

 友希那のリクエストで、猫のマジパンが乗ってる大きなケーキを注文した。

 暫くして……

 

「お待たせしました。『巨大な可愛いニャーケーキ』になります!」

「わお……想像以上に、デカい」

「可愛い……♡」

 

 想像以上の大きさに竜騎は空いた口が塞がらず、友希那は目を輝かせて写真を撮る。

 

「そうだ、ゆき」

「なに……?」

「はい、プレゼント」

「あ……」

 

 『巨大な可愛いニャーケーキ』に夢中で誕生日のことをすっかり忘れてた友希那は、竜騎から箱を渡されて中を空ける。

 

「可愛い……薔薇と猫のチャーム。手作りかしら?」

「うん、誕生日おめでとう……ゆき」

「ありがとう竜騎、大事にするわ」

「にゃー」

「にー」

「ムート、ムーナもありがとう」

 

 プレゼントと受け取った友希那は、今まで以上に笑顔をみせて二匹を撫でる。

 

「さて、ケーキも食べよっか」

「ダメ……!!」

「え? どうして?」

「だって……崩したらにゃーんちゃんが……」

「あ~……」

 

 『巨大な可愛いニャーケーキ』の可愛さに、食べることを迷う友希那だった。

 

 FIN




 最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
 また思い付き次第、更新して行く所存です!
 次回もお付き合い頂ければ幸いです!
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