最近のオラリオはランクアップする者らが多く、盛り上がっている。裏にいる者を調べれば全て1人に収束していくのだが…
アーニャは自身の持つ唯一の魔法【レミスト・フェリス】を使用してアンフィス・バエナをソロ討伐しレベル5にランクアップした。
魔法を無効化する【紅霧】も使える強力なモンスターだが、常に使用しているわけでなく、故に初撃は入り易い。
また【サタナス・ヴェーリオン】のように指向性を持った音ではなく、広範囲に拡散する単純にデカい音なので、威力は劣るぶん回避は難しい。
何より単純にダメージを与える魔法ではなく、
付き添いにマリーやリューらもいたが、【
なので水晶を用いて酒場の店員達や【フレイヤ】の面々も安心して共に鑑賞した。
確実に成功する蘇生魔法持ちのマリーの存在は保険としてこの上なく大きく、階層主への少数挑戦という無茶もし易い。
何より本人が「絶対倒れない」という絶大な信頼があったので安心感が凄い。
尚同時期にリリルカもアンフィス・バエナ討伐を希望したので、その代替案として更に深く潜り、
【幸運】持ちのベルとマリーが居たことによりレアドロップの皮膜も状態の良い物を大量にゲットし、【フレイヤ】も賠償金やらで失った財も大分取り戻した。
合同遠征に共に繰り出したアミッドもレベル3になり、
レベル6では一番アビリティの高かったヘグニも深層に共に赴き単独でバロールを倒してレベル7になった。
【ガネーシャ】の団長【
ヘグニは失った尊厳を取り戻し、我が世の春といった感じだ。ヘグニは幹部の中では一番素直に従っていたので、マリーらの当たりも比較的優しかった。恐すぎて逆らえなかったとも言うが。
「女神にあれほど愛されていながら受け入れないなんて…!」みたいな感じで思うところが0なわけではないが、【
押し付けるような恥知らずなマネはしなかった。何よりファミリアの幹部達を下し、主神も大人しく従っているのだ。自分達まで他の男共のように反抗的な態度を取り、敗者の立場を受け入れないような、
女神の顔にこれ以上泥を塗るようなマネは出来なかった。そもそも他所の眷属だし、「同性愛を受け入れろ」なんて言えるわけ無い。
これまでの最強の象徴だった
男性からも人気は高いが…男より強い女なんてオラリオじゃ珍しくもないがマリーの場合は強
同じ人間なのかも疑わしくなってくる。
男神達のナンパもすぐ魔法でどつく
冒険者全体の底上げにも貢献しているので、畏怖はされても畏敬の念も多い。神々からの人気が特にシャレにならないくらい高い。
「彼女こそがこの時代の中心だ」「いやこの時代に名前を付けるのなら彼女の名前だろう」「彼女を眷属に収めた神こそが天下を取れる」「彼女達でもし駄目だったならもう下界は駄目だろう」とまで言い切られていた。
そこまでの人物だからかつては自身の腕っぷしで道を切り
休暇が与えられて最初は、大多数の同僚のようにヘイズもまず泥のように眠って休んだが、一番レベルの高い彼女は回復も一番早かった。一番能力が高かったせいで今までの負担も一番大きかったのだが…
復活してから一番最初に考えたことは「あれ休暇って何をすればいいんだろう」ということだった。女神への奉仕が全てだった彼女らはファミリアのための一部の家事スキルを除いて、女子力皆無で、無趣味の悲しき乙女たちだった。
女神の眷属に恥じないように、と最低限の身嗜みは整えていたが…休暇を与えた程度で全員がこれまで蓄積していた心労から回復し切れるわけもなく、マリーはカウンセラーのような真似事までしていた。
幹部でも「自分達の悩みに理解があるから」とガリバー兄弟やメンタルクソザコのヘグニはお世話になっていた。ヘイズが相談に来てからは
街に連れ出して一緒に服を買ったりお茶したりと女子会のようなことをした。バチバチに
何より
どこかの段階でマリーの手引で組むことになる可能性は高いし…都市を代表する
閉鎖的な派閥に尽くし続けて、狭い世界しか知らないままじゃ勿体ないと思ったマリーなりの気遣いである。ヘイズを皮切りに閉鎖的な派閥の風潮も無くなったら良いな、という想いもある。最もそれに関しては都市中の他の派閥にも言えることであるが…
筆頭格の【フレイヤ】の状況が改善されれば、他所も続こうという風潮が広がるだろう。
そしてファミリアの愚痴大会のような流れになると…出るわ出るわ
「リュディスさんはあの鬼畜眼鏡の妹とは思えないほど素晴らしいお方ですね!上司交換してくんないでしょうか!団長もマリーさんと!」
とか散々な言われようで、リュディスは恥ずかしそうにしていた。
自他共に厳しいヘディンは休暇要請をオッタルと共に跳ね除けた側のブラック上司であるし、裏方のこともそれなりに評価はしていたが酷使する側なので印象は最悪だった。
オッタルは裏方にもそれなりに感謝していたが、口に出さなければ伝わらないし、感謝0も同然だ。
ファミリアの性質上【アルテミス】はそこまで大所帯ではなかったし、大抵のことは自分で出来るようになっていたリュディスは裏方にも理解が深かった。
マリーも当然…というか戦闘含めそのあたりまで本職以上に熟せてしまうのが【才禍】というやつでもある。アルフィアは戦闘特化のままだが。
アミッドはレフィーヤと共に最近はマリーに素手での戦闘術…拳法やタケミカヅチから習った棒術や槍術を元にした杖を使った
ゲームで言えばモンクというやつだ。これからは対モンスター戦の方が増えるだろうが、人間同士のトラブルもいくらでも有り得るので自衛能力は高くあって欲しいと思い学ばせているのだ。
マリーが
普通なら真っ先に潰したいのは司令塔で
もし【ヘスティア】が【フレイヤ】と本気の殺し合いをしていたら初手でヘイズを狙っていただろう。ヘイズの方は自衛力もそれなりだがマリーだのアルフィアだのに狙われたら、幹部が庇う間もなく即死である。
最近のアミッドは厄介な客は自らの腕っぷしでど突くようなことも出来るようになった。【ロキ】との繋がりだけなら唯の商売相手ということで抑止力足り得なく偶に厄介な客も居たのだが、
【ディアンケヒト・ファミリア】は
「商売がやり易くなった」と主神も大喜びである。ヘイズが「
元々マリーが「貴女も確実に黒竜戦に加えられるので出来るだけレベルを上げてください」と告げていたので、そこから発露した行動だった。
戦闘の大部分を【ヘスティア】と【フレイヤ】に任せることになっても、レベル2が深層まで赴いたことは確かな偉業とカウントされ、レベル3になった。
【フレイヤ】の男性団員はヘグニだけだった。他の男はベルだけだったのでそこそこ仲良くなった。【竜の壺】まで赴き【
飛び降りて大暴れして
仲間も守れるので、アミッドやヘイズ達も伴って飛び降りた。アミッドはマリーががっつり守っていたが他は各々に任せた。【ヘスティア】の参加メンバーはベルとマリーと四妖精とリリルカだったので戦力は充分すぎた。
現状アルフィアは70階層以降に行くまで大々的に参加する気はないようだ、レヴィスに対してもアルフィアから参加禁止令が出ている。
まあレベル9とレベル7が1人ずつとレベル6が5人というのは現状でも過剰戦力だ。更に優秀な
70階層以降はアルフィアとレヴィスを含めた連合のレベル6以上をフルメンバーで動員するつもりなので、今でも行くだけなら行けただろうが、お預けにされた。
アステリオス対オッタルは次回かな
ベル君のアルフィアの呼び方
-
おばさん
-
お義母さん