第14話
さて、大連寺さんの起こした霊災テロの一件から4年ほど経過している。今年、陰陽塾東京校、呪術学科に乙骨憂太という少年が入学した。
特級過呪怨霊・折本リカ、かつては彼の幼馴染が怨霊となって取り憑き、彼を虐めた上級生数名に重傷を負わせたことにより本件は発覚、陰陽塾の預かりとなったわけだ。
この事件、当初は陰陽庁上層部(主に呪術師側)の独断と本人の意思により秘匿死刑が言い渡され、執行されたものの件の折本リカによりそれを塞がれてしまい結局は失敗に終わった。だが現状、折本リカの取り憑く彼の面倒を見れそうな人財となるとそんなにはいなかった。なんなら1番最適と思われる人材を4年ほど前に自ら葬ってしまったわけだからね。
ああ、なんていうことだろうか。大導寺め、なんで・・・・
本来の予定では私はこの時期には陰陽塾の講師として赴任している筈なのだが、そこには何故か、夏油がいる。なんでだ、なんで闇落ちして無いんだ。
まさか、大連寺がメロンパンに死体を・・・考えにくい。死体だって四年前の五条の領域内での虚式:茈により木っ端微塵に塵すら残さず消し去ったという話だったしな。
倉橋学長曰く、貴女が当塾で働く星の巡りはないんだそう。
そういえば、最近、うちの家の分家で預かっている子の中に私が知識として知っている子だった。
その子は生成りだった。そう、しかも鬼の生成り確か、考察掲示板とか原作でも少し触れられる程度だったが彼に取り憑いているのは酒呑童子。
そして大連寺が自らの体に卸したのも確か酒呑童子。
私、原作17巻まで読んでのはもう前々世と前世と今世合わせてすでに100年近く昔の話だからな。
全然、細かいストーリーはあまり覚えてないんだよね。かろうじて泰山夫君の話やコンや角行鬼がいることで登場人物を覚えたおり、尚且つ前世の記憶、夜行としての記憶を持っているからなのである。
いや、でもなんでこの世界で私という明確な夜光の転生体がいるのに土御コンと同じ魂を持つ夏目がう本家の養子に取られているのだろう。
ここは本当にレイヴンズの原作における事件はおきるのだろうか。
いや実際、この世界における上巳の大祓は起きた、原作でこれについて詳しく描写されたかどうか、今の私の記憶では定かでは無い。
どうやって阿刀冬児に酒呑童子が取り憑いたのかもわからない。私には何もかもわからない事だらけだ。
術式を持たない陰陽師サイドが来るべき両面宿儺とどれくらい渡り合えるのだろうか。渡り合えそうなのって、道満や平将門を卸した相馬多軌子にそれこそ烏羽織を持った夜光、呪捜部の天海さんの全盛期、宮地さん、大連寺鈴鹿とかもそこに入ってくるんだろうか。
わりかし行けそうではある?、いや攻撃必中の領域に連れ込まれた時点でどうにか出来るかは不安ではあるんだよな・・・・・
ていうか、私は今回の0の話には絶対に関われない。何故なら今日、日本を離れることになったんだよね。行き先はロンドンの時計塔・・・・・・はぁぁぁ!!!!、マジでか⁉︎、この世界、型月の概念混じってるの!!!!!やばいよ。まじで羂索、死滅回遊を色んな意味でぶっ壊しそうで怖えええよ。なんでこの四年間で世界中さがしまわって一切見つからないのもおかしいし。
とりあえずは今回の件は知ってる奴等から後日聞くしかないかな。私はここ数年で始め、すっかり中毒になってしまった煙草に火をつけるのだった。
レイヴンズ勢の学年(春虎、夏目、冬児、京子、鈴鹿は飛び級)
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秤と同じ3年組
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乙骨と同じ2年組
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鈴鹿のみ虎杖達と同じ1年