「来ちゃった♡」
「貴女は大人しくしていててくださいよ…迷宮内ほどでないとはいえ、ダイダロス通りも危険が0じゃないんですから」
「”あの輝き”…今まで何度も見たわ…今回の貴女のものと違ってどこか寂しい輝きだったわ…きっと成功したことがなかったのね」
「偶に頼るくらいなら良いですけど、言いふらしたりはしないでくださいよ?」
「ヘイズ達も凄い歓迎しそう…やっぱりウチに来ない?全員でも良いわよ?」
「冗談!私はヘスティア様にお会いしなければデメテル様の眷属になるつもりだったんですぅ~結局私の存在だけでファミリアを武闘派に変えかねなかったから申し訳なくて断念したんですけどね」
「今回ので友達想いの貴女の株も少し上がったんですから自ら下げるようなマネはしないでくださいっ」
「あら?デメテルも『貴女が欲しい』って言ってたわよ?」
「べーっ!どうせそっちでも貴女のちょっかいは止まないんでしょーがっ!」
可愛らしく舌を出して2人を連れて去っていく。
「はあ
どんどん魅力的になる。ベルも人を惹き付けるモノを持っているけど…あの娘は自身の輝きに周囲の者を巻き込んでより輝かせる
姉弟揃って人たらしとでも言えばいいのか。あの
ちなみにフレイヤとロキはマリーの持っていた水晶で一部始終眺めていたのだがロキは百合の波動にやられて
マリーがフレイヤのことを「駄女神」呼ばわりしたあたりでは指さして笑っていたが。
フィルヴィスは未だ都市を脅かした邪神の眷属の1人という扱いな上、送還はされていないからレベル3相当の力は持っているので流石に形式上自由にさせては
不味いということで【ガネーシャ・ファミリア】に預けられた。層が厚い派閥だけあってまだ地上にも何人かレベル4以上の冒険者が残っている。
彼女の立場も【ガネーシャ】側はよく把握していなく単に「
ちなみにレヴィスは【ヘスティア・ファミリア】の下位団員の案内で郊外の旅館に預けられた。人間らしい食事を久しぶりに食す彼女は早々に胃袋を掴まれていた。
そしてロキはマリーが録音していた音声をディオニュソスに聞かせ「見下していた子供の手の上で踊らされていてNDK?NDK?」みたいなことをしていた。
流石元悪神にして
これが真っ当に少ない材料でロキが推理して辿り着いていたのならどんなに内心悔しかろうとも、
「やるじゃないかぁ~ロキぃ~」とか煽って余裕ぶるくらい出来たのだが、そんな
向こうの連中を結局1人も殺れてないのだ、悔しすぎて煽る余裕もない。フィルヴィスをマリーが救うところもまじまじと見せられた。
「茶番だあああああああああああああああああ」と叫んでいたが、自ら道化に成りすまし茶番を演じていた男神の言うことではない。
タケミカヅチは【絶†影】の発案者であるディオニュソスを大義名分を持って裁けたことに満足していた。意外と根に持つ。その後にフレイヤが直接的にボコりまくったのだが…
送還なんかまださせてやらないとばかりに青痣だらけの悲惨な状況にされながら縛られたままだった。
【ヘスティア・ファミリア】は上2人を除くと
それにモンスターが出るとベルの動きも水を得た魚の如く良くなる。
彼女らは外で活動していた期間が長かったので、明確な敵を手にかけることに躊躇はなかった。大半は恩恵なしの盗賊のような雑魚ばかりだったが、
だからこそ自爆狙いの命を粗末にする死兵の首を飛ばすことに躊躇はなかった。というか大抵近付かせないまま魔法で薙ぎ払っていた。
ヴァルグや食人花の群れも物ともしない。
「【サンダーボルト】!」
アーシェスの手から雷撃が迸り大きく横に
「アーシェ!火炎石に誘爆したら危ないからそれあんまり使うなって言ったでしょ!?【
その一言で死兵達が火炎石ごと凍り付く。
「だがリュディ!ずるいぞお前の魔法は誘爆なんて有り得ないんだからっ」
「つ…つええ…」
「活きの良いがいるなあ!ヴェル吉お主も気張らんかい!」
アーシェスが剣を抜くと敵の身体を豪快にバッサリ斬り捨てていく。
「おお!?凄い切れ味だ!流石マリー様の剣っ」
マリーがアイズとの特訓にも使っていた剣。合金の【神鋼】を使い、自身のスキル【
対黒竜戦を意識した、試作武器、【
「ほう!…オリハルコン…いや合金か?そちらの配合の方は専門外だからのう…様々な分野の研究者のあやつだからこそ出来る芸当か…!」
しっかり観察しながらも手を止めない椿。隻眼のままだったら厳しかったが、実は彼女の眼も再生されている。両眼なら周囲を観察する余裕も産まれやすい。
自分自身の強さには大して頓着のない椿だが「頑張ってレベル6狙うかなー」と最近は思い始めている。
(強い…ベルさんも【
リュー・リオンはマリーの頼みで【ヘスティア】の配置に付いていた。「未来の同僚の実力を見てあげてください」とか言われて。
最近のうのうと偽名を使って所属も偽って【再生治療】を受けようとしたジュラ・ハルマーは、リューから特徴を聞いていたマリーにあっさり召し捕られた。
リューに突き出されたので自らボコってからマリーに頼んでギルドに渡して処理してもらったが…
マリーの広域魔法を見たリューが「考えなしに使っていたらジャガーノートを召喚してしまう可能性が高い」と判断して知っている限りの特徴、その性質を
詳しく伝えたのだ。その流れで彼女自身の過去も話してしまったが…レベルで既に自身を上回っているのに最初の頃と変わらず慕ってくれるのだ。
リューは
今の同僚たちは…まあルノアは同格だろう…ポンコツ猫共は…妹とも思えないし、あんまりそう思いたくもないのだが、一応は同格だろう。シルもお姉さんぶるが同格。
「今の地上は貴女ほどの人を自由にさせておく余裕がない」なんて言われて勧誘されたらこちらも恐縮してしまうのだが。
「豊穣の女主人に勤め続けてもいい」とまで言ってくれて、入団した場合のかなり譲歩した具体的なスケジュール表まで渡された。
強くなれる環境も整っているし、士気も高く向上心もある良いファミリアだ。そろそろ折れそう。
「
非才の
冒険者としての総合値なら流石に
「私はベルのものを何も奪っていないし、おばさまのような素敵なお姉様が守ってくれていたのならお母様は絶対幸せだったはずです」
と言われた時は不覚にも泣いてしまった。
そして今アルフィアのテンションは最高潮だった。
木っ端の
2人の
フィルヴィス・シャリアの事情は一応聞いていた。哀れな女だとは思ったが、そこまで深い興味は沸かなかった。まああの娘が見込んだからには確かな才能があるのだろうが…
マリーにはステイタスにも表記されない他が持ち得ない明確な異能が2つある。1つは異常なまでの気配察知能力、これは自身とも共通している。
昔は自身のマネをして両の
「他人と話す時人の顔も見ようとしないのは失礼だから」と至極常識的なことを言って閉じるのを止めた。まああの娘にそんなことを言われても私自身は止める気はないのだが。
こちらの方は才覚頼りではあるが、自身で鍛えて後天的に習得した技術とも言えるだろう。「暗所にも不意打ちにも強くなるし、極めれば便利だろう」と。私の方はそんなこと考えたことないのだがな。
そして神フレイヤの「魂を視る眼」にも匹敵するであろう「才能を視る眼」、これは地上の人間としてはほぼオンリーワンの特級の異能だろう。
あの眼があるから才能のある人間を取りこぼすことがない。「最悪善神ならどこでもいい」と最初に言っていたのもこれがあったからだろう。
なんだかんだ
「今まで自身に匹敵した才能の持ち主は
あの娘が特に私を慕ってくれているのも世界で唯一の「同類」だからだろう。
才能を持つ人間を好むのも、自身と付き合っても折れずに対等な立場を築ける者を求めているからだ。
中途半端な才能の持ち主は結局その才能の差に絶望し兼ねないため、大手でも幹部を張れる一般的には充分「天才」と呼べる人間の中でも努力を怠らない上澄みが基本的には最低ラインである。
面倒臭いのがその反面泥臭い者らを好む部分もあるところだ。才能を可視化出来るあの娘からすれば「大した才能を持たない凡人が天才達に努力だけで食らいついていくのは凄く珍妙で痛快」とのこと。
その観点から言えば本来あの猪あたりは好みのはずなのだが…「仲間達とマトモに協力することを覚えればすぐにランクアップ出来そうな奴ばかりなのに馬鹿の集まりだ」と【フレイヤ】の連中を蔑んでいる。
まあダンジョンで命懸けで【偉業】を成し遂げてもその後に生きて帰れなければ何も意味がない。
「消耗し、傷ついた「その後」をフォロー出来る仲間が多くいる大手は本来ランクアップに有利な土壌が整っているはずなのに連中はその強みを活かせていない愚物共」と蔑んでいる。
「【ロキ】の連中との決定的な差はそこだ」とも。そのあたりは私も同意する。
そして今日フィルヴィス・シャリアが
「ああ、こいつはもう駄目だ」
と断定してしまった。「
歴戦の冒険者としての、【才禍】としての眼力からくる勘だ。ほぼ外れたことはない。
そんな惨状を、
眼の前で自身の愛し子がそんな【偉業】を成せばテンションも上がる。神々が自身の眷属の【偉業】を誇る気持ちも理解るというものだ。
尚これは後で知ったことだが、マリーにとっての本当の【偉業】は初回のレヴィスの蘇生のみである。
初回で”コツ”を掴んだ彼女にとっては本命のフィルヴィスの時のものは既に失敗するはずのない流れ作業と化していた。
まあレヴィスには悪いがレフィーヤのことも考慮するとどうしても「本命」はフィルヴィスの方になってしまうのは仕方ない。仮に「3人目」や「4人目」が居ても道具と魔力さえあればしくじることは有り得ない。
仮に早く出逢っていたとして「
「アスフィーなんで私達んとこはほぼファミリア単独のままなのー?」
ルルネがぼやく。ちなみに「ほぼ」と言ったのは
「あの娘にはあの娘だけにしか出来ない重要な役割があるのです。無駄口は止めなさいルルネ。それに過剰戦力がこちらに回される予定なのでもう少しだけです」
「
成功したらそれこそ奇跡的な大【偉業】だろう。腕っぷしが強いだけの連中よりよっぽど凄いし尊敬出来る。
表沙汰には出来ない戦いだが、神々が知れば狂喜乱舞するだろう。
「マリーはレベル7になったっていうのに途中参加とか言ってるし、【静寂】なんて8だろー8!ぶっちぎりで最強じゃん!なんでその【ヘスティア】んとこに【ヘファイストス】まで行くんだよーアスフィが見込んでいた『助っ人』も
あっち行っちゃったみたいだし外で有名だった【アルテミス】んとこの白黒エルフも加入しているしなんか訳分からんくらい強い牛もいるし…戦力配分どうなってんだー!」
そうなのだ。今回頼りにしていた
自身も誘われたことも何回もある。なんなら「ファミリアごと引き取っても良い」とも。その場合はヘルメス様の送還と引き換えらしいが。いい加減ついていけなくなったらそれもアリかな…
もし加入した場合は「独立した部隊として運用する」って言ってくれてるし…一応アレでも主神だし、自身も恩義があるので、今のところ乗る気はないが…
例の「配信用水晶」が気になり彼女が言う「素晴らしい魔道具職人」とやらについて聞いてみたら「えっなんでアスフィ先輩が知んないんですか?ヘルメスは知っているはずでしょう」と返された。
殺意まで主神に沸いたのは久しぶりだった。本当は自分の所に弟子入りさせたかったのに…助手にでもなってくれていればどんなに助かったことだろうか。
だが戦力配分について文句を言えるはずもない。【静寂】が例の
いつの間にか冒険者としてはとんでもない高みに至っているし…彼女と比べると自身の【万能者】の二つ名が恥ずかしくなってくる。あれ以上の「万能」は存在し得ないだろう。それに───
「あらら?ルルネさん私達の
【ヘスティア】からも団員を既に1人貸し出されているのだから。
「『手記』を手に入れるために最近復活したらしいバルカ・ペルディクスを不意打ちで暗殺しようとしている」と自身の狙い告げたら「暗殺にはこれ以上のない人物」として紹介されたのだ。
まだレベル1ながらあのマリーが「近接戦闘と隠密、暗殺の才能は確実に自分と同等以上」と評したとんでもない才女だ。
今回は、普段は「まだ早い」と言って使わせない、切れ味重視の第一等級武装の刀を貸与させている。
暗殺は「実家の忌々しい稼業」を思い出させるので好きではないが今回は「都市の危機なら」と諸手を挙げたらしい。
【大和竜胆】の実妹らしい「ゴジョウノ
「才能は間違いなく姉以上」とも。他ならぬ
最近はマリーと3人でよく訓練をしているらしい。これ【
「べっ別にぃマリーのことは昔から知っているからさぁ友達の
「ぐぎぎ…『昔からマリー様と仲が良い』っていう自慢ですかぎりり」
普段は「下位団員」で一括りにされている
筆頭たる彼女が”こう”なのだから、まあどんな連中か察せる。マリー自身は普段【フレイヤ】の連中を「
この【一次募集組】からランクアップする者が現れれば二次以降も募集するつもりらしいが、その最速候補筆頭は彼女だろう。
【タケミカヅチ】に団員たちをよく預けているのは半分以上の理由が彼女1人のためらしい。アホっぽいが実力はレベル1ながら確かなのだ。
アイズはマリーと共に
マリーも、もうレベル7だしあちらにはアルフィアと例の牛もいるらしいので全く心配していなかった。
「アイズ、少しの間に強くなったねー、【静寂】のアルフィアさんどうだった?フィン達が言うには【
「『対
「【
「えっえっ?アルゴノゥト君もうレベル5でマリーは6の時だよね!?それで負けたんだふーんレベル7って凄いんだねえ」
「あれは『レベル7だから強い』とかじゃなくて『アルフィアさんだから』だと、思う、正直私が7になってもまだまだタイマンじゃ絶対に勝てない、と思った」
「魔法効かないし剣技はとんでもないし、速攻魔法の性能おかしいし…いつか絶対1人で勝ちたいけど…」
「ふーんやっぱそのへんまでいく人らは普通じゃないんだねえその『強化魔法』ってのなに?」
「”そっち”は『詳細言っちゃ駄目』って言われてるからっ…」
「まあいいやそのアルフィアさんも8になってマリーも7になって途中参加だけど来るんでしょ?レフィーヤはマリーと一緒なんていーなーでも『フィルヴィスのため』って…どーいうことなんだろー?」
フィルヴィス・シャリアの正体についてはフィンがリヴェリアにしか伝えていない。向こうはマリーとアルフィアと
取り逃がす可能性は万に一つもないだろう。だからこちらが
リヴェリアは涙を滲ませて喜んでいたが…まあ
(恐らく…”アレ”も使ったんだろうな…)
とも。既に単体戦力としても最強クラスなのに、そんな
そして9階層のアリシアの分隊から連絡がきた。
「壁の中の人っ…間違いない!”人質”だ!助けられそうか!?…難しいかっ…」
「マリー…”人質”が見つかった、アダマンタイトの壁の中に囚われている…安全に助けるには君の力が必要だ。」
「了解しましたっ9階層ですねっ」
顔を見合わせたレフィーヤが頷く。ダッシュで
「あ、マリーちゃんっ!こっちこっちぃ!レフィーヤもお帰りっ」
エルフィが叫ぶ。既に【ディアンケヒト・ファミリア】の団員たちも集まっている。
「確かに何人も閉じ込められているようですね…
刀が光り、震えだす。それを振るうと鮮やかな切り口でアダマンタイトの壁を切り裂いていく。
どこかに探せば、入り口的な場所もあったのかもしれないが、探す時間が勿体ない、ということでマリーを頼りにした。
中の見えない場所がどうなっているか理解らない以上、単に壊すだけなら出来そうなガレスに頼るわけにもいかない。人体を巻き込んでしまっては目も当てられないからだ。
そうして続々と救出される【デメテル・ファミリア】の面々。
「マリーさんっこちらをっ…お願いしますっ…」
「───【ディア・オルフェウス】!」
既に「手遅れ」になっていた面々、事切れた遺体になっていた者達。勿論アミッドに限って彼らをぞんざいに扱ったりはしないが、既に彼女にとっても「患者」とは呼べない面々。
マリーの手札を知る数少ない者として、アミッドはマリーが蘇生し易いように遺体を集めていた。事切れていたのは4人───今回は全員成功した。良かった。
【ディアンケヒト】側はアミッドから、【ロキ】側へはフィンからそれぞれ箝口令が敷かれるので不用意に広まることもない。
───それは鮮やか過ぎる切り口だった。
全員が
彼女が
「もう済みました」
と告げてから遅れること5秒、バルカ・ペルディクスの首がゴトリと落ちた。血もブシャァと吹き出したがそちらは気にならなかった。
姿を消していても
恐らく抜刀術。神タケミカヅチは狂喜乱舞しているのではないだろうか。マリーに続いてこれほどの逸材の面倒を見れているのだ。
姿を現すが
「流石マリー様の作った【
武器のお陰のように言っているようだが、そうじゃない。いや武器の質も極上だが、一番恐ろしいのは本人の腕だ。
そして「手記」を手にし、素早く読み込んだルルネが
「敵の拠点は9階層で
表向きのトップである、タナトスを確保するのは神威に耐性のあるマリーの役目だ。だからロキも共に突入するようなこともなくなった。
表向きのトップであるタナトスを押さえる役目も重要だ。エニュオに使い捨てられる予定だったとはいえ。
【デメテル・ファミリア】を【ロキ】や【ディアンケヒト】に任せたマリーはレフィーヤをその場に置いて素早く敵の本拠地に突入した。
「貴方が…タナトスですか───」
「誰かしら神を連れてくるかと思っていたのに…1人で来るとはねえ…ヴァレッタちゃんを殺ったのも君だっけか」
「今日までそこそこ時間があったのに私達2人への対策が何もされていなかったのは間抜けすぎてびっくりです。あの【
「あの2人をどうやって…!?」
「エニュオに今回で使い捨てられる予定だった貴方なんて放置しても構わない気もするんですが、まあ逃したら面倒臭そうなんで大人しく捕まってください」
「聞きしに勝るじゃじゃ馬娘だねえ…まあいいや…『そこどいてくれない』」
神威の発現と共に下される命令…
「はあ───【
「ぐぁ!?ふがっ…本当に効かないんだあ…聞いてはいたけど」
倒れて鼻血を流しながらもなんとか言葉を紡ぐタナトス。
「私が誰と育っていたかくらい聞いているのでしょう?【
幼い頃から弟が居ないときには
「は?ゼウスの?大神の神威を?」
「そう言えば貴方は
「希望するなら捕らえたエニュオの顔、最期に拝ましてあげますけど、どうします?」
「一応ゼウスよりは歳上なんだけどねえ俺…」
「ン億歳同士じゃ誤差でしかないでしょう」
そうしてマリーはタナトスに手錠をかけて引き連れて、その場を後にするのだった。
【ヘルメス・ファミリア】と合流したアルフィア達は、彼らを案内人にして
【儀式】とやらの準備はまだ済んでないが個々の設置は終わっているらしい。
【ロキファミリア】と【フレイヤ・ファミリア】の本隊の役目は雑兵共の間引きと
士気の高かった【フレイヤ・ファミリア】は迅速に2体の
フレイヤからの号令があったのだ。「なるべく【
「マリーの手引があってここまでの戦力を集められた」ということも聞き及んでいるが「マリーがフレイヤに暴言を吐きまくっている」という事実は一部の幹部しか知らない。
他ならぬフレイヤ本
想像出来た、オッタル、アレン、ヘディンらは示し合わせたわけでもないのにマリーに関することは一斉に口を噤んでおり、他の幹部達はそのあたりについて何も知らなかった。
というか
不満は上がらなかった。同性の【
───それは蹂躙だった。
どう考えても冒険者1人で突っ込むような場所じゃない死地に案内人達を置いて単騎で
触手による物理攻撃は魔法で撃ち落とし。リヴェリアと同等以上の破壊力を誇る6属性の精霊魔法を全て受けきった。
「成る程…私達以外がマトモに相手したら面倒そうだなこれは…」
勿論唯の舐めプというわけでない。あくまで分身でしかない以上、また本体はダンジョンに健在なので出来るだけ情報を引き出すためだ。
その気になれば耳障りな詠唱も魔法で黙らせることは出来たのだが、取り敢えず序盤は防戦気味に凌ぎ続けた。
だが、やがて魔法が無駄だと判断したのかそれが止んでから一転攻勢に出だした。
「
人型の本体を狙ったら一発で弾けてしまったが、モンスター部分の身体にも追い討ちをかける。
巨大な【
「向こうも2つ終わったようだな、流石に早い…」
2人の
手持ち無沙汰になってしまったので他の部屋の様子も伺うがどこも優勢だった。
やがて6体全て始末し終え、ニーズホッグの場所はベルがフルチャージのファイアボルトを撃ち込んで戦いは終結した。
禄に動けない的など彼にとっては木偶も同然である。
ゴジョウノ
原作にも設定だけは存在する、「ゴジョウノ輝夜の妹」。「一族の最高傑作」とのこと。名前は某学園異能バトル()漫画から。
剣と暗殺の才能は【才禍】レベル、他は一歩手前レベル(剣や魔法だと二歩手前レベルがアイズやリューさんくらい)。
大体姉と似た理由で実家に嫌気が差して出奔したが、姉の
マリーに脳を焼かれた。原作で本当に「妹」出てきたら三姉妹設定にでもしよ…
汚れ仕事の稼業が嫌になって出奔した一族の天才児ってキ◯アみてえ…その後に主人公に脳焼かれたのも含めて。
ベル君のアルフィアの呼び方
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おばさん
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お義母さん