おっちゃんと一緒   作:んごのすけ

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第39話

 

洞窟の入り口近く、ナルトを除いた第七班の面々とマダラは焚き火を囲んでいた。

炎の中で燃える枝の割れた音を聞きながら、四人は今後の方針を話し合う。

まずはナルトの救出が第一優先だと、マダラが一人例の集落に向かうと言い出すと、サクラの高い声が響いた。

 

「いくらタジマさんでも、一人じゃ危険です!」

 

サクラはそう言いながら、マダラの方に身を乗り出した。

カカシは青白い顔でサクラとマダラの方を見遣っており、サスケもマダラの方を向く。サスケの方は薬が効き毒も抜けたのか、カカシと比べればかなり元気そうであった。

実際に集落から逃げてきたサクラからすれば、あんな危険な場所に一人向かわせたくないといったところか。

マダラとしてはいつの時代にいるかもわからない状況に、共に行動することでサスケとサクラに正体が知られる可能性があり、なるべく別行動を取りたいと考えていた。この時代の人間と関わることがなければ問題ないのだが、行く先が先なだけありどちらかといえば一人のほうが都合がいい。

 

「あの人達、すごい手練れた人達でしたし、それにタジマさん、その集落の場所わからないじゃないですか。ナルトもここがわからないでしょうし、見つかっても万が一ナルトがタジマさんとはぐれたら、きっと私たち合流出来なくなります」

「撒くのは慣れてはいるが……確かに、あいつはここを知らんな」

「なあ、おっさん」

「? なんだサスケ」

 

サクラが心配そうに言った後、サスケがマダラの方を見て話を続けた。

 

「俺も行く。それなら仮に見つかっても、俺かおっさんかでナルトをここまで連れてくればいいだろ」

「で、でも、サスケくん体は」

「もう平気だ。なんともねぇ」

 

カカシはやり取りを見守った後、真剣な眼差しをサスケに向ける。

 

「サスケ。実際に対峙したからわかってると思うが、お前の顔は向こうには知られている。それでもタジマさんと行くつもりか」

「ああ。カカシ、あんたは動けねぇしサクラは目立つからな。顔は割れてても、俺とおっさんならあの集落にいても浮かないだろ。それに俺がおっさんをあそこまで案内した方が早い」

 

確かに集落の場所を知らないマダラ一人が行くよりは、サスケもいた方がスムーズに辿り着くに違いない。サスケの実力はマダラも知っている。ナルトが囮になったとはいえ一度はあの集落から逃げおおせているのだ、一緒に向かうことには問題はないだろう。

 

(問題はないんだがな。まあ、どこかもわからんしな……いいか)

 

「……タジマさん、サスケと二人で行ってもらえますか」

 

カカシの申し訳なさが滲んだ瞳がマダラを見つめる。教え子の救出に向かいたいのだろうが、生憎と本調子でない今のカカシが向かったところであっさりと捕まるだけだ。カカシもついて行きたい思いはあれど、今の自身が向かったところで足手纏いになることはよく理解していた。

 

「ああ。サスケ、向かう前に作戦を擦り合わせておくぞ」

 

マダラはカカシから視線を逸らすと、サスケの方へと目を向ける。

真面目な顔で話していたと思ったが、サスケの手は拳を握り微かに震えていた。

 

 

 

 

 

 

雨が止んだ夜のこと、建物の影に隠れ周囲の様子を伺う二つの影があった。

マダラとサスケだ。少しの物音も聞き逃すまいと、二人は耳を澄ませる。

雨が降っていたのが嘘かのように空は雲がまばらに浮かんでいるだけであり、雲の隙間から差す月明かりと集落にある松明である程度周囲の様子は伺えた。

余計な足跡を残さぬよう、二人は慎重に動く。

幸運にも特に見張りはいないようで、家屋のそばに置かれた松明の明かりを頼りに周囲の情報を頭に叩き込んでいった。

 

(牢は反対側か……?)

 

マダラとサスケが侵入する際、周囲に牢のようなものは見えなかった。だとすると今いる場所とは反対側にある可能性が高く、集落の奥へ進まなければならない。

カカシの想定が正しかった場合、ナルトがうっかりと未来のことを話すリスクはあるがそれ以上に気がかりなのは封印されている九尾についてであった。

ナルトの体を調べれば何かあることには気づくだろう。そう簡単に封印が解かれることはないが、中に何がいるのか知られれば利用されないはずがない。万が一奪われることがあればナルトの命はない。

 

「サスケ、奥に行くぞ。見つかった時は俺が引きつける、お前は牢を探してナルトと先に逃げろ」

「けど、」

「俺が簡単に捕まると思うか?」

「…………」

 

いざ問われると、サスケはマダラが捕まる姿が想像できず首を横に振った。

だがマダラもそうは言ったものの、ここではなるべく行動を共にしていた方が良いとは思っている。いくら熱は下がったとはいえサスケは病み上がりだ、本人が気付いていないだけで実際は調子が悪いこともある。今まで出来ていたことが突然出来なかったりするものだ。一人離れたサスケが集落の人間に囲まれれば、そこから脱するのは困難だろう。

二人コソコソと、周囲に人の気配がないか探りながら慎重に建物の影に隠れつつ集落の奥へと進み、少し大きめの家屋の影に隠れた。中からは人の話し声が聞こえる。聞き耳を立ててみれば、千手やら明日の戦がどうとかという言葉が聞こえてくる。

 

(戦か……早ければ早朝には始まるか。さっさとナルトを連れて戻った方がいいな)

 

早くこの周辺を離れるに越したことはないだろう。カカシのここが過去という想定とサスケ達が見たものが間違っていなければ、この集落にいるのはうちはの人間。戦があると言っていることからも、つまり千手側とまだ争っている時期だ。

戦の経験がないサスケ達とチャクラ不足のカカシを連れてうちはと千手の双方から逃げ回るのは、マダラであってもなかなか厳しいものがある。何がきっかけで大きく過去が変わるかもわからないのだ。下手にこの時代の人間と関わり、過去が変わったことによる未来への影響のことを考えると頭が痛んだ。

 

「……サスケ、このまま奥に進むぞ。ついて来」

「? おっさ、 っ!」

 

「ん? お前らこんなところで何を、って」

 

マダラがサスケの方を振り向いた時だ、暗がりの中から人影が見えると集落の人間が現れた。現れたのは成人男性で、マダラにとっては見慣れていたうちはの装束を着ている。

男はたまたま歩いて来ていただけのようで敵意はなく、そのせいか少し考え事をしていたのもあるが気付くのが遅れてしまった。

 

「え……え? こんなところで何してんすか、族ちょ……グハァッ」

 

男はサスケではなくマダラを見るなり、訝しげだった表情がまるで知り合いに会ったかのようにきょとんとした顔に変わった。その様子を見たマダラはサスケの肩を掴むと自身の背に隠し、そして男が発した言葉が言い終わる前に接近すると、男の腰に下がっていた刀を抜き取りながら鳩尾を思い切り殴った。

殴られた男の体はマダラの方へ倒れ込み、意識を失ったのかダラリと両手を下げ沈黙する。

 

「……ふぅ。危なかったな」

「おっさんコイツ今、何か言いかけて」

「何か言っていたか? 気のせいだろう。こいつはその辺に置いて奥に行くぞ」

「? や、でも何か言ってたような……」

 

サスケが物申したそうな顔をしているが、マダラは倒れた男をそっと建物の壁に寄りかからせるように座らせ、拝借した刀をそのまま持つと先を急いだ。

先程の男だが、マダラの顔を見て族長だと言いかけていた。つまりここは遠い昔の時代ではなく、マダラがうちは一族を率いていた頃だ。

マダラもナルト達の元に来てから数年が経過しているが、この見た目で判断された辺り千手との協定が近い頃だと推測できる。マダラは集落の奥に進みながら眉間に皺を寄せた。

残念なことにこの時代、マダラの顔を知る人間がわんさかといる。

 

(最悪だ)

 

サスケも集落の人間には顔が割れているが、マダラの方が見つかるとより厄介な事態を引き起こしかねない。

一刻も早くナルトを見つけ出し、ここから離れなければ。

 

(さっきのヤツの様子からして、俺がここにいるのが想定外だという反応だった。ここで鉢合わせることはなさそうだが)

 

順調に奥へ進んでいるかと思ったのもつかの間、マダラ達の後方で人の気配がしざわめきが聞こえてくる。寝かせていた男が見つかったのかもしれない。

 

「おっさん、まずいんじゃ」

「行くぞ」

 

バタバタと後方の家屋から人が出てくる音を聞きながら、サスケを促してマダラはどんどん奥へと進む。

意識を失っている男に集中している今が好機だ。時間が経てば潜り込んだことがバレ、牢の方に人が集まる。

建物や木々の影を縫いながら進んでいくと、二人は岩場にたどり着いた。岩場の奥、目を凝らしてみれば鉄格子がはめられている穴を見つけた。

 

「……おっさん、あそこか!」

 

サスケが呟く。周囲に人の気配がまだないのを探りながら、マダラとサスケは鉄格子の前まで走った。

鉄格子の奥、冷たい岩の床の上で丸まって眠るナルトの姿が牢の中にはあった。

サスケがナルトに呼びかけるために近寄り牢に手をかけようとした時、マダラは声でサスケの動きを制す。

 

「ナルトッ」

「サスケ。格子の隅と中の壁を見ろ、札の効力でこの牢に異常があれば大きな音が鳴る仕組みらしい」

「っ、じゃあどうすれば。おい、起きろウスラトンカチ。寝てる場合かよ」

 

サスケは舌打ちしたそうな表情で眠っているナルトを見下ろした。

サスケに悪態をつかれてもなお、ナルトが動く様子はなく薬か幻術で眠らされている可能性が高い。

牢とはいっても鍵穴を差して扉で出入りできるような仕組みではなく、鉄の棒が岩と地面の間に突き刺さっている形の、簡単には出入りが出来ない作りになっている。

札を貼った人間がいれば静かに鉄の棒を外すことはできそうだが、生憎とマダラもサスケもこの鉄格子を作った人間ではないため、ナルトを中から連れ出すにはこの牢を破壊するしかない。

 

「サスケ、どいてろ。ここを開けたらナルトを起こしてすぐに逃げるぞ」

「は? 開けるって、どうやって」

「開けられないならどうすればいいと思う? ……壊せば良い」

「力技かよ!」

 

既に集落内で異常があったことは知られている。直に牢の方にも人が来るはずだ。

どうせ人はやってくるのだ、それなら時間をかけるよりも一気に破壊し中のナルトを回収してしまい、とっととこの場を離れた方がいい。

 

「サスケ、少し下がってろ」

「……おっさん、大丈夫なのかよ」

 

サスケは不安そうな表情を浮かべながら半歩マダラの後ろに下がる。目の前のマダラからチャクラの圧を感じると、イタチが里に来た際に演技で嵌めた時に纏っていた青い光がマダラの体を包んだのを見た。青い光から腕のようなものが伸び、長い腕は頭の斜め上に掲げられた後、勢いよく鉄格子に向かって振り落とされる。

岩の砕かれる音と、鉄の棒が切れ転がる音が夜空の下で鳴り響く。

大きな音と衝撃があったにもかかわらず、崩れた岩の下でナルトはまだ横たわっていた。

 

「……ッ、これでも起きねぇのかよ、コノッ」

 

サスケがナルトの側に走り寄り、倒れている体を抱き起こす。安らかな表情で眠っているが、このまま夢を見続けていてもらうわけにはいかない。

サスケがナルトの幻術を解くと、ピクリとナルトの閉じられていた目元が動きゆっくりと青い瞳が現れた。

 

「……ん、んん……? だから、俺ってば知らねぇって……あり? サスケ? とあとおっちゃん?」

「やっと起きたか、このウスラトンカチ。さっさとここから逃げるぞ」

「え、逃げ……なんか回りすっげェことなってっけど⁉︎」

「お前ら早くしろ、向こうから四……五人来てる」

 

マダラの声にナルトもサスケも急いで立ち上がると、集落のある方とは反対の、外側へと駆け出した。

集落から全速力で離れ、三人は森の中に姿をくらませる。明かりのない森の中では、そう簡単に姿を見られることはないだろう。

マダラは神経を研ぎ澄ませると周囲のチャクラの反応を探り、一つだけ素早くこちらに向かってくる気配を感じ取ると先を走るナルト達を見据えながら目を細めた。

 

(! これは……追いつかれるかーー)

 

サスケとナルトの足が遅い訳では無いが、このまま走り続けたとしてカカシ達の元にたどり着く頃には追いつかれるだろう。今から二手に分かれたとして、向こうが追うのは人数が多い方だ。だが回り道をし相手を撒こうとすればサスケとナルトの体力が削れ、その間にも追手側に増援が来ることも考えられる。

 

(ここでやるしかない。戦の前に戦力を削ることになるが)

 

マダラは向かってくる気配に胸騒ぎを覚えながらも、追手を迎え撃つことに決めた。

サスケ達に前を走らせながら、マダラだけは少しずつペースを落としていく。すると夜の森の中を飛ぶ、微かに何かが風を切る音が聞こえた。マダラはくるりと体の向きを変え振り向くと、袖口に忍ばせていたクナイを持ち、向かってくる何かを弾いた。

突如背後で響いた金属音に、ナルトとサスケの足が止まる。

 

「ウワッ! い、今なんか飛んで」

「おっさん、追手か!」

 

マダラが弾いたのは追手から放たれたクナイであった。

暗闇の中からどんどん気配は近づいて来ており、ナルト達も気付いたのか表情をこわばらせると気配を感じる木々の奥の方へ視線を向ける。

がさりと木の陰から勢いよく飛びかかって来た影を、マダラは男から拝借していた忍刀を抜くと受け止めた。相手も刀を振りかざしていたようで、金属音がなった後鍔迫り合いとなる。

相手の姿にマダラはわずかに表情を歪めた。

 

「おっちゃん!」

「おっさん!」

 

追手の相手をするマダラを二人が呼ぶ。

両者の刀は降ろされることなく、マダラは口を結び硬い表情で、追手の方は呆然とした表情で向かい合っていた。

 

「……ッどういう、ことだ、兄さん……?」

「……」

 

追手の青年はマダラを見て兄だと呟く。

戸惑いを見せた青年とは反対にマダラは表情を変えることなく、ただ静かに刀を受け止め続けていた。

 

「いや、そんなはずは……」

「……」

 

この青年をどうにかしなければ、カカシの元へは向かえない。

青年が背を向けている側の奥の方からはいくつかの人間の気配とチャクラを感じる。

 

「やべェぞ、サスケ。奥からまた人が来てるってばよ! あの兄ちゃんどうにかしないと」

「わかってる。……そうだ!」

 

なかなか動かないマダラにナルトが焦り、サスケははっとした表情で何か思い出した素振りを見せると、ズボンのポケットに手を入れその何かを取り出した。

サスケの手のひらにあるのは煙玉だ。

サスケも理由は知らないが、相手が写輪眼を持っていることはわかっている。煙玉一つでごまかせるとは思えないが、不意をつくことは出来るだろう。

サスケは煙玉を握ると、マダラの方へ力いっぱい投げた。

素早く飛んだそれに、マダラだけでなく刀を交えていた青年の方も気づくと、マダラから視線が外れる。

マダラはその一瞬を見逃さず、刀身をずらすと青年の方へ詰め寄り強く胸元を押した。そして同時にサスケが投げた煙玉を掴んだ。マダラは煙玉を投げる前に息を吸うと、ナルトたちの方を一瞬だけ振り返った。

 

「おっちゃん! 早く!」

「おっさん!」

「お前らは先に走ってろ」

「!その声ッ……、クッ行かせるか!」

 

煙玉の爆発する音に、青年の悔しげな声が掻き消される。

サスケに続いてナルトが走り出したのを気配で感じながら、マダラは煙玉が破裂する寸前に見えた赤い光を見逃さなかった。

チャクラを目元に集中させると、視界は赤く染まっていく。

 

(……悪いな、『イズナ』)

 

咳き込みたくなるような状況の中、マダラは青年との距離を詰める。ナルト達と逃げると思っていたのだろう、青年は赤い両目を見張りながらマダラと相対する。

マダラの写輪眼を視界に捉えた時、青年はグラグラと頭を揺さぶられる感覚に襲われた。幻術だ。

押し負けたと、このままだと眠らされると青年は術に抵抗しようともがくが、抗おうとすればするほど酷い頭痛に見舞われた。青年の額には脂汗が滲み始める。

 

「⁉ なんッ、で……どう、して」

「『この場にはガキしかいなかった』 悪い夢でも見ていたと、そう思っていろ」

「ま、て……」

 

がくりと青年が地面に片膝をつく。

掛けた術が弱かったのか、なかなか青年ーーイズナの意識は落ちそうにない。だが、この状態では追ってはこれまい。

マダラは荒い息を繰り返すイズナに背を向けるとナルト達の後を追った。

震えるイズナの手が走り去るマダラの背に向かい伸ばされる。徐々に暗くなっていく視界の中、イズナの頭の中にはなぜと問う言葉が繰り返されていた。

 

 

 


 

 

「お、サクラちゃーん!」

「ナルト‼ よかった……サスケくんもタジマさんもおかえりなさい。……ごめんなさい、ナルト、私が捕まったせいであんたが」

「サ、サクラちゃん⁉︎ いいっていいって、別に何もされてないし!」

「本当に……? サスケくんもありがとう、病み上がりだったのに」

 

ナルト達が洞窟に戻ると入口にサクラが現れ、怪我がなさそうなナルトの様子を見た彼女は、心の底からホッとしたような表情を見せた。

よく見るとサクラの瞳は潤んでおり、全員揃った今、ようやっと安心したのだと察する。

ナルト達が話している間、マダラは奥で体を起こし立ち上がろうとしているカカシの姿を見つけるとその方に向かった。カカシもナルト達の元に向かおうとしているのだろうが、どうせすぐカカシの側に来ることはわかっているためマダラはそのままそこにいろとカカシをその場に留めさせた。

 

「放っておいても後で来る、寝ていろ。集落から出る際に追われはしたが、この辺りにおかしな気配はない」

「タジマさん、ありがとうございました。俺が動けないばかりに……ところで集落は、どうでしたか」

「……」

 

黙ったマダラにカカシはあれと小首をかしげる。

 

「もしかして、知ってる方でも」

「……まあな」

 

マダラはやけに落ち着いた声で答えた。

ナルトを救出できめでたいはずが、マダラの表情はどこか晴れていない。カカシがその理由を尋ねるべきかと考えているうちに、入口の方からナルト達が向かってきた。

 

「カカシ先生ー! たっだいまだってばよ!」

「ああ、おかえりナルト」

 

ナルトの大きな声がカカシの耳の奥に響く。

夜であるのに、陽の光のような眩しさを感じたカカシは、和らげな笑みを浮かべるとナルトの帰還を喜んだ。

 

 

 

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