今回の話で日本解放戦線の殲滅が終了します。黒の騎士団にも厳しい展開がありますので黒の騎士団が好きな人はお気をつけください。
─────かつてフラスコの世界にてゼンガー・ゾンボルトが当時の地球の侵略者《インスペクター》の1人、ヴィガジのガルガウとの戦闘で愛機であったグルンガスト参式は大破した。その戦闘はゼンガーの新たな剣であるダイゼンガーによってヴィガジを倒すことはできたが大破したグルンガスト参式はすぐに修理は不可能な状況であったためにテスラ・ライヒ研究所に大破したグルンガスト参式を預けることとなった。
しかし、時空震の発生によってグルンガスト参式は何の因果かこの多元世界に飛ばされ、ウォーダンによって発見されたことで彼にとって超えるべき相手であるゼンガーの機体をそのまま放置することなどウォーダンにはできなかった。故にルルーシュに進言しグルンガスト参式の修復とゼンガー・ゾンボルトの戦闘データを組み込んだ戦闘AIを搭載しウォーダンの第一独立師団で運用することが許された。
しかし早乙女研究所にて修復・改修状態だったグルンガスト参式改め《グルンガスト斬式》は草壁玄瑞ら日本解放戦線によって未完成のグルンガスト斬式を含めた試作機達が日本解放戦線たちの手によって強奪され更にはあろうことかそれらの機体を日本を解放すべく自分たちの手で造り上げたと宣ったのであった。
これには機体の開発に関わっていたビアンやロイドたち開発者陣営がブチ切れ日本解放戦線をぶちのめすべく全員が日本へと向かおうとしたが、まだ開発途中の機体があるためその怒りはティアたちに変わりにぶつけてもらうことで多少落ち着いてもらった。
そして今、ティアと彼女が率いる第四混成師団がグルンガスト斬式を含めた日本解放戦線の主力と正面衝突しようとしていた。
『日本に蔓延るブリタニアの豚どもめ!日本人の魂が籠ったこの一撃、受けるがいい!!』
草壁玄瑞は厚顔無恥にも自分たちが日本の代表であるかのようにそのような世迷言を叫びながらグルンガスト斬式の握る早乙女研究所に保管されていたゲッター合金製のバスターブレード《ゲッターブレード》でティアのガウェイン・ドグマに斬りかかる。
流石に身の丈以上ある斬撃をまともに受けるほどティアは無謀ではなく、下部の増加スラスターを噴かせて回避しながらミサイルを放つ。並の機体ならばこのミサイルの雨を浴びて無事で済むはずがない。しかし目の前の機体はウォーダンが超えるべき相手と定めたゼンガーの元愛機でありビアンを筆頭とした頭のネジが数本どこかへ落としたイカレているが優秀すぎる科学者たちが改造を施した機体である。
『その程度の攻撃、効かぬわ!!』
『チッ、流石にゲッター合金でコーティングされているだけあって硬いですね・・・』
ティアは改めてグルンガスト斬式の厄介さに舌打ちをする。玄瑞自身の腕はティアに比べて数段劣り良くて準エースクラスに入るくらいだが、乗っている機体が優れているために上手く攻められないでいた。装甲をゲッター合金でコーティングし動力源も試作型の大型ゲッター炉心を搭載していることで性能が飛躍的に向上しているグルンガスト斬式。まだ調整不足な所が色々とあるがそれでもスーパーロボットクラスの性能を誇る。
『できるだけ損傷は抑えたいけど、そうも言ってられないですね』
ティアはグルンガスト斬式のゲッターブレードによる斬撃を回避しながら自らの部隊の様子を確認する。[[rb:三機一組 >スリーマンセル ]]で対応させてはいるものの、日本解放戦線の兵士達が使用しているのは対エース用として開発されたライジングフリーダムガンダムたちであり、第四混成師団はライジングフリーダムガンダムたちを相手に苦戦を強いられていた。
(私たちの勝利は決して揺るがない。だけどこのままだとこの戦いに勝利してもこちら側の被害はかなりのものになってしまう・・・)
この浅間山周辺にはまだ第四混成師団以外の部隊が揃っており彼らに援軍を要請すれば数と質で上回るこちら側が敗北するなどありえない。しかし、そう遠くない未来に大規模な戦いを控えているこちらとしては日本解放戦線が強奪した機体たちをできるだけ損傷を抑えて取り押さえたいと考えているこちらとしてはこのまま戦闘が長引くのは不本意なことだ。
グルンガスト斬式の攻撃を防ぎながらどう行動すべきかティアが考えていると、通信が入った。ティアはどこの部隊からの通信か確認するより先に通信をかけた人物が声をかける。
『────こちらアビス0。これより第四混成師団の援護に入ります』
少女の声が聞こえたのとほぼ同時にそれは戦場に姿を現した。上空から光の矢の如くゲッターの墓場に降り立ったその機体は大地に降り立つなり近くにいたデストロイガンダムの胴体を掴み、そのまま力任せに引き裂いた。突然の新たな敵の登場と一瞬でデストロイガンダムを破壊した事実に日本解放戦線の兵士たちの間で動揺が広がっているのに対し、ティアたちルルーシュ皇帝軍はその機体がなんであるか知っているもの達は距離を取り始める。アレが暴れ始めれば自分たちでは巻き込まれ破壊されるだけだと知っているからこその行動であった。
『まさか彼女が来るとはね・・・ですがこちらとしては好都合ですね』
ティアはそう呟きながら第四混成師団をアリシアとセレスの援護に向かわせる。彼女を援護するよりもアリシアたちの援護をさせた方が戦いやすいと考えた上での行動でありそれが最も正しい選択であると確信していた。
『それでは私はこのまま草壁の始末を行いますので、ほかの有象無象たちの相手はお任せしますね《
ティアはモニターに映る紫色の虚無の申し子の生まれ変わりである虚無の魔神───『マークニヒト改』改め《アザトース》を操る深淵騎士団筆頭騎士《
『・・・・・・』
アザトースのコックピットの中でマリーカは目の前にいるゲッターロボたちを見る。偉大なる皇帝、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアの覇道を突き進むための力となるべき力を日本解放戦線という誇るべき思想も力もない黒の騎士団と同レベルの寄生虫たちが我が物顔でそれを扱うことを、マリーカはそれが我慢できないと言わんばかりに歯が砕けんばかり噛み締め、日本解放戦線たちを憎悪の籠った瞳で睨みつける。
『ルルーシュ様に仇なすゴミ虫風情が、誰の許可を得てその機体たちを使っている・・・っ!!』
マリーカは怒りのままにそう叫びながらアザトースの両翼の計8本の《アンカーユニット》をゲッターロボ、ゲッタードラゴン、ネオゲッターロボ、ヴァルシオン改に突き刺さる。その攻撃はヴァルシオン改のコックピットを貫きはしたが、ゲッターロボたちには装甲を貫き刺さるだけで終わった。しかし、それで十分だった。
『
マリーカはそう呟きながら右手で握っている操縦桿のスイッチを親指で押すと、アザトースを通してアンカーユニットから黒紫の電撃がゲッターロボたちに流れ込み、電撃を浴びたゲッターロボたちは水をぶっかけられショートした家電製品のように火花を散らしながら機体を揺らし電撃が収まると一瞬動きを止めたかと思えば、ゲッターロボたちはカメラアイを翡翠色に輝かせ立ち上がるなり近くにいた日本解放戦線の兵士が操る鬼夜叉や三島、ジンハイマニューバ2型たちに襲いかかる。
『ば、馬鹿な!?何故ゲッターロボたちが我々を攻撃する!?』
『ま、まさか今の攻撃はハッキング!?』
ゲッターロボのゲッタートマホークによる振り下ろしの斬撃をジガンスクードの両腕で防ぎながら日本解放戦線の兵士は突然の出来事に動揺する中、ネオゲッターロボのショルダーキャノンによる砲撃をかわしているアロンダイトを操る日本解放戦線の兵士は先程のアザトースの攻撃がゲッターロボたちに対して何らかの電磁攻撃であると判断する。
『正解。だけどそれがわかったところで無駄』
マリーカはそう告げながらアザトースの右腕を空に掲げ、その掌から数十本の小型の槍のような《ワームスフィア》を形成すると勢いよく右腕を振りかぶり、高速に飛来するワームスフィアは的確にコックピットを貫き日本解放戦線の機体を次々と無力化していく。
『こ、この化け物がぁ~!!』
僅かな時間でこちらの主力であったゲッターロボたちを奪い、一瞬にして同胞たちを亡きものにした目の前のアザトースに恐れを生した空明蒼月を操る日本解放戦線の兵士はアザトースに一気に接近しその手に握る《廻転刃薙刀》で胴体を切り裂こうとする。
『遅い・・・っ!!』
しかし廻転刃薙刀の刃がアザトースに触れるより先にアザトースの右手が空明蒼月の胴体を掴み、そのまま勢いよく地面に叩き落とされ、コックピットをグシャグシャに潰された空明蒼月は動きを停止させた。
『う、撃て撃て~!!あの化け物を何としてでもここで討ち取るのだ!!』
6機の大和の砲身をアザトースに向けながら部隊長である男は恐怖に震えながらも指示を出す。出力を上げより強力になった《超電磁式榴散弾重砲改》から放たれる榴散弾と戦艦並みの威力を誇る重ハドロン砲、下部の二門の大型ガトリング砲、四連腕部自在砲台、脚部と背部の計八門のミサイルポッドによる全火力を一斉にアザトースに向けて放つ。
『無駄・・・』
視界を埋めつくさんほどの銃砲撃を前にしてもマリーカには一切の動揺は見られず、掌から主武装である《ルガーランス》を生成し、その刀身を展開させると迫り来る重砲撃に対してゲッタービームを放ち、重砲撃を掻き消しながら武装展開中だった6機の大和を消滅させる。
『なんだ、これは・・・。こんな、こんな馬鹿げたことが現実だと言うのかっ!?』
グルンガスト斬式のコックピットの中で草壁玄瑞は叫びながら周りの惨状を見る。突然現れたたった一機によって4機の機体を奪われ、奪ったアザトース自身もまた蹂躙を繰り広げ、正確にコックピットの部分を撃ち抜かれ機能を停止した機体と破壊された機体の残骸が至る所に転がっていた。
十分な戦力を揃えたはずだ。奢りも慢心もなく確実にそう言い切れるほどこの浅間山に揃えたはずだった。しかし現実はどうだ?ライ率いるルルーシュ皇帝軍はこちら側の攻撃を意にもかいせず蹂躙を繰り広げ、敵の被害は僅かなのに対してこちらはこのゲッターの墓場に残っている戦力以外は全滅させられた。
『み、認めてなるものか・・・っ!!我ら真の日本人が、貴様らのようなブリタニアの豚どもに負けるなど───っ!!』
『────うるさいですよ』
玄瑞は自分たちが追い詰められているという現実を認められないと言わんばかりに発狂しながら叫ぶも、そんな戯言を真面目に聞く訳もなくティアはガウェイン・ドグマの大型クローアームを飛ばしグルンガスト斬式のコックピット貫く。
『ごぷッ───!?』
『日本に蔓延る寄生虫が。あなたたちの存在はこの世界に不要なんです』
ティアは冷徹にコックピットを貫かれたことで力が抜け機能を停止したグルンガスト斬式を見下ろす。こうして日本解放戦線のリーダーである草壁玄瑞は始末され、その事実はあっという間に戦場に広がり日本解放戦線の兵士たちに動揺が生まれその隙を突かれ次々と討ち取られていった。
─────浅間山での日本解放戦線との戦闘が開始されてから五時間。僅かな犠牲を出したものの日本解放戦線の殲滅が終了を告げたのだった。
◆◆◆◆
『────風間准将。草壁玄瑞が討たれたそうです』
『そうか、所詮は戦うことしか脳のない猪武者よ。ブリタニア軍も奴らを殲滅すべく行動しているだろうから我らはこのまま地下道を通って脱出するぞ』
『了解いたしました』
浅間山の地下通路を12機の鬼夜叉と3機の大和、5機の三島、20機の暁たちが静かに通っていた。これらの機体は、《鬼兵隊》───草壁除水の同期である風間幽玄とその配下たち急進派にして現在の日本解放戦線の主力部隊の主力機体だった。彼らは玄瑞たち日本解放戦線の戦力ではライたちに勝てないと早い段階で判断し、日本解放のため火種をこんなところで費やす訳にはいかないと自分たちにとって都合のいいことを考え、近くに黒の騎士団が来ていることを聞き彼らに回収して貰うべくこうして偶然発見した地下道を通って逃走していた。
『新型の実物とデータを提供すれば皇の娘であろうと我らをそう簡単に切り捨てることはあるまい。我らさえ生き延びれば日本解放戦線の魂は潰えることは無い』
『はっ!准将の仰る通りであります』
風間たちの間には今地上で必死に戦っている玄瑞たち日本解放戦線の同士たちを見捨てていることに対して何の負い目も感じておらず、自分たちだけが生き残ることこそが日本をブリタニアから解放するための行動であると疑いもしなかった。
『准将、もう間もなく出口に辿り着きます』
『そうか。外にはまだルルーシュの配下のブリ鬼どもがいるはずだ。一点集中で包囲網を突破し黒の騎士団と合流を図る』
『了解しまし───っ!?正面より迫る敵機の反応あり!!後30秒で視認可能と思われます!!』
『各機、戦闘態勢!!』
風間は部下からの報告を聞くとすぐに臨戦態勢に入り、部下たちに警戒するよう声をあげる。そして風間たちは迫り来る機体の姿をその目で捉えるとその正体に思わず声を上げてしまう。
『《ハンニバルの亡霊》!?まだいたのか!!』
上の部隊がハンニバルの亡霊の使用するナイトメアと戦闘を行っていたと聞いていた風間はまだ残っていたかと顔を顰めながら鬼夜叉の近接戦闘長刀を構える。こちらに接近しているのはたった2機であるがその実力は本物であるため風間たちの間に油断はなかった。しかし風間たちは知らない、目の前にいるうちの一機こそがナルヴァの戦いにてユーロ・ブリタニアを恐怖に陥れ壊滅させた本物の《ハンニバルの亡霊》であることを・・・
『アヤノ、俺がまず攻撃を仕掛ける。お前はその後に攻撃を仕掛けてくれ』
『わかった。気をつけてねアキト』
『ああ』
紫色の追加装甲を纏ったアレクサンダ──《アレクサンダ・リベルテ》を操る日向アキトはアレクサンダ・ヴァリアントのパイロットである香坂アヤノに告げると同時にランドスピナーを回転させ、一気に加速する。
『撃てぇ!』
接近するアレクサンダ・リベルテに対して風間が号令するのと同時に鬼兵隊のナイトメアが一斉に手持ちの銃火器による射撃を開始する。ゲッターロボが余裕で通れる広さのある地下道だが、40機のナイトメアによる一斉射撃は並の機体とパイロットではかわすことも出来ず蜂の巣にされてお終いだろう。
だがギアスの呪いに侵されながらも多くの死線を潜り抜けたアキトとルキナたち科学者たちの手によってさらなる強化を施されたアレクサンダ・リベルテにとってこの程度はピンチですらなかった。
アキトはアレクサンダ・リベルテのスラッシュハーケンを駆使して縦横無尽に飛び交いながら防げぬ攻撃を左腕のシールドから発生したブレイズルミナスで防御しながら鬼兵隊たちのナイトメアに接近する。想定外の動きを見せるアレクサンダ・リベルテに風間たちは動揺するもその不安を振りほどくかのように銃砲撃を続ける。そして銃砲撃による嵐を突破したアレクサンダ・リベルテはゲッター合金製の日本刀型の大型ブレードを構え、そのまま三島を唐竹割りする。
『な・・・っ!?』
三島の強固な装甲を熱したナイフでバターを切るかのように斬り裂いたアレクサンダ・リベルテの斬撃に誰もが絶句してしまうが、戦いの中でそのような無様を晒すなど間抜けとしか言いようがなく、その隙をついたアキトは返す刀で近くにいた暁3機を横薙ぎに切り捨て、左手にジャッジメントを構えると鬼夜叉の胴体を撃ち抜く。
アレクサンダ・リベルテはど真ん中に飛び込んできたために三島や大和はその主武装である砲撃が行えず距離を取ろうにもいつの間にか距離を詰めていたアヤノのアレクサンダ・ヴァリアントがその手に握る対ナイトメア戦闘用可変ソード《オーガス・ロングレイ》を振るい大和の脚部を切断し、バランスを崩させ倒れふさせるとそのまま流れるように暁のコックピットをオーガス・ロングレイの剣先で貫く。
たった2機のナイトメアによって鬼兵隊のナイトメアが次々と討ち取られていくことに風間は焦りを見せる。
『くっ、何故だ・・・!?何故たった2機のナイトメアに我らが押される!?』
風間は40機いたナイトメアが瞬く間に12機にまで減らしさらにその数を減らしていった。このままでは全滅になるのも時間の問題だと考えた風間は残りの戦力による一点突破を狙い1機でも多く突破しようと企む。しかし・・・
『各機、ここが正念場だ!!決して日本解放戦線の魂を決して絶やしてはならぬ!!』
『その心配は無用です。准将・・・』
『何を────』
風間が残っている部下たちにそう声をかけるが、それに対して鬼夜叉に乗っている部下は風間にそう声をかけると風間は意味がわからず振り返ろうとした瞬間、風間の乗る鬼夜叉のコックピットを近くにいた3機の鬼夜叉が近接戦闘長刀で貫く。
『き、城島少尉・・・何を・・・』
『あなたがた老害と成り果てた日本解放戦線はもう日本に不要です。あとはルルーシュ陛下たちの手により日本は正しい姿を取り戻します』
『き、貴様ぁぁぁぁ!?』
風間は信じていた部下である城島たちに裏切られたという事実に怒りの絶叫を上げながら爆炎に巻き込まれ鬼夜叉と共にその体を爆散させた。残ったのは3機の鬼夜叉と大和と三島が1機ずつ、暁が8機であり彼らは武装を解除するとアキトとアヤノの前に膝まづく。
『お前たちがライ卿の言っていたか日本解放戦線に忍び込ませたスパイか』
『左様でございます。我らルルーシュ陛下によって命を救われた身、その恩義に酬いるためそしてかつての日本を取り戻すべくこの命を捧げる覚悟を持っております』
アキトはレイラたちから事前に話を聞いていたことで城島たちがルルーシュとライが秘密裏に日本解放戦線に忍び込ませたスパイであると分かり攻撃の手を止める。
『それで、日本解放戦線から何か情報を得ることは出来たのか?』
『ハッ、この鬼夜叉含めた新型ナイトメアたちと所持する機体のデータ、そして日本解放戦線に戦力を提供したものたちなどの資料を獲得しました』
『了解した。では外にいる部隊と合流しそのまま本陣へと移動してもらう』
アキトは城島たちにそう告げるとアヤノと共に警戒しながらも共に外に待機しているw-Zero部隊斗合流すべく外に向かって機体を動かし始めるのだった。
◆◆◆◆◆◆◆
『────ライ卿。先程ハーゲンティル卿から通信が入りました。日本解放戦線の首魁草壁玄瑞の始末が完了し、残党たちの殲滅もまもなく完了するそうです』
『そうですか、報告ありがとうございます』
『余所見するな!!』
アーサー・イルジオンのコックピットのモニターに映るアトラスのブリッジにいる副官からの報告を聞いたライはこれで本作戦が終了したことを確認するとどう戦闘を切り上げるか考えていると、その無防備な姿を油断ととったシンはデスティニーガンダムのアロンダイトでアーサー・イルジオンに斬りかかるが当然油断などしていないライは2本のクラウソラスでアロンダイトを受け止め、そのまま弾き飛ばす。
『くそぉぉぉぉっ!!』
『申し訳ありませんがここまでです。こちらの目標は既に達成しましたので僕達は撤退させてもらいますね』
『目標を達成した・・・?まさか!?』
ライの言う目標を達成したという言葉に反応したキラは思わず浅間山に視線を向ける。その浅間山は至る所から炎と黒煙が上がっており、ルルーシュ皇帝軍のモビルスーツやナイトメアなどの機動兵器と戦艦が次々と浅間山から撤退していく姿があった。日本解放戦線の殲滅を作戦目標としていたルルーシュ皇帝軍の撤退。それは日本解放戦線が殲滅されたとあう事実をZEXISと黒の騎士団双方に叩きつけるのだった。
『間に合わなかった・・・っ!?』
スメラギは顔を悔しさで歪めながら撤退していく浅間山の部隊を睨む。日本解放戦線が壊滅したことによってZEXISが武力介入を行う理由がなくなってしまいこれ以上この場に留まることは出来なくなった。故にスメラギたちもまた撤退せざるを得ないのだが目の前にいるライたち第零騎士団と深淵騎士団という脅威を前にして素直に撤退できるかと会う不安もあるが、扇たち黒の騎士団が素直に撤退してくれるのかという不安の方が強かった。
『第零騎士団及び深淵騎士団に命令します。直ちに戦闘行動を停止し撤退を開始してください。繰り返します直ちに戦闘行動を停止し撤退を開始してください』
しかしそんなスメラギたちの不安をよそにライはもうこの場でやることは無いといわんばかりに撤退行動を開始させる。ライの命令に素直に従い破壊された機体と搭乗機のなくなったパイロットたちを回収しながら母艦であるアトラスに撤退して行くのに対して楯無たち深淵騎士団は黒の騎士団を壊滅する気でいたため2割程度しか戦力を削れなかったことに苛立ちを隠せずしかしライの撤退命令に逆らうことも出来ず撤退行動を開始していく。
ZEXISは目的を成したとはいえこうもあっさりと引いていく姿に何かほかに目的があるのではないかと勘繰ってしまうが、それに対して一方的に戦力を削られた扇たち黒の騎士団はライたちに遊ばれたと思い思わず怒りの声を上げる。
『何故だ・・・何故俺たちを裏切ったライ!!』
扇は思わずオープンチャンネルでこちらに対して背を向けて撤退していくアーサー・イルジオンに乗るライに対してそう叫んでしまう。かつては同じ日本解放という未来を夢みて共に戦場を戦ってきた仲間であり同士であるライの裏切りを許せないのは扇だけでなく玉城や藤堂たちも同じ気持ちでありライに対して声を上げる。
『お前も俺たちと同じようにずっと利用されていただけだ!駒として!!』
『ゼロの野郎、よくも・・・!!親友だと思ってたのによお!!』
『奴は・・・お前や俺たちを駒にしていただけじゃない。あの行政特区でギアスを使い、ユーフェミアに日本人を虐殺させ、そしてあのブラックリベリオンで離脱して俺たちを見捨てたことで、多くの仲間を死なせた!そんな人間は黒の騎士団には必要ない!!』
扇たちのゼロ──ルルーシュに対する怒りを隠さず吐き出すように本音を叫んだ瞬間、ライの中で何かが激った。それに呼応するようにアーサー・イルジオンの周りの空気が変わったのを、刹那たちは見た気がした。
駒として?親友だと思っていた?
『・・・言いたいことはそれだけか』
『なに?』
アーサー・イルジオンのスピーカー越しに発せられたライの声に、玉城、杉山、藤堂、朝比奈、千葉、そして他の黒の騎士団部隊と、ZEXISもそれぞれの機体越しに絶対零度の響きを感じて、一瞬だけゾクリと身震いした。
そんな中、ライは通信回線をオープン・チャンネルに切り替えて、扇に問いかけた。
『そこまで言うなら、なぜ理由も聞かずに追い出したんです? 本当に親友だの仲間だの思っているなら、彼の
『さっきも言っただろう! ゼロはお前や俺たちを駒として・・・』
『駒として利用するにせよしないにせよ、それは僕にもあなたたちにも必要だったからです。そうしないともっと被害が出てしまっていたでしょう』
『ゼロは、ブリタニア人で・・・!』
『ブリタニア人だろうが日本人だろうが、彼が僕たちを差別することはなかった。そして何より、ブリタニアに対する敵意は本物でした』
『ゼロは、俺たちをギアスで操って・・・!!』
『ならばその証拠がどこにあるんです? 本当に操られているならば誰も彼を疑わないし、シュナイゼルの甘言にも乗せられることはなかったはずです。まぁユーフェミアの件に関してはこちらに落ち度があったのは事実ですがね』
次第に氷の炎もかくやな冷たさと激しさを増していくライの弾劾に、扇も、斑鳩にいる南やヴィレッタ、星刻たちも返す言葉がなくなり、そして気圧されていく。
そんな中、同じく気圧されながらも呑み込まれまいとしたのか、玉城が暁をアーサー・イルジオン向かって進ませながら怒鳴った。
『お前よぉ、なんでそうまでしてゼロの肩を持つんだよ!?お前だってブリキ野郎に操られてたんだから、利用された俺たちの気持ちぐらいわかんだろうが!!』
その玉城の言葉は、ライの中で何かが弾け飛んだ。ルルーシュと自分を十把一絡げにされたのだ。よりもよってブリキ野郎────自分にギアスをかけ、傀儡としてきたシャルル・ジ・ブリタニアと。
その瞬間、アーサー・イルジオンの周りに渦巻く
『────黙れ、下郎がっ!!!』
ライの激昂に答えるようにアーサー・イルジオンの機体から溢れたゲッター線が嵐となり凄まじい風を巻き起こしこの場にいる全ての機体と戦艦を激しく揺らした。あまりのライの剣幕にライを説得しようとした扇達だけでなく成り行きを見守るしかできなかった刹那たちも身動きが取れなくなっていた。
そしてモニターに映ったライの美しくも恐ろしい憎悪の表情を見て、玉城やそれを向けられてないはずの扇たちは全身の体温が一瞬で消えるのを感じた。
『・・・玉城真一郎。お前や扇要のように、普通の人間として、光の当たる所に生まれてきた温室育ちの凡夫どもに、僕たちのような人間の気持ちがわかってたまるものか』
オーディオ・システムから、ライの絶対零度の糾弾、もとい恫喝が響く。
『その僕たちのような、存在してはならない異形として、暗闇に生み落とされた人間であっても・・・ゼロは・・・ルルーシュはいつだって前に出てお前たちを
『っ・・・!!?』
そのスピーカー越しに放たれる凍てつく気迫に玉城、そして黒の騎士団だけでなく、刹那やキラたちZEXISのメンバーたちも呆然としていた。そんな中で、
『・・・思えばその軽薄で、単純で、移り気のあるところが、僕は吐き気がするほど嫌いでたまらなかった。だからこそ、昔のよしみで命をとることに躊躇いが多少あった』
ライは多少落ち着いたのか鋭く刺すような殺気が和らいだかのように見えるが、それは決して黒の騎士団を許したという訳では無い。
『だがそんなくだらない情けは捨てた。あなた達黒の騎士団は徹底的に潰します。この世界にあなたがたのような他者に寄生してその恩恵をさも自分たちの力で成し遂げてきたと掲げるような厚顔無恥な蛆虫はいらないのですよ』
『ライ・・・っ!!』
どこまでも扇たち黒の騎士団を見下し侮辱するライの言葉に扇たちは怒りで顔を歪ませるも母艦である斑鳩は大破し身動きが取れず所有するナイトメアやモビルスーツなどもかなりの被害を受けているため行動できずただ撤退していくライたちを睨むしかできなかった。
『・・・私達も撤退しましょう。これ以上この場にいても何もできることは無いわ』
『了解した・・・』
スメラギは何も出来なかったことに不甲斐なさを感じながらも部隊の撤退を進言する。スメラギのその言葉に誰も反論などできる訳もなく刹那たちはプトレマイオス2やマクロス・クォーターに帰投していった。
────こうして浅間山での戦闘はルルーシュやライが思い描いていた通りの集結を迎えた。翌日、焼け野原となった浅間山をデビルガンダムの手によって元の緑豊かな自然を再生する計画を開始する傍らで早乙女研究所の復興とゲッターロボたち及びゲッター合金の量産に取り掛かっていたのだった。
◆◆◆◆◆◆◆
帝都ペンドラゴン・アリエスの離宮にて。その廊下を2人の少女が歩いていた。1人は制服とその上に重ね着した赤紫のパーカーを羽織った赤紫がかった銀髪に赤い瞳の美少女でありかつてアレクシス・ケリヴが利用した怪獣たちの生みの親である《新条アカネ》。もう1人は白い軍服を思わせる衣装でその下半身は短パンでありムチッとした太腿の美脚を大胆に晒している鳩羽色の髪に青い瞳の美女でかつて怪獣を使役し暴れまくった集団《怪獣優生思想》の紅一点であった《ムジナ》。
とても王族が暮らしていたこのアリエスの離宮の中を歩くには相応しくない格好をしている2人であるが、それを咎めるものは誰一人としていない。何故ならこの離宮の主にして現在のブリタニア皇帝であるルルーシュ自身が協力者である2人の格好を許しているからにほかならない。
そしてアカネとムジナがしばらく歩いていると庭園に辿り着き、そこには茶菓子といっしょに紅茶を嗜んでいるルルーシュがいた。
「あっ!やっほ~ルルーシュ陛下。ご機嫌麗しゅう?」
「無理してそんな言葉で話さなくて構わない。今この場には我々しかいないのだからな」
「えへへ、あざーっす!」
アリエスの離宮の庭園で優雅に紅茶を嗜んでいるルルーシュに声をかけたアカネはニコニコと笑みを浮かべながら声をかけるとそのままルルーシュの隣に座ってスコーンを手に取るとそのまま頬張る。ムジナもまたぺこりと軽く頭を下げてからアカネの反対側に座ると同じようにスコーンを取って頬張る。
「・・・近くないか?」
「えぇーそんなことないでしょ?」
「これが普通」
ルルーシュは腕にその豊満な乳房を押し付け肉感的な太腿を足に擦り付けて来るアカネとムジナにそう言うも2人は離れる気はないようでルルーシュは諦めて二人の分の紅茶を入れてあげる。
メイドのようにルルーシュに仕えているマリーカたち深淵騎士団やティアたち《神殺の英傑》の女性メンバーというルルーシュを想っている少女たちがいないからアカネとムジナは束の間のルルーシュとの時間を楽しみに来ていたのだった。
「そーいえば陛下聞いた?黒の騎士団の落ちぶれっぷり」
「ああ知っているさ。報告に来たアンドレイは中々愉快な顔をしてくれたよ」
アカネからの言葉とつい数刻前に黒の騎士団について報告しに来てくれた元アロウズにして現在皇帝軍を統括しているジェレミア・ゴッドバルトの補佐をしているアンドレイ・スミルノフの引き攣った顔を思い出してルルーシュはククッと小さな笑みを浮かべる。
────浅間山での大規模な作戦が終結したその翌日、全世界及び全コロニーに向けてトレーズ自身の口から語られたゼロの追放の真実と黒の騎士団の総司令である扇要が匿っていた千草──ヴィレッタ・ヌゥの正体と彼女のやった事を大々的に報道した。
これにより黒の騎士団は自分たちの国を取り戻すためだけに日本以外のブリタニア・ユニオンによって植民地とかした国や今も尚ブリタニアの侵略を受けている国々を見捨てたことと希望であるゼロを殺したことにより各国の信頼だけでなく同じ日本人からも裏切り者と呼ばれ、彼らを処刑すべきだと声を上げるものたちが波紋のように広がり、それを抑えようと超合衆国の議会で皇神楽耶や天子、アセイラム・ヴァース・アリューシアなどが必死に奮闘しているようだがそれもどこまで持つのか・・・
そして扇が愛人として匿っていたヴィレッタがかつては純血派として多くの日本人を殺してきたこと、ブラックリベリオンにて扇を撃ち指揮系統を混乱させたこと、そしてその時の戦いの功績で男爵という貴族としても高い部類の爵位を入手したという事実は黒の騎士団にとって大きな火種となり元々扇たちに不信感を抱いていた団員たちとの騒動が発生しただけでなく、扇たちとルルーシュの中を修復しかつてのように共に戦えるように行動していたZEXISメンバーの中からも彼らに失望しZEXISに戻るもの達も現れ始めていた。
「これで戦力も大幅にダウンした上に信頼を無くした奴らが縋るのはたったひとつだけ・・・」
「シュナイゼル・・・」
「そうだ」
ムジナの上げた名前を聞いたルルーシュは紅茶を飲み干しながらふぅと息を着く。今ルルーシュたちがZEXISとドライクロイツを除いて地球で最も厄介な相手と考えているのがシュナイゼルと彼と同盟を結んだディガルド武国やギャラルホルン、ミスルギ皇国などルルーシュたちに対して敵対行動をとっている組織たちであり、この先のことを考え早い段階で厄種になりそうな存在たちをまとめて排除すべきとルルーシュ達は考えていた。
「密偵からの報告も合わせてシュナイゼルたちが行動を開始するのはそろそろだ。恐らくこれまでの小競り合いとは違う大規模な戦闘になるだろう。だが・・・」
ルルーシュはティーカップを机の上に置き、代わりに机の上に置かれているチェス盤から黒のキングの駒をとる。
「こちらは既にシュナイゼルたちだけでなくZEXISたちとの戦いに備え準備は完了している。奴らがどれだけ戦力を掻き集めようと蹂躙してくれる」
ルルーシュはニヤリと悪魔のような恐ろしい笑顔を浮かべながらそう宣言する。その笑顔を間近で見たアカネとムジナはルルーシュに見惚れてしまい胸がときめいていることにルルーシュが気づくことはなかった。
「相変わらずの自信家だな。そんな余裕ぶって足元をすくわれたりしないのか?」
いつの間にか席に着いていたC.C.がルルーシュがまた女を手篭めにしている姿を見て不機嫌になってつい嫌味を零す。しかしそんなC.C.の気持ちに気づくような女心に関しては鈍感なルルーシュではC.C.が不機嫌になった理由を察せる訳もなく首を傾げる。
「余裕、では無いな。シュナイゼルたちもこちらがまだ知らぬ切り札を隠しているだろし、ZEXISやドライクロイツたちに関してはこちらがどれだけ追い詰めようがその逆境を糧により強くなるだろう」
ルルーシュたちは知っている。どれほど絶望的な差の戦力が相手だろうと、例え世界から疎まれようとも絶望せず世界の平和を願い戦う[[rb: ZEXISとドライクロイツ>彼ら ]]のことを。どれだけルルーシュたちが戦力を整え策をねろうと彼らは決して心が折れることなどなく戦いを続けるのは彼らと共に多くの死線を潜り抜けてきたルルーシュやライたち自身がその身をもって知っている事実であり、そんな彼らだからこそルルーシュは彼らに自分たちがいなくなった後に現れるであろうエルガン・ローディックたちが恐れている真の敵を倒すべくその力をさらに高めるべく壁として立ちはだかる事を選んだのだった。
「もし俺たちに敗れるというのならそれはそれでいいだろう。俺たち程度を倒せないならそこで潰してやった方が彼らのためだろう」
ルルーシュはどこか悲しそうな瞳で空を見上げながら寂しそうにそうつぶやく姿をC.C.とアカネ、ムジナは辛そうに見るも誰もそれ以上の言葉を発することはなかったのだった。
────その後、ルルーシュと今後のことを話に来たトレーズやビアンたちと共に束の間の休息であるお茶会を軽く嗜むのだった。
あとがき
今回登場した日本解放戦線が使用したオリジナルナイトメアフレーム《大和》とマリーカの使用した《アザトース》の設定を上げます。その中で大和はpixivの遊戯王小説でもお世話になっている探究者さんから頂いた設定を少し弄ってみたものになります。
単騎用自在砲台 大和 《探究者さんからのアイデア》
型式番号 Type-6R/13G
全高 7.00m
重量 34.66t
装備 超電磁式榴散弾重砲改、四連腕部自在砲台、下部大型ガトリング砲×2、ミサイルポッド×8、自爆機構
説明:『コードギアス』の第1期で日本解放戦線が使用した『雷光』を改良したレールガン型兵器。
此方は『雷光』とは違い、単騎でも使用できると言う利点があるが、自爆装置が付いておりある程度のダメージを与えると自動的に周囲を巻き込んで自爆するようになっている。主武装である超電磁式榴散弾重砲改は対ナイトメア用大型リニアカノンであるが、改造されたことによってモビルスーツやモビルアーマーなどを相手にしても十分な威力を誇り、さらには斑鳩のように重ハドロン砲を放つことも可能。追加武装として超電磁式榴散弾重砲の下部にガトリング砲、脚部と背部にミサイルポッドを搭載している。
ちなみに名前の由来は第二次世界大戦で海の藻屑となった当時世界最強と謳われた戦艦『大和』だったりする。
マークニヒト改《アザトース》
全高:45m
武装:ホーミングレーザー、アンカーユニット×8、ルガーランス×2、ワームスフィア、ワームスパーク
動力源:テスラドライブ、ブラックホールエンジン、ゲッター炉心
別世界のフェストゥムによって支配された世界のマークニヒト。パイロットである皆城総士の死後フェストゥムによって取り込まれる寸前、次元震によってルルーシュたちのいる多元世界へと飛ばされた。飛ばされた先が早乙女研究所のゲッターロボの墓場でそこに眠っているゲッターロボたちのゲッター線を浴びたことで侵食しようとしたフェストゥムが消滅した。その際にミールの欠片であるコアも消滅したことでマークニヒトは抜け殻となってしまったので新たに動力源にブラックホールエンジンとテスラドライブ、ゲッター炉心を搭載しファフナー以外のパイロットでも操れるようにされた。しかしそれでもマークニヒト改めアザトースを操作するには並大抵のパイロットでは不可能であり優秀なパイロットでなければ動かすこともできない。そして開発から完成までの間に多くのテストパイロットたちがアザトースを操縦したが、アザトースの適性があったのはマリーカ・ソレイシィのみでありそれでも長時間の戦闘はパイロットに対して危険性があると考えサポートシステムとしてゼウスシステムを搭載したAI《シュヴァルツ》が組み込まれていた。マークニヒトの武装を引き継いでいるだけでなく、外付けのゲッタービームカートリッジがルガーランスに組み込まれているためゲッタービームを放つことが可能。
マリーカ・ソレイシィ
原作ではナイトオブラウンズの1人であるルキアーノ・ブラッドリーの直属の配下であるグラウサム・ヴァルキュリエ隊の1人であり、グリンダ騎士団のレオンハルト・シュナイダーの婚約者。
今作ではレオンハルトと婚約者ではなく友人として接している。幼少期ヴィ家の侍女見習いとして仕えた経験がありその時にルルーシュに出会い一目惚れしてしまう。ルルーシュが人質として日本に送られた時に自分も侍女として同行しようとするも両親から反対されマリーカの検討も虚しく同行はできず、本国にてルルーシュの死亡を聞いてショックで1週間近く寝込んだ。そして自分が弱いからルルーシュを死なせてしまったと思い込んでしまったマリーカは亡きルルーシュを思い強くなろうと貪欲になった。ナイトメアの操縦だけでなく貴族や一般市民、ナンバーズ問わず手に入れられる知識を貪欲に求めていた。学園を卒業後にはグラウサム・ヴァルキュリエ隊に所属する予定だったがエリア11でのクロヴィス・ラ・ブリタニアの暗殺を宣言したゼロの声明を聞いて何故か胸騒ぎを感じたマリーカは単身エリア11に向かう。そしてエリア11にて兄であるキューエルの伝手でアッシュフォード学園に通いながらゼロに関する調査を行おうとしたがアッシュフォード学園でルルーシュと再会。ルルーシュが生存していたことに歓喜の涙を流しそうになるもこの八年間音沙汰無しであったことから何か事情があると考え影から支えようとあまりせ接触せずにいたが、ルルーシュの方はマリーカが皇族時代に侍女見習いとしてアリエスの離宮に来ていたことを思い出しマリーカが他の皇族からの差し金かと疑いギアスをかけて問いただす。その時にマリーカが純粋にルルーシュを慕ってこの地に偶然訪れたことを知り、ブリタニア軍と繋がっていることを知るなり利用できると考え手駒にすることを考えた。マリーカはルルーシュの役に立てると知るなりブリタニアに対する忠誠よりルルーシュを優先する。その後アッシュフォード学園に通いつつコーネリアの侍女として働きそこで入手したブリタニア軍の情報をルルーシュに横流しする。ブラックリベリオン後はルルーシュからの連絡が途絶えてしまいどうすべきか分からず、とりあえずルルーシュからいつ連絡が来たとしてもブリタニア軍に関する情報を流せるように軍に所属しつつ時にはグリンダ騎士団に協力した。そしてゼロの復活を知るとプライベートの通信でルルーシュに連絡を取りこれから自分はどう行動すべきか命令を求めた。その後ルルーシュの命令の元エリア11の総督となったナナリーを陰ながら護衛しつつ隙があれば拉致するよう命令された。しかし第2次ブラックリベリオンの前にルルーシュがシュナイゼルの策によって捕らえられていることを知るなりギアスで操られたギルフォードと共にルルーシュを救助しそのまま黒の騎士団に協力することになった。シュナイゼルの策によってルルーシュが黒の騎士団から追放された時にロロ、ライと共にルルーシュを守りながら逃走。ルルーシュが皇帝に即位すると決意した時に彼を支えるために必死で訓練を続けたことでルルーシュから認められ彼の直属の騎士団《深淵騎士団》の筆頭騎士として認められアザトースのパイロットとなった。ルルーシュのためならその命を削ることになんの躊躇いもない恋に焦がれる戦乙女は虚無の神の力を振るう。
いかがでしょうか?アザトースのイメージは《蒼穹のファフナー The BEYOND》の再ザルヴァートル化したマークニヒトを思い浮かべてもらえると嬉しいです。今回で日本解放戦線との戦闘が終了し黒の騎士団も追い詰められたと思うのでそろそろシュナイゼルたちとの決戦に向けて話を進めていきたいと思います。次の話はpixivで遊戯王GXやゲッターロボ短編などを投稿しているギアルさんの小説に登場するオリジナルゲッターチームとオリジナルゲッターロボを短編として投稿予定です。転スラ小説含め色々と読者の方々からアイデアを貰っているのでそれらを参考に執筆頑張っていくのでどうかよろしくお願いします!!か