東方混純録♦︎次元を超えた希望   作:秘幻

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血痕の無縁塚

舟幽霊「博麗神社から連絡あり!『我、敵地に乗り込む』繰り返す、『我、敵地に乗り込む』!」

 

 

 

命蓮寺に連絡が届く、連絡手段は陰陽玉の通信機で行われている。

 

 

 

聖「どうやら制空権をとって欲しいらしいですね、いいでしょう。戦いは嫌ですが『何かを守る』のに理由は要りません。全員戦闘配置!聖輦船の修理が完了次第博麗神社に行きます!!」

 

 

 

星「………?どうしたのナズ?」

 

 

 

ナズーリン「あ、いや、あの男もいるかなと思っただけです。」

 

 

 

星「………?」

 

 

 

▽△▽△▽△▽△▽△▽△○△▽△▽△▽△▽△▽△▽

 

 

 

兎「博麗神社から連絡!『我、敵地に乗り込む』です!」

 

 

 

てゐ「あ、残念だったね鈴仙。彼、戻って来なかったね〜。」

 

 

 

鈴仙「煩いわね、これは仕方ないでしょ。」

 

 

 

二人が話していると永琳が来る。

 

 

 

永琳「ほら二人共、準備しなさい。」

 

 

 

鈴仙・てゐ「「はーい。」」

 

 

 

輝夜(鈴仙の奴、彼にお熱なのね………。)

 

 

 

▽△▽△▽△▽△▽△○△▽△▽△▽△▽△▽

 

 

 

咲夜「お嬢様、博麗神社から連絡です。『我、敵地に乗り込む』です。」

 

 

 

レミリア「そう、ふふふ、ついに私達の力を見してやる時が来たわね。」

 

 

 

レミリアは微笑みながら言っていたが段々と不機嫌な顔になる。

 

 

 

咲夜「………?お嬢様?」

 

 

 

レミリアの変化に咲夜が気付く。

 

 

 

レミリア「何で私のナイトはいないのかしらね?」

 

 

 

咲夜「あぁ、彼ですか。」

 

 

 

実際あの後想鵐はなるなどと一言も言っていなかったがレミリアには関係なしの様だ。

 

 

 

レミリア「ま、いいわ。私のナイトは後で見つけるとして………紅魔館の全勢力を集めなさい!奴らに一泡吹かせてあげるわ!!」

 

 

 

▽△▽△▽△▽△▽△▽△○△▽△▽△▽△▽△▽△▽

 

 

 

紫「成る程、では、よろしく頼みますわね。」

 

 

 

博麗神社で紫は八人の戦士に向かい微笑んだ。

 

 

 

神人「お前は来ないのか。」

 

 

 

紫「えぇ、私は博麗大結界を維持する方に回るわ。」

 

 

 

影斗「ついに決戦ですね。」

 

 

 

智里「だな、派手に行こうぜ。」

 

 

 

凌「勿論だ!!前に立つものは排除だ!」

 

 

 

守「頼みますから俺らは巻き込まないで下さいね?」

 

 

 

凌「分かってるって。」

 

 

 

テュワナ「想鵐は私が守る。」

 

 

 

瀬良「やっと帰れるんスか。」

 

 

 

想鵐「………だな。」

 

 

 

博麗神社の境内にはそれぞれ、動きやすい様に少しだけ武装をした八人が揃う。

 

 

 

紫「これが終わったら貴方達を宴会にでも招待するわ。」

 

 

 

想鵐「それはありがたい。」

 

 

 

神人「酒だな。」

 

 

 

戦士達が話し合っていると空からゴゴゴゴゴゴと言う音と共に聖輦船が姿を現す。

 

 

 

凌「で………デカ………。」

 

 

 

影斗「あ、あの時の………。」

 

 

 

神人「へー、デカイなぁ。」

 

 

 

三人が空を見ていると守が声をかける。

 

 

 

守「空も凄いですけど陸も凄いですよ?」

 

 

 

凌「陸?」

 

 

 

三人が目の視線を下げるとそこには博麗神社に向かってくる大部隊があった。主に兎や妖精、妖精メイドである。

 

 

 

想鵐「紅魔館に永遠亭の連合軍?仲が悪かったんじゃ………。」

 

 

 

瀬良「何かを守る、その力はそれ程凄いんスよアニキ!」

 

 

 

想鵐「何かを守る………か。」

 

 

 

智里「………。」

 

 

 

こうして命蓮・紅魔・永遠連合軍が博麗神社に集結した。

 

 

 

鈴仙「………!ここにいたの神人?」

 

 

 

神人「お、鈴仙か。」

 

 

 

鈴仙「あの後顔を出してくれてもいいじゃない。」

 

 

 

神人「こっちも色々とあったんだよ。」

 

 

 

早苗「私も巫女です!戦います!」

 

 

 

凌「いや無理しない方がいい。」

 

 

 

早苗「無理じゃありません!行けます!」

 

 

 

凌「お前さりげなく頑固だな………。」

 

 

 

ナズーリン「あ、あんたここにいたのね。」

 

 

 

影斗「あ、ども。」

 

 

 

ナズーリン「それと………この前はありがとね。」

 

 

 

影斗「ん?あぁ、あれ気にしないで下さい。大丈夫ですよ。」

 

 

 

レミリア「やっと見つけたわよ私のナイト。」

 

 

 

想鵐「いや結局僕ナイトになってんの?」

 

 

 

咲夜「………お嬢様にそういうのは効かないわ。」

 

 

 

想鵐「………だな。」

 

 

 

瀬良「………ん、美鈴さんも来てたんスか?」

 

 

 

美鈴「はい、来ちゃいました!」

 

 

 

瀬良「………来ちゃいました?」

 

 

 

美鈴「へ!?あ、いや、それはえーと………あ、あははは。」(言えない、本当の事言えない。)

 

 

 

智里「この武装所々しか隠せないんだな。」

 

 

 

守「まぁいいじゃないですか、魔法とかで強化されてるっぽいですよ?」

 

 

 

藍「魔法ではありませんがそれはきっと二人を守ってくれる筈です。」

 

 

 

智里「それはありがたいな。」

 

 

 

守「ですね!」

 

 

 

こうして敵討伐軍が集結した。中には魔理沙の姿もあった。

 

 

 

魔理沙「いよいよだな!!私のマスパで吹き飛ばしてやるぜ!」

 

 

 

霊夢「だるいけど行かなきゃよね。」

 

 

 

紫「はいはい、説明するわよ!!」

 

 

 

紫の声で集まった全員が紫の方を向く。

 

 

 

紫「みんな知っての通り、これより敵の陣営に殴り込みに行くわ。幻想郷は確かに全てを受け入れます、それがどれほど残酷なものでも………。それは変わらない。だけどその後は変えることは出来るわ。私達が変えるのよ、この戦いの行く末を!!」

 

 

 

軍勢「「「「「「「おおおおおおおおおおおお!!!」」」」」」」

 

 

 

紫の演説の後、全員が腕を上げたり銃を上げたりとそれぞれの仕方で士気を上げた。これには男性陣も驚くしかなかった。

 

 

 

紫「全軍出撃!!狙うは敵の拠点『無縁塚』よ!!」

 

 

 

紫の声と共に全員が動き出す。命蓮寺軍は空から、紅魔・永遠連合軍は陸から無縁塚へと進軍を始めた。しばらくすると無縁塚が一望出来そうな丘に全軍集まった。妖精達が空を飛ばないのは聖輦船への対空砲火を少しでも減らす為だ。それに陸の方が攻めやすいのを長い戦いの中学んだからだ。

 

 

 

智里「成る程、これは凄いな。」

 

 

 

智里が無縁塚を見ながら声を上げる。無縁塚は外の世界の工場のような感じの陣営が建てられ、その周りは機械の兵士が物凄い数で防衛をしていた。中にはマザーなどの姿も見える。

 

 

 

藍「作戦はさっきも言っての通りです。我々は外で戦いますから智里さん達は中に侵入、奴らの親玉と呼ばれる者の破壊をよろしくお願いします。それでは。」

 

 

 

藍はそう言うと軍に「全軍!進めぇ!!」と言い軍団と共に飛んで行った。

 

 

 

神人「だそうだ。聞こえてたな?」

 

 

 

神人は自分のそばに浮いている陰陽玉に話しかけると中から声が聞こえる。

 

 

 

守『了解です!』

 

 

 

影斗『問題なしです!』

 

 

 

二人は陸からで無く、空からになっていた。聖輦船も動き始めていたので陸の六人も動き出す。

 

 

 

神人「行くぞ!!」

 

 

 

一同「「「「「了解!」」」」」

 

 

 

こうして陸の六人も動き出した。

 

 

 

▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△○△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

 

 

 

幻想郷軍が動き出した頃、無縁塚を駐屯地とする敵のコンピューターは色々な情報の整理や警告などをしていた。

 

 

 

『敵レーダーニ感アリ、約5000、WAR出撃、マザー制空権奪取優先、《生物兵器》ノセキュリティ解除………』

 

 

敵のコンピューターはかなりの速度で計算をしどうすれば勝てるのかまで計算していた。だがコンピュータの計算に『雨』は入っていなかった………。

 

 

 

▽△▽△▽△▽△▽△○△▽△▽△▽△▽△▽

 

 

 

無縁塚では爆発音や弾幕が行き交う危険区域になった。幻想郷軍の侵攻に敵のロボも重火器を使い交戦する。

 

 

 

神人「どけぇ!!」

 

 

 

神威を振るい敵を三体ほど下半身だけにする。この戦場では神威の形質変化は使いやすいものであった。特に彼らの目的は施設への侵入の為兵達より前に行く。

 

 

 

智里「しかし凄い数だ!」

 

 

 

智里も霧化獣化の力で刀を作り出し向かってくるソーダーリグを破壊して行く。

 

 

 

想鵐「………!船の方もやられてますね。」

 

 

 

聖輦船にもマザーやミニドローンが攻撃を加えていた。その度に黒い斬撃が飛ぶのは聖輦船に乗っている二人の戦っている証拠だろう。

 

 

 

瀬良「………何か凄いの出て来てるっすよ!?」

 

 

 

瀬良の一言で地上組が前を向く。そこでは穴から巨大な手が出て来てそのままゆっくりと巨大なロボが姿を見せる所だった。全長ビル7階分はあるだろう漆黒の巨体が立つ。そして顔の部分から火が吹くと後ろの永遠亭部隊が地面と一緒に爆ぜる。

 

 

 

テュワナ「………!ゆっくりしていられない、急いで!」

 

 

テュワナは建物の入り口を確保すると地上組が到着するまでマシンガンを連射し敵の侵入を防ぐ。地上組が到着すると「制御室はこの先」と言い引き続き入り口を確保する。テュワナを残し地上組が侵入した後聖輦船からの二人も地上に降りて来て地上組に続く。

 

 

 

▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△○△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

 

 

 

鈴仙「持ちこたえろ!!」

 

 

無縁塚で部隊を率いている鈴仙は魔理沙と共に敵の数を減らして行く。鈴仙は軍事教育も受けていた為指揮や戦闘では誰よりも動いていた。

 

 

 

魔理沙「うどんげ!!こいつはどうするんだぜ!?」

 

 

 

鈴仙「特に無い筈よ!こいつらは今まで来ていた侵略組じゃ無いし分からないわ!」

 

 

 

鈴仙の言う通り今幻想郷軍を相手しているロボット達は今までの奴らとは違う。恐らく本体だろう。それが為に戦闘もかなり厳しいものとなった。

 

 

 

魔理沙「頭下げろうどんげ!」

 

 

 

鈴仙「ちょっ!?危ない!!」

 

 

鈴仙が頭を下げると同時に横から来ていたソーダーリグが弾幕で吹き飛ぶしゃがんでいる鈴仙もしゃがみながら撃ってきているWAR数体の顔面に弾幕を撃ち込み沈黙させる。この調子で戦っていた二人だったが地面が急に爆ぜると同時に二人とも体が宙に舞い地面に叩きつけられる。巨大ロボの迫撃砲を受けたのだ。

 

 

 

魔理沙「いてて………大丈夫か鈴仙!!」

 

 

 

鈴仙「な、何とか………。」

 

 

 

二人の横で着弾しなかったのが救いであった。お陰で二人は爆風に煽られるだけで済んだ。

 

 

 

その一方で魔理沙達の近くに迫撃砲を撃った後の巨大ロボが次に狙いをつけたのが宙に浮いている人物だった。

 

 

 

レミリア「その汚らしい顔をこっちに向けるとは、対した馬鹿の様ね。」

 

 

 

霊夢「手加減する気は無いわよ。」

 

 

 

宙に浮いている人物、つまりこの二人のことである。巨大ロボは顔の迫撃砲では撃たず手を伸ばし捕まえ様とするもあっさりと避けられる。

 

 

 

霊夢「そんなので捕まるわけ無いでしょ、これでも食らってなさい!!」

 

 

 

レミリア「この私を捕まえる?無理難題ね!!」

 

 

 

二人はそう言うと左右に回り込み弾幕を撃ちまくる。弾幕の雨の中苦しんでいる巨大ロボは迫撃砲を所構わずに三発撃つ。そこにいた部隊と敵が爆ぜる。

 

 

 

霊夢「厄介な顔ね。」

 

 

 

レミリア「なら落とすまでよ。」

 

 

 

そう言うとレミリアはスピア・ザ・グングニルを使い。巨大ロボの首を抉り取る様にして叩きつけるが中々落ちない。振られてきた巨大な腕を避けて霊夢と入れ替わると霊夢はレミリアのグングニルで取れかけている首元に強力な弾幕を撃ち込み首を吹き飛ばす。これで終わる………筈だったが首を失った巨大ロボは暴走を始めた。

 

 

 

レミリア「何よコイツ!?ゾンビ!?」

 

 

 

霊夢「危ない!!」

 

 

 

暴れ回りさっきよりも所構わず顔では無く胴体についている迫撃砲を乱射する。こうなると避けるのもキツイ。避けていたが霊夢が振り回されている腕に当たり地面に叩きつけられる。

 

 

 

レミリア「霊夢!!………!」

 

 

 

レミリアは霊夢の方を見た後後ろに危険を感じ後ろを向くとそこには胴体から出ている突起が自分の方を向き今まさに火を吹こうとしている所だった。

 

 

 

レミリア「しまっ………!?」

 

 

 

レミリアはこの迫撃砲を受ける筈だったがそれは外部の攻撃を受けた為中断された。

 

 

 

聖「あの巨大な化け物を破壊します!!」

 

 

 

聖輦船からの一斉砲火により巨大ロボは沈黙する。

 

 

 

聖「まったく、どうしてこんな事に………。」

 

 

 

聖はそう言いながら敵の建物を見る。

 

 

 

聖(後は頼みましたよ………。)

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