ベルの姉が「才禍の怪物」なのは間違っていない   作:イルイル

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実際どれくらい視えるんだろ…”鏡”なしで遠くを視ているような描写もあるし…


第13話 キャンプファイヤー

 

「騒がしくなってきたな、もう奴らも動き出したか」

その()()()()()()()()姿()()()()()()は、取り敢えずは作戦が上手くいったことにほくそ笑んだ。

 

──────

 

「まず作戦を語るにあたって一つの情報を開示します。ヘルメスとヘスティア様とおばさまはもう知っているでしょうが、ベルと私はこの街の頂点の一柱(ひとり)女神フレイヤに目を付けられています。

『神の鏡』から覗き込まれたことも数知れず…まあ私とベルを欲しがる神なんていくらでもいるでしょうが…問題は【フレイヤ】の戦力(ちから)と執着心、行動力にあります。

いずれ奴らと雌雄を決する時がくるかもしれないので…ヘタすれば1年以内にでも。(ミコト)とリリは肝に銘じておいてください。ヘスティア様も…」

 

「ふん私とマリー(オマエ)が揃っているのに奴ら如きに負けるはずもないだろう、その頃にはベルも4か5くらいにはなっていてもおかしくない」

 

「あ、オッタル(イノシシ)は私の獲物ですからね、おばさまは手出ししないでくださいよっ」

 

「参ったな、そうなると私の知っている奴が残っていないんだが…ミアは我関せずだろうし…例の白黒エルフどもをマリー(オマエ)が不要と断じた静寂の園(シレンティウム・エデン)で完封するのも面白そうだ」

 

白い方(ヘディン)も私の獲物ですっおばさまは黒い方(ヘグニ)でも相手にしててくださいっ」

 

「あっと、話が脱線してしまいましたね、そして『ヘルメスのせい』でフレイヤが私達に目をつけていると知ったイシュタルはその嫌がらせに私達を拐かそうとしています。

でイシュタルに私かベルが手出しされればフレイヤはほぼ確実に動きます。最悪動いてくれなかったら私とおばさまの2人で【イシュタル】は潰しますが、ギルドからの罰則や諸々で敵に回す勢力が増えて面倒なんで

【フレイヤ】におしつけるために敢えて拐われます。適当に歓楽街をベルの格好でうろついていれば寄ってくるでしょう。ですが私も可愛い弟をまたあんな所に突っ込ませたくないので身代わりを立てます。私の【オーバーロード】は知っての通り、条件さえ満たせば他人の魔法を

使うことが出来ます。モノによっては改良することも…【変身魔法(シンダーエラ)】この魔法をおばさまにかけてベルの身代わりとして送り込みます。幸い今のベルとおばさまの体格はそう、差がありません。問題なく送り込めるでしょう。」

 

「ちなみに私の格好じゃダメです。フリュネを落とした私には今はまだ食いつきが悪いでしょう。フリュネに代わる純粋な戦力としてそのうち狙うつもりでしょうけど…仮に私がとっ捕まっても

ベルと違って私がみすみす捕まっていたら疑われてフレイヤの直接の確認が入る可能性が高いです。ですからおばさまを送り込むのは一種の『賭け』です。偽ベルと化したおばさまが拐われた段階で間者からの報告がいき、

フレイヤは動こうとするでしょうがもし『神の鏡』で直接魂の確認までされたらアウトです。まあ一度動き出した後ならその後にバレても『手を出そうとしたことが気に食わない』とか言って止まらずに最後までやってくれるでしょうが…

おばさまは【フレイヤ】が動き出したらベルの格好のまま速やかに脱出してください。【サタナスヴェーリオン】の使用は最低限に。『ベルの第二魔法だろう』と誤認されると思うので、使用は完全には禁じないです。

ちなみに変身しても自身の魔法はそのまま使えます、自分で試したので。ホームに帰還したら合流して何食わぬ顔で『歓楽街が襲われている!春姫さんを助けに行こう!』と言ってベルを含めた主要団員だけで出撃します。私も出来たら間に合わせます。

フレイヤが確認したらおじゃんという若干()()()()()穴のある作戦なのですが…『フレイヤが動いてくれなかった』と判断したらその段階で私とおばさま2人で強引に攻めて闇派閥(イヴィルス)との繋がりの証拠を押さえてイシュタルの身柄ごとギルドに提出をします。そこまでやればイシュタルには強く出れないギルドも

大手を振ってイシュタルを邪神の一柱として裁けるでしょう。おばさま念のために聞いておきますが美の女神の魅了対策は大丈夫ですよね?私嫌ですよイシュタルやフレイヤの尖兵となったおばさまと戦うのなんて」

 

「大丈夫に決まっているだろう私がどれだけの間美の女神(ヘラ)の眷属をしていたと思っている」

 

一方ヘルメスとアスフィは若干顔を青くしていた。他人に変身魔法をかけられることも恐ろしいが、文字通り「神をも恐れぬ行為」だ。【フレイヤ】を利用できる道具、【イシュタル】の方に至っては「駆除すべき害虫」程度にしか見ていない。

まあヘルメスもほぼ同じことをしようとしていたのだが。

そして(ミコト)は結構複雑だった。春姫の直接的な関係者ということでこの場に招かれていたが忍者も驚きの真っ黒さである。「春姫が助かるなら別にいいか」と開き直れたらどれだけ楽だったことか。

フレイヤ・ファミリアすらまるで恐れる様子のないこの2人がいるファミリアにそもそも自分は必要だったのだろうか?戦争遊戯(ウォーゲーム)が切っ掛けで入団したがアレもそもそもマリー1人でどうにかなる程度の相手だったのだ。

結論から言えば本当のところは「必要なかった」のである。有能そうで人格面も問題ない良い新入団員ゲット出来そうなら入ってもらってそのまま定着してもらえば儲けものくらいでそのまま見逃したのである。

例え後に脱退することはあっても、こちらの情報を悪用するような者達には見えなかったし、繋いだ縁はどこかで活きることもあるだろうと思ってのことだ。

 ちなみにマリーからの評価がアルフィアとベルの次に高いのがリリルカである。頭そのものは良くても育ての親が親だけに最後には結局力に頼ってしまいがちの嗜好があるマリーからすれば最初から最後まで頭脳でどうにかしようとする知恵者のリリルカは、

かなり好みだ。だから特に目をかけたりもしているのだが…どこぞのアラフォーにくれてやるつもりはこれっぽっちもない。

 ヘスティアは「まあこういう娘だから」と諦めの領域だ。まあ悪いことしようとしているわけじゃないし…もう少し手段は選んでほしいけど。純粋で真っ白なベル君もこの半分、いや10分の1くらいの黒さがあってもいいとも思っている。

 アルフィアは作戦に若干不満があった。「わざわざベルのフリして捕まんなくても正面から叩き潰せばいいだろう」と思っていた。頭そのものは良くてもやはり彼女は脳筋だった。

 

「ちなみに一連の作戦の立案者はヘルメスということで。フレイヤに後で聞かれたらそう答えてください」

 

「ちょっと待って!?俺本当にフレイヤ様に殺されちゃうよっマリーちゃんっ!」

 

「何を白々しい。どうせ同じようなこと最初からするつもりだったくせに。違いなんてベル本人じゃなくておばさまを送り込むところくらいでしょう」

 

アスフィも「やりそうだなー」とは思っているので全く弁護しない。

その後は初耳であるリリルカと(ミコト)にも闇派閥(イヴィルス)関連のこれまでの話をしていくのであった。

そうして───次の日までヘルメス達に滞在してもらい、突如転がり込んできたアルベラ商会からの指名依頼。タイミングが臭かった上にベルのみ必須の指名依頼…

念のためヘルメスに確認してみれば案の定【イシュタル】と繋がりがある商会だとか。マリーはソロで活動しているのは結構有名なので狙いは明白だ。

敢えて歓楽街で誘う必要も無くなった。そうして一連のことはベルに隠したままアルフィアが化けた偽ベルとヴェルフと(ミコト)とリリルカを送り出しダンジョンでそのまま襲われてわざと負けたフリをして捉えられた。

道中ヴェルフには作戦の概要をリリルカが説明していった。「普段あれだけ慕っている叔母を弟の身代わりで送り込むとかやっぱマリー超こえー」とか思ったりもしたが。

 

 意識を失ったフリをしていた偽ベル(アルフィア)は頃合いを見て捉えられていたその場所から強引に鎖を引きちぎって(ミコト)も解放して隠れながら逃走する。

そのまま【フレイヤ】が動くのを待っても良かったがイシュタルに鉢合わせたら面倒だからだ。例の春姫が自分達を助けようとしていたみたいだが…結構好感度が上がった。

ファミリアに来たら良くしてやろうと思った。ベルとの交際は別だが。

 

「ア…ベル殿少し早いのでは?」

 

「奴らが動き出すまでじっとしているのなんて性に合わん。それよりあの子狐が巻き添え食わんようにお前がしっかり守ってやれ。避難誘導くらいは出来るだろう。」

 

「”本物”と一緒に迎えに来るからそれまではお前はこちらで待っていろ」

 

そうして没収されていた武器も回収したところ(敢えて奪われても大して痛くない武器しか持ってきていなかった)で、

 

 

頭上からちらほらフレイヤ・ファミリアの構成員と思われる手練の気配があったが、所詮一流とは言っても冒険者としてである。

隠密としてならまだ忍者の心得もある(ミコト)の方が上だ。彼らの眼も誤魔化しながらアルフィアは素早く歓楽街を脱出するのであった。

 

 

 

「春姫殿よく聞いてくださいっ今宵イシュタル・ファミリアは滅びますっここにこのままいると巻き込まれますっ私と共に逃げましょうっその首輪のせいで今すぐに歓楽街の外へ行けないというのならせめて安全な所に隠れていましょう。」

 

「えええっどういうことっ(ミコト)ちゃんッッ!?」

 

思わず昔の呼び方に戻ってしまったがそれどころではないのだ。

 

「神イシュタルはやり過ぎてしまったのです。お陰で『あの方達』に『世界にとっての害悪』と見なされそのような状況にされてしまいましたっ」

 

「『あの方達』って…?」

 

「ある一柱(ひとり)の胡散臭い神とっ…私が今所属している【ヘスティア・ファミリア】の副団長ッ…春姫殿がお会いしたベル殿の姉君…天使のような容姿をした悪魔のようなお方…『マリーベル・クラネル殿』ですっ」

 

「まあっベル様のお姉様っ?そんな方がいらしたなんてっ…」

 

「悪魔」の部分をスルーしているが、実は一番やばいのはそいつらの「お義母様」である。ベルに恋慕する者ら(ヒロイン)にとってのラスボスだ。知らないことは幸せである。

 

「とにかくその方らの策略でこれからここは都市最強の一角である【フレイヤ・ファミリア】に攻められます。

向こうは春姫殿のこととは無関係な理由で動いてますから、下手に目にとまって目障りだと判断された瞬間にゴミのように殺されてしまいますっ」

 

「あの方は…ベル様は逃げられたのでしょうか…?」

 

「ベル殿はまた来ます。世界最強の援軍と共にっ…」

 

程なく【フレイヤ・ファミリア】が到着し、俄に騒がしくなってきたので、(ミコト)はそのまま春姫を守るようについて逃げ回るのだった。

 

そうして帰還したアルフィアは…

「お帰りなさいおばさま。もうその姿は解いてもいいですよ。」

 

「せっかくだ。お前が解いてくれ。」

 

「【響く十二時のお告げ】」

 

マリーが解呪式でアルフィアの変身を解いた。ちなみにかけられた本人が自分で解除することは出来ない。アルフィアだけは唯一【静寂の園(シレンティウム・エデン)】で自分から解除出来るのだが。

 

「ハハッまさに童話の魔女だな。シンデレラは自分で変身するものじゃなくて魔女にさせてもらうものだから元ネタ通りというわけだ。ランクアップはしなかったのか?」

 

「しようと思えば出来ますが…まだアビリティが上がる余地があるので、待機状態です。それに4になってから1週間経ってないんで…流石に混乱させすぎますからね」

 

この前の時点ではランクアップに必要な最低限の基礎アビリティが足りなかったのだ。まあ全体的に爆上がりはしたのだが…所謂ランクアップに必要な「偉業ポイント」だけは溜まりまくっていたらしいのだが。

でもランクアップには微妙に足りなかった”ソレ”も今回で満たされた。

刀は折れた物に替わる物を差しているが、どうせ殆ど戦うことはないだろう。

 

「さて、フレイヤ(やつら)は動いたようだぞ。予定通りだな」

 

「まあベルが消えたことに気付いてもここまでくれば大丈夫でしょうが、せっかくだから皆で迎えに行きましょうか。」

 

「皆っ歓楽街が攻められているってホントッ!?」

 

リリにベルを呼ばせてきたが皆準備万端である。嘘が苦手なヴェルフは若干罪悪感を感じていた。

イシュタル・ファミリアのレベル3以下の戦闘娼婦(バーベラ)など物の数ではないしベル以外は(物騒な)ピクニック気分である。

 歓楽街の奥の奴らのホームにはあっさり入れた。まあ連中が既に攻めてきてそれどころじゃないだろう。

(ミコト)の位置はある仕掛けにより判っているので最短距離でその場まで赴く。

 

 辿り着いた空中庭園───そこに彼女達はいた。サンジョウノ春姫、ヤマト(ミコト)そして───

 

「やれやれ周りでドンパチやり出しているのに本当に来るとは…でも保護者同伴ってのはいただけない」

 

アイシャ・ベルカがこちらを見定めるためか残っていた。

 

「保護者じゃないですよ…対等な仲間です」

 

私が率先して答えるが、おばさまがいる時点でそれは通用しないか。

 

「申し訳ありません、皆さん、春姫殿の首輪を外す代わりにアイシャ殿が『見極めさせろ』と。」

 

「【静穏】アンタ、もうレベル5間近かい?それに、そっちの女は…もしかしてレベル7かい?」

 

「正解です。私達の叔母ヘラ・ファミリア元幹部【静寂】のアルフィアです。嫉妬に狂った女というのは怖いですね。力を求めるあまり、貪欲にあれこれと手を伸ばしすぎて、手出しすべきでないものに手出ししてしまった結果、

こうして今、多くを巻き込んで破滅しようとしている。【フレイヤ】が攻めてこなかったら今日までには私達で潰すつもりでしたよ、イシュタル・ファミリア(ここ)は。」

 

ベルは少し驚いているが、意外でもなさそうだ。まあ私達ならそれくらいやりそうとは予想出来るか。

 

「どのみちウチは詰んでいたってわけかい…」

 

「春姫さんを、連れて行きます」

 

ベルが力強く宣言する。出来たら見届けたかったが…

 

「…視られてるな…」

 

「ええ…もう詰ませて余裕があるからこちらを視ているのでしょう。」

 

更に高い場所からフレイヤがこちらを視ている。私達に来いということなのだろう。

 

「それじゃベル達のことは任せますヴェルフ、リリ、(ミコト)

 

「ああ…」

 

「ご武運を…」

 

「お気を付けて…」

 

──────

 

辿り着いたその場所ではちょうどフレイヤがイシュタルをいつでも落とせるようなポジションになっていた。

 

ベルとアイシャさんの戦いを眺めるためにギリギリまで生かしているらしい。

 

やがて、決着が着いたのかイシュタルを羽虫でも視るかのような眼で突き落とそうとするがすんでのところで止めた。

 

「私とお前、何が違うっていうんだっ!?」

 

「品性」

 

フレイヤはイシュタルにそう断言するがマリーの立場としては色々と物申したかった。

 

他人(ひと)を無遠慮に覗き見して視姦するような輩に品性なんてものがあったんですね、驚きです。」

 

「来てくれたのね…きちんと会うのは始めてね。随分長いこと待っていたような気がするわベル(あのこ)と違って私の気持ちに気付いてたくせに…つれない子ね…」

 

「お生憎様、私はノーマルなんで、貴女が美しいのは認めますが、貴女に好かれてもちっとも嬉しくありません。可愛い弟をみすみす貴女のような毒婦に捧げる気もありません。」

 

付き人のオッタルが殺気立つが、機を制すように持ってきていた自作の魔導書(グリモア)をオッタルに突き出す。最近作れるようになったばかりだが、かなり高級品だったであろうアレと同ランクのモノが出来たと自負している。

 

「”店”で貰ったアレには随分ベルも助けられましたからね、きっちりと返させていただきます、使い方はお任せします、なんなら売ってもらっても結構です」

 

「貴女は”店”に来てくれないのに?」

 

「『シル・フローヴァ』…さん」

 

顔色が変わった、やはり何かしらの関係があるのか。

 

「私あのヒト苦手なんですよね、あのヒト居ない時なら寄ってもいいですけど」

 

「さて…神イシュタル…貴女クノッソスに居ましたね…?」

 

ちなみに今の彼女の状態はフレイヤに完全に抑え込まれている。タケミカヅチ様ほどの達人ではないだろうが流石戦いを司る神というだけはあるか。

 

「貴女が爛々とした眼であの牛を視ていたのは判っていますよ?”アレ”をフレイヤ・ファミリアにぶつけたかったんでしょうが私のような小娘にあっさり爆殺されて残念でしたね?」

 

「まあ貴女はこのまま邪神の一柱として大人しく送還されてください」

 

「小娘がァ…『私を助けろ』!」

 

「!」

 

苦し紛れに抑え込まれていたイシュタルがマリーを魅了しようとしたが、目を合わせないようにしているアルフィアと違い全く対策をしているように見えないのに全く効かない。

 

「お前…私を魅了して操ろうとしたな?」

 

そしてマリーがイシュタルに接近して殺そうとした矢先にフレイヤがイシュタルを突き落としてそのまま送還されてしまう。

 

「あーあ…嫌がらせですかもう…」

 

「せっかく最近綺麗だったのにささくれだっているわよ、感情のままイシュタル(アレ)を殺らせたら良くなさそうだったから悪いけど私の手で殺らせてもらったわ」

 

「最近になってベルもマリーも魂の陰りが無くなって一層綺麗になったわ…貴女のお陰かしら?アルフィア」

 

「さあな…だがこの子達に手を出そうものなら潰すぞ?」

 

「ふふっ貴女だからこそ言える台詞ね勿論貴女も欲しいわよ昔よりもとても魅力的…人の親になるっていうのは素晴らしいことなのね」

 

「この街の地下で蠢いているきな臭い連中…アレを排除することに協力するなら今回の件の罰則(ペナルティ)を軽減出来るように取り計らいます。」

 

「あら、ロキの子達が中心になって対応しているっていうアレ?」

 

「ええ、私も協力しています。少しは眷属の苦労も慮ってくださいな。今回の件、貴女への忠誠心から誰1人として文句は上げないでしょうけど、ヘディンあたりはストレスでハゲてもおかしくないですよ」

 

「いいわ。他ならぬ貴女からの頼みならロキとも話を合わせましょう。」

 

「それじゃ今回の件の最初の立案者であるヘルメスと後は話してください。今まさにこの歓楽街を奔走して、闇派閥(イヴィルス)との繋がりの証拠を集めているはずですから」

 

ヘルメス(アイツ)はまだまだ利用価値ありますし、眷属の方達は本当に良い人たちなので、送還は勘弁してやってくださいね…?」

 

「いくら貴女の頼みでも聞けないこともあるわ…」

 

え!そっちでそうなるの!?グッバイヘルメス3日くらいは悲しんであげるわ()




結局ベル君がとっ捕まった原作と大筋は変化なし。
まあフリュネがもういないから大分危険減ったとはいえ、みすみすまだまだ自分より弱い弟を差し出すような真似させるのもどうかと思ったので。
体調に不安要素のないアルフィア(おばさま)は最強なんで、誰よりも頼りになる鬼札(ジョーカー)のような扱い。
敵対組織の構成員に化けさせて送り込んで内側から制圧させる案もある。

ベル君のアルフィアの呼び方

  • おばさん
  • お義母さん
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