俺の隣人が悪の首領達ってどういう事なんだよ   作:塩焼きそば啜郎

10 / 35
ウルフシグマを完成させて投稿です


住人を人質に取ろうとするシャドルー総帥とそれをもてなすレプリロイド

「フン、シャドルー総帥も堕ちたものだな」

「くっ……何も言い返せん!!」

「これで言い返してたら俺ブチ切れてましたよ」

 

縛り上げられている俺の前で睨み合うのは、ベガさんとシグマさん。一体いつ開放されるのか……

 

「しかし、彼を巻き込む訳にはいかんな」

 

シグマさんが合図すると、どこからともなくアームが伸びて来て俺の体を掴んだ。そのまま俺を上まで持っていく。

 

「あの、いっその事返してくれませんかね」

「まぁ見てろ。すぐに終わらせる」

「ほざきおって……」

 

まぁ二人が戦ってる所を見るのも悪くは無いが……

 

「では始めるとするか……私の基地に穴を開けた事、自室で後悔するがいい!」

「後悔するのは貴様だッ!」

 

シグマさんがマントを脱ぎ捨て、ビームサーベルを装備する。身長高いけど意外と細身なんだな。やはりロボットと言った所か、地面を滑るようにしてベガさんに急接近。サーベルを横薙ぎする。対してベガさんはサイコパワーを纏ったミドルキックで迎え撃った。激突と同時に火花が舞い、その衝撃が二人の距離を離す。

 

「流石はサイコパワーと言った所か……ビームサーベルをも弾くとは」

「そんな玩具でこのベガを倒せる訳が無かろう」

 

シグマさんは再び距離を詰めて行く。ビームサーベルを振りかざすもやはりサイコパワーに阻まれた。それからも二人の応酬は続き、中々決定打が入らない状態になる。

 

「フン!」

「甘いわ……!?」

 

だが、呆気なくその応酬は終わった。シグマさんがサーベルで上段を攻撃すると見せかけて、当たる寸前に刃を消したのだ。ベガさんの胴体はがら空きだったので、当然鋭い前蹴りが入る。その一発で彼は壁際まで追い詰められた。

 

「喰らえ!」

「小癪な!」

 

動きが止まったベガさんに向けてシグマさんの額から無数の光弾が放たれた。それに対抗してサイコショットを連発するベガさん。火力はサイコショットが上だが、連射性能と速度はシグマさんの方が圧倒的に上。徐々に光弾の弾幕がベガさんを追い込んでいく。

シグマさんはより一層密度の高い弾幕を形成すると、一気にベガさんへと突撃していった。ベガさんはサイコショットを撃ったばかりなので、まだ硬直中だ。

 

「くッ……」

「フフフ……惜しかったな。後少し速ければ、その貧者なアーマーごと両断出来たが……」

「貴様如きに斬られる筈が無いだろう!」

 

ベガさんはワープで間一髪危機を逃れた。彼がいた所には、サーベルで付けられた焼け跡がくっきりと残っている。あれ?てか……

 

「なんか命のやり取りに発展してません!?」

「「これが日常茶飯事ッ!!」」

「んんん〜っ中々にバイオレンスッ!」

「しかし、そんなに離れていては攻撃が出来んぞ?」

 

シグマさんは再び光弾を連射。だがその瞬間、ベガさんが飛び上がった。低い軌道で宙を進み、頭を踏みつける。

 

「ここからが本番よ!」

 

シグマさんを踏みつけた反動で真上にジャンプ。空中で一回転し、サイコパワーを纏った両手で突っ込んで来た。

 

「サマーソルトスカルダイバーッ!!」

「フンッ!」

 

シグマさんはサーベルを両手でかまえて防御する。しかしベガさんの体重を乗せた攻撃は予想以上に重かったらしく、サーベルは彼の手を離れて飛んでいった。これを見て、ベガさんは素早く着地。

 

「これで終わりだ!ダブルニー……」

 

ガシッ!

 

「そんなに遠くから突っ込んでくるなら、掴むに決まっておろう」

 

ベガさんの全身に光弾が撃ち込まれる。

 

「ちょっ、痛、痛い痛いからやめ、貴様このベガにぶるあああぁあぁぁぁぁぁぁああ!!!(大破)」

「良かったのになー……」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。