ネタメモのまとめ   作:星茸

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ゲーム版の牧師さんネタ。
未プレイ実況視聴民の幻覚なので変なとこがあってもゆるして

▽雑あらすじ
ワイリー城の防衛装置を止めるためプラグインした熱斗&ロックマン。
妨害システムを潜り抜けた先でアネッタ&プラントマンとヒノケン&フレイムマンが立ち塞がる。
2vs1の状況の中、突如その電脳に現れたのは……


牧師ハッカーif
牧ハif 1


 

シュン、とエフェクトを散らしながら現れたその姿に、ロックマンと熱斗は目を見開いた。

 

「や……八神さん!?」

 

『なんでここに、っていうかなんで電脳の中に!?』

 

「はは、あちらさん方と同じですよ。……パルストランスミッションで接続し、光くんのPETの接続履歴から電脳座標を検出してセレストのバックドアでちょちょっと……」

 

「『ちょちょっと、で済む問題じゃないよ!?』」

 

息ぴったりに叫ぶふたりに笑い、おもむろにフレイムマン……その“中身”へと視線を向ける。

 

「……こうやって顔合わせるのは“あの時”以来か。まさかここまでやるとはな……俺にあいつらを預けてきたのもそれが理由かよ、火野」

 

「ケッ、さあな。オレはただ、このクソつまんねぇ世界で燃え上がれる場所を探してただけだぜ」

 

「……そうか」

 

ふー、と息を吐いて、ロックマンの横へ並ぶ。

……2vs2の構図になり、ちり、と空気が張りつめた。

 

「って、八神さん! 生身でどうやって戦うつもり!?」

 

「大丈夫、ちゃんと手段はありますから」

 

「え、もしかしてセレストとフルシンクロするとか……? で、でもセレストは戦闘向きじゃないって……」

 

「そもそもセレストはバックドアの接続維持で手一杯なのでここには来れませんね。でも、ちゃんと“代わり”を連れてきたので」

 

かつり、と床パネルを踏み鳴らし一歩前へ。

フレイムマンの前へと立ち、ゆっくりと息を吐き出す。

 

「──フルシンクロ」

 

キン、と甲高い音と共に、光に包まれた八神へひとつの影が重なった。

それが収まった時、そこに立っていたものに、ロックマンたちだけでなく火野もまた息を呑む。

 

……赤と銀の、人型を模した人外の姿。

ガストーチを模した頭部に灯った炎がぶわりと揺れた。

 

「………ファイアマン」

 

ぽつり、と零れた言葉は、いったい誰のものだったか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──時は遡り。

Dr.ワイリーの拠点が判明し、集う少年たちがそこへ乗り込まんと船に揺られている頃。

 

教会地下の一室、パルストランスミッション用の機材に囲まれたそこで、八神は静かにPETへと語りかける。

 

……科学省での一件で酷い火傷を負ったその身は、未だ包帯に覆われ痛々しさは拭えない。

それでも、これを成すのは“彼”でなければならない。そのためなら、八神は自身の身など惜しくはなかった。

 

『………なんで、オレなんだ』

 

「……お前は、あいつの傍で、あいつの“歪み”を見てきたんだろう。その歪みが、あいつを蝕んでいくところを、ずっと」

 

カチリ、と座席のホルダーにPETを接続し、自身はその座面に深く腰掛ける。

背もたれに身を預け、安定した体勢を取りながら、視線だけはPETへと向けたまま。

 

「……ヒートマンは“清すぎる”。それを知らない炎じゃ、あいつには届かない。あいつのココロ(ソウル)に最も近く、そこに触れることができるのはお前だけだ。……力を、貸してくれ。ファイアマン」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ごう、と炎が滾る。

は、と一瞬呆けていた思考を引き戻し、同じ炎で相殺する。

 

「オラオラどうしたァ!? その程度の炎でオレが! オレの魂が! 燃えるわけねェだろうが!!!」

 

「ッ……ヒノケン、様……」

 

微かな揺らぎ。迷いのある種火では、狂った業火には届かない。

 

「……ファイアマン」

 

擬似的に重ね合わせたココロを通して、八神が静かに語りかける。

 

「……お前は、どうしたいんだ。お前は、火野を……あの炎に、何をしてやりたい」

 

「……お、れは……オレは、あの方を……あの方の、(ソウル)に……火を」

 

「……なら、ココロを決めろ。お前の炎が、あいつを導くんだと強く、強く信じて(ソウル)を燃やせ」

 

魂を、と繰り返し、フレイムマンを見上げる。

見下ろしてくる視線のその先にある、己が最も敬愛すべきモノ。

 

いびつに歪んだそのココロを焼き払って、あの方が、もう苦しむことのないように。

 

「……ぅ、ぉぉおおおああああッ!!!!!!」

 

燃やせ、燃やせ、データを、魂を、その命を!!!

 

逆巻く炎を前に、見えないはずのその顔が、酷く愉しそうに歪む。

 

 

 

──赤が、世界(電脳)を包み込んだ。

 

 

 




ここまでにあったこと
・3本編開始前にファイアマンとヒートマンを預け(押しつけ)られている。
・科学省発火事件の時光パパに変わりデータの回収を行って死にかけている。
・実はまだ退院許可降りてないけど病院抜け出してる。


ゲームでファイアマン、アニメでヒートマンを使う牧師さん。
これで支部にひのやがが増えたんですよね……(幻覚)

3までから4以降の変わり方、多分パルストランスミッション状態でフレイムマンごとデリートされた時に精神データ破損したのが修復された時に何やかんやして叩き直されちゃって~みたいな経緯があったと思うんですよ。個人の幻覚です。


ちなみにこんなことをした後で4ではファイアマンイベ(とバーナーマンイベ)で元気にヒノケンのケツを蹴り飛ばす牧師さんがいるんだと思うと……情緒よ……
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