リアルウォーク・ダイアリー   作:可視彩淘汰

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◆7月19日

ラダトームに戻ってきた、ということになっている。

次の目的地はドムドーラだそうだが、正直アレフガルドの町には、あまり個性を感じないので、何があった町だったか覚えていない。

 

またひたすら行進する日々が戻ってきたので、ここは当初の予定通り(本当は人間キャラが良かったが)ホイミンとコミュニケーションを取ってみようと思う。

 

まずは小手調と、ライアンは元気か聞いてみた。

 

「ライアンさん?それって今関係あること?」

 

次に、将来の夢について聞いてみた。

 

「知ってて聞いてるよね?ボク無駄な会話したくないよう」

 

 

…ホイミンってこんなんだっけ?

 

 

◆7月20日

 

(ホイミンが毒舌なので)無言で歩く日々再び。

本日中にはドムドーラに到着するだろうが、チェックポイントとしての役目しかない。

 

歩数が多いので、また鼻唄を歌っている。チョイスは折角なので「戦士はひとり征く」にしてみたが、振り返るとホイミンが全く表情を変えずこちらを見ていた。怖い。

 

改めて振り返って見ると、今のところ助っ人は「4」からが多い。推しナンバリングはⅣなので嬉しいが、今のところロクな助っ人が来ていない。アリーナ様こそ至高。

 

とか考えているうちにドムドーラ到着である。

次の目的地はメルキドで、歩数はもう考えたくもない。安定の6桁とだけ言っておこう。

 

 

◆7月24日

 

ルーレットが始まって、気がつけば三日ほど過ぎていた。どうやら心が死んでいたようだ。

 

死んでいる(無心で歩いている)間にメルキドは越えたようで、現在はイベントの最終目的地である精霊の祠に向かっているところ、のようだ。

そんなことより、次の仲間は…!

 

 

でろりーん

 

 

今まで聞いたことがない不吉な音楽が流れ、ナイトリッチが佇んでいた。

 

 

 

やっちまった!マチルダだ!!

 

 

◆7月25日

 

昨日はショックのあまり、立ったまま気絶してしまった。久しぶりだ。

お陰で少しスッキリしたし、マチルダがアセアセしながら俺の周りを回っていた。

 

「だ、大丈夫ですか…?お会いするなりいきなり気を失ってしまわれて…もしかして私、驚かせてしまいましたか!?」

 

いい人だ。とてもいい人だ。骨だが。

それに、パートナーとしては初の(元)女性である。今は骨だが。

 

最終目的地だけあって、出現モンスターはガチのガチだが、よく考えてみれば次の目的地までの間さえ凌げればいい。マチルダで困るのはあくまで戦力的な観点だけなので、普通の会話ができそうなマチルダは、むしろ検証に最適だ。

 

ちなみにマチルダの話によると、気絶している間もポップしたモンスターは襲ってきたが、PTメンバーとマチルダで撃退していたそうだ。その仔細を聞いたが、今までのパートナーが何かのバグだったんじゃないかと思うほど、円滑にコミュニケーションが取れた。泣きそうだ。

 

というわけで、今までの分を取り戻すかのように喋り倒した。勿論歩きながら。

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