ガンダムSEEDーカズイ奮闘物語ー   作:SS好きのヨーソロー

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皆様本当に申し訳ございません。
砂漠以降の勢力図の認識が難しくずっと放置していたのですがリアルの親友に「そろそろ更新しなさい」とお叱りの言葉をいただきなんとか作り上げました!!
ちょっと今後無茶苦茶な展開になるかもですが、それでもよければ!!


今回もカズイ・バスカークの活躍ご覧ください!!!!!!


PHASE 22 理想と現実、砂漠の激戦

 

 

 

 

 

 

 

暖かな安らぎと共に、束の間の休息を得ていた俺達は実機シミュレーションを使ってスコアを測定していた。

 

今回の測定は制空戦闘機FX-550スカイグラスパーのシミュレーションだった。

それぞれシミュレーションをしてザフト製MSとの戦闘をイメージした仮想空間での戦闘を行なっている。

ヘリオポリス組はほぼ遊びのような感じでこのシミュレーションを触らせてもらっている、という感じだ。

 

それにしても、皆操縦技術が高い。

あまり偉そうなことを言える立場でもないが、それでも操縦技術が高いと思ってしまうのは仕方のないことだと思う。

と言うのも、特に目を見張るのは二名。

トール・ケーニヒとカガリ・ユラ・アスハ。

この2人の飲み込みの速さは目を見張るものがある。

トールは要領の良さから早々とスカイグラスパーの操作に慣れていた。

同じくカガリちゃんは状況判断が得意なのだろうか。同じ場面に陥った時、ダメージを受けずに対応することを可能としている。

 

トールが2号機目のスカイグラスパーに乗り込むのもわかるし、MS、MAと乗ることのできるカガリちゃんが援護する絵面も容易に想像できるところが恐ろしい所だろう。

まあ、実際にトールがスカイグラフパーに乗ってアスランの駆るイージスに撃墜される絵面は、何ともまあ言葉にはできなかった。

あれ、確かゆっくり再生するとトールが苦しんでる顔が見えるとかどうとか言われていたよな。

見た時に悍ましく思ったし何と言うか心が痛かったよ、普通に。

あんなことを、引き起こさないためにも。

俺にできることをして見せないとな・・・・・・。

 

しかし、本当に2人の技術はすごい。

「すごいな、トールにカガリちゃん。高スコアじゃないか」

「へへ、そーだろそーだろ」

「ふん、まあ当然だな!」

 

「あぁ、トールはマニュアル通りに的確に飛んでいくし途中の回避がかなりスレッスレのギリ回避で被弾してないし、射撃も的確だな。

 

カガリちゃんは思い切りがいいから射撃の間隔も狭いし、撃墜数が多いよな。

ただ、突っ込みがちなところがあるよなぁ」

「う、うるさいなー・・・・・・悪かったな」

「いや、悪い悪くないじゃなくてもしかしたら君、MSの方が適応あるんじゃないかと思ってさ。

 

キラー!OS調整できるか?ちょっと試してみたいことがあって・・・」

「OK、MSだよね。カズイの105ダガーでいいかな?」

「あぁ、ちょっと追加頼む!」

 

と言うことでキラ協力のもとMS追加。

カガリちゃんは俺が普段乗っている105ダガーの性能でシミュレーションをして見せた。

 

「・・・やっぱり、みた通りだ。すごいな君」

「お、おぉ・・・あんまり実感はないけどな。す、すごいか?」

「あぁ、すごいとも。射撃も的確だったし、サーベルの使い方も速いし、俺も勉強になる」

そう微笑みかけると、相手も嬉しそうにはにかむ。

全く、顔に出てわかりやすい子だ。

 

「あ、そうだ!お前もやってみろよシミュレーション。スカイグラスパーのシミュレーションはしておいていいんじゃないか?」

トールの発言にふむ、と思案する。

そういえば確かにスカイグラスパーを実戦で使ってはいない。

 

一応習熟のために軽く操作だけはさせてもらったが実戦は何もしちゃいない。

それに、懸念するならばやはり海上戦。海上MSなんかになると戦闘機の必然性も高まるだろう。

「・・・・・・確かに、乗っておいて不足はないな。

俺もやってみようかな」

というわけで俺もスカイグラスパーに搭乗。実際にシミュレーションを開始する。

 

機体の感覚、動く時の感じを覚える。

そして撃墜は早くも15秒

「えっ!?15秒!?」

カガリちゃんが驚くが無視してもう一度。

今度は攻撃確認、そしてそのあと機体と機体が接触して撃墜。

「き、キラ・・・彼」

「カガリ、みていて。多分これでもう十分だよ」

 

「・・・・・・・・・さて、やってみようか」

そう呟き、レバーを押し倒す。一気に加速して機体に接近。

接触するか否か。素早く機体を捻り回避する。

「そこッ!!」

それと同時に上部に設置されている砲塔式のキャノン砲をすぐさま回転と同時に射撃。ビームで素早く撃破。

それと同時に機体を急加速。左右に捻り高速飛行しながら翼部につけているウェポンベイを発射。ジンや戦闘機、バクゥを的確に撃ち抜いていく。

 

「そぉらっ!!足がないと落ちるだろ!!」

 

先端に接続されてる左右の板をグゥルに当ててジンが落下するのを目に機関砲を的確に撃ち込み地面をギリギリに飛行してMSの攻撃を避けていく。

地面を飛行していると、もちろんミサイル同士の誘爆もある。

それを目眩しにビーム砲を連射し何度か爆撃したところでシミュレーションは終わった。

 

「ざっとこんなもんかな。良いなこいつ、ビーム兵器が付いてるのは使いやすい。

けどウェポンベイ、これは中身を色々確認したほうがいいか・・・・・・・・・ってどうした?」

後ろをみると、カガリちゃんがわなわなとした様子だった。はて、どうしたのだろうか。

 

「な、なんだよあの動きぃぃぃぃぃ!?!?

い、意味がわからないぞ!!

な、なんだよあの回避!当たってただろあれ!?

ミサイルの使い方も出し、わけわかんないなお前!?」

そう驚く様子のカガリちゃんにふむ、と首をかしげる。

 

「そ、そうか?俺はシミュレーションで出来ることをまあやってみた感じなんだけども・・・・・・。

ほら、そもそもメビウス・ゼロでシミュレーションした時からこんな感じだし・・・って、メビウス・ゼロのシミュレーションはあれか、宇宙だから君いないか」

「いや待てちょっと待てお前!!いったいどういう動きをしてたんだよ!?」

 

「え、別にそこまでおかしな動きはしてないと思うけど・・・」

「あぁ、その時のシミュレーションなら映像残ってるよ、スコア保存で」

そう言いキラが見せたのは俺がシミュレーションで他GAT-Xシリーズと対峙した時のやつだった。

 

あれは本当に地獄だった。元の機体差もあるしパイロットたちの腕がいいからデータを何倍か上方に盛りながらやったやつだった

 

「あぁ懐かしいなこれ。今思えばなかなかに悪手だったよなぁ、ここん回避とかもう少しやりようあったもんなぁ・・・」

過去の見返しは必要だが、こう昔を見せられると恥ずかしいもんである。

やっぱりキラの操縦スキルには到底及ばないよなぁ・・・。

 

 

「・・・・・・カズイくんは一体何者なんだ??こ、こういう言い方をしてはいけないとは思うけど本当にナチュラルなのか?」

「・・・だよね、僕もいまだにちょっと違和感」

 

カガリちゃんはあんぐりしていた。おい待て失礼な、俺はれっきとしたナチュラルだ

「おうとも。宇宙で連合軍に身体検査されたけどれっきとしたナチュラルだぜ」

なんてことを呑気に話していると、アークエンジェル艦内に緊急信号が来る。

『総員第一種戦闘配備。繰り返す、総員第一種戦闘配備

カズイ・バスカーク、キラ・ヤマト各少尉は至急MSに、ムウ・ラ・フラガ少佐は至急MAに!』

 

「・・・おいおい、このタイミングってことは・・・!!」

「ま、まさか・・バルトフェルドさん!?」

「あの人は敵だからな・・・・・・致し方がない。行くぞキラッ!」

「う、うん・・・・・・!!」

 

とりあえず行かねば話にならない。すぐに格納庫から105ダガーに搭乗する

 

「おい坊主ども!ストライカーパックはどうする!!」

「「エールストライカーを!!」」

 

やはり砂漠では機動力が全てだ。

 

「あとマードック曹長!ソードのパンツァーアイゼンだけを取り付けることはできますか!?」

「お、おう!!できるが!?」

「お願いします!!可能であれば少し試してみたいことがあります!!」

「わかった、すぐに用意しよう!!」

 

「カズイ、どうするの?」

「あぁ・・・エールの推進力は最高だが、どうしてもエネルギーを使ってしまうからな。とあるゲームで砂漠を器用に移動する方法があったんだよ。それをできないか試してみたくてな。」

 

というわけで緊急発進。敵はやはりアンドリュー・バルトフェルド率いるレセップスからでたバクゥ隊だ。

 

「・・・よし、やってみるか・・・っ!!」

機体をまず砂漠の上で走らせる。

これはできるだけエールのスラスターを使いたくないから。

そうすれば必然バクゥは加速しこちらを狙ってくる。

と同時にヘリもこちらへと向かってきている。

 

「ここッ!!」

そういうと、おれは徐にヘリにパンツァーアイゼンを突き立てる。

 

ワイヤーが突き刺さった状態。そのまま一気に加速し、絵面はまるでターザンなどをしているようなもの。空中をエール無使用で揺れ動きながら足元の機関銃を撃つ。

空中からではこの機関銃も効果があり、被弾もしくは砂の煙幕に巻き込まれこちらへの捕捉が難しくなる。

 

「いやっふぅ!こうじゃなきゃな!!」

「本当に無茶苦茶な戦い方だね!?」

「命懸けなんでな!!・・・ちぃっ!!アークエンジェルの方が・・・!!」

よくよくみると、6時の方。別艦がいたらしくアークエンジェルが砲撃を喰らっている。

 

「っ・・・隊長機!!バルトフェルドさんか!!」

キラの方はオレンジ色の機体、ラゴォの相手が忙しそうだ。

 

「キラッ!!頼むぞ、俺はアークエンジェルの方に行く!!

 

そこをどけぇ!!」

パンツァーアイゼンを振り回す。掴んだヘリはハンマーのように加速する鉄塊になってバクゥを殴り捨てて。

「そしてぇっ!!頼むぞタクシー!!」

ヘリを捨てると同時にバクゥを掴むとそのまま砂漠を滑走する。

「おらよっと!!」

そのまま構えていたシールドを砂漠につけるとスケートボードみたいに砂上を綺麗に滑る。

 

「なぁっ!?つ、掴まれた!!」

敵のバクゥはアークエンジェルに向かいつつ掴まれたことに困惑しているようだ。

砲身をこちらに向けようとするが・・・

「お前はそのまま進めってな!!」

すぐさまイーゲルシュテルンで砲身撃破。割れた砲身を掴むと同時に砂を思い切り蹴り上げると空中でシールドを腕に付け替え、手に持った残骸を高速でバクゥに投げつけ頭部に突き刺す。

空中でスラスターを噴き高速で移動しつつ、GAU8M2 52mm機関砲ポッドを撃ちつける。

 

アークエンジェルは途中基地に引っかかり動けなくなっているようで、スカイグラスパー二号機が援護に出ていた。

 

二号機!?まさかっ!!

「二号機のパイロットはカガリちゃんか!?何をしている!!」

『ごめん、カズイくんッ!!

でも、それでも!!君たちを放って置けなかった!!』

「こんの・・・まあいい!!落ちるなよ!!」

腕前はやはり上手だ。パンツァーアイゼンを使いつつ上手くシュベルトゲベールを活用している。

 

スカイグラスパーを狙おうとしているミサイルはこちらのイーゲルシュテルンで相殺。

 

「カガリちゃん!!援護する!!一旦敵を引きつけてくれ!!

 

フラガ少佐!!あの敵艦デュエルとバスターがいます!!あいつらを砂上に落としてください!!」

「砂上に!?」

「はい!!最初のキラが砂に足を取られて戸惑ってましたが多分あいつらも事情は同じはずです!!」

「そんなもんすぐに書き換えられるんじゃないのか・・・??」

「そうされてもあいつらの装備は砲撃戦仕様です!そこを俺が叩く!!」

「まあいい!!やってみるさ!!落ちるなよ嬢ちゃん!!」

「あぁ!!私もまだ死にたくないからな!!」

 

ということでカガリちゃんが戦場をかけつつアグニで敵艦に砲撃を決めるフラガ少佐のスカイグラスパー。

 

デュエル、バスターはやはりヘンリー・カーター級から地面に落とされ足場に戸惑っていた。

 

それと同時に俺も砂を起こし彼らの視界を奪う。

 

 

「カガリちゃん!!離脱!!それとシュベルトゲベール落とせ!!俺が使う!!」

ミサイルに掠った二号機。

不時着する前に彼女の落としたシュベルトゲベールを受け取りデュエル、バスターに向かう。

「ちぃっ!?この砂場!!」

「おいなんだよ!このビームの減衰率は!!」

 

「うおおおおおおおおっ!!!!デュエル、バスターッ!!

その武器よこせえええええええッ!!!!」

スラスターを限界まで噴き、まずは横にそれつつシュベルトゲベールでアサルトシュラウドのレールガン部分を丸ごと抉る。

「っ・・・貴様!!!」

デュエルのイーゲルシュテルンをシールドで防ぎつつ、左腕のポッドを装甲ごと蹴り飛ばしてパージさせるとバスターの砲撃を滑り込みながら回避しつつ二つの武器に狙いつけ、一本はシュベルトゲベール投げつけ。もう一本は腰のサーベルで切り落とす。

 

「うわっ!!連合のMS!!」

「おりゃあっ!!!」

背後から思いっきりミサイルポッドごと腕を斬ると思いっきり機体を戦艦に向けて蹴り飛ばす。

 

アラートがなったので素早く浮上するとデュエルのビームライフルが背後を通り過ぎる。

そのまま基地にあたれば爆発音とともに瓦礫が消え、アークエンジェルは浮上。

そのまま戦艦を破壊してみせた。

 

 

その戦艦は、後退するために動き始め、デュエルとバスターは互いを握って戦艦に飛び移る。

 

「・・・やめておこう、流石にフェイズシフト装甲相手に深追いは危ないな」

さっきから小さな攻撃が積もってこちらもエネルギー残量が心許ない。

深追いはせずに限る、ということだろう。

 

アークエンジェルから帰投命令が降る。

 

キラの通信の声がかなり暗く、啜り泣いた声だということで俺はキラが原作同様奮戦したのだと察したのだった。

 

 

 

 

「・・・よかった、2人とも生きてますね」

残骸の下、2人を乗せたカプセルに俺の機体の機関銃が向けられている。

 

 

「こちら、カズイ・バスカーク。アンドリュー・バルトフェルドさん。アイシャ・スーさん。

降伏してください」

 

俺は覚悟を持って、2人に声をかけた。

 

 

 

 

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