想鵐「これだ!!」
想鵐はそう言うと石板をはめ込む。するとガチャンと言う音が鳴り扉が開く。
想鵐「しめた!」
想鵐は扉に飛び入り扉を閉める。すると外からドンッ!ドンッ!と扉を破ろうとする振動が来る。
その力は強く今にも破られてしまいそうだ。
想鵐「グッ!」
想鵐は背中をドアに当て開けられない様にする。
しかし振動はあまり変わらずドンッ!ドンッ!と振動が伝わってくる。
想鵐「頼む………開くなよ………!」
しばらく扉は揺れていたがやがて扉はドンと言う音と振動はしなくなった。
どうやら去ってくれた様だ。
想鵐「………フゥ………。」
想鵐は背中からズリズリッと音を立てながら座り込む。あまりに色々な事がありすぎて疲れてしまった。
三階に行くのにこれである。
想鵐「………!この先か。」
扉に入った時はピエロを入れない様にするのに必死だった為見えてなかったが廊下が続いていてその先に恐らく三階に繋がると思われる階段があった。
想鵐「とにかく、今は三階に行くのが先決か。」
そう呟くと立ち上がり廊下を歩く。廊下は紅い絨毯が敷かれていてその絨毯はまるで血の様な色だった。
想鵐「普段だったら綺麗とか言ってただろうけど今はそれどころじゃ無いな。」
どんどんと廊下を歩いていく。絨毯もそうだが両側にかけられている肖像画も気になっていた。
この肖像画は背景が明るいのかと思いきや階段の方へと行くと段々背景が暗い色に変わって行っていた。
書かれている人物が同じなのに背景の色によって悲しそうに見えることに気付いたが別にどうでも良い事だ。
想鵐「………!?………これは?」
歩いていた想鵐は『ある肖像画』の前で足を止める。
その肖像画は特に変わった点は無い、そう、『絵には』代わりは無かった。
想鵐「何で『血』がついてるんだ?」
その肖像画は人物の所にベットリと血が付着してしまっている。お陰で人物が見えない。
見えているのは背景の暗い部分である。
想鵐「………酷いな、これもあのピエロがやったのか?」
血が付着している絵に若干引き気味になりながらも歩き続ける。
しかし一階でこの様だ。さらに先に進めばどうなるのやら………。
そう思っていた想鵐はしばらく歩いていたがあることに気付く。
想鵐「………ちょっと待て?これ進んでるはずなのに全然階段に近づいていない?」
そう、いつまで経っても階段と自分との距離が縮んでいないのだそれどころかさっきから血の付いた絵がさっきから横に見えている。
どうやらループさせられている様だ。
想鵐「何故………!?そんな!?」
後ろを振り返った想鵐はある物を見てしまった。
『それ』はどう表現するべきなのだろうか?まるで空間を吸収している様な空間の乱れが後ろから追って来るのである。
想鵐「休ませてくれよ………!」
想鵐は階段に向かって走り出す。しかし全く距離は変わらない。変わるのは両側の絵が走ることで後ろへと過ぎて行く光景だけだった。
やがて段々と空間の乱れが近づいて来る。近づいて来ると「血………血………暗い………あぁ!!」と言う声が聞こえてくる。
想鵐「ハァ………ハァ………!謎解きをしろってか!?」
想鵐はそう言うと一か八か、血の付着した肖像画に向かって………
★生死選択ルート☆
1, 手に入れたハンカチで血を拭く
2, 赤色のライトの光を当てる。