開発者少女は最善な未来の夢を見る   作:タニコウ

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何かゲージが赤になっててビビったり、またお気に入りが増えててビビったタニコウです。前もこんなことありましたけど、何かあったんですかね?ちゃんと毎日マイページを見ないからこうなるんだな。と学びました。以後気をつけます。
まぁ、見てくれる人が増えても僕のスタンスは変えないで、のんびりとアンケート取りつつ僕が面白いと思うものを書いていくんで、今後ともよろしくお願いします。

今回はちょっと短い&独自解釈マシマシです。

一行で分かる前回のあらすじ
大人が来たことにより、ララちゃんがララさんにジョブチェンジしました。




#10 天裏ララとゲマトリア

 

 

「我々はゲマトリア。この世界において天裏ララさん、貴女と私達は同じ存在です。本日は貴女に取引を持ち掛けに参りました」

 

 そう言った黒服の言葉に私は思考を巡らせる。

 私と彼らが同じだと?と言うことは彼らは私と同じ研究者であると?いや、そんな下らないことを初手で抜かすような手合いには見えない。となると、私とあの異形達には他にも共通点があるってことか?そんなものが本当にあるのか?

 ……いや、待てよ?私はこの世界に来る時に姿形が変わったではないか。そう考えると私も彼らと同じ異なる形を手に入れた存在だと言えるだろう。つまり、彼らも元は私と同じく外の世界に腐る程いる普通の(ヘイローを持たない)人間だったのではないだろうか?それが、この世界に迷い混んだのか入り込んだのかは分からないが、その時に私と同じあの全身を玩ばれるかのように弄くられ異形と化した。恐らくこれだ。ヘイローを持っている持っていないの些細な違いはあれど、これは十分に共通点と言って差し支えないだろう。

 

「じゃあさっきの黒いのはこっちに来た時に手に入れたものかな?」

 

 私は取り敢えずの先制攻撃を放つ。だが、黒服は動じた様子はなく、

 

「さて?どうでしょうかね?」

 

 と言い放つ。やはり、予想はしていたがそう簡単には口を割ってはくれないか。どちらか明言してくれればすぐだったんだが。まぁ、いいか。過ぎたことだし。

 私はゆっくりと上座に座り、ゲマトリアのお三方に椅子に座るように促す。ホシノちゃんとユメ先輩には申し訳ないが私の後ろに着いてもらう。交渉の場には参加させないと言う意思表示だ。

 

「さてと、貴殿方は知っているみたいだが、改めて、私は天裏ララ。一先ずよろしく」

「これは、申し遅れました。私の名前は……そうですね、『黒服』とでも呼んでください」

 

 私が簡単な挨拶をすると、黒服が返してくる。と言うか、それは偽名だろ?本名を名乗れ、本名を。

 

「ふむ、次は私か。私は『マエストロ』と名乗っている。よろしく頼む」

「では、最後に私達ですね。私は『ゴルコンダ』、そして私を抱える彼が『デカルコマニー』です。背中を向けた状態で申し訳ありませんが、以後お見知りおきを」

『そういうこったぁ!』

 

 黒服に続くようにデッサン人形と首無し男……の持つ絵が言った。maestro、指揮者と言う意味を持つ言葉だが、確か他にも巨匠と言ったものがあった筈。デッサン人形の容姿と合わせると後者の方が意味的には正解っぽいな。

 そして、ゴルコンダとデカルコマニーの方が意味深な名前だな。ゴルコンダはインドの都市名にもあるが、恐らくは彼の収まる絵画のモチーフとなった絵の名前だろう。ベルギーの画家であるルネ・マグリットが描いた絵画がそれだ。彼の作品にはある特徴がある。それが、

 

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 とは言え、絵画の方のゴルコンダのように遠目では顔がのっぺらぼうに見えても近くで見れば顔が描かれていたり、そして、普通に人物画もある。だが、彼の絵で有名な点は間違いなく顔を描かず布なり別の物体で隠すことだろう。

 そして、今一度彼らを見て欲しい。二人とも顔が描写されていないではないか。もしかしたら彼の正体はルネ・マグリット本人、あるいは知人ではないのだろうか?だが、私は伝聞でしか知らないが、彼の性格的にルネ・マグリット本人ではないと思っている。もしあるとすれば、それこそ、ゴルコンダと名付けた――いや、これ以上は野暮な上に決めつけは良くないと言うものだろう。

 

 さて、この二人も偽名だった訳だが、何となく彼らが本名を名乗らない予想はついた。間違いなく彼らは私と同じだ。恐らく、

 

「成る程。姿が変わったが故の偽名。と言ったところか」

「えぇ、よく分かりましたね」

「私も同じなのでね」

 

 私の場合は偽名と言うよりは改名だが、そんなのは些細な違いでしかない。

 

 そこまで考えて、ふと我に返る。やっぱり思考に耽る癖はいけないな。子どもであろうが大人であろうがそこは変わらない、か。まぁ、所詮はスタンスの違いでしかないのだから変わらないのは当然か。

 私は、懐からアカシアを取り出してゲマトリアの三人を見つめて口を開く。

 

 さて、そろそろ本題に入ろうか。

 

 だが、その前に状況確認だ。向こうはアビドスの借金で豪遊するカイザーを操る黒幕。対してこちらは黒幕が操るカイザーにもろくに勝てない弱小のアビドスに所属する木っ端の一生徒。手札は自分が持つもののみでアビドスに頼ることは出来ない。

 勝利条件はカイザーにアビドスから手を引かせること、もしくは彼らの技術を貰うこと。敗北条件は、私の身柄を奪われた挙句、何もアビドスに残せないこと、その他諸々。

 勝利するのは極めて難しいと言える。ただ、そのためなら私の殆ど全てを賭けてでも取りに行く。さぁ、覚悟を決めろ。

 

 私はアカシアを膝上に置く。念のために、いつでもMon3trを出せるよう胸ポケットのボタンを回して背中を開けておく。

 

「さぁ、取り引きを始めようか。ゲマトリアのお三方?」

「クックック、えぇ、えぇ、そうしましょうか」

「有意義なものになることを願いますよ」

『そういうこったぁ!』

「是非とも、私の創作意欲を掻き立てるモノを見せてくれたまえ」

 

 三人の異形は私を取引相手として厳しい視線を向けてくる。さぁ、ここからが本番だ。思う存分に搾り取って、目に物見せてやる。 

 

 





今回の後書きはクッソ長いしアンケートもない上に、僕の考察を垂れ流すだけなので、見なくても全然問題ないです。

僕が思うには作中で言及される『外の世界』と言うのは皆さんがよく知る地球のことだと思います。そして、ゲマトリアが来た外の世界も地球からだと考えてます。

では何故彼らは異形の形を取っているんだ?と言う疑問が出てきます。そこで、同じ外の世界から来た先生とゲマトリアとのキヴォトスに来た経緯の違いを浮き彫りにさせます。ゲマトリアは触れられていないので分かりませんが、何らかの方法でキヴォトスにやって来た。そして、先生は連邦生徒会長によって連れてこられた。僕はこの自らやって来たのか連れてこられたかの違いではないかと考えました。

それともう一つ疑問が出てくると思います。それがゲマトリアが持つ『テクスト』や『複製』等の謎技術です。これは恐らくヘイローを持たない人間がキヴォトスに来る段階でその人物の特徴を模したものを手に入れるのだと思います。
そして、先生の持つ『大人のカード』も恐らくこれではないかと考えました。まぁ、こじつけにも程がありますけどね。

後は、ゲマトリアの中の人なんですけど、ゴルデカは本文にある通りだと思ってます。黒服とベアトリーチェは色々と文献漁ってるんですけど、そもそもの謎技術の詳細が分からないんでどうとも言えないんですよね。一応、マエストロもこの人じゃないかな?と言うのは見つけました。それについてはララちゃんとマエストロの会話で触れますんでそれまで待ってて下さい。
因みに、ララちゃん的にはゴルデカの中の人はまだ確定はしていません。理由は、ララちゃんはまだテクストを知らないからです。


言うまでもないと思いますが、これらは飽くまで僕個人の考察による独自設定です。絶対に、この知識が正しいなどと誤解しないでください。これは僕の妄想でしかありませんのでご理解下さい。


では、また次回。次回は少し時間に余裕を持って月曜日にします。何故って?夕方から高熱が出て死にかけてるからです。もしかしたらコロナかも?まぁ、熱が出た時には本文も後書きも書き終わってたのだけは幸いですね。と言うわけですので、取り敢えず寝ます。おやすみなさい。

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