開発者少女は最善な未来の夢を見る   作:タニコウ

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バイトの休憩時間にちょこちょこ書いてて漸く完成しました。こんな小説を待っててくれる方には本当に申し訳ないっす。文句を言うなら、正月から営業しているショッピングモールと朝から夜までシフトを入れた店長にお願いします。

それと本文についてですが、ちょーっと進行が遅すぎるので巻きで行きたくて、戦闘描写を適当なところで打ち切ったので少し違和感があるのですが、まぁ木っ端な二次創作だから仕方ないと割り切って下さい。自分の文章力の低さが恨めしいです。


それとそれと、ホシおじ誕生日おめでとう。まぁ、今回は出番ないんですけどね。もしかしたら、バイト休みの日に誕生日SSは書くかもしれないけど期待はしないでね。


#23 好奇心の悪魔の戦い方

 

 両手に拳銃を構えたララがガスマスクを着けた青髪の少女――錠前サオリに向かって突撃する。サオリは、後退しながら手に持ったアサルトライフルを構えてララに向けて引き金を引く。

 

「……やっぱし、痛いなぁ。うん、バーサーカーになるのは今回だけにしよっと」

 

 ララは銃弾の雨の中に躊躇わず突っ込み、弾丸に身を貫かれ血を噴き出しながらも、サオリに向けて2丁の拳銃を立て続けに発砲する。サオリは、右後方に大きく跳んで躱し、ララの方を見て、直ぐ近くに置かれてるチャーチチェアの影に隠れた。

 ララは、交戦する前に自身の体内に打ち込んでいた再生促進剤の影響で既に体中にあった銃創は綺麗さっぱり消えていた。そして、ララの足元には、体内に撃ち込まれた弾丸がポロポロと肉体の再生によって押し出されたものが散らばっていた。

 

「くっ……化け物か。……ミサキ!」

「……了解、リーダー」

 

 サオリが遮蔽物に隠れるのに合わせて、主祭壇に隠れていた黒のマスクを着けた茶髪の少女――戒野ミサキは主祭壇の影から肩に担いでいるランチャーに特殊弾頭を装填し、天井に向けて射出させる。

 

 打ち出された弾頭は、天井付近で破裂し、中から子弾が大量にばらまかれ、ララに向かって降り注ぐ。

 

「甘いよ、本当に。そんなのが私に通じる訳ないじゃん」

 

 ――筈だったが、弾頭が破裂する前にララが投擲したグレネードにより破壊される。ララは、何も無かったかのようにサオリへと追撃を仕掛ける為に大聖堂内を駆け抜ける。

 時々、遠くから水色の髪を持つ少女――槌永ヒヨリの援護射撃が来るが、それすらも弾道を完璧に把握し、紙一重で避けられるか、空中でララの拳銃によって撃ち落とされる。ララはそのまま、サオリが隠れた遮蔽物に向かって走り……その手前で大きく背面飛びをし、天井に向けて一発、拳銃を撃ち込んだ。

 

 ララの足元にあったのは、暗い聖堂内では、目で見えない程の細い糸が張られていた。糸の先にあるのは、プラスチック爆弾。そう、古典的なワイヤートラップがあったのだ。

 ララは、空中で拳銃を撃ったことによる反動で姿勢を崩すも、地面に予め空けてあった左手を着き、バネのようにしてもう一度跳ねる。そして、空中に上がったことで再び自由になった左手で懐から取り出したグレネードを幾つも投げ、着地と同時に遮蔽物に隠れる。そして――

 

「ゴメンね~。キミ、ちょっぴり相手するの面倒臭いから、眠っててね~」

「しまっ……!アズサ!」

 

 天井で跳ね返った銃弾が、仕掛けられていたプラスチック爆弾に命中し引火。大きな爆発と共に押し寄せた火の波が、宙を舞うグレネードを呑み込み、誘爆を引き起こした。誘爆したグレネードもまた炎を吹き出し爆発したことにより、また別のグレネードが誘爆。それを繰り返し、本来ならあり得ない範囲を爆発が襲った。

 それに呑み込まれたのは、ワイヤートラップに掛かったララを奇襲するために近くで潜んでいた少女――白洲アズサだった。サオリもララもアズサは戦闘不能になるだろうと思っていた。が――

 

「あちゃ~、ガスマスクあるの忘れてたわ。そりゃあ、生きてて当然だね~」

「まだ立てるか?アズサ」

「ケホッ……大丈夫。リーダー、次の指示を頼む」

「アズサはひm――アツコと一緒に私の援護を頼む」

「了解」

 

 遮蔽に隠れてから30秒と経っていないが、僅かな時間で息を整えたサオリは遮蔽から飛び出してララへと接近する。サオリの手には、いつもの愛銃はなく、ナイフが一本握られていた。

 ララは、二丁の拳銃の内、片方をしまい、ポケットからナイフを取り出して右手で構える。左手で持った拳銃を撃ちながらサオリに向かっていきナイフを振り下ろす。

 

 サオリは、ララのナイフに自身のナイフをぶつけ、互いに弾かれる。ララは、空いている左手でサオリの腹に拳銃を当てる。そこで、離れた所からサオリに対する援護射撃がララを襲い、そこでララは拳銃を下ろして引き下がる。

 ララが後退して動きを止めるのと、ララの頭に向けて狙撃が放たれたのは同時だった。ララは狙撃をナイフで弾き、サオリに向けて口を開く。

 

 

 ――――――

 

 

 

「うん、分からないね。君たちは良く呟いているあの言葉、『Vanitas vanitatum et omnia vanitas.』。どうして君たちは、その言葉を信じているのに、こうしてベアトリーチェの言いなりになっているの?全て虚しいのであれば、何もせずにただただその身が朽ち果てるのを待てば良いじゃん。特にそこの子。アズサちゃんだっけ?キミはさっきの爆発で一瞬は気絶した筈だよ?なのに何でこうしてまだ戦ってるの?」

 

 私は、さっきまで戦っていた子に向けてそう言った。ん?どうしてこんなことを言ったのかって?そりゃあ、疑問に思ったからに決まってるじゃん。

 別にリーダーちゃんとか、ミサキちゃんは他のアリウスの子達と一緒の何もかもを諦めた目をしていたからベアトリーチェの教育の賜物だなー。なんて考えてたんだけど、問題なのが、このアズサちゃんなんだよね。

 ん?アツコちゃんはどうなのかって?いや、目までガスマスクで覆ってるんだから分からないよ。子どもの心を無遠慮に暴くようなことはしたくないから、悪魔の偽眼は使わないしさ。

 

 こほん。話題を戻そ。アズサちゃんね、アズサちゃん。何か、この子だけ他の子と違う気がするんだよね。飽くまで直感だから本当かは分からないけど、何処か私と似てる感じがする。

 そんな思考を回していると、アズサちゃんはゆっくりと口を開く。

 

「『Vanitas vanitatum』全ては虚しい。でも、だからといって諦める理由にはならない」

「……へぇ?」

 

 この子、いいね。うん、決めた。…………って、あ、やべ、薬切れた。

 

「ケホッケホッ……ゴホッ……!あー、ヤバ。私を守って『Pleiades』」

 

 あー、クソ、体中痛すぎ。今の咳で血出たし、ホント最悪。あー、運んでくれるの?ありがとねー。

 

 私は、ポケットから出した1番のドローンに体重を掛けて思いっきり凭れ掛かる。ここで、リーダーちゃん達が私に追撃を仕掛けてくるけど、1番が私の体で覆い隠されているから、他のドローン達が私を庇うようにして攻撃を防いでくれる。うーん、とんでもチート性能。

 ドローンに運ばれた私は車椅子に座り、赤女を見る。さて、ここらは大人の戦いだ。と、言いたいところなんだけど――

 

「そう言えば、貴女はアビドスの生徒でしたね?」

「……そうだけど、何?」

 

 話し始めて直ぐの赤女の言葉で、

 

「いえ、ただ……人知れず消えても連邦生徒会は感知しないような吹けば飛ぶほどの学校なのだな。と思っただけですよ」

 

 

 

「アハッ!…………今、何て言った?口を開く時は気を付けよ?間違えて引き金引いちゃうからさ」

 

 私は赤女にマウントポジションを取り、その口元に銃口を突き付けていた。私は悪くない!全部赤女が悪い!て言うか、無理したから滅茶身体痛いんだけど!





おまけ  第一回 ララちゃんこと、阿部花子の簡単家族解説のコーナー

パッパ……警察の特殊部隊に所属していた身体能力化け物のフィジギフおじさん。力の強さは、人間の顔面に強めのパンチをしたら首が180°下向きになるレベル。銃火器の扱いもエグくて、スナイパーとしての任務では、射程距離ギリギリのターゲットに対して一度も外したことがない実績を持つ。
尚、海外に旅行中の時に、銃火器で武装した大規模テロに丸腰で遭遇したもののテロリスト10人ほどを丸腰で正面から制圧し、テロリストの銃を奪って一人で100人以上を相手取った。死者はテロリスト含めて一人も出さなかったらしい。

世間からは『生まれる世界間違えてますよ』とか『生まれる時代間違えてますよ』なんて言われて、ネットで玩具にされていた。



アンケートなし。ではでは。

ベアおばに何を要求する?

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