現在、私は呪術専攻学科の五条、夏油、星蔣体の天内理子、2人と合流した私達によって助け出された黒井さん、更に無理やり天元様に同行を認めさせた六人部先生と共に沖縄にやって来た。
「こんなのんびりしてていいのだろうか。」
「いや、悟と考えてのことさ。明日の飛行機に乗っている時に彼女の懸賞金が切れた方がいいからな。」
「まあ、彼等の言うことは最もだ。だが、夏油君、五条君には飛行機の中だけでも休むように伝えてくれ。せめて飛行機の中、空中は私と土御門でなんとかしよう。」
「わかりました。悟が素直に言うことを聞くかはわかりませんが伝えてみます。」
「ああ。その際は私も一緒に話そう。」
「・・・・お願いします。」
それから夏油と六人部先生の説得によりその日の夜と飛行機の間、五条悟を休ませることに成功したのだった。
夜はホテルに結界を張り、結界の起点に私の護法式達に守らせ、飛行機での移動中は北斗を出して飛行機の外を守らせていた。
「龍じゃ!、黒井みろ。龍じゃ。」
「ははは、あまり見ないだろう。北斗は土御門の切り札、現代において数少ない本物の龍だ。」
「まさか、龍って実在したんだ。呪霊に近い形のものはいるが」
「多分だけどそれ、元の土着の神が信仰を失って呪霊になったってパターンのものだと思うよ。龍っていう存在自体が規格外の生き物だからね。それを形どっているものが弱いなんてことはない筈だよ。」
「土御門、いくらお前とはいえあの龍を長時間維持するのは辛い筈だ。お前は龍の維持に専念してろ、警戒は私と夏油でしておく。夏油、警戒用の呪霊を放ってくれ。とりあえずはこちらは五条と土御門が切り札だ。いくらでも温存出来るうちは温存させておこう。」
先生のスワローウィップと夏油の呪霊が北斗にならぶ。
だがしかし、空の旅では何もおこることはなく、無事に東京に到着したのだった。
そして、それからタクシーで何時間かかけて、旧高専敷地内の薨星宮の地上部分の結界に到着した。
「ようやく結界内だ。」
「これで人安心じゃな。」
「・・・・ですね。」
「「・・・・・・・・」」
「悟、本当にお疲れ、土御門さんも」
「うん。夏油君もお疲れ様、まあ、五条もお疲れ様。まあ、でも色々と無茶しすぎ」
「うるせえよ。雑魚が俺に指図すんな。」
「ふん、私と先生が変わらなきゃ、今でもきついのがさらにキツくなってだと思うけどね。」
「んなことねえよ。1週間ぶっ続けで術式使ってたって俺は平気だぜ。」
「へぇ~そうかな。例えばマジで隠行が上手い人や呪力を全く持たない人間がこっそり近づけばあんがいあんたを殺せるかもね。」
「そんなわけねえだろ。まあ、お前の龍とでとんとんってとこじゃね・・・・「五条、危ない!」」
2人で話をしているのに気を取られていて気づくのが遅れたのか、五条の背中に刃物が向かって行くのを先生の言葉で気づいた。
六人部が五条を咄嗟に突き飛ばし肩に刀が刺さる。
「ありゃ?、ずいぶん感がいい奴がいるじゃないか?」
「私の生徒達を傷つけさせはしない。吹き飛ばせ。急急如律令!」
呪符で風を起こして襲撃者を吹き飛ばし、肩に刺さる剣を抜く。
「お前達早く天内君を薨星宮へ連れていけ。長くは持たん。」と抜いた剣を構える。
「先生、私も」
「いいから行け、五条、夏油、土御門、俺はお前達を守ると言う役目を死んでも果たす。だからお前達はお前たちの役目を果たせ!」
「へ、おしゃべりしてる場合かよ!」
と肩の呪霊から別の刀でこちらに向かってくる。
「やらせるか」とそれを剣で防ぐ。
「早くいけ!」
「行こう!、皆」
夏油の言葉で私たちは天内達を連れて地下へと急ぐのだった。
「呪力が全く感じられない。お前呪術殺しだな。名前は確か禪院甚爾」
「もう禪院じゃねえよ。婿に入ったんでな、今は伏黒だ。」
「そうか、では伏黒甚爾、何故、天内を狙う。」
「金のためさ。あいつを1人殺しゃ、3000万だからな。五条悟を倒すには限界まであいつを削ってあいつが鈍るまで待つ必要があった。実際にその時はきた。だがお前に防がれちまった。鈍ったかな。」
と六人部の持つ自分の剣を躊躇なく叩き折る。
「オン・ビシビシ・カラカラ・シバリ・ソワカ」
不動金縛りを放つが甚爾はそれを強引にはがし、相手を撹乱する為に縦横無尽に動き回る。
(天与呪縛か、呪力を全く持たない代わりのフィジカルギフテッド、動きが読みづらい。)
「ノウマク サラバタタギャテイビャク サラバボッケイビャクサラバタタラタ センダマカロシャダ ケンギャキギャキ
サラバビギナン ウンタラタ カンマン」
「不動明王の火界呪ねえ、あんた、中々の陰陽師だな。だけどよ。陰陽師だろうと弱点は変わらねえよ。印を結べねえよに手を切り飛ばせばいい」
と六人部と腕を片方飛ばした。
「札なんか使えねえようにしちまえばいい!」と六人部の呪符のあるホルスターをバッサリ切り刻み呪符が全てまっぷたつになり、
「術の詠唱なんかさせねえように喉を潰しちまえばいい。」の刀を喉に突き刺す。
「ぐはぁぁっ!」
六人部は吐血しながら自分の喉を突き刺した甚爾の腕を掴む
「てめぇ!」
「じ・・か、いし・・ろ。急急如律令」
その瞬間、甚爾と六人部を中心に大きな爆発が起こった、
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。よければ感想コメントやアンケートなどにご協力お願いします。