どうも、23日に二十歳になり、酒の飲み過ぎで二日酔いになり、挙句の果てには誕生日プレゼントで貰った5万の枕をナニでとは言わないけど、汚して放心中のタニコウです。2日遅れのクリスマスである理由はそういうことです。本当に危うくメンタルぶっ壊れかけました。二度と酒は飲みません。
ふっふっふ、シリアスと日常の寒暖差で風邪を引くがいい!それと、今回は少し先のお話です。12月だからね。因みに、本編は4月後半です。まぁ、この通りにお話が進むかは皆さん次第ですがね。
「「「メリークリスマース!」」」
コツンと7つのグラスをぶつかる音が室内に響き渡る。
ふぉっふぉっふぉ、ごきげんよう皆の衆。ララサンタじゃよ。みんな、今年も良い子にして過ごせてたかな?いい子にしておったら、私がメリークリスマース!と言ってやろう。ん?いらんって?そうかそうか。なら、クリぼっちを楽しむがよい。
因みに、今は生徒会室でクリパなうですじゃ。え?言い回しが古いって?ふぉっふぉっふぉ、そりゃあ、おじいちゃんロール中じゃから仕方ないのじゃ。
こほん、取り敢えず出オチのネタはもう良さそうだから口調を戻すね。今この場面を見ているキミたちは、ちょっと特殊な時間の歪みに飲み込まれたみたいだね。どうやら、私達が今いる場所は私にとっては今日の出来事でも、キミたちにとっては少し先の出来事みたいだ。(ルシフェルっぽく)イーノック
だから、唐突なことで混乱しているであろうキミたちに少し状況を説明してあげようではないか。まず、この会を開くに至った経緯は……まぁ、これはハロウィンと同じで、ユメ先輩のわがま――こほん、鶴の一声でございます。
それで、今参加している面々がキミたちからすると難解極まりないだろうから、そこを詳しく説明しようかな。まぁ、キミたちの
まず一人目は――
「ん。ララ先輩、どうかした?」
「んーにゃ、ちょいとシロコちゃんについて考えてただけだね」
「そう、どんなこと?」
――そう言ってずずいっと近付いてきた銀髪狼耳美少女こと、砂狼シロコちゃん。この子は巡回中のホシノが拾ってきた子だね。あ、丁度いいや。
「ほい、これ。クリスマスプレゼント」
「ん、いいの?」
「いいのいいの」
私は包装された手のりサイズの箱を私に引っ付いているシロコちゃんに渡す。こら、私の匂いを嗅がないの。
「開けていい?」
「いいよー」
開けていいか聞かれたから普通に答えると、シロコちゃんは包装紙を破かないように気を付けながら箱を開ける。そこには、デフォルメされた白い狼のキーホルダーが入っていた。
「ん、キーホルダー?」
「そう。それには、緊急事態の時に私とホシノにGPS信号が送られてくるSOS機能が付いてるんだ。あ、勿論普段ならGPSはoffだよ」
「ん、ありがとう、ララ先輩。大事にする」
そう言って微笑むシロコちゃん。うっ!小倉唯に似てるハスキーボイスでそんな笑顔とお礼を向けられたら尊すぎて死んでまう!
それとこれも伝えるの忘れてた。
「あ、ついでに鼻の部分を押すとグレネード代わりに使えるよ。まぁ、使ったら壊れちゃうけどね」
「ん、絶対使わない」
既に、自分の銃にキーホルダーを取り付け終えたシロコちゃんが真顔で否定する。
あらそう?そう言ってくれるのは嬉しいけど、私としてはシロコちゃんにケガなんてして欲しくないから、必要ならいつでも使って欲しいところである。所詮はキーホルダーなんだから幾つでも量産出来るんだしさ。
「ん、ホシノ先輩に自慢してくる」
「おー、行ってらっしゃーい」
私から離れたところで、ノノミちゃんに抱えられながらユメ先輩とおしゃべりしているホシノの元に向かっていったシロコちゃん。
「うへ、それララからのプレゼントなの?」
「ん、そう。似合ってる?」
「うん、似合ってるよ~」
「可愛らしいキーホルダーですね☆」
「可愛いワンちゃんね!」
「ん、犬じゃない。狼」
「……あら?」
「ユメ先輩……」
おー、楽しそうですなー。と言うか、流石はユメパイセン。シロコちゃんが狼のケモミミちゃんなんだし、そこから推測出来る筈なのにも関わらず間違える。流石だね。
なんて考えていると、私の後ろから二つの足音が聞こえてくる。察しのよくない人でも分かる通り、この二人がキミたちが知らないメンバーだね。
「やっほー、楽しんでくれてるかな?ヒフミ」
「お招きして頂きありがとうございます。ララちゃん!」
そう言って深々とお辞儀する少女は阿慈谷ヒフミちゃん。彼女は別にアビドスに所属している訳ではなく、トリニティの方に通っている。
そして、もう一人の子もトリニティに通っている。まぁ、この子はアビドスから毎日空間移動で学校に行ってるんだけどね。それで、その子が……え?引き伸ばすな。何となく誰なのか想像が付いてる。だって?
あー、そう言えば確かにキミたちは一回見てるもんね。
「そう言えば、アズサは初めてのクリスマスパーティーだったけど、どう?楽しんでる?」
「楽しむ……と言う感情は、まだ分からない。……でも、ヒフミやララ達といると、何と言うか……こう、胸が暖かくなるんだ」
胸元に手を当てながらそう言った少女は白洲アズサちゃん。彼女と一緒にいるようになるのは、キミたちが本来いるべき時間軸のすぐ後だよ。まぁ、キミたちが観測している天裏ララがキミたちと今話している私であるとは限らないから、違う未来を辿る可能性があることは考慮しておいた方がいいだろうね。
「そっか……それなら良かっ――
「でも」
――た。……どうしたの?」
私の言葉を遮ったアズサ。アズサはそのまま、言葉を続ける。
「来年は……サオリ達ともこうしていたいなって思って」
「「…………」」
そう言って、アズサはふわりと儚げに微笑む。……シロコちゃんと言い、みんな顔も声も良いんだから、そうやって心臓止めてくるの止めません?私、死んでしまいます。
なーんて、茶化すような真似は致しません。私だって、アリウスの子達にはこのキヴォトスが決して虚しいだけの世界ではないって知って欲しいからね。
「そうだね。来年はアリウスの皆も一緒にやっちゃおっか。ヒフミも協力してくれるんだし、トリニティ側の情報は心配ないしね!」
「あぁ、そうだな」
「あはは……私にそこまで期待されても応えられませんよ……」
ティーパーティーの寵児が何かほざいてらぁ。本当、この子ってば自分を客観視出来てないよね。普通の女の子がブラックマーケットで大金持ち歩いてお買い物する訳ないでしょうが。自称○○程信用ならないものってないよね。
こほん、ヒフミが色々おかしいって言うのは置いておいて、そろそろプレゼントでも渡しましょうかね。
「ほい、二人とも。これあげる」
「えぇっ!?クリスマスプレゼントですか!?す、すみません!私、何も準備してなくって……!」
「私も、ララには色んなものを貰ったから。これ以上貰うことは出来ない」
二人して、私からのプレゼントの受け取り拒否をしようとする。……ふっふっふ、この私がその程度の拒みを予想していないとでも?
「これを見ても、それを言えるかな?」
私の両腕でギリギリ抱き抱えられるくらいの大きさの包みを開けて中身を見せる。そこには、ヒフミが愛して止まない、クソデカキモトリことペロロ様が――
「こ、これはっ……!?2年前に山海経の玄竜門が依頼して作られた、キヴォトスに僅か15体しかいないチャイナドレスを着たペロロ様!?ど、どうしてこれを?」
――チャイナドレスを纏っていた。……うん、まぁ、好みは人それぞれよねって話。正直な話、このキモい鳥がチャイナドレス着るよりも、ヒフミとかが着た方がいいよね。絶対。
「ちょっと、仕事の伝手でたまたま手に入ってね。それで?どうする?受け取るのか、受け取らないのか」
まぁ、これを手に入れた経緯って、取引に行った時にキサキ嬢が心底いらなさそうにしてたから、ペロロジラに取り込ませようとして貰ってきたものなんだけどね。
「あ、あうぅ……す、凄く欲しいです……。で、ですが、何も返せないと言うのも気になりますし……」
「いやー、いつもアズサのことを色々と気にかけて貰ってる訳だし、そのお礼なんだけどなー。そっかそっかー、ヒフミは私にお礼の一つもさせてくれないのかー」
白々しく私がそう言えば、ヒフミはあうーとか、でも、とか色々と言ってたけど、結局受け取ってくれた。まぁ、受け取らせたとも言う。
そして、アズサにはスカルマンのグッズ詰め合わせを送る。
「こ、こんなにあるのか!?こんなに多くは貰えない!」
「いやいや、アズサさんや、キミはまだモモフレに詳しい訳ではない。それじゃあ、ヒフミが楽しくお話出来ないじゃないか。それに、グッズが多くあれば話の取っ掛かりにもなる。ヒフミを楽しませてあげたいでしょ?」
「うっ……それは、確かに……」
「じゃあ、受け取ってくれる?」
「……分かった。その、ごめん」
いやー、私は謝って欲しくてこれを用意した訳じゃないんだよなー。
「そこは、ありがとうって言って欲しいかな?」
「……!ありがとう、ララ」
「ありがとうございます!ララちゃん!」
「ふふ、どういたしまして」
美少女の笑顔……最高のクリスマスプレゼントやな……。(´∀`)b
――――――
そうして、夜になりまして皆は解散。再び閑散としたアビドス高校の保健室にて。
「いやー、今年も後一週間で終わりか~!」
「うん」
「色々あったけど、楽しかったね!」
「そうだね」
私とホシノは夜の肌寒さを遮る為に一つの布団に包まり、ベッドの縁に腰掛け二つの小さな身体を寄せ合い、色々なことを話した。そろそろ夜が更け日付が変わる。と言った頃、私はポケットから小さな、けれど高級感のある箱を取り出した。
「ララ、何それ?」
「ん?これ?クリスマスプレゼントだよ」
「いや、もう貰ったじゃん」
困惑した様子のホシノ。うん、かわいい。
「いや、あれはララサンタからのプレゼントで、これは正真正銘、私からのプレゼント。受け取ってくれると嬉しいかな?」
私は、箱の蓋を開ける。中に入っているのは指輪。嵌められた宝石はタンザナイトで、窓から漏れる月光を反射してキラキラと紫色に輝いている。ホシノは、少し驚いたような顔をして私と指輪に視線を行ったり来たりを繰り返している。やがて、
「私は――」
おや?どうやら、キミたちが見れるのはここまでみたいだね。ん?良いところだったんだから、もっと見せろって?
いやー、キミたちをここに呼んだのは私じゃないし、そもそも今キミたちが話している私は、キミたちが見守っている
この現象は、簡単に言うと、意図せず踏んでしまったネタバレだ。幾つもある壁を超えて手に入れたハッピーエンドを見ることにこそ真の価値がある。そう思わないかい?だから、今年の聖夜の奇跡はここまで。キミたちが私との対話でキミたちが観測している
それじゃあ、最後にこれだけ…………メリークリスマス
――リンゴンリンゴーン
聖夜の終わりを告げる鐘が鳴り響いた。
色々言いたいことはあると思いますけど、疑問、文句その他諸々は受け付けません。書きたいものを書きたいので。
年末くそ忙しい。次回は多分日曜日。ではでは。
ベアおばに何を要求する?
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ヒト!
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モノ!
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カネ!