東方混純録♦︎次元を超えた希望   作:秘幻

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謎の声:ようこそ………あなたをお待ちしておりました、ククク。「ヤツら」はあなたに最高のプレゼントを用意しお待ちしています。さぁ、中へ………おっと!その前に一つだけ教えておきましょう………ここでは『常識』や『希望』は通用しません………あるのは『恐怖』と『生死』のみです………フフフ、楽しみです。あなたがどう足掻き、苦しむのかが………おっと失礼、それではこちらへ………ご武運を………フフフ………アハハハハハハハハ!


afraid〜soumu〜

想鵐「………ここは?」

 

 

 

ゆっくりと目を開く。目に入って来た光景は自分のいる世界では無いことが一瞬で分かった。

目の前には謎の洋館、かなりボロが出ていてどれだけ使われていなかったのかを物語る。

空は青い快晴から一変、『紅い』快晴だった。

 

 

 

想鵐「うわっ!?」

 

 

 

辺りを見回しているといきなりポケットから振動が来る。慌ててポケットに入っている物を取り出すと何故か携帯が入っていた。しかもガラケーである。

 

 

 

想鵐「これは………一体?」

 

 

 

恐る恐る開いてみるとメール受信を示すマークが出ていた。

携帯を操作しメールを見る、そこには何か必要そうな事が書いてあった。

 

 

 

 

 

《これを見た者へ………ここは危険だ、今すぐ目を覚ませ!『ヤツら』はもうお前を見つけてる!いつ『殺される』かも時間の問題だ。

………そしてあなたにこれを送る。きっとあなたはこの事実を見たら行ってしまうだろう………。彼女は四階にいる。》

 

 

 

 

 

 

想鵐「………!!何で………?」

 

 

 

スクロールをしていた想鵐の手が止まる。メールと共に送られてきた写真には鎖に繋がれ気を失っている妖夢の姿が写っていた。

恐らくこの目の前の洋館の四階、そこに妖夢はいる、携帯をポケットにしまうと館に向かって歩き出す。

 

 

 

想鵐「妖夢が何故………?考えても何も………!!」

 

 

 

そう言いながら歩いていた想鵐が立ち止まる。

館の入り口に少女が立っている。しかしただの少女ではなかった。彼女の体は白く、体は透けていて後ろの館のドアが見えている。

少女は笑みを浮かべると扉の中へ消えて行ってしまった。

 

 

 

想鵐「………!おい!待て!!」

 

 

 

走って行き洋館のドアを開ける。ギギギと音を立てながらドアは開いた。

中はまさに洋風を思わせる造りとなっていた。正面には大きな扉があり、その左右には螺旋階段の一部分の様な階段が二階に続いている。

辺りを見回すが何処にも少女の姿は見当たらない。

 

 

 

想鵐「………一体?白玉楼の使いでは無いな。」

 

 

 

想鵐はゆっくりと歩いて行き中央の巨大な扉を開けようとするが鍵がかかっている様だ。押しても引いてもビクともしない。

中央の扉は諦め二階へと上がる。二階には全五部屋、どれも変わりはなさそうだ。

とりあえず右側から見て行く。

 

 

 

想鵐「………。」

 

 

 

ドアを開けて中に入ると小さな小部屋になっていた。大きなベッドに中身が少し見えるタンス、壁には誰のか分からない肖像画がかけられていた。

一見普通の部屋だが何かを感じる。

 

 

 

想鵐「一体何なんだここは?」

 

 

 

肖像画を見ていると外からドアを蹴破る音が鳴る。今いる部屋から出てさっきの広間を二階から見る。

するとそこには『生き物とは言い難い何か』がいた。

体は不型系、ヤギの様な足をしているのに二本足で立っている。体はグニャグニャで何とか人の形をしている様な状態だ。左手は人の手をしているが右手は腫れているのか人の手の2〜3倍はありそうな手に指の変わりに爪が生えている。そして顔には笑顔と言うには不気味すぎる血だらけのピエロの仮面を顔に着けている。

 

 

 

想鵐「………?何なんだ本当に………。」

 

 

 

想鵐はそう言うと二階からジャンプで降りる。

するとそのピエロと目(?)が合う。

 

 

 

「………アァァ………。」

 

 

 

想鵐「………!」

 

 

 

ピエロを睨んでいた想鵐の携帯が鳴る。

ピエロを警戒しながら携帯を開きメールを見る。そこにはあることが書かれていた。

 

 

 

 

名:デストロイヤー

 

イカれた破壊の道化師の狂魂

 

狂魂Level:3

 

 

 

 

 

想鵐「イカれた破壊の道化師?こいつの事か?」

 

 

 

そう言いながらピエロを見る。ジッとこっちを見ていたピエロだったが「イヒヒヒヒヒヒヒヒ!!」と発狂に近い笑い声を出すと巨大な右手をこちらに降り下げてくる。

とっさに右によける。降り降ろされた右手は床に当たりドンッ!!と言う鈍い音を立てる。

 

 

 

想鵐「クッ!これでも食らえ!散乱『分鳥』!!」

 

 

 

想鵐は弾幕を出そうとする。しかし弾幕はいつまで経っても出ない。

 

 

 

想鵐「なっ!?散乱『分鳥』!!散乱『分鳥』!」

 

 

 

幾らやっても分鳥は出ない。出そうと必死になっているとピエロが右手を横に振り想鵐を吹き飛ばす。弾かれた想鵐は壁に叩きつけられ壁にヒビを作る。

 

 

 

想鵐「ガッ!!………グッ………!」

 

 

 

横っ腹を抑えながら立ち上がる想鵐。ピエロはおぼつかない足取りでだがだんだんと想鵐に近づいて行く。

場の不利を感じた想鵐は二階へと逃げる。逃げると言っても負傷しているので遅い。

 

 

 

想鵐「………ハァ………ハァ………。」

 

 

 

何とかさっきの部屋に戻って来る。しかしあることに気がつく、ここは完全に個室、逃げ場が無い!

奴の足音がトンッ、トンッ、と近づいてくる。このままでは殺られる。

 

 

 

想鵐「………何処か隠れられる場所は………!」

 

 

 

 

★生死選択ルート☆

 

 

 

1, ベッドの下に隠れる。

 

 

2, タンスに隠れる。

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