「で?説明してもらおうか?」
ベルは正座させられていた。竈火の館、一階の広いリビングで。今ここにいる面子は新入団員以外の主要メンバーだ。
ヘスティア様は現在私達が歓楽街へ趣き、朝帰りしてきたことで絶賛お冠中だ。
「だから何度も言っているじゃないですかヘスティア様ベルは
「黙れ黙れッマリー君はなんで平然と”こっち”にいるんだいッ君もベル君と同じ立場だろうッ!」
「まさか私が身体を売りに行っていたとでも?或いは男娼に抱かれに行ったか、女同士で楽しみに行っていたとでも?いくらヘスティア様でも聞き捨てならないですよ?」
「いやそんなことまでは思っていないけども…」
「仮にベルが『その気』だったとしても私は止める気ないですよ?年頃の男の子なら普通らしいですし…ヘスティア様が処女神だから『そういうコト』にお堅いのは理解出来ますが、押しつけは如何なものかと。
それに今回の件はどう考えても冤罪でしょう。ベルが一途なのは他ならぬヘスティア様が一番ご存知でしょう?ベルは誰とも寝てませんよ?」
「ぐぬっ…」
ジジイほど吹っ切れとは言わないし最近は
おばさまは何も言わない。ちなみに私の口からベルが誰のことが好きなのかも早熟スキルについても教えてある。どうせ遠からず勘付かれる。「私の手で試して見極めてやろう」みたいなことはまだ絶対にしないようにお願いしておいた。
仮に他の誰かと想いが通じ合ってそれが納得のいかない相手なら私もおばさま側に立って止めることもあるかもしれないが。まあアイズは私的には合格だ。情緒がベル以上に幼い部分があって不安になることもあるが良い娘だし才能もある。
それ以外の女性として足りない部分は私とリヴェリアさんあたりが教えていけばいい。それでもおばさまが駄々こねるようなことがあったら私がベルの側に立って一緒におばさまをブチのめせばいい。
その頃には流石に3人がかりなら勝てるようになっているだろう。ヘスティア様やリリには悪いが本人の望みを応援する方向で私だけでも味方になるつもりだ。アイズが義理の妹になるのも個人的には歓迎だ。
「───というかマリー君、キミと言う者がいながらなんで途中で止めなかったんだい!」
「
「それに私【イシュタル】の【
「なっ…」
「え…【
「なっ…何をやっているんですかぁ!?貴女は~~~~~~~~~!!」
ここまで黙っていたリリが流石に聞き捨てにならいとばかりに口を挟む。
「【
「レベルごっ!?」
「ああ、そっちは大丈夫、団長って言っても名ばかりの戦闘力特化の能無しだったし、人望も0、
アイズが3回も襲われて引き分けもしくは返り討ちにしたっていう話も有名だし。今回も自業自得だと思われるでしょう。実質的な団長も【
「万一総力でこられても今こっちには”誰”がいるか理解っているの?リリ」
ぶっちゃけロキ・フレイヤ以外ならどうとでもなるのだ。あくまで非常時用の戦力としてであまり頼りっぱになりたくはないのだが。
「まあ向こうから攻めてこられたら流石にせっかく手に入れた新ホームも無傷とはいかないだろうから私も抗争は望むところではないわ。それにおばさまの存在は出来たらまだ伏せておきたい。あらゆる勢力に。
ここに来るまでに少数には目撃されているだろうから或いは【ディアンケヒト】の所に行く途中でも、だからそっちの方で漏れていたら仕方ないんだけどね。ダンジョンに潜らなければ多分伏せておいても違反にはならないし。」
「マリー…「はい?」レベル5を4になった直後に撃破するとはやるじゃないか…」
「いやあそれほどでもありますけどー♪」
アルフィアはダダ甘だった。正座させられている
別に戦いに行っていたわけでもないのだが。
「それに私はフリュネに襲われたベルを守り通したんですよっもっと皆で褒めても良いんじゃないんですかっ!?アレが男を廃人にしまくっていたのは有名な話でしょうっ」
「ああ…よくやったぞマリー」
マリーもムフーッとご満悦だ。なんだかんだで大好きな
アルフィアは入団して一日でヘスティア・ファミリアのヒエラルキーの最上位に位置している。
主神、団長、副団長が揃って強く出られず今現在ファミリアでぶっちぎりの最高戦力であるから然るべきか。
リリルカもアルフィアには強く出れない。というかベルに惚れているリリルカを見る眼は若干厳しい。
ベルの取り合いでヘスティアと騒がしくすると
「それと精力剤もヘルメスの奴に押し付けられた物ですよ。だからベルは無罪です」
ベルは最後まで庇ってくれた私に大層感謝していた。ふふふお姉ちゃんの偉大さをもっと噛みしめるのです。
おばさまが元気なのでテンション上がって若干思考が幼くなっている。
ベル君のアルフィアの呼び方
-
おばさん
-
お義母さん