8月11日
いよいよ、お盆休みが始まった。
「やっぱり寂しいわ、あなたが一緒じゃないと…」
と、彼女は言った。
彼女は、東京駅のホームで17時58分発の寝台特急「さくら」長崎行に乗った。
「まもなく―、17時58分発、寝台特急「さくら」長崎行が間もなく発車します、ドアが閉まりますご注意ください。」
と、駅のアナウンスが流れた。
ピィーッ!
17時58分、寝台特急「さくら」は夕暮れの東京駅を発車した。
場所は変わって、特捜班では。
「えっ、3000万円を持ち逃げ。」
「そうだ、今警視庁から連絡が会った。」
「そうですか。」
「それで、僕と南主任で警戒に当たるんですか。」
「その通りだ。」
「わかりました、早速警戒に当たってみます。」
そう言って、南と高山は車内の警戒に当たった。
南と高山は、新幹線に乗り浜松へ向かい、そこから寝台特急「さくら」に乗り込んだ。
「ご苦労様です。」
「では、寝台特急「さくら」の警乗に当たります。」
「わかりました。」
と、車掌は南と高山に言った。
浜松から乗った南と高山は、寝台特急「さくら」に乗って長崎へ向かった。
ピィーッ!
と、寝台特急「さくら」は瀬戸内海で朝を迎えた。
そして、門司港辺りで事件が起きた。
「キャーッ、この人死んでるわ。」
「どうしました。」
車掌はB寝台へ駆けつけてきた。
「早速、公安職員に連絡しましょう。」
丁度その頃、南と高山がB寝台へやって来た。
「どうしたんですか。」
「どうしました。」
「ベットで人が倒れているんです。」
「なるほど、じゃああなた達がこの死体を発見されたんですね。」
と、南は女子旅の大学生に言った。
「ええ、そうです。」
「なるほど。」
「主任、どうやら被害者は毒殺された可能性があります。」
「何、毒殺だって。」
「ええ。」
「あっ、本当だ注射痕がある。」
「やはり、毒殺ですか。」
「ああ、その可能性がある。」
そこへ、1人の男が様子を見ていた。
「あのー、何か。」
「あのー、話したい事があるんです。」
「何でしょうか。」
そこへ、居合わせた南は車掌の所へやって来た。
「あのー、あなたは。」
「俺は、殺害するところ見たんです。」
「えっ、それ本当ですか。」
と、南は若い男に言った。
「じゃあ、その毒殺の犯人を。」
「はい。」
「どんな人だったか、覚えていますか?。」
「男か女かどうか、わからなかったんですけど若い人って感じな人で20代か30代前半の人でした。」
「おっ、じゃあ男か女かわからなかったけど、20代から30代位の人だね。」
「はい。」
「車掌、それで次の駅は。」
「終着の長崎です。」
12時04分、寝台特急「さくら」は定刻通り、長崎に到着した。
数分後、長崎県警のパトカーが到着した。
「警部、被害者は東京在住の岩蔵 源次郎さん73歳です、会社役員だそうです。」
「ほう、死因は。」
「死因は、公安の話だと注射器による毒殺と思われます。」
「ほう、目撃者の話だと男か女かは不明で20代から30代位の人だと言っていました。」
「なるほどね。」
寝台特急「さくら」の毒殺は、特捜班にも伝えられた。
「何、寝台特急「さくら」で毒殺。」
「ええ、被害者は東京在住の岩蔵 源次郎さん73歳で死因は注射器による毒殺と思われます。」
「そうか、じゃあ南と高山は引き続き警乗捜査を続けてくれ。」
「わかりました。」
一方、彼女は長崎へ下車すると長崎のグラバー邸へ向かって行った。
「懐かしいな、高校の頃修学旅行で行ったわ。」
そして、南と高山は彼女に会った。
「あのー、何か。」
「鉄道公安の物ですが、ちょっと聞きたいことがあってね。」
「えっ。」
早速、南は彼女を連れて長崎鉄道公安室へ向かった。
「実はですね、車内で毒殺がありましてね、犯人は20代か30代前半と人だと言っていましてね。」
「えっ、私を疑っているんですか。」
「ええ。」
「あの男だわ、罠です、その男が私に罠をしかけたんです!」
「じゃあ、あなたはB寝台に乗っていたんですね。」
「はい、もちろんです。」
「その男と言うのは、20代か30代前半と人ですね。」
「ええ、そうよ、あの人だわ。」
そして、南と高山は20代か30代前半の男の行方を追うことにした。
「やはり、犯人は長崎市内へ潜伏している可能性が高いな。」
3分後、高杉と松本と梶山がやって来た。
「何、犯人は20代か30代前半の男性か。」
「ええ、目撃者の証言で確認取りました。」
そして、男は広井という女に会った。
「やはり、アンタが私を犯人にしようとしたのね。」
「そうさ、お前を罪を着せる為にな。」
そこへ、南と高山達がやって来た。
「そこ待てだ、末次!。」
「あっ、誰だてめぇ。」
「鉄道公安隊だ、もう逃げられないぞ観念しろっ!。」
と、高杉は言った。
「くそーっ。」
末次は、松本と南に確保され、手錠をかけた。
「大丈夫でしたか。」
「え、はい。」
梶山は広井を保護した。
「これで、着服事件の犯人もわかったな。」
「ええ。」
懐かしいですね、寝台特急「さくら」は。
ご意見・ご感想をお願いします