投稿間隔が早い!本当は昨日の夜に投稿する予定だったんですけど、鯖落ちしちゃいましたからね。DDoSらしいですね。傍迷惑極まれりですよ全く。
それはそうと、えーっと……ツイッター見てたらネタバレくらいました。なにやってんだよ、僕とついでに、ユメ先輩。砂漠でそれは不味いって。
まぁ、この小説では絶対に起こらない事象だったから小説的には良かったです。それ以外は良くないですけど。ホシおじカワイソス(´・ω・)
今回は繋ぎ回です。だから、適当だけど許してくだちゃい。
リニアと言えば電磁浮遊をしながら走行する車両である。のだが、今私達が乗っているこの車両はあろうことかガタゴトと音を立てながら時速160㎞くらいで走っているのだ。
まぁ、レール敷きながら走ってるから、全速力出しちゃったら秒で脱線だし仕方ないんだけどね。一応、地下を走ってる時はリニアとして揺れが一切無いプチ旅行を楽しみましたよ。
「ほい、泥4。赤で。ついでに、UNO」
「では、私もドロー4しちゃいますね☆青にします!」
「ララ、ドロー4にドロー2を出してもいいのか?」
「うん、いいよいいよ。出しちゃいな。……で、流れ的にユメ先輩も泥4を――」
「ひぃん……」
――持ってないのね。私が12,4枚引くことになるのかなー、なんて考えてたのに。なんでユメ先輩が一番手札持ってんのに、ドローカードないのかね。因みに、私がラス1でノノミちゃんが残り3枚のアズサが2枚って感じだよ。え?ユメ先輩?……今10枚増えたから。えーっと、18枚かな。あ、10枚引いてもドローカード出なかったんだ。普通に赤と黄、青の3を出したね。
んあ?何で仕事中にUNOなんてやってるのかって?えーっとね、別に仕事をサボってるって訳ではないんだよ?ちゃんと、偵察用の戦闘機を飛ばしてるし、直掩隊だって上げてるからね。
それに、何だかんだ言っても160㎞くらいの速さは出してるんだから、私達に危害加えられる何かしらが近づいてきたら直ぐに分かるんだ。戦闘機でも追い付けないくらい滅茶苦茶速い奴か、アカシアが監視していても気付けないくらい滅茶苦茶小さいミジンコレベルの大きさを持つ奴くらいしかこの警戒網を抜けられ無いんだよ。ここまで来るの無理だって分かるでしょ?
そりに、仮に抜けられる奴がいたとして、そんなのが相手で普通に私達が幾ら警戒していても気付けないよね。って話になったんだよ。だから、もういっそのことのんびりしてて、不足の事態に陥っても万全な状態で戦えるように英気を養っておこうっていう合理性に長けた判断をしたわけ。
「んー……パス」
私は、山札からカードを一枚引く。んー、二枚とも赤か。ユメ先輩が色変えなければアガれたんだけどね。因みに、もう気付いている人もいると思うけど、ローカルルールてんこ盛りだよ。公式だと、泥は重ね掛け出来ないし、複数枚カードを出すことも出来ないんだってさ。アカシアに教えて貰うまで知らなかったよ。
まぁ、キヴォトスでUNOなんぞなかったから私がルールなんだけどね。しかも、このメンツしか知らないゲームだし。好き放題やっても問題ないんだよ、内輪ノリだからね。ゲームは楽しければそれでいいのだ!
――――――
「…………」
「すぅ…すぅ…」
「…んへへ~…ララちゃん、ホシノちゃん……ず~っといっしょだよ~……」
「……そうですね、一緒にいれたらいいですね。ユメ先輩」
夜まで遊びに遊んだ私達。仕事とは一体?と思わなくはないけど、まあクライアントからは何もお小言が飛んで来てないし大丈夫かな。
遊び疲れたのか、ユメ先輩達は固まってベッドで横になって眠っている。あ、語弊。アズサだけ壁に身体を預けて眠っている。やっぱり、アリウス暮らしの影響なのかな?
あーそうそう。何でベッドなんてものが此処にあるのかって言うと、寝台特急って分かる?あれをかなり豪華に改装したものを用意したんだよね。キングサイズのベッドを二つ用意して、車両のバランスを考えて配置。余ったスペースに机やら椅子やらの家具から、冷蔵庫とかレンジみたいな家電も配置したもんだから、下手な三ツ星ホテルもびっくりな快適さを持っている。私達専用車両だから、盛りに盛っちゃったんだよね。
「うーん、眠くないし話し相手になってよ、アカシア」
『私で良ければ幾らでも』
私は、ベッドから下りて夜中でも走り続けているリニアの車窓から景色を眺める。……うん、砂しか見えんね。明かり一つないどころか、今も徐々に広がり続ける砂嵐が遠くに見える。
「いやー、ここだけ切り取るとマジで終末って感じするね。恐ろしいわー」
『随分と余裕があるんですね。出発前はあんなにびくびくとしていたのに』
あはは、あれは私でも何でああなったのか分からないんだよねー。でも、あの感覚が間違ってないのは確実だと思ってる。
「間違いなく、今回の戦いはただヘビと皇帝を倒してその座を奪い取るってだけで終わるほど簡単じゃないよ」
『まぁ、そうでしょうね。カイザーはともかく、
「だろうね。仮にも、長生きしてるんだ。それくらいやってくれなければ、本当に骨董品って呼ぶしかないよ」
私は、手慰みに拳銃を取り出して、バラして手入れをする。カチャカチャと言う分解する音を聞きながら、アカシアとの会話を続ける。
「そう言えばさ、私には未来視と契約の神秘が宿ってる訳じゃん。アカシアにも何かないの?」
私の何気ない呟き。正直、私みたいに何かが発現している人って見たことないし、黒服が言うには、ああ言うのって自覚して初めて使えるようになる代物らしくて、使える子の方が稀って聞いてるから、そこまで期待はしていない。……嘘、アカシアならやってくれるってハチャメチャに信じてる。
私が何で使えるのかは、あれだね……ヒロアカのデクくんが黒鞭を初めて出した時みたいな感じで、宿主には強すぎる力が暴走したことで自覚して使えるようになったんだよ。果たして黒鞭が強いのかに関しての議論は置いておく。私はデクくんの身体能力と戦闘センスがあって、初めて真価を発揮すると思ってるけどね。
『そうですね、私にもありますよ』
「え、マジ?何々?教えてよ」
『分かりました。私の持つ神秘は――』
私は拳銃の整備が終わったから、狙撃銃の整備を始める。アカシアに聞くと、アカシアがそれに答える。どうやら、アカシアの神秘は何でもかんでも覚えてられるらしい。
「いや、嘘でしょそれ。絶対アカシアの端末性能がハチャメチャにいいからだよ」
だって、このちっちゃなタブレットに地球の全サーバから情報をかき集めても余っちゃう容量と、私とか私のママとお姉ちゃん程ではないけど高い演算能力もある。それに、CPUとかメモリなんてコンピューターの域を超えて、何か超越存在みたいになってるからね。マルチタスクが出来るって言えばアカシアの化け物具合が分かるでしょ?それも2,3じゃなくて、10とか20でも余裕。
「ねぇ、他にないの?他に!」
『はぁ……。そうですね……ああ、そう言えば、こちらに来てからは以前よりも回りが良く見えるようになりましたね』
「ふぅん……」
地味じゃね?私の未来視に比べて余りにも地味じゃない?何でアカシアみたいなのが、視界が広がリングするだけの神秘なの?
『そうですね、マスターの神秘に比べればかなり地味ですね。…………今は』
「何か対抗してきたね?」
『実際そうでしょう?私はマスターの半身なのですよ、マスターに相応しくない神秘な筈がありません。きっと、世界を割ることが出来るレベルのものが使える筈です』
「きっと?」
『…………はい』
空っぽの替えのマガジンに弾丸を一発ずつ込めながら話を進める。
「ま、アカシアがどんな神秘でも私の相棒であることに変わりはないよ。私が死んだら皆をお願いね?」
私は今ならいけると思って、約束を取り付けようとする。でも、アカシアにこんなのは効かなかった。
『お断りです。我ら生まれた日は違えども、死す時は同じ日同じ時を願わん。約束したでしょう?』
「いや、似たようなことは言ったけど、そこまで三國志してないよ!?」
桃園の誓いじゃないんだからさー、まぁこっちでは通じないネタなんだけどね!……アカシアも無理だって言うなら勝つしかないかー。生き残んないとだ。
『そう言えば、マスター』
「ん?どったん?」
『報告を忘れてましたが、私の受肉体があと1月程で完成します』
「…………は?」
受肉体?誰の?アカシアの?ってことは――
「アカシアとこっちで会えるってこと?」
『えぇ、そういうことになります。マスターに楔を打つようで申し訳ありませんが、私の気持ちにご理解を』
ほほう、成る程ねー。……キミ、ホントに機械なの?バリバリ感情持ってんじゃん。まぁ、知ってたけどさー。ここまで感情出すの初めてじゃない?と言うか、
「私、別に死ぬつもりは無いよ?ホシノに帰ってくるって約束しちゃったからねー。約束は守らないとだ」
『そうでしたか。それは良かったですね』
「えへへー。アカシア、私のこと心配してくれたんだ?嬉しいねー」
私は、アカシアの言葉に頬が弛むのを感じながら、座席に深く座って外を見る。既に深まった夜が支配する中で、ただ一つ三日月が煌めいていた。
「勝とうね、アカシア」
『……勿論です。マスター』
アビドスの命運を決める決戦が、まもなく幕を開ける。
次回からデカグラマトン+α戦です。僕は、戦闘シーンは展開を覚えてるうちに読んで貰いたい派なので、全部終わってから投稿します。なので、ちょびっと間隔が開きます。目標は7/15までに書き上げたいところ。
今回はアンケートなしです。
では、また。