ロシア国家再生政府内にて経済復興・外交方針・軍備再建について決定されていた頃。ロシア国家再生政府陸軍管轄の極秘研究所にてある新兵器の開発が完了しかけていた。
ロシア国家再生政府陸軍管轄極秘研究基地
「オーライ!オーライ!」
「これで低高度飛行時の燃料の過剰消費問題はクリアされたか…次は高高度での飛行だが」
「おい!三号機の右ジャンプユニットの調子が悪いぞ!製造部に問い合わせろ!」
「第三倉庫にある装甲外販を持ってこい!G736号のやつだ!」
「ふふふ…これで完成したわね。ありがとね?白銀」
「ゼイゼイ…そ、そう言うんでしたらなんで対空自走砲のシルカ五十両なんかと戦わせたんですかね‥‥?」
その基地の研究主任室でから出てきて歩き始めた女性研究者がテストパイロットとともに話していた。
「しかたないでしょ?あなたしかまともな衛士がいないんだもの。それにここは“私たちがいた世界”と違って相手は人間、世界最強を自称する軍隊なのよ?これでも甘い甘い」
「そんなぁ…」
このテストパイロットの一人に無茶ぶりをしている女性こそロシア国家再生政府の希望の星となっている対KMF用の新兵器を開発しているチームの主任、『
そうして彼女はその男性テストパイロットとともに会議室に入った。
そこには別世界で横須賀国連軍基地にいたA-01部隊の面々と第207衛士訓練小隊の面々がいた。
ここで種明かしをしよう。彼ら彼女らはあのマブラヴオルタネイティブの世界出身の者達である。彼らは桜花作戦後に生涯を全うしたり戦死したりしたのだが気が付いたら横須賀基地にいたころの年齢でロシアのシベリアの極寒の大地にいたのである。そこで白銀武や鑑純夏、社霞と再会したのだが行き場ない状況であったときにロシア国家再生政府陸軍のタシュケントが機甲師団を率いて行軍してきて彼らを保護したのだ。
そしてガングートが直々に話を聞き、彼女たちの話にあった戦術機にガングートは大いに興味を惹かれ、対KMFに有効な兵器であると判断しわざわざ予算がきつい状況下で極秘基地を建造してまで開発を依頼したのだ。
「お疲れ様。あなたたちのおかげでようやく戦術機が一機種だけど完成できたわ」
「や、やっとですかぁ?」
そう言うのは珠瀬壬姫である。
「もっとも私たちの世界のソ連機そっくりなのだけどね?機体番号も一緒、コードネームも一緒よ」
「それはいいのですか?」
「構わないわよ。使うのは国名や世界は違えども同じなんだから」
そんな会話が行われてから数日後‥‥
ロシア国家再生政府 モスクワ 赤の広場 再独立記念パレード
ロシア国家再生政府は始めてあのブリタニアの支配から再独立した国家であることを世界に喧伝するべく軍事パレードを行うことにした。
「諸君!ロシアは長きにわたるEUの傘下やブリタニアによる支配から脱却することができた!しかし、事態はこれで終わりではない!必ずやブリタニアは再度侵攻し、我らを奴隷としてこき使うべく襲ってくるだろう!!!なればこそ!我らはそれに備え、軍備を数か月の間整えてきた!国民諸君にはいまだ苦しい生活を強いてしまっているが必ずやこれから二年の間に経済も立て直せるであろう!我らの軍の威容を見て今日は元気を取り戻し、明日からの復興作業を頑張ってもらいたい!無論軍も支援に回す!国民諸君!ブリタニアへの復讐心とともに必ずわが祖国を立ち直らせ、復讐を果たし、民族を防衛することができるだろう!!!!」
『『『『『
そして軍の行進が始まるとともに勇ましい音楽が流れてきた。*1
まず音楽とともに完全武装の歩兵部隊が行進し、次に女性の歩兵部隊が行進していった。
そして装甲車BTR-80の群れが前進していき、ジープや大型特殊トラック、装甲車、パーンツィリーS1 、T-55AM2、T-72B3、T-90Aが行進していき、最後に登場した兵器に国民はおろか潜り込んでいた各国の諜報員は驚いた。
なんと二足歩行の大型兵器が登場したのだ。
「そしてこれが我が国が誇る対KMF決戦兵器、バラライカである!!」
そこにはマブラヴ世界にて初期に活躍した戦術機MiG-21バラライカがその威容を誇っていた。