【完結】天に輝く二ツ星 作:アクアハーレム最後の刺客不知火フリル
不知火フリルとの夜戦は、アクアをして苛烈を極めたが、体力勝負ではアクアに分があり、アクアの勝利(?)という形で幕を閉じた。その翌日のことだ。
「本当にはじめてで女装えっちしたの!? はえーえちえちだぁ」
「もう最高。顔の良い女と男に同時にやられている感覚がもう病み付き。そういうルビーも自分の生まれた土地に旅行先でとか……運命的っていうか、インモラルだね」
「いいでしょー? だっておにいちゃんとは同じ産道を通った仲だからね! これはもう実質生まれる前からえっちしてたってことだよ!」
「ちょっと何言ってるのかわかんない」
「えー」
フリルとルビーが、
ちなみにかなとみなみ、MEMは仕事、アクアはあかねとデート中である。そんな中、フリルはアクアにぶっちゃけられた特級呪詛情報である血縁関係についてルビーを見て確認する。やはり、髪の色でごまかされていたがよくよく見てみると確かに似ている。
「しかし、親戚とは言ってたし、何かしら血縁はあるとは思ってたけど……本当に親子なんだね。言われてみれば顔の作りはアイさんそっくり」
「でしょー? それに、ママも近いうちにパパと結婚するみたいだし……これで心置きなく公式にパパママ呼び出来るからね!」
「上手いことやったよね、斎藤社長。その辺のバランス感覚というか嗅覚がやっぱり優れてる」
「その辺は頼れるよ、普段はくたびれたおじさんだけど。……そうだ、これは実は内緒なんだけど……なんか今年の売り上げ次第だけど……紅白も狙えるかもだって!」
「まあ、すごい売れたからね、POP IN 2」
フリルとしてはようやくかぁ、と言った感じだ。B小町は伝説的なアイドルとして駆け抜けてきたアイ、その後継たちという印象が強かった。それをきちんと三人のB小町にしたのが新曲である。噂に聞く限りでは、ルビーに24時間テレビのリポーター役をやらせるとか、やらせないとか、そんな話まで流れてきている。
アクア、かな、あかねは地上波のドラマのオファーや、映画のオファーもどんどん来ているし、みなみも大食いタレントとしての立場を確立しつつある。MEMも地上波デビュー秒読みらしく、FARMと苺プロで話し合いをしている所となる。
フリルとしても、年末は七色キッチンで拡大企画でクリスマスパーティー的なものを行うらしく、それ以外にも来年のドラマの予定などを考えれば、アクアとそのお嫁さんたちにとっては、来年も飛躍の一年となるだろう。
「ただいまー……あ、フリルもいるの?」
「かな先輩おかえりー」
「うちもおるでー」
「みなみおかえり。かなさんも……」
「フリル。そのさん付け、いい加減にへりくだりすぎてるから止めなさいよ。もう嫁仲間だし、かなで良いわよ別に。ひとつしか違わないし」
「じゃあ、かな……でいいのかな。なんか慣れそうにない」
みなみとかなが帰宅すると、一気に会話量が増えて姦しくなる。年末だからか、自然と来年や将来の話へとシフトしていく。
「ねー、かな先輩。みんな卒業したらこの家でシェアハウスしない?」
「ここで? まあ、良いんじゃない? 一人だともう寂しいし……」
「さみしんぼだね、かなちゃん」
「仕方ないでしょ……もー。MEMちょかまってー」
「はいはい、よしよし」
すっかり誰かが家に居てくれる生活に慣れきってしまったかなからすると、今更別居とか、ものすごく嫌だった。一家離散はそれほどにトラウマになっており、人肌を常に求めている。アクアに一番甘えているが、実はMEMやみなみにも結構甘えようとしてくる。前者は年上という理由から、後者は言うまでもなくその巨乳からくる包容力だろう。
もし別居するくらいなら、この家を売り払ってでもあかねやMEMにくっついていく腹積もりであったりする。もちろん誰にも言ったことはないが、かなを放っておけないとフリルですら思っているので、付き合いの長いルビーなんかはその辺を察しているだろう。言うと絶対に怒るので決して言ったりはしないが。
(……シェアハウスかぁ、楽しそうだね)
フリルは7人でシェアハウスする未来を想像する。いや、世間体を考えればアクアはあくまで別のところに住居を構えてもらっておいて、別荘のように使ってもらうとか良いかもしれない。まあ事実上は7人での同居になるだろう。それで暇さえあればくんずほぐれつの大乱交スプラッシュシスターズしたりしなかったりするのだ。これは楽しい。倫理的には爛れまくっているが、これがアクア達にとっては幸福な生活なのだ。
「ただいま」
「ただいま! お土産買ってきたよ!」
玄関の方からあかねとアクアの声が聞こえてくる。程なくして、手洗いうがいをすませたアクアとあかねがリビングに来た。
「んっ、おにいちゃんおかえりー! お土産!」
「荷物あるぅ? んむ」
「MEM、ルビーただいま。お土産だけだ。焼売だけどな」
そういうと、ルビー、MEMちょとハグとキスを流れるように交わしていく。そのまま荷物を置くと、みなみ達の方へ向かう。
「あくあ~おかえりぃ~」
「なんだ、今日はやけに甘えん坊だな」
「んー♡」
かなりラフな姿でふにゃふにゃになってるかなに抱きつかれたので、そのまま抱きつき返し、そのまま唇を重ねる。
「んっ、マリン君おかえり、お疲れさまやね」
「ん。みなみもな。フリルも妹の相手ありがとな」
かなをくっつけたまま、アクアはみなみとキスを交わし、こんどはフリルの方へ。フリルももちろん、キスをしたいので触れるようなキスを交わす。
「ん……。面白い話沢山してくれて暇しなかったよ」
「それならよかった」
キスとハグだけでもアクアは大忙しだが、アクアはそれでも嬉しそうだった。
こんな日常がずっと続けばいいと、アクアは思っていた。
次回最終回(のつもり)
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