東方混純録♦︎次元を超えた希望   作:秘幻

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▽△▽△○△▽△▽←このマークは場面の変わりを表しています。






希望の始まり

それぞれの幻想、我々が考え、動き、思う事その全ては『思考』が始める事、それは生きる者全てが行う事………それが『交わる事が無い世界の者達』でも………………………。

 

 

 

???「それにしても生き物の思考とは面白い物だ。」

 

 

 

夜空の元、草原の真ん中に人影が二つ………一人は男で白いコートに同じく白い帽子を被っていて口にはタバコをくわえている。もう一人は女で天女のような姿をしている。

 

 

 

???「想陰、貴方がいきなり言うのはいつものことだけどその話題では初めてね。」

 

 

 

女は想陰に向かい言う。この男は想陰(そういん)、今言えるのはそこまでだ。

 

 

 

想陰「うん、ここの住民を見て見なよ、彼女達はこの絶望の中でも戦い続けてる。『希望』とやらを信じて。」

 

 

 

風が強めに吹いたので想陰は帽子を抑える、その風には火薬と鉄の匂いが混じっていた。

 

 

 

???「えぇ………彼女達は希望を待っている、それは生き物が自分の立たされている状況から逃げようとして信じる信仰の一つ………と私は推測してるわ。」

 

 

 

想陰「成る程、信仰か………。それじゃああそこの神様も自分が神様なのに希望を待っているのかい?」

 

 

 

想陰が聞くと女はしばらく黙りその後に「分からない」と言った。

 

 

 

想陰「そうか、と言うことは希望の追求は振り出しに戻ったか。」

 

 

 

男は少し悲しげな顔をする、しかしその顔には笑みも含まれていた。

 

 

 

想陰「しかし、それも今回で分かるはずだ。」

 

 

 

想陰はそう言うと手を地面に平行に伸ばす、すると開いていた手から光が溢れ始める。

 

 

 

???「………貴方がやろうとしているのは『十二季神』に逆らう様な形よ?」

 

 

 

想陰「いいさ、十二季神が今頃口答えしても遅い。もう手は打ってあるのさ。」

 

 

 

想陰がそう言うと手から溢れていた光が球状になり空高く飛んで行きやがて見えなくなった。それを見ていた二人の上空を巨大な鉄の塊が轟音をたてながら飛んでいく、やがて一定の離れた(戦闘がおこなられている)場所まで移動するとそこに爆弾を大量に落とす。その威力はこの二人がいる所にまで揺れが来るほどのものであった。

 

 

 

想陰「おお………ハンタードローンの爆撃か。奴らも後少しで勝利って所か。」

 

 

 

想陰は口元に笑みを浮かべたまま爆撃され黒煙を出している大地を見つめる。

 

 

 

???「………どの道時間が無い。呼ぶにしても今………か。」

 

 

 

女はそう言うと立ち上がり歩き出す。

 

 

 

???「貴方の『Xプロジェクト』とやら、乗ったわ。『私の子供達』をよろしくね。」

 

 

 

想陰「お前のお腹から生まれてないのに子供達か………不思議だね。」

 

 

 

???「私と共にいるのだから同じよ。」

 

 

 

想陰「………成る程、分かった。任せて貰おう。」

 

 

 

女が立ち去った後に薄ら笑みを再び浮かべ遠くの景色に言う様に喋る。

 

 

 

想陰「平行世界から『英雄』が来るのも後少し………さぁ、………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一緒に時の歯車を狂わしてやろうじゃないか、『幻想郷』よ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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