皆さんは、実際に乗ったことありますか?
山谷豊、27歳。
彼は、普段はごく普通の会社員である。
この日、山谷は東京駅から内房線に乗って千葉県の千倉へ向かうことにした。
「えーと、内房線はここだったな。」
と、山谷は特急「さざなみ」に乗り込んだ。
ファーン!
と、警笛を鳴らして山谷が乗った特急「さざなみ」は定刻通りに発車した。
特急「さざなみ」は東京から千葉県の千倉まで結ぶ特急列車である。
94年のダイヤ改正で特急「さざなみ」は「ビューさざなみ」と愛称で車両は255系で運てなされている。
「あのー、すいません。」
「何だね、あなたは。」
「すいません、地下鉄で変な男に後をつけられていたので。」
「それで、俺の席に座っていたのか。」
と、山川は言った。
「ええ、あなたはこれから何処へ。」
「私は、南房総半島へ行こうかと。」
「なるほど、それで特急「さざなみ」に乗っていたのか。」
「ええ、そうよ。」
「でしたら、私もご一緒に。」
と、言って2人は千葉県の千倉へ向かった。
暫くして、2人が乗った特急「さざなみ」は定刻通り、千倉に到着した。
「そうか、ここが海の見える町だね。」
「ええ、そうよ。」
そして、千倉から鴨川へ向かっていった。
鴨川市は、千葉県の南東部に位置する市。 南房総観光圏の観光都市。海岸部は南房総国定公園に指定されている。日蓮ゆかりの誕生寺・清澄寺の門前町として栄え、鴨川シーワールドや鴨川温泉郷で知られるリゾート地である。
二人は、午後から鴨川シーワールドへ向かった。
「素敵ね、イルカショー。」
「おう。」
そして、この後の事だった。
「あれ、遅いな、何処へ行ったんだ。」
と、山谷は言った。
そして、東京へ帰る途中の事であった。
「失礼ですが、どちらへ行かれますでしょうか。」
と、警官は言った。
「ええ、千倉の海岸と鴨川のシーワールドへ行っていたんですよ。」
「なるほど、すいませんが所までご同行願いますか?。」
「え、何でですか。」
「ちょっと、聞きたいことがあってね。」
そして、山谷は警察に同行して話を聞くことにした。
この事件で、特捜班も出動した。
「えっ、千倉で女性の死体。」
「そうだ、今千葉県警から捜査協力の要請があった。」
と、高杉は言った。
「その女性の身元は。」
「ええ、名前は渡辺涼子だ。」
「ほう、なるほどね。」
「それで、死因は?。」
と、高山は高杉に言った。
「死因は、絞殺後に海に投げ捨てた。」
「これは、かなりの犯行ですね。」
「しかし、彼は東京から千倉まで行っていたって言っているんだ、その後に鴨川へ向かったんだよ。」
「ところで、被害者の渡辺は何処から乗って来たんでしょうか?。」
と、小海は言った。
「南主任、私にも捜査を加えて下さい。」
「えっ、それはどういう事なんだ、桜井。」
「この事件で、その被害者は京葉線の痴漢と関係していると思うんです。」
「えっ、それ本当か、桜井。」
「と言う事は、この事件の被害者が男に追われていた可能性があるな。」
と、高杉は言った。
「ええ。」
「早速、南と高山は南鴨川へ向かってくれ。」
「わかりました。」
南と高山は、特急「わかしお」に乗って千葉県警の南鴨川警察署へ向かった。
「えっ、その男は特急「さざなみ」に乗っていたんですか。」
と、高山は言う。
「ええ、その時に彼は東京から乗っていたと言っていました。」
「何時の「さざなみ」か覚えていますか。」
「ええ、彼は7時30分の特急「さざなみ」に乗っていたそうです。」
早速、高山は時刻表で調べて見た。
「高山、何か分かったか。」
「今の時間帯だと、7時30分発の千倉行の特急「ビューさざなみ3号」とみて間違いないな。」
「そうか、なるほど、山谷はその女性と一緒に乗っていたんだね。」
「はい、何でも男に追われているって言っていました。」
「つまり、被害者の女性は京王線に乗ってそこから木更津で特急「さざなみ3号」に乗ったって事になりますね。」
「ええ。」
京葉線
千葉発7時40分 乗車
木更津着8時19分 下車
特急「ビューさざなみ3号」
木更津発8時32分
千倉着9時36分
「そして、彼女は千倉海岸へ一緒に行った。」
「はい。」
「午後からは鴨川のシーワールドへ行った、そしてイルカショーを見た。」
「はい。」
そこへ、千葉県警の中村刑事がやって来た。
「警部、山谷は午後12時ごろに鴨川のシーワールドへきていたことがわかりました、そして、14時のイルカショーを見物したことが確認されました。」
「そうか、じゃあアリバイは成立ですね。」
「ええ。」
「ありがとう御座いました。」
と、山川は南と高山に言った。
「よかったですね、アリバイが成立して。」
「ええ。」
そして、南と高山は特捜班に戻り、高杉班長に報告した。
「そうか、山川のアリバイは成立したのか。」
「ええ。」
「と言う事は、犯人はこれを利用したんだな。」
京葉線
千葉発7時40分 乗車
木更津着8時19分 下車
特急「ビューさざなみ3号」
木更津発8時32分
千倉着9時36分
そして、渡辺を殺害した。
犯人は、安房鴨川からタクシーに乗って館山へ向かう。
特急「さざなみ18号」
館山発15時15分 乗車
東京着17時03分
「なるほど、犯人はそこから特急に乗って東京へ向かったんですね。」
「そう言う事だ。」
「この事件の犯人は、桜井が言っていた痴漢が犯人って事か。」
「ええ。」
そして、翌日。
京葉線の痴漢がやって来た。
「捕まえたぞ、女の敵めっ、観念しな。」
「く。くそーっ。」
と、桜井は手錠をかけた。
犯人の名前は、長谷部 敏郎。長谷部は渡辺が別の男と付き合っていた事を腹いせに殺害したことを自供した。
「班長、長谷部は渡辺を殺害したことを自供したわ。」
「そうか、不倫の腹いせによる犯行か。」
「しかし、今回は桜井のお手柄でしたね。」
「ええ。」
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劇中の列車時刻平成8年のダイヤを使用しています