開発者少女は最善な未来の夢を見る   作:タニコウ

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魔のブラックフライデーが終わって漸く平和を手に入れたので投稿します。遅れてごめんなちゃい。
 
気付けば評価のゲージが長くなっておりましたわ。ついでに色がオレンジになってたけど、個人的には高評価よりも評価を付けてくれることの方が嬉しいのでコラテラルです。評価を付けて下さった15名の方に感謝を。


#19 アビドス廃校対策委員会

 

 

 ――アビドス廃校対策委員会

 

「何ですか?それ」

 

 ホシノちゃんがユメ先輩に質問する。ユメ先輩は自信満々に胸を張って――うわ、デカッ。こほん、胸を張ったユメ先輩は私達にアビドス廃校対策委員会なる組織についての説明を始めた。

 

「それはね――」

 

 はい、長いので簡単に纏めるとこう。

 

 アビドス廃校対策委員会はアビドスの生徒会――つまり私のサポートをする委員会であること。どんなサポートをするのかって言うと、本来生徒会が行う必要のない業務全て。要するに、学校運営に必要ないことを私はやらなくて良くなる。

 私は、他学区との外交擬きと予算とかの基本的な仕事だけやって、ホシノちゃん達は今まで私もやってたビラ配りだったり、警備とか哨戒の仕事だったりと、他学区での委員会とか部活が行う仕事をやる、もう一つの生徒会みたいな組織らしい。

 尚、私がやる仕事は殆どないみたい。だって、全校生徒4人ですから。外交だって、こんな辺境の終わりかけな学校に関わってくる学校がないからね。多分、今まで処理してきた書類を捌くだけで終わるんじゃないかな?

 

 とまぁ、こんな感じ。随分と私に都合がいい気しかしやいけど、どうやらホシノちゃんも納得しているみたい。ノノミちゃんが来たから人数的にも今までと変わらないから問題ないってさ。何か私だけ仲間外れみたいで悲しくなってなんかないからね。……ほんとだよ。

 ただほんのちょびっと寂しいだけだよ……。これは嘘じゃない。

 

 さてさて、そんな訳で私が一人ぼっちで生徒会を回していくことが決まった訳なんですが、一人だけ所属を明らかにしていない人がいるんですよねー。そこんとこどうなんですか――

 

「――ユメ先輩」

「私? 私はほら、『卒業』が近いじゃない?だから、就活とか色々とやることがあるから――」

 

 あー、確かにユメ先輩って今年で三年生だからそこら辺考えないといけないのか。それだったら無所属でも仕方ないか。

 

 ……なんて言うとでも思ったかい?

 

 ユメ先輩には例え卒業しても、ここに居て貰います。死んで貰いたくないので。ん?どうやるのかって?

 

「それなら、ユメ先輩」

「? どうしたの?」

「卒業したらアビドス(私達や)に雇われませんか?」

「ほえ?」

 

 そう、いっそのことユメ先輩を事務員として雇っちゃおうって言うね。なかなか良い案だと思わない?え?事務員じゃなくて教員として雇わないのか?だって?

 はぁ、君たちはアビドスを嘗めていないかい?アビドスの生徒が他の人に勉強を教えられる程の知識を持ってるとでも?あ、別にユメ先輩がバカな訳じゃないよ。何なら普通にテストで70を毎回出せる程度には頭いいよ。

 まぁ、基本的に一夜漬けだから身に付いてはいないだろうけど……。いや、一夜漬けで最低70は取れるって普通に凄くないか?

 

「まぁ、選ぶのはユメ先輩次第ですけど」

 

 一通り説明した後に私はそう言って締めくくった。やっぱり無理強いは良くないのですよ。結局は、その人の意志を大事にしたい。と私は思う。だから――

 

「……うーん、ララちゃんには悪いんだけど、ちょっと時間貰っていいかな?」

「えぇ、ゆっくり考えてください。大事なことですからね」

 

 私はその意見を尊重して待とうと思う。

 

 

 でも、少し早めでお願いしますね?就職するなら仕事先の斡旋とか紹介とか色々としたいんで。

 

 

 

 ――――――――――

 

 

 

 なんて、やり取りをしてから1日が経ちまして、なんと!なななんと!私は生徒会室でノノミちゃんに膝枕をされております!ついでに――

 

「――と、言う経緯で私はここに来たんだよ」

「……なるほど~、ララ先輩がお父さんに貸した知識は外の世界のものなんですね☆」

「うん、そういうこと」

 

 私の来歴を話したよ。別に隠すような話題でもないし、話しちゃってもいいかなー?って思っちゃってね。ちゃんと私の姿形が変わったことも伝えてあるよ。やっぱり、何も知らないで受け入れられるよりも知られてる上で受け入れられた方が嬉しいじゃんね?

 

 まぁ、話した結果はこの通り、ノノミちゃんのムチムチな太ももを堪能している現状を見ていただければ分かるでしょう。いやー、極楽浄土ですな。君たちは経験したことないんでしょう?残念だったね、フハハハハ!これは私が女だから許される行為なのだ!フーハッハッハァ!

 

 こほん(閑話休題)

 

「そう言えば、そろそろだっけ?鉄道開拓」

「そうですね~。確か、来月から始めるって言ってた気がしますね!」

 

 わお、もうすぐじゃん。護衛の仕事割り振られてたけど、全然準備終わってないや。ドローンとかの戦力もだし、学校に残る居残り役も決めないといけないし、やることが山積しているんだよね。さて、どうしよっか。

 ドローンとかは量産体制に入れてるから割と時間が解決してくれるけど、問題は居残りを決めないといけないことなんだよね。個人的には、私が学校に残りたいんだよね。何でかって言うと、ホシノちゃんは防衛戦不向きの攻撃力極振りだし、ノノミちゃんは最初からクライアント側だし、ユメ先輩はあの未来を視ちゃったからそもそもあんまり一人にしたくないんだよね。

 その点、私は秘密道具にドローンなどなどアイテムを多く使う関係上、補給が簡単に出来る防衛戦は強いんだよね。それに、絶対防衛ラインの本校舎だから防衛設備も充実させてるんだよ。まぁ、人数が少ないから殆どアカシアが制御してて、それのせいで私しか使えないんだけどね。いつかは、みんなのスマホで動かせるように改造したいところ。

 

「いやー、山積みの問題はぜーんぶ時間が解決してくれるんだけど、時間が足りないね。ねえねえ、工事の日程ずらせたりしない?」

「う~ん……ムリです☆」

 

 そっすよね……ノノミちゃんにそこまでの権限ないっすよね。

 

 どうやら、今日から3日は寝れなさそうです……

 

 

 翌朝、私はユメ先輩によって強制的にベッドに叩き込まれたのだった。

 





今回もアンケートなしです。二年生編は中盤にボスを置いて、その後はひたすら日常回を垂れ流す予定です。その代わり、アリウスに行ってからはメインルートまっしぐらになります。なので、アンケートは分岐以外はございません。

次回からは、少しだけ日常回やります。大体、いつもの半分くらいの尺を取る予定。で、もう半分はアリウスに行く前の準備を少々といった感じです。

投稿予定日は金曜日。ではでは。
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