謎の声:おや?また新たな人ですか。ヒヒッ!今回もとっておきのプレゼントが用意されてますよ。
生きて帰れるなんて甘い考えはしない方が良いですよ。そんな考え方、お菓子より甘すぎて危険ですからねぇ……。
それと、今回は周りの状況ばかり見て判断していると痛い目に遭いますのでお忘れなきよう……ヒヒッヒヒヒヒ!
ある日、ノアは目を疑った。
ノアはいつの間にか大きな病院の前に立っていたのだ。
それに、ここに来るまでの記憶が無い。何の目的があってここに来たのかも不明である。
ノア「ここは……?」
目の前にそびえる病院は今は使われていない様で、入り口が立ち入り禁止のテープで固められている。
病院自体もかなり長い間使われていないのか、所々ヒビなどがある。
すると頭の中に謎の声が流れる。
それはまるで子守唄の様な歌である。
イノチはイノチを無くしてく、未来なんて無いのよと
恐れ続けた私は負けたのよ
落ち葉は土に食べられる
ウサギはオオカミに食べられる
なら、私と貴方は何に『喰べられる』?〜♪
ノア「……これは?……!?」
頭から唄が消えると立ち入り禁止テープで固められていた筈の病院の入り口が音を立て、立ち入り禁止テープを千切りながら開く。
ノア「……入れって事ですか?」
どちらにしろ、きっと入らなければ何も始まらないのだろう。
この病院だけが怪しい訳ではない。さっき気が付いたが空も紅いのである。
ノアが心を決めて中に入ると、入り口がバタン!と音を立てて閉まる。
ドアに手をかけて押したり引いたりしてみるが開かない。
ノア「いよいよ怪しくなってきましたね……。」
そう言いながら腰に手を当てた時、大切な事に気づく。
ノア(あれ!?アダムとイヴが無い!?)
彼がアダムとイヴと呼んでいるのは銃の事である。
いつもは腰にかけてあるはずなのに、腰から消えていた。
ノア(忘れた?いや、そんな事は……!)
ノアが腰を慌てて見ていると前の方から物音がする。
間違いない、誰かいる。
銃が無い今、無理はしたく無い。
ノア「……誰かいるんですか!答えて下さい!」
ノアがそう大声で言うが、帰ってくるのは壁に反響した自分の声だけである。仕方ないのでこの廃病院を探索することにする。
すると、職員の部屋を漁っていた際、不思議な物を見つける。
ノア「ん?なんだろう……。」
ノアが見つけたのは人の横顔が刻まれたメダルの様なものである。
まるで外国のお金の様である。しかし、ノアが目につけたのはメダルに書かれている文字である。
そこに書かれている文字は……
O.I.S.Z
ノア「どういう意味だ…………!!」
ノアがメダルを見つめていると、再び物音が鳴る。誰かが何か物を落とした様だ。
ノアは近くにあった鉄パイプを持って物音がした方に行く。
間違い無く誰かいる、もし自分と同じで出れなくなった人ならば一緒に脱出する方法を見つけようと思っている。
物音がした方に行くと、そこはどうやら手術室の様で、真ん中に手術用のベッドがあり、その周りには色々な機材があった。
ノア「誰か!いませんか?」
ノアがそう言いながら探す。
すると機材の一つがコトッっと音を立てる。
ノア(……!)
どうやら下の棚に誰か隠れている様だ。
ノアは棚をゆっくりと開ける。するとそこには一人の女の子がいた。
??「ヒッ!……ウ……ウゥ……。」
彼女はノアの姿を見るとガタガタと震える。
長い黄色の髪に髪留めをしている。
服はかなり薄着な物を着ている。
そんな彼女に優しく声をかける。
ノア「大丈夫?どうして隠れているんですか?」
するとノアの姿をしっかりと見て、安心する。
??「……お化けから隠れてるの。」
ノア「お化け?」
彼女は震えながら言う。
??「人形みたいなお化けで、お腹に顔があるの。」
ノアは絶句する。
いきなりすぎる事に頭がついていかない。
ノア「え?それは一体…………!」
ノアがそう言おうとした時、階段があった方から、カツ、カツ、と足音が聞こえてくる。
すると彼女は頭を抱えて震えだす。
??「来た……マネキンのお化け……ウゥ……。」
ノア「来た!?どうすれば……?」
★生死選択ルート☆
1,とりあえず、分からないから隠れる。
2,持ってきた鉄パイプで応戦する。
この生死選択ルートを選択出来るのはゆっくり無色饅頭さんです。