【完結】天に輝く二ツ星 作:アクアハーレム最後の刺客不知火フリル
アクア16歳の時に2023年だと仮定すると、07年だからようやくYouTubeが日本語対応したくらいですかね。
まあそれ以前(さりなちゃん12歳)で、スマホもXもあったし今更ではある。まぁ、特殊タグの練習ということでひとつ。
あ、その関係で一部3点リーダーがひとつだけになってますがご容赦を。
ということで、本編は漫画の描写の美味しいところだけ取り入れていく予定です。
まあ、アニメではしれっと携帯に修正されてましたけどね、アイのスマホとか。あのスライドタイプのケータイくっそ懐かしいですよね。ね?(威圧)
「社長。これからはネットの波を乗りこなす人こそが、芸能界でも上に行けると思うんですよ」
この何気ないヒカルの一言を、斉藤壱護は一生忘れないだろう。
【初配信】カミキヒカル、配信始めました【苺プロダクション/カミキヒカル】
『あー、あー。もしもし。視聴者の皆さん、音量大丈夫ですか?』
大丈夫
聞こえてます
はい
わこつ
休止中の天才子役・カミキヒカルの生配信。平日の昼間、さらにはまだまだ生配信文化が根付き始めた頃であるにも関わらず、1000人を超える人物がその配信を見ていた。
明らかに会議室らしき場所に、パイプ椅子に座り長机を前にしている、ややラフな格好のカミキヒカル。アイや双子たちであれば見慣れたものだが、視聴者たちは物珍しさを感じている。
ちなみに、そのアイは珍しく、数ヵ月ぶりのオフの日であり、配信画面の写るスマートフォンに双子たちと共にかじりつくように、仕事をしている
傍らでは、最近流行りのドラム式洗濯機が、双子たちの衣類を洗っていた。
『はい、それではこんにちは。役者のカミキヒカルです。SNSでも既に報告はしているんですが、成長期に入っちゃって、ドラマの撮影とか演劇が難しいということで。まあ他にも色々と理由はありますが、折角だから新しいことに挑戦しよう、というわけで動画配信を始めてみました』
そう彼が告げると、だーっとコメント欄が滝のように流れていく。大物俳優とまではいかないが、なんだかんだ演劇の分野では天才と呼ばれている逸材だ。人気も当然ある。他の理由って? という声もあれば、またヒカル君が見れて嬉しい、とかそういうコメントもあった。
映画やドラマにも何度か出演していたため、知名度は高い。少なくとも当時では、映画やドラマに出るような芸能人が、ネットに現れて顔出し配信。そんなものはネットの住民からすれば、まさに神が地上に降りてきたようなものだ。と後にアクアは語る。
『コメントやSNSなんかにいくつか質問が来てたんで答えますね』
画面の外からフリップが渡される。どうやら苺プロのスタッフのようだ。
『じゃん。成長期が来るとなんでドラマや演技が難しいの? これですね』
ルビーにしてみれば、確かに気になる話ではあった。兄のアクアはしたり顔で納得したような顔をしている。
『これはですね、まず、ドラマや映画なんかはどうしても時間の流れが現実と違うからなんですよね。ああ、すみません。撮影時間が、という意味ですね。数ヵ月に跨いだ撮影をしても、撮影した映像内部では三時間くらいの出来事。なんて場合が多い、ということです。その間に役者の身長が伸びてて、カットごとに身長が違ったら変じゃないですか』
確かに
まあ変だよなw
じゃあ子役はどうなの?
子役は普通に背とか伸びてるな、確かに
『子役が出るような作品って、映画なら纏め撮りしますね。ドラマとかだと、子役の成長に合わせたシナリオ作りになっているんですよ。ただ、僕はもう、声変わりも来はじめてるんで、より変化が厳しいんですよね。身長も声も、いつ、どのくらい変わるかも分かりませんし、第二次成長期は役者をやるには難しい時期ってことですね』
「あー、だからヒカルが変な声になってたんだ」
ケラケラ笑いながらそう言うアイを見て、双子の心理は一致した。
(ねえ、おにいちゃんこれ)
(ああ。アイはマウントを取ってる。しかも無意識で)
双子はもはやアイコンタクトをとれるほどになっていた。二人の前ではまだ会話をすることが出来ないので、自然とその能力が身に付いていた。
後方理解彼女面をしてうんうんスマホの前でなにやら納得しているアイが、コメントをしていないのが唯一の幸いだった。
『こんなところですかね。次。ああ、預かり子のことですね。親戚の子なんですよ。あの……別に隠し子とかそういうんじゃないですよ? 僕15歳ですからね? ただ個人のプライバシー保護に基づいて経緯はちょっと話せませんけど。双子たちはまだ一般人ですし、まだ赤ちゃんなんで』
まだ? これからデビュー予定ってこと?
えっなになにどゆこと?
赤ちゃん? えっ何歳?
双子ちゃん!?
育てとかどうなっとるんだ
双子の育ての親になる15歳も大概なんですけど!?
何かあるんだろうな、複雑なのが
コメント欄は疑問の嵐である。アイも「うわー、聞いてたけどすごいぶっちゃけるし、すごい荒れてる」と呟いた。
『そうです、これからデビュー予定です。男女の双子ちゃんの0歳ですよ。何せ僕の親戚の子ですから、とってもプリティーでかわいくてきゃわわなので将来は美男美女確定なので。どうせ注目されて変な事務所に入るよりは、信頼できる苺プロに入れちゃおうってことです』
声でっか、メロメロじゃんwww
きゃわわってなんだよwww語彙死んでるじゃんwww
説得力の塊
自分の顔に自信しかないのか?
↑無ければ芸能人やってないだろ
↑それもそうか
プリティとかわいいはほとんど同義なんですがそれは
まあカミキくんの親類ならそうかも……
「カミキくんもきゃわ~~♡♡♡ えーっ? アクアとルビーのこと大好きじゃん! 知ってたけど! 私は! 知ってたけど! なんなら産んだの私だけど!!」
きゃーっ、とくねくね謎の動きをするアイ。双子は揺さぶられてやや顔が死んだ。いくらアイをきちんと母として受け入れようとしているとはいえ、推しが男にどうみてもメロメロなのを見せられると脳がじゅわっと焼けるからである。最近は慣れてきたが。大体その人父親だし。
とはいえ、ややコメント欄が不穏な空気になりそうなところで、自ら強火になり爆弾を投下することでヘイトコントロールをしていることにアクアは気づいた。
『あと、育児に関しては社長夫婦にも手伝ってもらってますから。僕一人ではないですよ、流石に。あと双子ちゃんは、うちの看板アイドルのB小町のビデオがお気に入りなんですよね。特にアイが。見せとけば大体ご機嫌なので、楽といえば楽ですね』
まあ大人が助けてくれてるならいいのかな
ドルヲタ赤ちゃん!?!?
将来有望だな
将来の俺らとか絶望しかねぇよ!?
まあB小町かわいいしな
B小町知らんかった、後で見てみるわ
↑見てみな、飛ぶぞ
やや不安そうなコメントもあったが、それを吹き飛ばす程の勢いでドルヲタ赤ちゃんというパワーワードが流れていく。
そこからは(アイにとっては)当たり障りの無い、
そうして特に危なっかしい所もなく、配信はつつがなく終了した。
「なんか、思ってたより注目されてなかったね。ねールビー?」
「あう!」
ルビーの頬に自分の頬を擦り付けながら、そんな風にちょっとつまんないな、と思うアイ。
この認識は、アイのネットに対する認識の甘さ・無知性から来ていた。彼女は、初配信で同時接続者数四桁というのは、動画配信サイトにおいて上澄みも上澄みである、ということを知らない。
もっとも、それ以上に自分が平気で千人単位の箱を埋めているような、上澄みアイドルであるからでもある。B小町でこんなに人が集まるのなら、テレビにもバンバン出てたヒカルくんなら一万人とか集まるんじゃない? と気軽に思っていたからこそ、拍子抜けしたのだ。
「まあいっか。久々にヒカルの
アクアとルビーは高速で首を振った。横と縦にだが。
・天才役者カミキヒカル(15)
流石に、初配信に赤子をお出しするようなウカツはしない。突然パパとか言われたら困るし、当然である。
11歳の時の一夜の過ちのせいで子供が出来てるとは夢にも思ってない。
インモラル一家の家計は、彼の子役時代の稼ぎのお陰で安泰のため、アイは安心して子供たちをのびのび育てている。
・後方理解彼女面迂闊無敵アイドル星野アイさん(16)
数年後、カミキに隠し子がいることが判明するのだが今はそれを知らない。テレビでうっかりうちの子とか言っちゃう。
隙を見てはアクアに自分のおっぱいを与えようとしてくる。
・二つの一番星の子アクアとルビー(0)
目の前でいちゃつかれる以上に画面の向こう相手にマウントとってドヤ顔ダメージがでかい。
「アクアもママのおっぱいを貰えるのは当然の権利なんだから飲まない? ママがかわいそう……」
「僕の前世をわかっててそれ言うか? 勘弁してくれルビー」
・またしてもなにも知らされていない姫川大輝さん(4)
来年ひどい目に遭う。そして約16年後にもひどい目に遭う。かわいそう(小並感)
ガチ濡れ場(R18)って需要ある?
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