初コラボ(強制)をしたら野生のドMが現れた!
「え~、ではコラボ企画について説明しようと思います」
「おう……そこの変態のせいでかなり遅れたけどな」
「なっ!だ、誰が変態だ!……だ、だがもう一回言ってはくれないだろうか!」
「ああもうっ!うるさいです!ちょっと黙っててください!」
「ふ、二人からのこの仕打ち……悪くない…悪くないぞぉ!」
「だぁー、もううるっせえ!話が進まねぇ!」
コメント:実家のような安心感
コメント:進む?何を言っているんだ君は、そんなわけがないだろう
コメント:尚平常運転
コメント:今北産業
コメント:爆裂兄と爆裂娘と某聖騎士初コラボ、開始30分で進展無し
コメント:有能
コメント:なるほど理解
コメント:察しが速いようでw
コメント:予想通り過ぎて草も生えない
コメント:ちなみに某聖騎士曰く爆裂兄には才能(意味深)があるらしい
コメント:草
コメント:クズマ可哀そう……でもないな
コメント:www
「や、やっと企画紹介に入れます……
コホン、さて今回は!初コラボと言うことで!マシュマロを!読んでいきたいと!思います!」
「声がでけーっつの。……ってかマシュマロってなんか、こう、普通だな。
ま、初めてのコラボだし、これくらいがちょうどいいのか?」
「ああ、私もこれくらいシンプルなほうが良いと思うぞ」
コメント:まあ普通
コメント:……ここまではね
コメント:不穏なこと言うなよ
コメント:まあこいつらにまともなマロが来るとも思えん
コメント:クソマロ率100%
コメント:全部生焼けにしそう
コメント:そもそも人が食べられるようなものじゃないから……
コメント:草
「さて、一つ目のマシュマロは……お、カズマ宛ですよ!」
「ん?俺?……俺宛ってことは、お前の箱に届いた俺への質問ってことか?」
「いえ、カズマのSNSアカウントに届きましたが」
「待って俺知らない」
「え?まだ伝えられていなかったんですか?……事務所の人が後で伝えておくって言っていた筈なんですけど……」
「おい、何勝手に作って報告すらしてねぇんだよ!
……っと、このアカウントか……ってこれ!何が『今日はコラボ会です!』だよ!」
「おや、さっき配信の予定を伝えた時、なぜ今更反対するのか、と不思議に思っていたのですが……そういうことでしたか」
「おい事務所の奴!ふざけんなよ!」
コメント:1000円 事務所の人へ、配信を盛り上げてくれた代
コメント:報告していなかっただけなのにスパチャがもらえるとか……
コメント:勝手にアカウントを作られ勝手にコラボを決定される男、カズマ
コメント:クズマだぞ
コメント:ごめんミス
コメント:www
コメント:ちょっと可哀そう……?
コメント:ニートだぞ
コメント:ひ、引きこもりってだけでニートとは決まってないから……
「というか他にもこれ……立ち絵発表の時も勝手に告知してるし……」
「カズマの様子が少し変だったとは思っていましたが……まさか知らなかったとは」
「もういい、とりあえず後でその事務所の奴の名前を教えろ」
「あ、あの人のことですか?えーっと、あの人は事務所の仕事もしているのですが、実はVtuberもしている変な人でして……」
「そいつは裏方の仕事も配信業も、どっちもやってるってことか?もしかしてその仕事が忙しくて俺に伝え忘れてたとか?」
「いえ、あの人……悪魔は、人が嫌がることをして、嫌がらせをされた人を観察することが趣味で……もしかしたらわざと伝えていなかったのかもしれません……」
「何だそいつ、とんでもねえ奴じゃねえか。まだ会ったことは無いが、すでにそいつのこと嫌いだぞ俺」
「ま、まあ私も苦手ではないと言ったら嘘になりますが……」
コメント:確定演出で草
コメント:絶対あいつじゃん
地獄の大公爵:フハハハハ!吾輩のことを呼んだか?
コメント:うおっ
コメント:なんでいるんだ…?
コメント:ガチの本物で草
コメント:何してんの…
地獄の大公爵:ふむ、爆裂娘よ……吾輩のことが苦手など…悲しいではないか
コメント:悲しいなんて……あなたに人の心とかあったんすね
コメント:草
コメント:まあ悪魔だしな
地獄の大公爵:まあいい、それと爆裂兄よ、汝とはまた今度の機会に話そうではないか…それではさらば!
コメント:急に現れて急に消えてくな…
コメント:稀に他の配信者のコメ欄に出没する悪魔……奇妙なり
コメント:もはや荒らしだろ
コメント:面白いからセーフ
「え、待ってこのアカウント本物? なんでいるの?」
「全く…本当に性格が悪い人ですね」
「そういえばコイツ、何で裏方の仕事もやってるんだ?」
「ああ、実は私たちが所属している会社は元々Vtuber以外の事業を行っていたのですが…その商売内容にセンスが無さ過ぎて大赤字だったとか…。ですがある時、社長の昔の友人だったという男――あの人が会社に入ってきて経営の立て直しを行ったのだそうです。今のVtuberの事業もあの人が始めたらしいですし、そのおかげで私は今こうして配信ができているので……まあ感謝はしていますよ。……それ以上に困ることも多いですが。
……まあ、当時昔の友人だったという理由で社長のことを助けたらしいですし、そこまで悪い人ではないのだと思いますが」
「へぇ、何だアイツ良いこともしてんじゃん。それにVtuberの事業を始めるにしても、わざわざ自分でやるか?なかなかすげえ奴だな」
「……始めた理由が『ネットなら他人の悪感情がもっと見れるかと思った。実際そうで今とても嬉しい』だそうですけど」
「前言撤回。やっぱ俺アイツ嫌い」
コメント:サラッと重要なこと言ったなオイ
コメント:【速報】地獄の大公爵様、実は意外といい奴
コメント:流石にいい奴は違う
コメント:利益はあるが嫌がらせ付き……代価ってやつか、まさに悪魔だな
コメント:ていうか元はVtuber事業してなかったんかい。ここの会社の事業Vtuber以外知らんぞ
コメント:確かに聞いたことない
コメント:まあ社長の商才がないとか言ってたし、あんま有名じゃないんでしょ
コメント:社長って誰だ
コメント:知らん
「ま、でも根っからの性悪ってわけでもなさそうだな」
「あ、今DMに『今度は正式に汝らとのコラボを行おうではないか!』って来ました」
「コラボか……俺、正直あんまりしたくないが……」
「まあまあ、そう言わずに一回くらいいいじゃないですか。
……それでは、今回のコラボは終わり――ってああっ!今回はコラボですよコラボ!ダクネスとマシュマロのことをすっかり忘れていました!」
「そういえばそんなのもあったな……ダクネスは今いるのか?さっきから声を全く聞かないが」
「あ、あのー、ダクネス、私たちが忘れていて怒っているのであれば、許してくれませんか…?」
「ふ、ふふふ、ふふふふふふふふ……、こ、コラボだというのに二人から忘れさられ無視されるこの感じ、悪くない……悪くないぞぉ!さ、さあ、もっと!もっと私に孤独をくれぇ!」
「……」
「……」
「こ、この冷たい視線……!イイ、イイぞ「今回はこれで終わりですありがとうございました」って待てまだ私の話が――」
コメント:変態は巣に帰れ
コメント:そういえばコイツいたなぁ。忘れてた
コメント:コラボとは(哲学)
コメント:2000円 終わりの爆裂代
コメント:爆裂代……w
コメント:いつもの
コメント:変態は変態だった