開発者少女は最善な未来の夢を見る   作:タニコウ

38 / 50

今日は土曜日!いつの土曜日とは言っていないので、遅れてはいませんね。でも、一応謝ります。ライザ3を今更買って遊んでました、ごめんなさい。多分、同じことをまたやります。

ところで、皆さんはララちゃんのアライメント属性は何だと思いますか?因みに、僕のイメージ的に普段は中立・善で書いてて、前回みたいにちょーっとスイッチが入ると混沌・善になるって感じで書いてます。皆さんとのイメージに齟齬があるのか気になったので……。


#25 天裏ララと三人の新入生

 

 Guten Abend!閑かないい夜だね!天裏ララだよ。さてさて、つい先ほどね、私はアズサちゃん含むアリウス生徒3人を拉致もといスカウト(本人に無確認)して帰ってきた訳なんだけど、無事にね見事――

 

「で?3人も誘拐してきて何か言うことはあるの?」

「ララちゃん、ララちゃん、私ね、流石に攫ってきちゃうのはどうかなーって思うの……」

 

 ――ユメ先輩とホシノちゃんの二人に見つかって完璧に勘違いされましたね!しかも、その時に言い訳しようかと思ったんだけど、気が緩んだからか薬の副作用のせいなのか動けなくてね、気付いたらこうなってたのよ。

 それに、気絶させられてるアズサちゃんがいたのもこの状況を後押ししてるんだよね。それに、余りアリウスでのことを話したくないし。もうね、どうしろっていうんだよ……。だから、私はこうするのだ。

 

「こほん。取り敢えず、この子たちを紹介させて欲しいかなーって思うんですけど……」

「話は逸らしちゃダメよ。……って言いたいけど、この子たちには関係ない話だものね。分かったわ」

 

 こういう時は話をそーっと逸らすべきってとーちゃんが言ってたっぺ。…………まぁ、クソ親父の教育は教育(肉体言語)な上にこういうことを一切教えてくれなかったけどね。ほんまクソ。まぁ、一応話は逸らせたからいいや。

 

「後で詳しく聞かせて貰うから」

「えっ……」

「そうね。そうしましょうか。いいわね?ララちゃん」

「うぃっす……」

 

 恨むぞ。クソ親父。もっとちゃんとした教育をして欲しかったでやんす。社交辞令とか謝罪の仕方とかそう言う諸々ね、あの人めっちゃ好き放題してたから得意だった筈。……多分。

 

「じゃあ、紹介します……。こっちの赤い髪の子が鬼灯ユウちゃん。で、この緑の髪の子が鬼灯レイちゃん。それで、今は眠ってるこの白髪の子が白洲アズサちゃん」

「鬼灯ユウです。よろしくお願いします」 

「鬼灯 レイ。……よろしく」

「ユウちゃんとレイちゃんね。私はアビドスの生徒会長をしていたユメです。気軽にユメ先輩って呼んでね!」

「……小鳥遊ホシノ。よろしく」

 

 因みに、この二人は姉妹だよ。ユウちゃんとレイちゃんでユーレイちゃんだね!それと、あの赤い化け物の記憶からの情報なんだけど、この二人って化け物の統治に猛反対して抵抗したら、バチボコに叩きのめされて地下に幽閉されていたらしい。

 それに、近々、見せしめとして処刑するつもりだったとかで、本当にギリギリ間に合った。って感じなんだよ。いやー、私の判断が間違ってたらこの子たちは死んでただろうね。本当に良かったよ、間に合って。

 

 それから、私は簡単にアリウスでのこの子たちが受けた境遇についての説明を二人にした。案の定、ユメ先輩が暴走してユウちゃんレイちゃんに抱き着いたり、ユメ先輩の母性が大爆発して二人が泣き出したりと色々あったけど、割愛。

 泣き疲れて眠ったユウちゃんレイちゃんと私の胸でお眠りになられているアズサちゃんを保健室のベッドに突っ込んでから、私は生徒会室でノノミちゃんも含めた三人と、アリウスの子たちについての説明をすることになった。

 

「と言う感じで、アリウスは内紛が多発していて、かなり治安が悪い場所なんですよね」

「……そんな場所があるんですね……」

 

 私はベアトリーチェ云々をぼかしながら簡単にアリウスの状況を説明した。その反応は三者三様で、ノノミちゃんは悲しみを湛えてぼそりと呟き、ホシノちゃんとユメ先輩は何かを考え込む様に押し黙っていた。

 ユメ先輩が何か考えてるのってとっても珍しいんだけど、こういう時って大抵ロクでもないことに――

 

「今すぐこの子たちを助けに行きましょ!」

 

 なりましたねー。ユメパイセンや、何で私が三人しか連れて来なかったのかを考えてクレメンス。

 

「いや、ユメ先輩流石に――」

「無理ですよ、ユメ先輩」

「――ホシノちゃん?」

 

 私の言葉を遮って答えたのは何とホシノちゃん。ホシノちゃんはそのまま言葉を続ける。

 

「だって、もしもそのアリウスの生徒全員を助けることが出来るなら、このバカみたいにお人好しなララがやらないわけないじゃないですか」

 

 何と!これまたびっくり。ホシノちゃんがそんな風に私のことを考えていたとは……。まぁ、実際にその通りなんだけどね。私のことを完璧に理解している!流石はホシノちゃんだ!

 なーんて、考えてみたけど、どうせホシノちゃんが日頃から鬱陶しく感じてたからの言葉なんだろうね。このバカみたいにお人好しって言われたからね。「バカ」って言われた……。私、天才なのに……。

 

「ホシノちゃんの言った通り、今の私ではアリウスの生徒数百人を面倒見ることは出来ません。そして、何よりも彼女らがいきなりの環境の変化に追いつけません。必ず何かしらの形で大きい反動が来ます。今回、私があの三人を連れて来たのはアリウスを受け入れる下地を作るのと、一番最初のテストデータを取るため、そして、円満に、かつ円滑にことを進めるための協力者になって貰う為です」

 

 などと、下らないことを考えつつ、ホシノちゃんの言葉に対しての補足を加えて言葉にした。

 

「それで?ララはどうしたいの?」

 

 どうしたい、か。そんなことは最初から決まっている。と、言いたいところなんだけど、

 

「実は、アズサちゃんについては決まってないんだよね。ユーレイちゃんにはこの学校で新しく作る部活に入って貰おうと思ってるから、そこにアズサちゃんも入れようかなって考えてはいたんだけど、ちょこっと攻めてみようかなーって」

「攻める?」

 

 一体何を?と、首を傾げる三人に私は一度ポケットからお茶を取り出して皆に配ってから私も一口飲んで喉を湿らせて言葉を続ける。

 

「さっきアリウスについて説明した時に言ったことなんだけど、アリウスってトリニティから追放された学校でしょ?」

「もしかして、ララ――」

「うん。アリウスについての情報がトリニティには集まってるのかなって思ってね。いっそのこと、アズサちゃんにはトリニティに通って貰って情報を色々と集めて貰おうかなって」

 

「まぁ、勿論アズサちゃん自身の意思を確認するつもりだけどね。それと、トリニティは三大学校なんて呼ばれるくらいだから、身分確認とかも徹底しているだろうしその為に、数ヶ月間は今年の新入生としてここに通って貰うつもりではいるよ」

 

 身分の偽装はアビドスの中だったら簡単に出来ちゃうからね。しかも、一切の痕跡を残さずにね。生徒会長(最高権力)万歳。成って良かった生徒会長。

 取り敢えず、中学生と小学生の頃のデータを作って色々とやってから、アビドス高校の新入生だったけど、余りの過疎具合に転校してきたって感じにすれば大丈夫でしょ。アビドスは私が来てからデータ管理は全部デジタルにしたから、改竄も簡単になるアカシアがいるし何とでもなるよね。

 まぁ、正直な話し私でもこれはどうかなとは思うよ。拾うだけ拾ってすぐにポイするみたいな風に見えるからね。勿論、学園生活のサポートは最大限するし、要望も出来る限り聞くつもり。と言うのを、丁寧に三人に伝える。その結果、

 

「それって、スパイってことよね?アズサちゃんは大丈夫なの?危険とかないの?」 

 

 ユメ先輩がスッゴい真面目な顔でド正論かましてきた。

 

「危ないか危なくないかで言ったら危ないですね。でも、アリウスとトリニティは切っても切れない因縁関係にあります。もし、アリウスがトリニティに侵攻するようなことがあれば、アリウスの社会的地位は地に落ちます。最悪、キヴォトス全域から針の筵にされかねません。そうならないために、多少の危険性を考慮してでもトリニティに潜入する必要があると判断しました。それに、アズサちゃんがもし承諾してくれたら、アズサちゃんのスマホにアカシアのコピー(分身)をダウンロードさせてリアルタイムでサポートする予定です。ので、仮にトリニティの上層部にバレても、即座にここまで転移させるアプリも既に完成していますから安全性もそれなりにあると思います」

 

 ここまで言えば、納得とまではいかなくとも理解はして貰えた。だから、アズサちゃんの意見を聞いてから判断することで一旦は纏まった。

 

「ふいー、疲れたー。…………って、あれ……?」

「ちょっ、ら、ララ!?」

 

 あ、あれー?視界がぼやけて定まらない。これは、あれだね。本格的に不味いかも。黒服の薬と再生促進剤の併用のせいで想定外の症状が出てるっぽい。後で調べないと……でも、今は。

 

「ちょっと、ねむい……」

「ララちゃん、大丈夫!?顔、凄く青いよ!?」

「まぁ……じかんはいっぱい、あるから、ゆっくりかんがえると、いい、よ……」

 

 薄ぼんやりとした意識の中、てんやわんやとしてるユメ先輩たちを横目に見つつ、扉の向こうに潜んでる子に目を向けながらそんなことを呟き、私は意識を暗闇へと手放した。

 





ユウちゃんレイちゃんの容姿イメージはリゼロのレムラムの髪色を赤と緑にして、乳をレムの半分にしたイメージです。因みに、双子でユウちゃんがお姉ちゃん。 


おまけ  第二回 ララちゃんこと、阿部花子の簡単家族解説のコーナー

マッマ……パッパとは違う方面の頭脳面のギフテッド。アインシュタインやらエジソンやらの天才を全て掛け合わせて作ったのがマッマと言われる位の天才。ララちゃんが使ってる技術の基礎を作り上げたのがマッマ。マッマ一人で技術レベルを80年は進めたと言われている。
ただ、頭はつよつよでも、体はよわよわのボドボドで病弱と言う弱点がある。その影響で、阿部花子出産後に体調が急変して死亡した。実は、花子を産むことすら出来ずに死ぬ筈だったが、自分で薬を使って無理矢理出産した。


因みに、パッパも既にお亡くなりになってます。パッパの死因はアルコールの過剰摂取による脳梗塞と心筋梗塞、肝炎。ニコチン接種による肺炎。更に、膵臓がんの併発と言う倍プッシュで漸く死にました。実は、四つまでだったら普通に2カ月くらいで完治して帰ってきてた化け物です。
もし、パッパが生きてたらヒナちゃとかツルギ委員長とかが最強じゃなくて、パッパが最強だった。まぁ、仮に生きてても地球にいるからこの作品には関係ないんですけどね。関係ないからこそ、ここまで盛ったまである。


次回は、来週中に出せる様に頑張りマウス。漸く、緩い日常回を書けるぜ。

ララと出かける子はだーれだ?上位二人

  • ホシノ
  • ユメ
  • ノノミ
  • アズサ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。