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今回からは、アンケート通りアビドスでのお話になります。大体、3話くらい続きます。
ここだけの話なんですが、実は、あの選択肢の中での最短ルートってこれなんですよね。
では、拙文ですがお楽しみください。
#5 アビドスでの日常
さて、私がここ『アビドス高等学校』に入学してから早いもので半年程が経過した。それにしても、中々に濃い期間だったと私は思う。
神秘の研究してみたり、よく分からんヘルメット集団がアビドスを襲ってきたから返り討ちにして身ぐるみ剥いだり、手に入れた資金で装備を整えたり、ヘルメット集団がまたアビドス襲ってきたから追い返したり、新兵器の設計をしてみたり、ヘルメットが襲ってきて身ぐるみ剥いだり、ブラックマーケットとか言う無法地帯で用心棒や何でも屋擬きの傭兵をやってたり、ヘルメットボコしたりと本当に色々あった。
と言うか、こうして思い返すとヘルメットばっかだな、二度目の高一生活。アイツらホントに面倒。あ、でもね、一つめっちゃ嬉しいことがあったんだよ。それが、
「ララ、私の分の書類よろしく。あ、あとこれとこれも」
そう!ホシノちゃんが私の名前を呼んでくれるようになったの!え?仕事押し付けられてるって?そんなのでホシノちゃんと仲良くなれるなら幾らでもやるよ!
因みに、私達が今何をしているのかと言うと、私は連邦生徒会に救援を頼んだりする為の書類やらアビドス自治区に大量に来る陳情の処理をしている。まぁ、アビドスに住民の支援をするだけの余裕なんてないから、実質連邦生徒会に送る書類と謝罪のお手紙を書くことだね。
と、このままだとホシノちゃんが意地悪してくる悪い子に見えちゃうかもしれないから、今ホシノちゃんがやってることを教えてあげよう。それは、
「ホシノちゃんの分をやるのは分かったけど、手、止まってるよ。また因数分解のところで止まってるじゃん。……何処が分からないの?見せてみて」
そう、お勉強です。え?私はやらないのかって?何?それじゃあ、君たちは数学オリンピック九年連続金メダルの私に今更因数分解しろっての?えぇ?……え?文系科目はって?それこそでしょ。あー、でもキヴォトスの歴史とかはまだあやふやかなー。ま、それも三ヶ月前に三年分の単位取ったけどね。因みに、アビドスの歴史は借金の原因を調べるためにめちゃくちゃ頑張ったから完璧だよ!所詮、文系なんて記憶力と文章力さえあれば何とかなるのよ(文系への熱烈な暴言)。
私の場合、記憶力は言うまでもないし、文章力はネイチャーとかに論文送ってたからねー。ま、最初の年しか英語で送ってないけど。二年目からはアイツらに合わせるのが面倒で日本語で送ってたんだよねー。こんなんだから私は勉強なんてする意味ないんだよねー。
そもそもの話、私に知らないことがあったら何よりも優先して調べ尽くすからね。実質、毎日が勉強みたいなものだよ。…………は!つまり、私ってばメチャクチャ優等生ってことだ!
「いらない。自分でやる」
「あらそう。じゃあ、分からなかったら呼んでねー」
私はホシノちゃんにそう告げてから書類に取りかかる。まぁ、ホシノちゃんは別に特段バカって訳ではないし大丈夫でしょ。こうして勉強に詰まってるのも、アビドスに先生がいないから仕方ない話なんだけど、何だかなー。
とと、そんなことよりも、この数だけは多い書類だよ。連邦生徒会に提出する書類はすぐに終わらせられるけど、問題は無駄に数だけある私達に害しかない陳情だよ。
別にこの陳情が普通のご家庭から届いた物だったら、私だって自腹切ってでも助けるさ。これでも、傭兵稼業でかなり儲けてるからね。でも、それが裏にカイザーがいるのが分かってれば話は別なんだよねー。陳情の九割九分九厘はカイザーグループの関係者なんだよねー、アビドスの人達は皆素晴らしい人格者だから、私達に遠慮して本当に苦しい時にしかこういう陳情を送ってこないんだよ。出来れば、何とかして上げたいんだけどね。
「アカシア、佐藤タイチさんと黒川レイジさん。この二人は大丈夫そう?」
『……佐藤タイチ、黒川レイジ、共にカイザーコーポレーションの従業員データベースにてヒットしました。黒です』
「やっぱりか。じゃ、お祈りメール送っとくねー」
あー、もうやだやだ。ホントにカイザーって面倒だねー。ただの借金ですら13億超えてるってのに、利子上げてくるだけじゃなくて、こういうちっこいところからも搾り取って来るんだから質が悪いよね。多分、私がいなかったらかなーり不味かったんじゃないかな?でもさ、こんなみみっちいことやる
ま、利子上げられたのは多分私のせいだろうけどね。え?何でかって?それは利子を上げられたのが私がアビドスに入学してすぐなんだよ。前まではトイチだったんだけど、今ではトサンだよ。まぁ、複利じゃないだけまだ良心的だね。お陰で月の利子が1000万とか戯けた数字なんだよね。因みに、しっかりと不正な利子引き上げの記録は取っておきました。証拠に使えるからね。ま、今使ってもそこまでの効果を見込めないから、今は待ちだけどね。
それで、向こうの狙いなんだけど、多分私の身柄かなーって考えてるんだよね。だって、利子上げられたのが私が来た日の翌日だからね。最初は偶然だと思ったんだけど、アビドスの書類とかカイザーのサーバー調べてみても利子引き上げの前後に大したことは何もなかったんだよ。
そんでもって、アカシアにカイザーの理事が使ってるスマホにハッキングで侵入して貰ってマイクから盗聴擬きをしたんだけど、その時に私の名前が出てたんだよね。しかも、どうやらカイザーは誰かの指示で私を狙っててカイザー自体は私に興味がないみたい。
要するに、カイザーの裏に誰かがいるってことが分かったんだ。となってくると、かなーり話がややこしくなってくるんだよねー。ま、それはそれとして、裏で誰かに良いように使われてる皇帝さん(笑)……草生えるw。草に草を生やすな(戒め)。
まず、私を狙ってる奴……一人なのか連中なのかは分からないけど、少なくとも一人は私が外の世界から来た存在だって気付けるだけのナニかを持っているって訳だ。
そのナニかがただの科学技術によって、私が空間に干渉したのを感知したのか、それとも私が欲しい神秘を使った技術で感知したのか、はたまた私のあの謎な未来予知に近いナニかを使った方法なのかは定かではない。
ただ、最後だった場合も気になるが、特に前の二つは今の私にはないものだ。正直、好奇心がガンガン刺激されるから是非とも近くで見たいんだけどね。けど、今は私にしか矢印が向いていないけど、仮にユメ先輩とかホシノちゃんにも向かった時には未知の技術である以上、対処が難しいんだよね。
さて、どうしたものk――
――キーンコーンカーンコーン
あら、授業終わっちゃった。まぁ、書類は書き終えたから帰りにユメ先輩が投函してくれるからこれで放課後は仕事なし!これで、放課後は砂漠化の原因について調べれて、ユメ先輩とホシノちゃんが帰ったら研究に没頭出来る!
「ホシノちゃん、最後に分からないところとかある?」
「ない」
「よし、じゃあ一緒に生徒会室行こ!」
「イヤだ、私は後で行くから」
ぶぅ…つれないなぁ……。ま、こう言う時に最適な言葉があるんだけどね!
「あっれれー?私を見張るんじゃなかったっけー?」
「…………」
あ、ヤベッめっちゃ睨まれてる。あっれれー?はやりすぎたかな?もうすんごい覇気が私に向けられてて怖いよ!流石は他の学園に調べられてるほどはあるね!ま、そんなホシノちゃんもかわいいんだけどね(猛者感)!
「あ!もしかして、監視いらない感じかな?いやー、やっとホシノちゃんの信頼を得られたわけだ!これ程嬉しいことはないねー。よし!ユメ先輩に言って今日はパーティーだね!」
「……早く行くよ。それと、まだララのことを信じてないから」
「ぶぅ……ホシノちゃんにももう少しユメ先輩みたいな愛嬌があれば完璧なのになー」
「私にはそんなのいらないから」
そんな話をしながら、私達は二人しかいない教室を出て生徒会室へと向かう。え?何で二人しかいないのかだって?………………そんなの、一年生が私達二人しかいないからに決まってるじゃん……。
それにしても、ホシノちゃんは本当に可愛いなぁ!もう、心の奥では信じていいんじゃないかな?とか思ってるのはお姉さんに筒抜けだぞ!ソースは私の目の疼きね。よく分からないんだけど、この目の疼きは何か違和感とかを教えてくれるんだよね。真実を教えてくれるっていう感じかな。
だから、私には嘘は通じないのだよワトソンくん。とは言え、原理も条件も一切不明なナニかを盲信するのは危ないからね。目安として考える程度にしているよ。
「そう言えば、ホシノちゃんってユメ先輩のことはどう思ってるの?」
「……いきなり何?」
生徒会室へと向かう途中、何となく気になったことをホシノちゃんに聞いてみる。まぁ、答えは分かってるんだけど……一応、ね?
「だって、ホシノちゃんって私のことは嫌いでしょ?なのに、嫌いな私に対する話し方とユメ先輩に対する話し方って殆ど同じのような気がしてさ。もしかして、ユメ先輩のことも嫌いなのかなって」
「…………そんなの……嫌いに決まってるじゃん」
嘘だね
「嘘だね」
「は?」
あらま、(心の声を)お漏らししちゃった。私の呟きにホシノちゃんは歩みを止めてキッと私を睨み付ける。…………どうやら、これは一回お話しないといけないかもね。このままじゃ、取り返しがつかなくなる。でも、これはホシノちゃんの心に踏み入るものだ、どうしようか……。
――――――
疑惑『カイザーの裏に潜む影』を入手しました
証拠『貸金業法違反や出資法違反』を入手しました
はい、と言うわけで途中ですが今回はここまでです。おまけの後にアンケートを置いておくので、是非ともララちゃんの決断を左右してあげて下さい。
地味にお金の流れがアビドス➡️カイザー➡️ヘルメット団➡️アビドスってなってるんですよね。少額だけですけど。
最後のは、僕が執筆する時の為に確認するフラグ管理ですのであまりお気になさらず。
今話を書く前の僕 タニコウ「早く(◠ڼ◠)を出したいんだけど、アビドスは原作開始前が本番みたいなところあるからなぁ…ユメ先輩と言いシロコと言い、出来る限り巻きで行きたいんだけどなぁ。プロットってどんなんだったかなぁ…ペラッ(プロット時点では原作開始まで後50話近くある。分岐点に至っては80近くある)。………………やっぱりすぐには無理かも」
完結まで頑張ります……\(^o^)/
おまけ1 現在のアビドス組のお互いに対する好感度
ララ➡️ホシノ 80
ホシノ➡️ララ 30
ララ➡️ユメ 80
ユメ➡️ララ 80
ユメ➡️ホシノ 80
ホシノ➡️ユメ 40(80)
好感度の大体の指標
0~30 嫌い
30~50 普通
50~70 好き(友人として)
70~90 好き(家族やそれに近しいもの)
90~99 好き(ラブ)
100 色々と不味い
生徒達の基本的な上限は99までです。病み属性持ちは100まで上がります。因みに、ララちゃんのホシノに対する好感度云々言ってた発言は、嫌いと普通の間で揺れ動いてる感じなのであながち間違いではないです。
ホシノは僕のイメージ的に一回懐に入れたらズブズブな感じだと勝手に思ってます。なので、ララちゃんが下手こいたら
おまけ2 ~とある一般家庭に生まれた少女のお話~
日本の東京都内某病院にて、平成のある日一人の少女が生まれた。それは、家族全員から望まれたとても素晴らしい瞬間になる
筈だった。少女の家族は明るくて優しい母。時には厳しく、だが常に家族に愛情を注ぎ込みその大きな背中で家族を引っ張り守る頼もしい警官の父。そんな二人の愛情を一身に受け、母に似た心優しい性格を持ち、父のような正義感溢れる立派な心を持った姉。
だが、そんな理想的な家族は少女が生まれたことで呆気なく終わりを迎えた。それは、少女が生まれて間もなくのことだった。産後の母体の体調悪化による突然死。
家族をこよなく愛していた父は最愛の妻を失ったことで茫然自失となり、仕事を辞めて母の仏壇の前で酒に溺れる毎日を送る。姉はそんな父の世話をしながら生まれたての少女の面倒を見ることに時間を取られ、ろくに学校にも通えない状態となった。
少女は特にこれと言って生活に困ることなく成長していった。父の退職金や貯蓄を切り崩しながらの生活だったが、姉は俗に言う天才だった。僅かな資金から株などで増やし、その利益で生活する暮らしによって少女はすくすくと成長した。
姉は家族を愛していた。父も、亡くなった母も、そして、愛する母と引き換えに生まれた少女も。だが――
――父は違った。
少女の苦難はここから始まる。
恒例のアンケートどん。今回は割と重要な分岐点となりますので色々と妄想しながら投票してください。投票よろしくお願いします。
次回は金曜日を目処に日曜日までには必ず上げます。
私は……ホシノちゃんに━━
-
嫌われてでも幸せになって欲しい
-
嫌われるのは怖い……かな……でも!
-
嫌われたくない……だから、ごめん