東方混純録♦︎次元を超えた希望   作:秘幻

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怪物と塊物(かいぶつ) ★

神人「………こいつは危険な匂いがプンプンするな。」

 

 

 

四人でこの化け物を囲む、ただでさえ得体の知れない怪物と戦うのは危険だ。

すると怪物は姿勢を低くしたかと思うとジャンプする。

それは最早ジャンプと呼んでいいのか分からない程のものだった。地面はジャンプの脚力で壊れ瓦礫だらけになる。

 

 

 

影斗「地面が!?」

 

 

 

智里「何て脚力だ………!」

 

 

 

守「………!上から来ます!!」

 

 

 

影斗・智里・神人「「「………!!」」」

 

 

 

ジャンプし、天井に足をつけた怪物はそこから天井を蹴りスピードを出し彼らにぶつかって来る。それをギリギリで四人は避ける。

 

 

 

影斗「無茶苦茶な………!?」

 

 

 

避けた影斗の目の前には怪物が現れ怪物は右手を振る。

何とか刀を使い防ぐもその怪物の力で吹き飛ぶ。

 

 

 

影斗「がっ!?」

 

 

 

守「影斗さん!!」

 

 

 

守は怪物に斬りかかる。しかし怪物は両手を器用に使いまるで二刀流の様な動きをする。

 

 

 

守「こいつ以外と動きが!?」

 

 

 

神人「そのまま保て!応戦する!!」

 

 

 

智里「この怪物が!!」

 

 

 

三人で刀を振るもどうやったらそんな器用に防げるのか、胴体についている顔に傷一つもつかない。

怪物は全部を一回弾いた後またジャンプをし智里の頭を掴む。

 

 

 

智里「!?うおっ!?」

 

 

 

頭を掴まれた智里は勢い良く投げ飛ばされ、その先にいた神人が巻き込まれる。

 

 

 

守「皆!?………ガッ!!」

 

 

 

守が吹き飛んだ二人を見ている一瞬を狙い目の前まで地面を一蹴りで移動するとその勢いのまま守を蹴り飛ばす。

蹴り飛ばされた守は影斗の横に激突する。

 

 

 

『ツマラナイヨ!!モット遊ンデェェェェ!!』

 

 

 

そう言って怪物は走ってくる。すると神人の神威が怪物の横顔を殴りそのまま怪物が吹き飛ぶ。

吹き飛び壁に穴を開けた怪物は煙を上げながら足をプラプラさせている。

 

 

 

神人「立て!!死ぬぞ!!」

 

 

 

その言葉に三人が立ち上がる。

怪物も壁から出てくる。しかしこちらはフラフラなのに奴はピンピンしている。

 

 

 

守「どんな体してるんですかあれは!!」

 

 

 

神人「俺にもさっぱりだ!!大体あいつは生き物なのか!?」

 

 

 

影斗「ゲホッ………あの機械達じゃ無いことは確かですね………。」

 

 

 

智里「反則にも程があるだろ。」

 

 

 

四人は構える、しかし怪物は違う行動パターンを取った。

 

 

 

『ヒュウウウウウウウウウ!!』

 

 

 

智里「おい!?何か口の部分に溜まってるぞ!?あれはマズイ系のだろ!!」

 

 

 

怪物の大きい方の口元に謎の透明の玉が生成される。それはどんどんとデカくなったかと思うと一気に圧縮され最初の五分の一の大きさになると怪物の口元から四人に向かって放たれる。とっさに四人は避けるがその玉の正体は圧縮された空気、壁に当たると同時に圧縮されていた空気が一気に破裂し暴風を生む。

 

 

 

四人「「「「………!!?」」」」

 

 

 

後ろからの暴風に四人とも体が浮く。そこを怪物は狙い二つある顔の間から覗いている目を四人に向ける。その瞬間に目から光線が放たれる。

 

 

 

影斗「………!影符『影昇牙』!!」

 

 

 

影斗はとっさに弾幕を撃つがそれらは少しの間光線を止めただけで弾かれ三人に直撃する。

大爆発を起こし四人がいた地面がえぐり取られる。

 

 

 

影斗「………グッ!」

 

 

 

唯一直撃では無かった影斗が立ち上がるが他の三人は謎の光る輪の様なものにとらわれていて動けない状態だった。

 

 

 

守「マズイっすよこれ!?」

 

 

 

神人「取れない!?そんな馬鹿な!?」

 

 

 

智里「………影斗!気を付けろ!!」

 

 

 

影斗「そんな………俺だけ?」

 

 

 

そう言い怪物の方を向く。怪物は笑いながら近づいて来る。

 

 

 

『僕ハ禁忌、君達ミタイニ神様ニ認メテ貰ッテ無インダァ!ダカラ君ラハ勝テナイ、君ラハ僕ノオモチャ!!キャハハハハハハハハハハ!』

 

 

 

その姿と言葉には絶望するしか無い。神の力が届かない怪物をどう倒せと?

 

 

 

神人「一旦引け影斗!死ぬぞ!!」

 

 

 

無理だ、こんな奴を倒すなんて………。

 

 

 

智里「俺らはいい!早く行け影斗!!」

 

 

 

守「影斗さん!!」

 

 

 

だんだんと思考が停止する、何も考えられない………。

そして黒くなった視界から白い世界に再び来る。

そこにはあの刀の化け物はいた。

 

 

 

?(勝てはしない、奴は神が作る事を拒んだ赤子だ………。)

 

 

 

影斗(………だから何だ?勝てないなら話に出すな。)

 

 

 

またここだ。もう来る気は無かったのに………。

そう突き放した様な事を言うとその刀は笑う。

 

 

 

?(御身はまたしても間違いを冒している。何故我が御身に力を貸したか覚えているか?)

 

 

 

影斗(それは『化け物』を倒す為………まさかあいつが?)

 

 

 

?(そうだ、御身はその時が来た、そしてその為の『代償』もまた………)

 

 

 

影斗(貸してくれ。)

 

 

 

刀の言葉を遮りそう言う。

 

 

 

?(………『代償』を恐れないと?)

 

 

 

そう言うと影斗は頭をかく。

 

 

 

影斗(俺は友人を守らなきゃならない。それに言ったはずだ、お前は俺に間違えを冒していると。)

 

 

 

?(それがどうしたと言う?)

 

 

 

刀が骸骨を傾けながら聞く。

 

 

 

影斗(俺は間違える事しか出来ない。けどだからこそ出来る事もある!!)

 

 

 

そう言って二人は見つめ合う。やがて刀が鼻で笑い

 

 

 

?(久々にいい言葉を聞けた。いいだろう、我は御身に力を貸そう!)

 

 

 

影斗(感謝する。)

 

 

 

そして意識は体へと戻っていく、『もう一人』を連れ………。

 

 

 

▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△○△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽

 

 

 

『キャハハハハハハハハハハ………ブッ!?』

 

 

 

笑っていた怪物の顔面に拳が入る。そのまま怪物は吹き飛ぶが宙で体制を整え着地する。

 

 

 

智里「お、おい?影斗?意識はあるか?」

 

 

 

姿を変え怪物を殴り飛ばした影斗に智里は恐る恐る聞くと影斗は振り返り笑いながら言う。

 

 

 

影斗「大丈夫です!待ってて下さい、今それ外しますからね。」

 

 

 

そう言って影斗は前を向く。前では怪物が指を鳴らしていた。

影斗は無言で刀を持ち斬りかかる。しかしそれはあっさりと横に避けられるが………

 

 

 

影斗「禁獄『××××××』!」

 

 

 

それはその場にいるものでは発音出来ない言葉だった。

避けて横に来ていた怪物に手のひらを見せるとそこから黄色の巨大な光線が出る。

 

 

 

『!?!?!?』

 

 

 

慌てて怪物は避けるがそこを影斗は一気に距離を詰め刀で斬る。

 

 

 

『アアアアアアア!!』

 

 

 

悲鳴を上げる怪物、斬られよろけた状態から両手を広げその両手から紫に光る玉を作ると手を勢い良く影斗にぶつける。

玉は爆発を起こし影斗が吹き飛ぶ。が、空中で体制を整えると槍投げのポーズをする。すると手には紅く光る槍があった。

爆煙の中から手を伸ばして来る怪物にめがけそれを思いっきり投げつける。投げられた槍は怪物の背中の鎖を壊すと同時に怪物を串刺しにする。

鎖が外れると神人達の輪も取れ三人が立ち上がる。

 

 

 

神人「おうおう、よくも動けなくしたなコノヤロー、きっちりと返してやらぁ!!」

 

 

 

守「全力で行きます。自分の能力にかけて!!」

 

 

 

智里「ぶっ飛ばす!今はそれでいい!」

 

 

 

そう言うと三人は走り出す。

いきなりの敵の反撃に怪物も応戦する。

彼らのその動きは肉眼で確認するのが難しい程のものだった。

 

 

 

四人「「「「落ちろぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」」」

 

 

 

守が斬りかかるのを腕で防いだ怪物の懐に神人が入り込み斬る。神人を弾き後ろを向くとそこからは鞘に刀を収め柄の部分を持ち構える智里がいて刀を抜くと一気に怪物を斬る、その攻撃で怪物の目から出てる白い手が取れる。

二撃目を食らわそうとする智里を蹴り飛ばすが智里の口元は笑っていた。それを理解するのに時間は要らなかった。

蹴り飛ばされた智里の後ろからの構えていた影斗が姿を現し影符『影昇牙』を放つ。

モロ攻撃を食らった怪物は後ろによろめく、そこを後ろから神人が神威を使い怪物を吹き飛ばす。

 

 

 

守「離れて下さい!吹き飛ばします!!」

 

 

 

そう言って守は離れた所から構えていた。手にはロンギヌス。

三人が離れると同時にロンギヌスを力一杯に投げる。投げられたロンギヌスは空気を震わせながら飛んで行き怪物に刺さる。

 

 

 

『アアアアアアア!!!!?』

 

 

 

ロンギヌスの巨大爆発が起こる。力は抑えてみたもののその破壊力は甚大だった。

離れていた四人も吹き飛ぶ。

 

 

 

神人「ぐげ!?殺す気かお前!!」

 

 

 

守「違うんです!!こう言うものなんです!!」

 

 

 

智里「おまっ俺も死ぬ所だった!!」

 

 

 

影斗「何ですかあれ!?何なんですかあれぇ!?」

 

 

 

守「わああああああ!!皆がいじめる!!」

 

 

 

三人「「「殺しかけた奴が言うな(です)!!」」」

 

 

 

三人がギャーギャー言った後、爆煙が立ち込めている方を見る。ここで「やったか!?」と言えばフラグである。

すると爆煙の中から動く影が見える。

 

 

 

智里「………おい、誰だ?今心の中で「やったか!?」と思った奴。」

 

 

 

すると智里以外の三人がそっぽを向く。

 

 

 

智里「………。」

 

 

 

徐々に爆煙が消えていく。

そんな中、天井は崩れ落ち、雨が中に入ってきていた。




今頃ですが挿絵を載せてみました。
神人(死神執事(前名) )と生物兵器戦闘画ラフです。本人の許可は得ています!(死神執事さんありがとーー!!)
本人の様に上手くは書けませんでした………。_| ̄|○

ら、ラフですから!画力とか全然ですが皆さんの想像の中で美化させて下さい。m(_ _)m


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