咲夜「大丈夫だったかしら?」
さくら「………何で?」
自分の目の前に立っている女性は紛れも無く自分の母、十六夜 咲夜だった。
メイド服を着こなし鋭い目つきで機械人達を見る。
ベルギアス『邪魔だ、その娘を寄越せ紅魔の従者。』
咲夜「ごめんなさいね、どうしても小さい子を見放す様な事は前の様に出来なくなってしまってね。」
そう言うと再びナイフを構える。
咲夜「あなたの部下だいぶいなくなっちゃったけどまだやるのかしら?」
よく見ると辺りには武装した妖精メイドの姿も見られる。どうやら部隊か何かを組んでいるようだ。
ベルギアスはチラッと部下を見た後に短いため息をつくとこちらを向く。
ベルギアス『不運だった様だな。いいだろう、今回はこちらが引こう。だがいずれは貰うぞ。』
捨て台詞を吐きベルギアスは空間移動で姿を消す。
ベルギアスの部下達も体を光らせ形を変えるとそのまま何処かへと去って行く。
咲夜はため息をついた後にさくらを見る。
咲夜「災難だったわね。あなたは私達が保護するから安心して頂戴。」
さくら「何でお母さんがここにいるの………?」
咲夜「………へ?」
さくらは母がここに居ること、そして咲夜は自分が母と呼ばれたことに疑問を感じていた。
しばらく固まっていた咲夜だったが我に変えると咳払いをし話し始める。
咲夜「と、とにかく。あなたは紅魔館に連れて行くわ。その後に話を聞かせて貰うわね?」
さくら「え?あ、はい………。」
何故か気まずい雰囲気になってしまう十六夜達であった。
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バベル「………幾ら俺でも連戦はキツイな。」
一方バベルは剣を片手に五人の人物と対峙していた。
エメラード「あれあれ?流石の神様もスタミナ切れ?そんなんじゃ死んじゃうよ?」
五人の内の一人がそう言う。
人と言うよりは怪物と言った方が良いだろう。お調子者口調で緑色の体で頭には目の部分にまで鳥のくちばしの上部分を透明化させた様な物を被っている。そして右手の中指の表面から針の様な物を出し左手の手首の部分からはミニ大砲の様な物をむき出しにしている。
暁「バベル、お前は指名手配犯だ。ここで会ったからにはここでお前を捕まえる………予定だ。」
リーダー格の様な人物がそう言い放つ。
狐の仮面を被り白いベンチコートの様な物を着ている。そのベンチコートからは時々白い炎の様な物が波打つ。
バベル「指名手配犯?お前らに俺を捕えることができるのか?」
バベルはその言葉に笑いながら返す。するとお調子者口調の怪物がまた喋り始める。
エメラード「倒せなくても何とかなる範囲までは行けるんじゃない?仮にもこの組織、違う作品から集まった組織な訳だし。そして………。」
エメラードは人差し指を『読者の皆さん』に向ける。
エメラード「この小説サイトから見てるあんたら!!そう、お前!何だか自分は見てるだけだからだと思ったら大間違いだ!!俺、エメラードはあんたらに話しかけられちゃうからな!」
そう言いながらエメラードは手を組む。
エメラード「いきなりの俺らの登場に頭にハテナを出してる奴らは多いだろ?俺らの組織の名前はTPG!これは略だが(東方projectガーディアン)の訳。あちこちの作品から集まった奴ら………お前らで言う『コラボ』で知り合った奴らが作った組織だ。一大事が起きた時はこうやってコラボ関係無しに集まってくるのさ。まぁいわゆる俺ら目線から見たら仲間同盟みたいないい響きだが作者から見ればお友達になりましょうってダシに使われた様なもんさ。ま、別に俺は良いんだけどさ。」
何ともメタい話を………。
暁「………毎回思うんだがお前誰に話しかけてるんだ?」
暁が疑問を口にする。彼らから見れば空に向かって話してるに変わりないのである。
エメラード「読者と俺のファンの皆様に。」
暁「………は、はぁ………。」
そんな茶番を見ていたバベルが話し始める。
バベル「ふざけてるのか?」
そう言うと三人目が話し始める。
黒髪のポニーテールで眼鏡をかけている女性。スタイルは良く持っている弓を見る限り遠距離型だろう。
朱魔「ごめんなさいね、こいつはこういう馬鹿なの。」
エメラード「馬鹿っ!?いやいやいや朱魔ちゃんそれは酷いんじゃないの?」
朱魔「ちゃん呼びするな!この化け物!!」
エメラード「ば、化け………。」
化け物と言われ項垂れるエメラード。朱魔と呼ばれた女性は話を続ける。
朱魔「とにかく、あなたはここで捕まって貰うわ。」
そう言うとそばで寝かされていた夜行がいきなり起き上がり朱魔に斬りかかる。
バベル・朱魔「「………!?」」
夜行「ふざけやがって!!死ねやぁ!!」
しかし夜行と朱魔の間に四人目が割って入る。
白い髪は後ろに立っていて耳にはヘッドホンをつけている様に見えるがこれが彼の耳である。パーカーにジーンズ姿、目は紅く中を覗くとカメラのレンズの様な瞳をしている。
夜行「何だてめぇ?邪魔しようってのか?」
そう言うと夜行の鎌を手につけていた何かで防いでいる男が話し始める。
エヴノ「防衛対象者に物理攻撃を確認、システムは対象者の防衛に移ります。」
彼は機械口調で言う。
朱魔「ありがとうエヴノ、けど大丈夫よ。」
朱魔はそう言いながらエヴノの頭を撫でる。エヴノに至っては無表情のままだが自分が頭を撫でられた意味が分かっていない様子だ。
バベル「よせ夜行、お前じゃ無理だ。」
バベルはまだ鎌を振り回しそうな夜行を止める。夜行は悔しそうな顔をしながら下がる。
暁「ふむ、どう思うバインド?」
暁はそう言いながら五人目の機械人に話しかける。
バインド『………バベル、貴様は生かしておこうと思う。』
バインドの言葉にバベルは眉間にシワを寄せる。
バベル「相手にもならない………と?」
そう言うとバインドは『いやいや』と言いながら何故か端っこで体育座りをしながらシクシク泣いていたエメラードを蹴り飛ばす。
バインド『『イージスネットワーク』、条件はこれだ。』
そう言うとバベルも話に乗ってくる。
バベル「相手はベルギアスだぞ?仮にも奴は『守攻聖戦』の生き残り、俺が言うのは何だが強敵だ。それに俺だけで十分だ。」
そう言うバベルに暁が話しかける。
暁「ベルギアス一人ならの話だ。奴は表に艦隊を連れて来ている。いつ幻想郷を戦場にするか分からない状態だ。」
バベル「だから何だと言う?俺にとっては好都合でもあるんだぞ?」
そう言うと暁は首を横に振る。
暁「奴は裏で手を組んでいる。恐らくまた別の勢力だ。黙って見過ごせば我々の命も危うくなるぞ?」
それを聞いた後少し考え込む。しかしまた厄介なのが会話に入ってくる。
エメラード「そうだ!よく考えろバベル!このまま全ての作品の中から主人公やら何やらが消えてみろ!!背景模写だけの作品は俺はやだぞ!?」
バベル「お前は何を言ってるんだ?」
呆れているバベルに対してエメラードは話を続ける。
エメラード「俺らの組織はさっきも言った通り色々な作品から集まった奴らで作られた組織だ。これから仲間の数を増やしたいと思っていた矢先にこれだ!朱魔ちゃん以外の女性を仲間に入れたいんだぞ俺は?」
暁「俺的には男の方が………。」
エメラード「いやいや!やっぱり優しい子とかがいるのもいい………。」
そう言うとエヴノが無表情のままエメラードにツッコむ。
エヴノ「女性より男性の方が戦闘能力が高い、男性を選ぶ事を推奨します。」
エメラード「頭硬いなぁ………ま、いいか。」
エメラードが喋るのをやめた所で暁が話し始める。
暁「話を戻すがそう言うことだ。こちらからの条件は一つ、お前ら以外の奴らと手を組め。こちらからも手を組む様に促しとくから。」
バベル「………………そうか、いいだろう。だが俺は目的をやめない。俺は俺で動く。手を組むのもあくまで仮だ。」
そう言うとバベルは夜行の肩に手を乗せ夜行はアゲハを持ち上げる。するとバベルら三人はそのままどうやったのか姿を消してしまった。
バインド『………さて、我々も動こう。』
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レミリア「………へー、別世界にいる咲夜の娘って訳ね。」
ここは紅魔館の中にある図書館、そこでは咲夜の連れて来たさくら、そしてレミリアとパチュリーが話をしていた。
さくら「はい、どう言う訳かこの世界に連れて来られてしまった様で。」
さくらがそう言った後レミリアは咲夜の淹れた紅茶を一飲みした後パチュリーの方を向き話しかける。」
レミリア「………って言ってるんだけどどう思うパチェ?」
するとパチュリーは眼鏡をかけたままの顔を上げる。
パチュリー「………考えられるとするなら転移魔法とかそこらの類ね。それか『一年前の召喚』よ。」
さくら「………『一年前の召喚』?」
さくらがそう呟くとパチュリーが話を続ける。
パチュリー「丁度一年前にも同じ現象があったの。ここにもあなたと同じ様に別世界から来た人が来てね、最終的にはその時幻想郷を戦場にした『金属生物』と戦っていきなり姿を消してしまったわ。確か………『想鵐』って名前だったわよね?」
そう言うと聞いていたレミリアがうんうんと若干ふてくされた様子で首を縦に振る。
レミリア「せっかく私のナイトにしてやったのにどっか行っちゃったのよね〜。」
お母さんが顔を若干引きつらせている所を見るとまた無理やり入れたのかと納得をする。
咲夜「とにもかくにも、彼女………さくらはどうしますか?」
咲夜の疑問にレミリアは素っ気なく返す。
レミリア「まぁこの後何も無いのならうちで預かるわ、それに………。」
そう言いさくらを見ながらニヤニヤする。
レミリア「咲夜の娘だなんて、会えるかどうかの代物よ?娘を見れるって良いことじゃない?」
咲夜「お嬢様、『私』の娘では無くて別世界の『私』の娘ですからね?間違えないでくださいね?」
レミリア「至って変わらないでしょそんなの。」
咲夜「変わります。」
そんな話をしていると咲夜は何かに気がつきナイフを構える。すると天井から声が聞こえてくる。
エメラード「お話はそこら辺でいいよね?俺もう頭に血が周り過ぎちゃって目眩がしてるからさ?」
図書館にいる全員が天井にいる怪物に目を向けた。
さくら「………あなたは誰!?」
エメラード「俺?俺はヒーローさ。」
よしお前ら!!俺の事は覚えてるか?
え?覚えて無い?俺の名はエメラードだ!!いいか覚えておけ、これはテストに出るからな。
《嘘つくなアホ。》
げ、うるさいのが来た。
《どうも皆さん、こんな形で会うのは初めてですよね。この小説製作者事、秘幻です。こいつはエメラード、まぁ見ての通りのお調子者ですが気にしないでください。》
それは無いんじゃn…
《さて今回は戦闘と言う戦闘は見ての通りありません。物語を進める為のイベントとでも見てくれれば光栄です。》
あの聞いてる?俺のh…
《あぁ!それともう一つ、出来たらこの章が終わった後にも皆さんのキャラをお借りしたいと思っているのですがいいでしょうか?〜華の希望の章〜の方々に言うのを忘れてしまったのでここではミスしない様にここで言わせてもらいました。》
いい加減にしろよこの野郎!!大体の作者達はな、自分のキャラに虐められてるのが常識なんだよわあああああ!!(泣きながら走っていく)
《痛ぁ!?テメェ何すんだ………ってこれ酒瓶じゃん!!頭に破片モロ刺さってるじゃないですかヤダー!?((((;゚Д゚)))))))そ、それでは皆さん、この後もゆっくりして行って下さいね?待てこのグリーン野郎!!》(走り去って行く)