スーパーロボット大戦Z 魔王の降臨   作:有頂天皇帝

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まえがき
今回はルルーシュ皇帝軍の一部の勢力たちによる蹂躙劇を展開させてもらいます。新キャラやオリジナル機体も登場しておりますがどうかよろしくお願いします。



REBELLION STAGE27. 殺戮の騎士と獣

黒の騎士団の旗艦である斑鳩の撃墜は黒の騎士団だけでなくカレンを含めたZEXIS・ZEUTH・ドライクロイツ全体に驚愕が走った。ゼロという指導者とライを始めとした優秀なメンバー、そしてZEXISたちという協力者たちの殆どを失ったことでその戦力はかなり激減していた。それでも扇たちはゼロの指示ありきとはいえ多くの戦場を生き抜いてきただけの実力を持っている。それがこうもあっさりと大打撃をあたえられていることに誰もが言葉が出ないがそれでもかつての仲間として助けるためにカレンを筆頭に動こうとしたが、それを許さないと言わんばかりに彼女らの前にルルーシュ──正確に言えば新条アカネとアレクシス・ケリヴが用意した──の刺客が現れ扇たちの救援の妨害する。

 

『っこのぉ!!邪魔だっての!!』

 

『ガァァァァァァ!!』

 

カレンは焦りと怒りが綯い交ぜになった表情を浮かべながら襲い来るアカネが生み出した怪獣──グールギラスの頭部を紅蓮聖天八極式が掴みそのまま輻射波動を直接叩き込んでグールギラスの頭を爆散させる。頭部を失ったグールギラスはそのまま地面に倒れ込み爆散するが、カレンに一息つかせる暇を与えないかのように新たな怪獣──シャルバンデス、ギブゾークが紅蓮聖天八極式に襲いかかる。カレンは舌打ちしながら操縦桿を勢いよく倒し、エナジーウイングを展開させると急上昇して2匹の攻撃を回避しながらエナジーウイングの光弾を放ち攻撃する。

 

怪獣たちに襲われているのはカレンだけでなくZEXIS・ZEUTH・ドライクロイツの部隊もであり、まだ撃墜されたものはいないがそれでも弾薬とエネルギーをかなり消費しているし小破判定の機体も何機かいた。

 

『クソっ!数が多すぎる!?』

 

『連中、よっぽど黒の騎士団を潰したいみたいだな・・・っ!!』

 

真ゲッターのゲッターサイトで目の前にいるメカグールギラスを真っ二つに切り裂くもすぐさま新たな怪獣であるゴングリー、ブルバイン、ヂリバーたちが襲ってくるのをゲットマシンにオープンゲットすることで緊急回避して真ゲッター2にチェンジしてブルバインの顔面をゲッタードリルで貫く。既にカレンたちは何十体もの怪獣を倒しているが襲ってくる怪獣たちの数は減るどころかむしろ増えていた。それはいくら精鋭揃いのZEXIS・ドライクロイツであろうとこの物量を前にしては倒し切るのにもかなりの時間を要するものであった。その間にも怪獣たちの一部は撃墜した斑鳩へとその足を進める。

 

『いかせるかよ!ブーストナックル!!』

 

しかしそうはさせまいとイルムガルト・カザハラはグルンガスト改の右拳をロケットパンチの要領で勢いよくブースターを噴かせて飛ばし、先頭を進んでいたデバダンの頭部を粉砕する。それに続くようにタスク・ジングウジのジガンスクード・ドゥロがシーズアンカーユニットでメカグールギラスを拘束し、動きの取れなくなっている所をラーダ・バイラバンのヴァルシオン改、カチーナ・タラスク、ラッセル・バーグマンのゲシュペンストMark-III、レオナ・ガーンシュタインのズィーガリオンの銃撃で撃ち抜く。クスハの龍虎王による龍王移山法の一撃でグールギラス、ゴングリー、ディドラスを出現させた巨大な大岩で押し潰し、キョウスケのアルトアイゼン・リーゼのアヴァランチ・クレイモアによるタングステン製のペアリング弾がギブゾークたちの身体を穴だらけにして爆散させるなどして斑鳩への進行を防いだが、それも一時しのぎにしかならずカレンたちは怪獣たちによって足止めを食らう羽目になってしまった。

 

そして足止めを食らっていたのはカレンたちのところだけではなかった。場所は変わって北の戦線を突き進んでいたソレスタルビーイングを先頭とした部隊もまた両軍に挟まれて激戦を繰り広げていた。

 

『サイフラッシュ!!』

 

『サイコブラスター!!』

 

マサキ・アンドーのサイバスターとリューネ・ゾルダークのヴァルシオーネの敵味方識別型MAPW(Mass Amplitude Preemptive-strike Weapon)でルルーシュ軍のヴィンセント・ウォード、ガレス、ジンクスIII、ビルゴ、ゲシュペンストMark-IIIたちを、シュナイゼル連合軍の協力者であるノイエDCのリオン、ランドリオン、バレリオン、ガーリオン、ジガンスパーダたち量産機たちが撃墜されていくも倒した数以上の敵が出現しては攻撃を繰り返すためにシュナイゼル連合軍の本陣へと一向に進めないでいた。それは敵の数が多いこともさることながら面倒な敵による足止めを食らっているのも原因だった。

 

『どおしましたかぁ?ライディースくぅん?その程度の攻撃では僕を倒すことなんて出来ませんよォ?』

 

『アーチボルトっ!!』

 

グラビリオンのコックピットの中でアーチボルト・グリムズが小馬鹿にするように大笑いしながらミサイルを敵味方問わず放ち、その攻撃を回避しながらR-2・パワードのコックピットの中でライディース・F・ブランシュタインは憎悪の表情を浮かべながらアーチボルトのグラビリオンを睨む。

 

───アーチボルド・グリムズ。ライディースたちハガネ・ヒリュウ改の世界であるフラスコの世界にて過去にスペースコロニー《エルピス》で起きたエルピス事件にて毒ガスを用いてコロニー内の多くの住民を虐殺した実行犯であり、それ以外にも多くのスペースコロニーに死をまき散らしたりなど戦いの快楽を追い求め非人道手段を用いた殺戮を平然と行い、逃げ惑う人々をアリの如く殺害することを好む外道を体現したかのような人物。上記に語ったエルピス事件ではエルザムが自らの妻であるカトライア・F・ブランシュタインを殺害せざるを得ない原因を作り、その凶行によってブランシュタイン家の結束に亀裂を走らせた張本人。アースクレイドル内でライディースの手によって確実に息の根を止めたと思ったがどうやら完全な死を迎える前にこの世界へと飛ばされたようだ。それ故にこうしてライディースとアーチボルトは敵として再び会敵することとなった。

 

『くそっ!こうも攻撃が激しいとSRXに合体できねぇ!!』

 

『それでも何とかしなきゃいけないのよ!!』

 

R-1のリュウセイ・ダテとR-3・パワードのアヤ・コバヤシは敵の攻撃を迎撃しながらSRXへの合体を狙うもそうはさせまいと言わんばかりにリュウセイたちSRXチームへの攻撃が激しくなる。

 

『フェッフェッフェッ。ラトゥーニ11にブロンゾ27、ブロンゾ28よ。今度こそ儂の実験材料にしてくれるわ!!』

 

『アラド・バランガ!!お前みたいな欠陥品に生きる価値なんてないんだよ!!』

 

『今度こそお前たちを殺してやる!!』

 

少し離れた場所ではスクールと呼ばれる身寄りのない子供たちを兵器として改造を施しハガネのラトゥーニ・スゥポータやアラド・バランガ、ゼオラ・シュヴァイツァー、そして亡きオウカ・ナギサを始めとした多くの人々の人生を狂わせてきたマッドサイエンティスト、アギラ・セトメのソルグラビリオン、アースクレイドルと呼ばれる地下冬眠施設にいたマッドサイエンティスト、イーグレット・フェフが生み出したマシンセルとアラドの遺伝子を用いて作られた人造人間【マシンナリーチルドレン】のイーグレット・ウルズとイーグレット・スリサズのベルゲルミルがラトゥーニのフェアリオン・タイプS、アラドのビルトビルガー、ゼオラのビルトファルケン、シャイン・ハウゼンのフェアリオン・タイプG、リョウト・ヒカワとリオ・メイロンのエクバイン・ボクサーとAMガンナーを追い詰めていた。

 

『くそっ!アギラのババァめ、死んだと思ってたらしぶとく生き残ってたなんてよっ!!』

 

『弱音を吐かないでアラド!!私たちが頑張らなきゃ・・・!!』

 

アラドとゼオラはソルグラビリオンのホーミングミサイルを回避しながらアギラに対しての愚痴を漏らすが敵の猛攻が激しいために反撃をすることができていなかった。一見シュナイゼル連合軍側であるノイエDCが優勢に進んでいるように見えるが実際にそんなことはなくルルーシュ皇帝軍側からの蹂躙によってノイエDC側にすぐさま甚大な被害が与えられていた。

 

『がっ!?』

 

『調子に乗りすぎだアーチボルト!!DCの名を汚したその罪、貴様の命で購ってもらおう!!』

 

SRXチームへの攻撃に夢中になっていたアーチボルトのグラビリオンの真横から突撃を仕掛けてきたバン・バ・チュン大佐の【ヴァルシオン・クルース】の拳がグラビリオンの側頭部に当たり、勢いよく地面を転がりながら殴り飛ばされた。倒れ込むグラビリオンに対して追撃と言わんばかりにバン大佐はヴァルシオン・クルースの握る斧【ディバイン・グレイブ】を倒れたグラビリオンの胴体目掛けて振り下ろすが、既のところで立ち上がったグラビリオンはその一撃を回避し距離をとる。それに対してバン大佐はヴァルシオン・クルースのミサイルでグラビリオンとその周囲にいるガーリオン達に砲撃を仕掛ける。

 

『究極!ゲシュペンスト!キィィィィィック!!』

 

『ぐっ!?選ばれた人類である僕をよくも足蹴にっ!!』

 

『はっ!生ゴミ風情が調子にのんな!!テメェなんざアギラのクソババァとイーグレットのゴミ野郎を殺す前のウォーミングアップ用のサンドバッグでしかねぇんだよ!!』

 

T-LINKシステムを始めとした特殊なシステムや装備を搭載した特殊なゲシュペンスト──【ゲシュペンストMark-III・タイプX】のパイロットであるかつてアウルム0と呼ばれた青年【リュウガ・ラウ】は獰猛な笑みを浮かべながらウルズのベルゲルミルの胸部に鋭い蹴りの一撃を叩き込み、そのまま流れるように腰にマウントしている片手斧【オーガアックス】をベルゲルミルの頭部に叩き落としベルゲルミルの機能を一時的にショートさせ、そこからいたぶるかのようにベルゲルミルに攻撃を続ける。途中スリサズのベルゲルミルも乱入してきたが2対1になっても問題なくリュウガは2人を圧倒していた。

 

『き、貴様・・・!?何故貴様が生きておる!?』

 

『何を驚くことがある?生き返ったのが自分たちだけだと本気で思っていたのか』

 

マシンセルで破壊された部位を修復しているソルグラビリオンのコックピットの中でアギラが顔を青ざめながら信じられないと言わんばかりに叫ぶが、それに対して真紅のヴァルシオン【ヴァルシオン・カルマ】のコックピットの中でビアン・ゾルダークは淡々とアギラにそう返しながらもヴァルシオン・カルマはソルグラビリオンに対して攻撃を続けながらヴァルシオン・カルマの敵味方識別型MAPWである【オメガ・グラビトンウェーブ】による重力攻撃で周囲にいるノイエDCとZEXIS、ドライクロイツへと攻撃を繰り出す。

 

他にもビアン派であるDC(ディバインクルセイダーズ)のリオン、アーマリオン、ランドリオン、バレリオン、ヘビーバレリオン、ガーリオン、ゲシュペンストMark-III、ヒュッケバインMark-III、グルンガスト肆式、ジガンスクード・アームドたちがノイエDCとZEXIS、ドライクロイツに対して猛攻を仕掛けていた。機体性能とパイロットに差があるノイエDCの一般兵達ではビアン派のDCの兵たちに敵う訳もなく一方的に蹂躙され、リュウセイたちZEXIS、ドライクロイツメンバーもまたエースパイロットには及ばぬもののかなりの実力者たちであるDCの兵を前に苦戦を強いられていた。故に彼らもまた足止めを食らっていた。

 

 

 

 

シュナイゼル連合軍に加わったアーサー・グッドマン率いるアロウズ残党軍は窮地に落とされていた。

 

「何故だ!?なぜたかがジンクス如きを落とせない!!」

 

グッドマン准将はアロウズ残党軍の旗艦であるギアナ級地上戦艦のブリッジの艦長席にてアームレストに拳を勢いよく叩きつけながら唾を吐く勢いでそう叫ぶ。残党軍とはいえかなりの数のジンクスIII、アヘッド、トーラスといったモビルスーツとビルゴIII、デストロイガンダム、ユーグリッドなどのモビルドールを揃えており強力な戦力()として使えるとしてシュナイゼルが参加に入ることを認めた部隊であるが、そんな彼らもたった3機のジンクスを相手に苦戦を強いられていた。

 

『アロウズの罪は私が清算するっ!!』

 

真っ先に飛び出しているアンドレイ・スミルノフのジンクスIV・AがGNビームサーベルでGNフィールドごとアヘッドを両断しそのままGNビームライフルでGNランスを構えながら突撃してくるジンクスIIIやトーラスたちのコックピットを正確に狙い撃ち抜く。

 

『ジャール隊はそのまま援護を続けな!前線はあたしとアンドレイ、ステラで掻き乱すよ!!』

 

『『『『イエス・マム!!』』』』

 

アンドレイに続くようにラトロワもまたルルーシュに仕える前からいた部下であるジャール隊のメンバーに援護射撃を命じながらアロウズ残党軍へと突撃を仕掛け、NGNバズーカでトーラスを撃ち落としながらGNビームライフルでユーグリッドやビルゴIIIたちを貫く。

 

『2人とも張り切ってるわね・・・。ならお姉さんも頑張りますかっ!!』

 

アンドレイとラトロワに続くようにステラもまたジンクスIV・Aで2人を援護するように攻撃を仕掛けようとするデストロイガンダム、サイコガンダムを破壊する。

 

ジンクスIV・A。ジンクスIIIの後継機であるジンクスIVは2基の疑似太陽炉を搭載したダブルドライブシステムにしたことと関節部や装甲をゲッター合金でコーティングしたことにより耐久値の強化が施されていることでジンクスIIIを数段上回る性能へと進化を果たした。その中でも格段に上回る性能を持つのが疑似太陽炉とエイハブ・リアクターを元に新開発された新型の動力炉のエイハブ式疑似太陽炉【GNドライブ[A]】を搭載している機体がジンクスIV・Aである。

 

その凄まじい性能故にジャール隊のモビルスーツ部隊の援護があるとはいえたった3機で既に100機を越えるモビルスーツとモビルドールたちが撃墜されていた。故にグッドマン准将は数で上回るこちらが押されているという事実が信じられないとばかりに叫ぶことしかできないでいた。しかしそんなグッドマン准将をさらに絶望に叩き落とすような出来事がすぐに行われた。

 

『『『トランザム!!』』』

 

アンドレイ、ラトロワ、ステラの3人が叫ぶのと同時にジンクスIV・Aの機体が赤く発光し、残像を残すほど加速するなりジンクスIIIたちを次々と破壊する。本来ならばオリジナルの太陽炉を搭載した機体にのみ許された機能であるトランザムは機体内部に蓄積されていた高濃度圧縮粒子を全面開放することで機体が赤く発光し、一定時間そのスペックの3倍まで出力を上げることができるイオリア・シュベンベルグがソレスタルビーイングに残した切り札である。

 

しかしルルーシュが持っていたソレスタルビーイングのガンダムたちの戦闘データとビリー・カタギリの実証した理論を基に製造された新型疑似太陽炉は機体に搭載されているGNコンデンサーに貯蔵されているGN粒子を消費することでジンクスIVはトランザムを使用することが可能となった。その中でもジンクスIV・Aは特殊であり、GNドライブ[A]はエイハブ・リアクター によって常にGN粒子が製造されているためにトランザムを使用しその使用時間が過ぎたとしても即座にトランザムを再発動させることができるほどのGN粒子を製造することが可能で連続でトランザムを発動させることが出来る。無論、何度でも使用出来るとは言ったもののそう何度も連続で使用すれば動力炉に甚大な負荷がかかるため最悪の場合はGNドライブ[A]自体がその負荷に耐えられず爆発してしまうかもしれない。それを避けるために一度の戦闘でのトランザムの連続使用は最低でも3回、連続で使用しなければその数倍は使える。

 

そのトランザムを発動した3機のジンクスIV・Aの活躍は凄まじいものであり、数分も経たないうちにアロウズ残党軍の保有するモビルスーツ・モビルドール総勢300機が撃墜され戦艦を含めた僅かな戦力が潰されるのもそう大して時間はかからないだろうと誰もが予測できたことだった。故にこのままでは自身の命が危ういと判断したグッドマン准将はすぐさま生き残っている部隊に自身の乗っているギアナ級地上戦艦の護衛に当らせながら撤退命令をくだす。

 

「こ、後退!一時後退だ!!一度本陣に戻り戦力を整えるんだ!!はや────」

 

グッドマン准将は自分に言い聞かせるように指示を出すが撤退命令を出すには些か判断が遅すぎたようだ。

 

『────消え失せろ。アキシオン・ブラスター、デッド・エンドシュート』

 

グッドマン准将たちの乗るギアナ級地上戦艦の遥か上空で待機していたイングラムとR-GUN・ヴェヒターの胸部から放たれた赤黒い光弾がギアナ級地上戦艦とその周囲にいたジンクスIIIやデストロイガンダムたち僅かに残っていたアロウズ残党軍のモビルスーツ・モビルドールごと飲み込みそのまま消滅させた。

 

『お手を煩わせて申し訳ありませんイングラム少佐・・・』

 

『気にする必要は無い。この程度の連中に時間をかけていてはこの先の連中を相手するには厳しいからな』

 

アンドレイは自分の手でアロウズを終わらせられなかったこととイングラムの手を煩わせてしまったことに対して若干の悔しさを感じながらも礼を伝えるがイングラムは既に殲滅したアロウズ残党軍ではなくまだまだ戦力の余裕があるシュナイゼル連合軍にち視線を集中する。それに気づいたアンドレイもまた気持ちを入れ替えて戦闘に集中することにした。

 

『少佐、残りは私たちが引き受ける。あんたは先に行きな』

 

『了解した。貴官らもここの掃除を終わらせたら早く前線に来ることだな』

 

イングラムはラトロワたちにそう声をかけるとR-GUN・ヴェヒターを飛ばしシュナイゼルたちの本陣へと進む。それを確認してからラトロワたちもまたアキシオン・バスターに巻き込まれなかった残党戦力を殲滅をしていく。

 

────かつては独立治安維持部隊として虐殺を繰り広げてきたアロウズ。かつての栄光を取り戻そうとやっきになっていたが圧倒的な力を前にして為す術もなく滅んだのだった。

 

 

場所は変わってギャラルホルンとカギ爪の男一団と戦闘を繰り広げている第二機甲師団と鉄華団、ギャラルホルン革命軍、そしてレイ・ラングレンが戦っている採掘場跡地になる。

 

『えぇい何をしている!同志の道を阻む怨敵を早く始末せよ!!』

 

カギ爪の男率いる一団の幹部の1人であるウィリアム・ウィル・ウーは特殊なヨロイ【オリジナル7】メッツァ・オブ・チューズデイのコックピットの中でドラクルとブラッド・クレイドルたちレプリカヨロイたちの指揮を取りながら鉄華団と第二機甲師団のモビルスーツに攻撃を仕掛けるが、AIで制御されているレプリカヨロイたちでは阿頼耶識システムによってモビルスーツを手足のように扱える鉄華団と歴戦の戦士たちが揃う第二機甲師団の戦士たちを前にその残骸を無駄に増やしていた。

 

『ぬぅぅぅぅっ!?』

 

『ガドヴェド・ガオード。准将のためにもここで貴様の首は取らせてもらおう』

 

オリジナル7の一機である【ディアブロ・オブ・マンデイ】のパイロットであるガドヴェドは歯を食いしばりながらディアブロ・オブ・マンデイの斧で石動・カミーチェの【ヘルムヴィーゲ・リンカー】の繰り出すヴァルキュリアバスターソードの一撃を防ぎながら周囲にいるグレイズやグレイズリッターたちによるGR-W01 120mm25口径ライフルの銃撃を耐えていた。

 

『子供を殺すのは趣味ではないがこれも運命(さだめ)。その命ここで散るのも貴様らの運命として受け入れるが良い』

 

『うるさい!お前たち、同志の敵!!俺たち、同志の敵、討つ!!』

 

鉄華団四番隊隊長の盲目の褐色肌の男性【シグ・アルヴェン】は愛機である深紅のガンダムフレーム【ガンダムアスタロト・レゾナンス】の主武装の一つであるスレッジハンマーで目の前にいるオリジナル7であるカロッサの【シン・オブ・フライデイ】とメリッサの【セン・オブ・サタデイ】の猛攻を捌きながらその装甲にスレッジハンマーを叩きつけて罅を入れていく。

 

『ハッ!女だからって容赦すると思うなよ!!』

 

『アラアラ・・・乱暴なお方ですね』

 

鉄華団五番隊隊長である長い黒髪を後ろにまとめている男性【グリード・ヤオ】は獰猛な笑みを浮かべながら愛機である紺と紅色のガンダムフレーム【ガンダムグレモリー・インフェルノ】の主武器であるバトルアンカー改をファサリナのオリジナル7【ダリア・オブ・ウェンズデイ】に向けて振り回すが、ダリア・オブ・ウェンズデイは三節棍を用いて舞うように回避をする。

 

『みなさん・・・!!』

 

『いかせるかよっ・・・!!』

 

『テメェの相手は俺たちだっての!!』

 

他のオリジナル7メンバーの救援に向かおうとするミハエル・ギャレットと【サウダーデ・オブ・サンデイ】を昭弘のガンダムグシオンリベイクフルシティとハッシュの辟邪を始めとした鉄華団の精鋭たちが足止めをすることにより他のオリジナル7の元へと行かせないでいた。

 

他にも離れた場所で鉄華団と第二機甲師団がギャラルホルンとカギ爪の男の一団と戦闘を繰り広げている中、ギャラルホルン・アリアンロッド艦隊の旗艦であるスキップジャック級戦艦のブリッジの館長席にてその様子をモニター越しに見ていたラスタル・エリオンはこの状況を燻かんでいた。

 

(何故連中は積極的に攻撃を仕掛けてこない・・・。三日月・オーガスにマクギリス、アレン・フォルネウスを始めとした特記戦力を動かしていないことにも疑問が残る)

 

ラスタルは鉄華団の旗艦であるイサリビと第二機甲師団の旗艦であるヤタガラスの付近で待機している三日月のガンダム・バルバトスルプスレクスとマクギリス・ファリドのガンダムバエル、アレンのガンダムアザゼルの姿を見ながらアレンたちの狙いを読み取ろうとしていたその時、ラスタルは偶然視界の端で動く特殊な弾頭を抱えるガンダムフラウロスを見て思わず椅子を蹴って立ち上がる。

 

「いかん!総員、ガンダムフラウロスを早急に倒せ!!」

 

ラスタルが突然出した指示に最初は困惑を見せたギャラルホルンの兵士たちだったが、ラスタルからの指示ということもありすぐさまそれに従いガンダムフラウロスに向けて集中攻撃を仕掛けるべくグレイズ、シュヴァルベ・グレイズグレイズリッター、グレイズシルト、レギンレイズたちギャラルホルンのモビルスーツたちが一斉に攻撃を仕掛ける。

 

『やべっ!気づかれちまった!?』

 

『気にしなくていいよシノ』

 

『そうだ。奴らの足止めは我らがするから君は指定の位置に迎え』

 

ガンダムフラウロスのコックピットの中で焦るシノだが、それを安心させるように三日月とマクギリスたちが迫るギャラルホルンの兵士たちの前に立ち塞がるようにガンダム・バルバトスルプスレクスとガンダムバエルを中心としたモビルスーツ部隊が攻撃を開始する。

 

『くっ!退きなさいガンダムのパイロット!!』

 

『お前が消えろよ』

 

ラスタルの命令を真っ先に聞いて機体を飛ばしたジュリエッタ・ジュリスは新たな愛機である【レギンレイズ・ジュリア】でガンダムフラウロスをジュリアンソードで切り裂こうとしたが三日月のガンダムバルバトスルプスレクスの超大型メイスによって簡単に弾かれそのままガンダム・バルバトスルプスレクスの超大型メイスの猛攻を防ぐのに必死になってしまったためにガンダムフラウロスに意識を向けられなくなってしまいジュリエッタは三日月に対して悪態を吐くが、そんなことは知らないと言わんばかりに三日月は淡々とジュリエッタを始末するために攻撃を繰り返す。

 

『マクギリス!貴様たちは何を考えているんだ!?条約で禁止されているダインスレイブを使おうなどとっ・・・!!』

 

『今更だなガエリオ。これまでもギャラルホルンは何度もその条約を破り多くの犠牲を生んできた。これはラスタルいやギャラルホルンが犯してきたことの因果応報でしかないのだよ』

 

ガエリオ・ボードウィンは責めるようにマクギリスに対して声を荒らげながらガンダムキマリスヴィダールのドリルランスによる鋭い突きを繰り出すが、マクギリスはそれに対して涼しい顔をしながらバエルソードでドリルランスを受け流す。

 

 

──────シノのガンダムフラウロスに搭載されている特殊な弾頭。それは今回の作戦のために用意された数発限りのダインスレイブ。ギャラルホルンが運用しているダインスレイブものとは異なりゲッター合金製の特殊弾丸を使い捨て擬似太陽炉を動力にして放つレールガン【ギガダインスレイブ(別名:スーパーギャラクシーキャノン)】。

 

 

本来ならばダモクレス破壊のための切り札として使用するはずの鬼札の1つであったが、ダモクレス及びフレイヤに対抗する手段を確保したことから今回アリアンロッド艦隊を撃破するためのものとして運用することが決定された。そして鉄華団の中で最も砲撃能力の高いガンダムフラウロスがその引き金を引く役目を任されたのだった。

 

『よし!指定の位置についた!!あとはコイツであの戦艦をぶち抜けば・・・!!』

 

シノは事前に指定された狙撃ポイントに着くと同時にギガダインスレイブを構えターゲットをロックし始める。狙うはアリアンロッド艦隊の全体の指揮をとるラスタルが乗るスキップジャック級戦艦であり、それに気づいたジュリエッタ含むラスタルに心酔しているアリアンロッド艦隊の兵士たちはそれを阻もうと敵からの攻撃を食らうのもお構い無しに突撃を仕掛ける。

 

『させるかァァァァァ!!』

 

そして左腕を犠牲にして三日月のガンダムバルバトスルプスレクスから逃れることに成功したジュリエッタは今にもガンダムフラウロスがギガダインスレイブを放とうとしているのを防ごうとジュリアンソードでレールガンを破壊しようとレギンレイズ・ジュリアのブースターが壊れるのもお構い無しに全開で噴かせて接近を試みるが・・・

 

『────それはこちらのセリフだ』

 

『がっ────!?』

 

レギンレイズ・ジュリアのジュリアンソードが振り下ろされるよりも先にガンダムアザゼルのウイングブレードがレギンレイズ・ジュリアの残っていた頭部と四肢を砕き、コックピットブロックを破壊したことによりレギンレイズ・ジュリアは沈黙してしまった。

 

『ジュリエッタ!?』

 

『余所見とは、随分と余裕だなガエリオ』

 

『くっ!?』

 

達磨状態となったレギンレイズ・ジュリアが落下していくのを見たガエリオはジュリエッタの安否を心配して思わずそちらに視線を向けてしまい、ガンダムバエルによるバエルソードの一撃をモロに食らってしまいガンダムキマリスヴィダールの胴体に大きな一撃をくらってしまった。

 

『唸れぇ!!スゥゥゥパァァァギャラクシィィィキャノォォォォン!!』

 

そしてシノのガンダムフラウロスが構えるレールガンの擬似太陽炉がトランザム状態になり発射するためのエネルギーの充電が完了するとゲッター合金製の特殊弾丸が音速で放たれ、その一撃は護衛艦であるハーフビーク級戦艦を貫きながらラスタルの乗るスキップジャック級戦艦のブリッジを貫通し撃沈させた。

 

 

──────本来の歴史ではジュリエッタに邪魔されたことでラスタル抹殺に失敗したことでボロクソに叩かれたスーパーギャラクシーキャノン。しかしこの多元世界においては世界の秩序を保つという名目でアリアンロッド艦隊総帥ラスタル・エリオンの命令の元治安維持という名目の元虐殺を繰り返してきた罪をその身をもって償わさせる一撃としてラスタル含めスキップジャック級戦艦のブリッジにいた全員が肉塊と成り果てそのままスキップジャック級戦艦の爆発に巻き込まれ肉片や骨の欠片すら残さないほど焼き払ったのだった。

 

 

『う、うわぁぁぁっ!?』

 

『・・・・・・』

 

武頼のコックピットの中で黒の騎士団のナイトメアパイロットは悲鳴を上げながらアサルトライフルを無闇矢鱈に掃射するが、その銃弾は迫るゲッターβに掠りもせずその接近を許しそのままコックピットごとゲッターβのドリルアームによって貫かれ絶命した。ゲッターβは血やオイルで汚れたドリルアームを気にせず次の獲物を狙って歩みを進める。同じようにルルーシュ皇帝軍のゲッターα、β、γ、ドラゴン、ライガー、ポセイドン、D2、R2、P2たち量産型ゲッターロボ軍団たちがその圧倒的な力で黒の騎士団のナイトメアやモビルスーツたちを薙ぎ倒しながら撃墜され黒煙を上げながら沈黙している斑鳩へと向けてゆっくりと侵軍していた。無論それを黙っている黒の騎士団ではなく何とか扇たちの生存が確認できるまでの時間稼ぎをすべくビルゴやトーラスたちモビルドールとエンブリヲとシュナイゼルから与えられた量産型ゲッタードラゴン、ライガー、ポセイドン、量産型グルンガスト弐式、ジガンスパーダたち量産型スーパーロボット軍団を向かわせた。これによりスーパーロボット同士のぶつかり合いが始まるが、それは一瞬の拮抗も見せず蹂躙劇へと変貌した。

 

『・・・・・・!』

 

『・・・・・・!?』

 

ゲッタートマホークで斬りかかってくるゲッタードラゴン(黒の騎士団)をゲッタードラゴンの後継・量産機であるゲッターD2はゲッタートマホークを握るゲッタードラゴンの右手首を掴むとそのまま握りつぶし、そのままゲッターD2の左拳がゲッタードラゴンの頭部を殴り壊しその勢いのままスピンカッターで胴体を切り裂く。

 

『・・・・・・!!』

 

『・・・!?』

 

ゲッターライガー(黒の騎士団)がドリルアームを展開しながらジグザグに超高速で動いて攻撃を仕掛けてこようとしたが、その攻撃を放つよりも前にゲッターライガーの後継・量産機であるゲッターR2(ライガー2)の左腕のチェーンアンカーで右足を拘束されてしまいそのまま勢いよくゲッターR2はゲッターライガーを地面に叩きつけて機体を爆散させる。

 

『・・・・・・!!』

 

『・・・・・・!?』

 

ゲッターポセイドン(黒の騎士団)がゲッターサイクロンを放とうと両肩部のパーツを展開させてファンを回転しようとした瞬間、ゲッターポセイドンの後継・量産機であるゲッターP2(ポセイドン2)はその背に背負っているストロングミサイルをゲッターポセイドン(黒の騎士団)にダンクシュートのように叩き込んで爆散させる。

 

ゲッターD2に続くようにルルーシュ皇帝軍のゲッタードラゴン、ライガー、ポセイドン、α、β、γたちはグルンガスト弐式たちを一方的に蹂躙し残骸の山へと変えていった。同じゲッターロボでありながらこうも戦闘力に差があるのはその動力炉にあった。

 

ルルーシュ皇帝軍のゲッターロボたちには竜馬たちのゲッターロボに比べれば出力は劣るがゲッター炉心を搭載しているためにゲッター線で稼働しゲッターロボとして凄まじい性能を持つことができる。しかしシュナイゼルとエンブリヲが手に入れたゲッタードラゴンたちは早乙女研究所跡地と帝都ペンドラゴンから回収したものでありそれらの機体にはゲッター炉心がなかったのとゲッター炉心があってもその機能が停止しているものしか無かったためにエンブリヲたちは仕方がなく複数のジェネレーターを搭載することで高出力を獲得することに成功したが、ゲッター炉心で稼働していないガワだけの偽物ゲッターロボで竜馬たちのものに劣るとはいえ本物のゲッターロボに適うわけが無いのだ。

 

そんなことも知らず一方的にこちらのゲッタードラゴンたちが破壊されていくのに焦りを見せた黒の騎士団は本来ならば本陣を突破するために運用するはずだったモビルドールシステムを元にしたAIを搭載したオリジナルゲッターロボG、マジンガーX、アルティメットダンクーガ、ゼオラダイザー、ガオファイガー、エネルガーZ、ガラダK7、ダブラスM2たち別次元からこの多元世界に飛ばされた異なる進化を果たした機体や元は敵が運用していた機体を始めとしたスーパーロボットたちをゲッタードラゴン達へ攻撃させる。

 

本来のパイロットがいないためにその性能は数段劣るがそれでもゲッターロボGたちの性能は先程のゲッタードラゴンを上回る性能を誇るためにゲッターD2たちでも先程のような一方的な展開を繰り広げることも出来ず一進一退の攻防を繰り返していた。

 

別の場所では第一・第二機獣師団のゾイドとガンメン、ゲッターロボ軍団がディガルド武国のバイオゾイドとファウンデーション王国と神聖ミスルギ皇国が確保している野良ゾイドの群れと衝突しては蹂躙しながら奥にいる本陣へと突き進み、第三・第四機甲師団のナイトメア・モビルスーツ部隊がシャドウミラーの牽制を行い、第一・第二・第三混成師団は人類軍の量産型ファフナー部隊、火星騎士のカタクラフト部隊、モビルドール部隊と戦闘、イグドラシル・プライム率いるセイバーズとメガトロンたち率いるディセプティコンそしてオプティマス・プライム率いるオートボットたちトランスフォーマーたち同士の戦いなどフジの各地で激しい戦闘が行われていた。どの戦場でもルルーシュ皇帝軍側の有利に進んでおり誰もが激しく暴れ回っていた。

 

だがそれもこれから始まる蹂躙劇に比べればまだ優しいものであり、そしてそれらとはまた違う各陣営の一部のものたちは各々の宿命の相手を想い、彼らと再び戦うべくそれぞれが既に動き始めていたたのだった・・・。

 




あとがき
最近色々とロボアニメの戦闘シーン見たりしながらいつかやりたい第3次の参戦作品に向けて勉強しております。今はガオガイガー1話から見てます。先日ヴァルヴレイヴに関する話が少しだけあったのでちゃんと登場させようかなと考えてます。予定としては次回はグラハムと刹那、ウォーダンとゼンガーなどの因縁のあるものたち同士で戦わせる準備回にしたいなと思ってます。バナンザある程度落ち着いたので今スパロボYをプレイしておりますがまだまだ序盤ですが楽しんでプレイしております。来月にはポケモンもあるからやりたいゲームが多くてそっちに意識が向きそうになりますがちゃんと小説の方も頑張って書きます。また、最近になって気づいたことですが間違えているところなどがあるので時間がある時に以前投稿した設定集などを書き直します。
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