afraid〜soumu〜2
奴の足音が近づいてくる。
想鵐「くっ!!」
とっさにベッドの下に隠れる。
ベッドの下から外の様子を伺う。トンッ、トンッと足音が部屋の前で止まると一瞬間が空いた後ドアが蹴破られピエロが入ってくる。
ただでさえ恐ろしい外見を下から隠れて見るとなれば襲いかかってくる恐怖は凄い物だった。
ピエロは部屋を見回し歩き回る。ピエロの足が近づいてくる度に自分の心臓がバクバクとなるのが分かるほどである。
想鵐(………来るなよ。)
やがてピエロは頭に来たのか雄叫びを上げながら暴れる。暴れた拍子に振られた右手がタンスを粉砕する。
想鵐(っつ!?)
タンスに隠れていたら即死だっただろう。タンスは破壊され原型をとどめていなかった。
やがてピエロは探すのを諦め部屋から出て行った。
ピエロが出て行った後も心臓はなっていた。しかしそれと同時に考えもまとまっていた。
想鵐(早く妖夢を連れて出るしか無いな………これ以上追われるのも嫌だし。)
そう呟くとベッドの下から這い出ると改めて部屋を見回す。何か落ちていないだろうか?
想鵐「………!これは?」
バラバラに破壊されたタンスの残骸の中から『ある物』を取り出す。それはL字の形をした鉄の物、外の世界にいれば何か分かる。
想鵐「拳銃か。」
小銃だった。中に入っている弾は合計3発、少ないが無いよりはマシである。
小銃をしまい部屋を恐る恐る出る。ピエロは何処へ消えたのか姿が見当たらない。
想鵐「あのピエロの出現率は謎、いつどう出るか分からないのはキツイな………。そう言えば。」
想鵐は一階に降りてから振り返り首を傾げる。
想鵐「三階へ行くのはどうすれば良いんだ?」
ここにあるのは二階に続く階段のみ、三階以降の階段は見当たらない。
だからと言って何もしない訳にもいかない、最初に入った部屋以外の部屋も探索して見ると………。
想鵐「ザッとこれだけか………。」
他の部屋から手に入った物は以下の物だった。
ハンカチ
ライト(何故か赤色)
表と裏に顔が書いてある石板
想鵐「………これを見て唯一分かるのは共通点が無いことだけか………ハァ………。」
そう言うと想鵐はそれらを持ち最初に見た真ん中の扉の前に行く。
相変わらずこの扉はウンともスンとも言わずに閉じたままである。
しかし想鵐はあることに気づく。
想鵐「………?これは?」
そう言いながら扉の真ん中のくぼみを触る。この形………何処かで見た様な………?
するとさらにあることに気づく。
この扉の両サイドにある一人の人物の絵が書かれていた。書かれている片方の絵は笑顔で持っている物は万年筆と本だった。
そしてもう片方の絵は怒っていて手にはランタンと錆びた鍵を持っていた。
想鵐「………あれ?この顔って………。」
そう言いながらさっき手に入れた石板を見る。すると予想通り、この二つの顔は石板の裏表と同じである。表は笑顔、裏は怒り顏。
そしてこの石板は扉のくぼみに入れれば何かが起きる。
そう思っていると後ろから足音が鳴る。
想鵐「………まさか………。」
想鵐はゆっくりと後ろを向く。すると案の定、そこにはピエロが立っていた。
「みぃぃつけぇぇたぁぁ!」
想鵐「クソッタレ!!」
想鵐は小銃を取り出すとピエロに向ける。
しかし銃などいつも使う様な物では無いので標準が合わず発砲する。
銃から放たれた弾丸は飛んで行くとピエロの足の膝に当たる。
膝に当たったのが痛かったのかピエロは膝を抑える。今がチャンスだ。
想鵐「当たってくれ………!」
想鵐は石板を持ち扉の前に行く。
★生死選択ルート☆
1, 『表』を見える様にはめ込む
2, 『裏』を見える様にはめ込む