喫茶店ウィーシェ。そこでは数十年ぶりの兄妹の再会が行われていた。
「リュディス…何故だ…」
「兄様…」
「何故【
「久々の再会で第一声がそれですか…?」
「お前なら幹部も確実だった…!脳筋共にこれ以上デカい顔させなく出来たろうに…!」
「嫌ですよ、幹部になる前に所属するであろう【
下の人間を大事にしない派閥なんて後に続かない…それでぶっちぎりに強いっていうんならまだしも【ロキ・ファミリア】とどっこいどっこい程度じゃないですか」
「縁故採用もごめんです。忌まわしい故郷を滅ぼす手引きをしてくれたフレイヤ様には感謝していますが、それとこれとは話が別です。せっかくダンジョンなんて恵まれたものがあるのに、馬鹿みたいに非効率な身内同士の争いにばっかりかまけて、
結局【ロキ・ファミリア】の若手に追いつかれまくっている。テルスキュラと大差ない蛮族じみたことまでしてその程度なんて…恥ずかしくないんですか!?女神の顔に一番泥を塗っているのは不甲斐ない自分達っていいかげんに気付いてください!」
「ぐっ…調子に乗るなよ小娘…外でレベル4になったその才能と努力は認めてやるが…!?」
そう言いかけたヘディンだったが、リュディスが睨んだ瞬間、一瞬で全身が凍り付く。
(無詠唱!?いや手加減したようだがこの精度、この早さ、まさか───)
リュディスが手加減したこともあり、すぐにその薄い氷の束縛をヘディンが力ずくで解く。
「誰がレベル4ですって?」
「もう5に───」
「遅すぎるくらいでしょう、私の年齢を考えれば───マリー様が
「兄様…私は貴方のことだけは家族だと思っていましたが、私達と
そう宣戦布告するとリュディスは店を後にした。そして個室を借りていたヘグニが入れ替わるように出てくる。
「ヘディンの妹さん…ヤバいね…アレ、レベル5?」
「の、ようだな。やはり魔法の才も高かったか…昔から頭は私より良かった。”そちら”はどうだった?」
「『戦いしか能がないのにその力で猪にも負けていて恥ずかしくないの?もっと危機感持って』って言われた…」
「はあアレンのことをどうこう言えんなこれは…」
「っつーかヘディン昔、『私に家族は居ない』って言っていたじゃん、思いっきりいるじゃん!何?アレンみたいなムーブ?
『俺に妹なんかいねえ』みたいなやつ?フレイヤ様に『家族は大事になさい』って言われちゃうよ?」
「あの娘が10の頃に出奔したっきりだったんだ。普通は生きているとは思わないだろうッッ!(まあ普通の娘じゃなかったから、どこかで生きている気もしていたが…)お前の方こそどうなんだッ!?」
「っつってもねえこっちは実の妹じゃなくて従妹だし…家族って言うよりは可愛い妹分って感じだし…昔はヘグ
虫を視るような眼で視られたよ…はぁーショックだ。」
哀愁を漂わせる大派閥の幹部という名の悲しき中間管理職の2人。アレンのようなことはしていないのに妹(分)達に嫌われまくっている2人は悲しくて堪らなかった。
───
その日のオラリオはちょっとした祭りになった。
【ヘスティア・ファミリア】に新たに名を連ねることになった2人の
【
一般的にはオラリオ外での最高位のレベル3を上回る5と4で
二つ名も彼女の推薦を通した形である。後者はオラリオに来てから間もなくランクアップして2人共今はレベル5らしい。
そしてゼウス・ヘラ以来のレベル8の誕生、「病さえなければ神時代最強になるはずだった」とも言われるあの【静寂】だ。
その
そして長らくランクアップしていなかった、【ロキ・ファミリア】の三幹部のレベル7。
更に謎の美女レヴィスと先日
その2人もレベル7だ。つい先日まではレベル3だった
「酔っ払いの元主神が碌に更新してくれなかった」と適当なことを言って押し通した。
尚【マイナデス】は
レベル7など本来ポンポン出てくるものなどではないのだが…そういう時代なのだろう。
地上の未来は明るい。
そうして───【ヘスティア・ファミリア】はギルド上層部の満場一致でSランク派閥に認定されてしまった。
レベル8が1人とレベル7が3人、レベル5が3人の派閥とか、ロキ・フレイヤが組んで戦ってもどっこいどっこいといったところだろう。
実情はレベル7が2人にレベル9が1人なので組んでも厳しいが。更に未だ民衆で知る者は殆どいないが
ヘスティアは
「マリー君が勝手に拾ってくるんだから仕方ないだろう!」と答えるしかなかった。情けないがそれが事実なのだ。
ヘグニの口調これで大丈夫かな、厨二モードの喋りはめんどいからないかも。
ベル君のアルフィアの呼び方
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おばさん
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お義母さん