開発者少女は最善な未来の夢を見る   作:タニコウ

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遅れました。

何故遅れたのかって?ちょっと、番外編でやりたいネタを考えてプロット組んでたら遅れました。あと腹痛かったっす。

番外編なので、内容はすっかすかです。



#番外1-3 ララの日常~昼編~

 

「やっと、終わったー!」

 

 私はぐいーっと身体を伸ばすことで、長時間椅子に座って固くなった筋肉を解す。パキパキと音を立てる背中にうんざりとしつつ視線を横へと向ける。

 

「お疲れ、ララ」

「うん、ホシノもお疲れさま。手伝ってくれてありがとね」

 

 横には、私と同じように身体を伸ばしているホシノがいた。今の時間は11時を回って二十分ほど経っていた。

 大体、二時間ちょいか。予定よりも大分早く終わったね。それにしても、書類が多すぎる!

 

 会社の決算報告書とか、アビドス自治区の財政調査書とか、アリウスにSRT関連の書類とかぜーんぶ私に回ってくるのっておかしくないかな!?

 確かに全部私が絡んでるけど、だからって私に全部押し付ければ良いってのは違うと思うんだ!大体、連邦生徒会長が失踪してからこんな書類仕事ばかり私のところへ来て、時間が経てば経つほど増えていくし、何ならシャーレの先生よりも抱える書類が多いとかどうなって――

 

 なんて、誰に言ってるかも分からない愚痴を脳内で展開していると、

「おっと……どうかしたの?ホシノ?」

 不意に横からグイッと引っ張られる感覚が私の上半身を襲う。まぁ、口に出ちゃった通り、下手人はホシノだからそのまま受け入れるんですけどね。

 

 ぽすっと音を立てて私の頭が柔らかい感触を捉える。ホシノのお膝ですねこれは。ほっそりとしつつもしっかりと柔らかさを感じ取れる素晴らしい太ももですね!端的に言って天国。これが本当のエデン条約……!

 やはり太もも!太ももは全てを解決してくれる!!

 

「別に?ララが疲れてるかと思って」

 

 そう言って柔らかい笑みを向けるホシノ。かわいい。とは言え、だ。

 

「別に私は疲れてないよ?」

 

 そう。幾ら数百枚の書類を二時間で終わらせたとは言え、私の体は全然問題ないのだ。だって、書類をチャチャっと流し見て、アカシアが操る私の筆跡でサインを書くロボットに突っ込むだけだし、ホシノの手伝ってくれたからね。よゆーよゆー。

 

「それでもだよ。ララはいつも私達の為って言って無理をする。だから、こうして疲れを抜いてあげないとダメ。って前にも言ったと思うんだけど?」

 

 私の言葉はホシノによって一蹴され、強烈なジト目を向けられた。私は足もソファーの上に投げ出して、ホシノのそんなジト目をしても可愛らしさが失われない顔を見つめる。あ、目逸らした。かわいい。

 まぁ、ホシノの言いたいことはよく分かる。私自身、エデン条約の時もだし、アリスが暴走した時もだし、色彩が来た時も、死にかけて何日も意識不明になってるからね。でも、書類仕事と戦闘での危うさは全くイコールにならないと思うのは間違ってないと思うんだよね。

 

 まぁ、でも、ホシノにここまで言われた以上はしっかりと休息を取りますか!

 

 そう、これはホシノの好意を無碍にしないためにやむを得ないのだ!決して、私がホシノとイチャイチャしたい訳では断じてない!……………………本当だからね!!

 と、言う訳で――

 

「すぅぅぅううううっ」

「ひゃぅっ!ちょ、ちょっと、ら、ララ!?な、何して――「すぅぅぅううううっ」ひゃん!」

 

 私はホシノの腰に腕を回して、お腹に顔を埋めて大きく息を吸う。それと同時に顔をぐりぐりと押し付けるとホシノは可愛らしい悲鳴を上げる。そう言えば、ホシノってこれ弱いんだっけ?

 そこまで考えてしまうと、遂に私の内に秘められた嗜虐心がニョキニョキと顔を出してくる。ヤバい、テンション高マルフォイ。

 

【ホシノにイジワルする?】

 

 はい◀️

 YES

 当然

 当たり前だ

 もちのロンさ!

 

 あれ?さっきからハリポタ成分多くない?しかも、実質選択肢一つしかないじゃん。気のせい?……気のせいか……。取り敢えず選択肢はYESだ!

 

 もちのロンさ!◀️

 

 な、なんでそうなるの?ま、まぁ、見た目はともかく内容は望み通りだから別に良いんだけどね?

 と、とにかく!気を取り直してホシノにちょっかい掛けよっと。

 

「きゃっ!ちょ、本当に何してるの!?ララ!!」

「んー?」

 

 私はホシノの背骨に指をツーッとなぞらせながら上へ下へと繰り返す。ホシノは擽ったいのか身を捩りながら止めるように言ってくる。かわいい。が、私がその程度で止まるとでも?私の手は背骨をなぞって、そのままホシノのお尻へ――

 

「やめてって、言ってるでしょ!」

「いひゃい、いひゃい、ごえんごえん」

 

 遂に我慢の限界に達したホシノは、顔を赤くして私の両頬をむんずと掴んでぐわんぐわんと引っ張る。痛い痛い。まぁ、怒っても私のことを離れさせようとはしないんだけどね。

 とと、これ以上やると本当にキレそうだね。まだホシノの太ももの上でのんびりしていたいし、これ以上は抱き付くだけにしとこっと。はぁ、やっぱいい匂いするし、凄い落ち着く。

 

「いやー、やっぱこういう時間っていいよね?」

「そう?……まぁ、私もララと一緒にいる時間は好きだけど」

 

 嬉しいことを言ってくれるねー、ホシノは。まぁ、全く同じことを私も思ってるんですけどね?やっぱ、人の輪が大きくなっても、ホシノとユメ先輩は何処か特別視しちゃうんだよねー。そりゃ、一番助けて助けられてを繰り返してる訳だからそうなるか。

 それにしても、もう少しで三年が経つのか……。早かったなー。もうすぐで――

 

「『卒業』、か……。ねぇ、ホシノ?」

「どうしたの?」

 

 私がホシノのお腹から顔を離してホシノに声を掛けると、ホシノは小首を傾げて私の方へ視線を落とす。かわよ。こほん、また逸れかけましたね。ごめんなさい。

 私は、ホシノに目を合わせる為にもぞもぞと動いて、天井の方を向きホシノと視線を交じ合わせ、口を開く。今までの感謝と、溢れんばかりの好意を込めて――

 

「今までありがとね。これからもよろしく!」

 

 然も当然かのように私はホシノに言う。だって、それが当たり前だと言う共通認識があるから。私とホシノは互いに一番の親友であると思っているから。だからこそ、返答もまた決まっている。

 ホシノはふっと軽く笑みを溢してから、私の頭に手を乗せて髪に指を入れて梳かすようにゆっくりと動かしながら口を開いた。

 

「勿論。こちらこそよろしくね?ララ」

 

 天使の微笑みだ……!破壊力エグぅっ!!かわいすぎる!!うへへぇ、このままずっとこうしてたいですなぁ…………って、ん?

 

 ――ウィィィン

 

「あ、書類、また増えたね?さ、休憩は終わりだよ、ララ」

 

 な、なん、だと……。

 

 私は、ゆっくりと立ち上がりコピー機から無限に湧いてるのでは?と、思うほどに稼働しているのを見ながら一枚の書類を手に取る。送り主は…………連邦生徒会、ね。

 ちょーっと、あそこの人達とお話する必要がある気がするんだけど?恩知らずにも程があるよね?ふざけてるのかな?

 

「あー……その、ララ?書類終わったらまたやってあげるからさ。もう少しだけがんばろ?」

 

 はい、頑張ります。もう、元気上昇。やる気も上々。経営している企業も上場。今の私に掛かればこんなのフォフォイのフォイさ!

 

「うおぉぉぉぉぉ!!」

 

 ヤルキマン・マングローブな私は一枚三秒のペースで書類を片付け、ホシノの膝枕を堪能するのだった。そして、時は経ち夕方となる。

 

「じゃ、いってきまーす」

「いってらっしゃい、ララ。気を付けて」

 

 私はホシノに手を振って転移装置を起動させてミレニアムのゲーム開発部の部室へと跳んだ。え?何しに行くのかって?ユズとゲームするからに決まってるでしょ!

 

 そんなことよりもさ…………ハリポタ成分やっぱ多いよね!?





Q「何でハリポタミーム使ったの?」
A「YouTubeで音楽流しながら書いてたら、いきなり音割れポッターが流れたからノリで書いた。後悔はしていない」

アンケートどん。ハロウィンアンケート三回目。今回はユメ先輩の仮装です。仮装についての意見箱もまだ募集中です。

意見箱

https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=303471&uid=420333

次回は日曜日か月曜日。

ユメ先輩の仮装、何がいい?

  • 雪女
  • ナース
  • 幽霊(人魂付き)
  • ハーピー
  • 死神
  • 吸血鬼
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