【悲報】呪術界終了のお知らせ【\(^o^)/オワタ】 作:団長之思
取り敢えずメロンパンの描写を投稿してみて反応を見たいです、はい。
注意書き
※この世界線ではインターネットの普及がかなり早く、電子掲示板がかなりスピーディーに出来上がったものと思ってください。
※五条悟の誕生年は1989年12月7日です、通常の世界線で電子掲示板があるわけがないです。
※この作品はフィクションです、二次創作です。訴えないでください。殺さないでください。
始まりは只の好奇心だった。
「電子掲示板? スレッド? 数多の呪術に関する
呪術全盛の平安から生き飽きる程の時間を過ごして来た私にとって、それは非常に興味深い試みだった。
だってそうだろう。呪術の歴史は古く、本来公にしてはならないという前提がある。その前提を踏み躙り、或いは凌駕し、歴史は浅いながらも存続を許されている。
呪術師の義務に関する覚書の第八条に【秘密】に関する規定があり、それは以下の通りになる。
この規定に基づけば、この
しかし悲しいかな、呪術の歴史が古いためかこういった新しい技術や文化は軽視される傾向にある。
よっぽど大きな問題にならない限りは、総監部もノータッチを決め込むだろう。
この
先ず一つ、この
「毎月50,000円掛かるのか、意外と高いな」
とはいえ、常日頃から命の遣り取りを同じ人間――もとい呪術師としている呪詛師の面々にとっては寧ろ安い値段だろう。
何せ秘密主義が横行し、初見殺しの術式も近代に渡って増えてきている。情報屋も相手によっては忖度もするし、御三家関連の情報に関しては言わずもがなだ。厳戒と言っていい程に情報が出回って来ない。
業界が人手不足である点と、徒党を組むと優先して排除対象にされる点からも、個人で呪詛や殺人の依頼をこなす傍らで事細かに情報収集までするとなると、とてもではないが手が足りない。
そんな問題をある程度は金で解決できるとなれば、この
「個人主義の極みともいえる呪詛師たちが
何処か他人事のように呟きながら、他の条件――もとい、規約に目を向ける。
携帯の画面には、禍々しくデフォルメされた三猿の姿が映っていた。見て分かる通りの、至極当然な縛りの条件が其処には在った。
同意した上で、且つ金銭を支払う事によって
「同意、っと。うおっ!?」
思わず驚きの声が上がる。同意が成されたと見るや否や、画面から飛び出した三猿が勢いよく懐に向けて突撃してくる。
常人ならあまりの不快感に叩き落としかねない所だが、どうやら実体がないらしく肉体を透過して周囲を飛び交っている。
やがて気が済んだのか、三猿は各々で手を振ったりお辞儀をしたりして画面の中へと戻っていった。
「かなり高レベルな式神だね、まさか最近の術師にこれほどの使い手がいたとは……!」
懐に仕舞った財布を取り出すと、中に収めていた紙幣の何枚かが消えている。
それはちょうど50,000円ほどで、即日現金支払で契約が為されるのかと若干引いた。
もし手持ちの金銭が心許なければどうなっていたやらと、半ば強制的に結ばされた縛りへの畏怖の念で気圧されてしまう。
それでも同意したのは自分なのだからと一定の納得はできるし、そもそも呪術師は嘘を吐いてなんぼの稼業だ。寧ろ此処まで自然に事を進ませられる遣り口に感心されられた。
それはそれとして、一種の詐欺じみた在り方に呆れの面もあるのだが、それは今は関係ない事なので置いておく。
「もしかしたら私の目当ての品――"獄門疆"の
自身の目標である呪力の最適化、そのための手段として謀略の限りを尽くしている。過去の術師たちの呪物化や嘗ての呪術御三家のうちの一つの私物化も、その一部でしかない。
1000年もの長い時間を只管に、面白そうな事を見つけては真摯に取り組んできた。今でいう愉快犯染みた思考と行動にはなっているが、自分の本質に嘘は吐けないし吐こうともしてない。
自分の見つけた面白そうな事が、本当に実行して面白いか。ちょくちょく魔が差して折角の見世物が台なしになってしまったりした事も、一度や二度じゃない。
そんな自分でも、勝てない時は決して勝てない相手と相対する事は経験則として知っていた。その一人が、六眼という特異体質を持つ五条家の末裔たちだ。
「流石に天元との同化当日に、いきなり発現するなんて参るよね」
1000年前に一度敗れてからは、一切の慢心も好奇心も捨てた。
500年前に失敗した試み――星漿体と六眼の持ち主を、生後一か月以内に殺して回った末に、同化当日にどちらも現れてしまい敗北した。
これ等を鑑みて、天元と星漿体と六眼は総て因果で繋がっていると確信した。
「呪霊操術持ちの肉体、魂魄を介しての肉体改造術式、両面宿儺の器となる人間……用意する物はまだ多い。そのためにも、先ずは六眼持ちへの対抗策が欲しい」
六眼を持つ術師対策、殺しても無駄ならば封印するしかない。
そのために必要な呪物も、その使用方法も知り尽くしている。問題は、その在り処だった。
日本中を虱潰しに探して来たが、なかなかどうして見つからない。呪術総監部への伝手を使って、表からの捜索も手を緩めていない。
それなのに見つからないという事は、もしかしたら天元の結界の外――海外にあるのではないかと予想している。
「世界広しといえど、特級呪物……何処かで噂になっていてもいい筈だ」
日本以外の国での呪霊の発生率は極端に低い、故に呪術師の質もたかが知れている。
しかし、だからこそというべきか、異質・異常な物への察知や排斥は日本の
三級や二級程度ならまだしも、特級となれば破壊不可能な物も多い。大なり小なり必ず話題には上がる。
問題があるとすれば、閉鎖的な呪術界隈では世界情勢まで手が届きづらい点だ。
切っ掛けさえあれば御の字、実物があれば尚好し。場合によっては殺してでも奪い取れば良い。
「どれどれ――うわぁ……!」
文字文字文字、どれをとっても文字ばかり。
一目で嘘と見抜ける内容もあれば、曰く付きの呪物に関しての精細な情報まで玉石混交。
場合によっては現物の写真や効能まで、様々な情報が現在進行形で飛び交っている。
物によっては高専や御三家の忌庫に入っていなければおかしい
何せ、情報の質や量が群を抜いて高い。
これを独占しようとしたり、排除しようと行動すれば間違いなく日本全土の呪詛師たちから命を狙われる。一切の容赦なく、死後の尊厳まで陵辱され尽くすだろう。
そんな自殺行為に奔ろうとする者など、特に長く呪術の世界に身を置いていれば選択肢にすら入らない。
「これはひょっとしたら、もしかするかもね……!!」
自分にとって有益な情報だけでなく、上手く掌握できれば裏から呪術界をより効率よく手玉に取る事も容易だろう。
近年急速に発展したインターネット技術にはまだ疎い所はあれど、人が管理している以上何処かしらに手掛かりはある。
伊達に1000年以上も権謀術数を張り巡らせて生き残って来た訳ではないのだから。
「って、ん……?」
画面を操作していると、ふと。
見覚えのある字面が脳に飛び込んできて、一瞬意識が飛んだ。
まだ碌に手掛かりすら見つけてないのに、早すぎるだろうという脳裏に浮かんだ激情に焦燥しながらも、取り急ぎ情報を少しでも多く得たいとスレッドを開く。
忌まわしい文字列が、認めたくない現実と共に其処にはあった。
【悲報】呪術御三家のうちの一角、五条家にて神童誕生【終わったわ】
Q.そりゃオマエ、作者が今最新話を投稿したって事は……どっちだ?(続くか否か)
A.どちらもありうる、そんだけだ(逃げの一手)
Q.毎月5万円のスレッドって高くね?
A.そうしないと事情を知らない非術師やら情報収集の窓やらに勘付かれるからね、しょうがないね。一般職に就いてる、呪いが見えるだけの一般人にとっては懐事情が余程よくないと厳しいし。
Q.羂索くんに管理人が目を付けられてますが?
A.そりゃこんな電脳掲示板サイト作ってれば目を付けられますわ、辿れるかって? それは今後次第ですね、はい。
Q.入会時の画面に表示された三猿について
A.実はあれも呪物の一種、詳しく描写されていないだけで入会者に呪いを掛けている。
この呪物がアクセスした者に一定数の呪力があるかを見定めており、なければどれだけ同意してもエラーが表示されてアクセスを拒む。
呪いとは言っても実質縛りの一種のような物で、破れば規則通り死を齎すだけ。
お金を徴収し、あれば問題なく帰る。なければ下記のような反応を示す。
間抜け「あれ、5万ないンゴwwwww ごめんちゃい♡」
不見猿「カーッ、ペッ」顔に向けて痰を飛ばす
不聞猿「貧乏人が、死ねよカス」足で携帯を蹴り砕く
不言猿「(無言で両手中指を立てる)」心底軽蔑の視線を向ける
Q.で、続きは何時?
A.反応次第、ない方に虎杖悠仁の魂と特級呪物・両面宿儺の指の最後の一本を賭けるぜ。
一発ネタの時は物珍しさから書いてくださった慈悲深い仏のような方々だっただけだろうしヘーキヘーキ。
※2023年10月27日誤字改正。画戯丸様、報告ありがとうございました。